佐藤あり紗のサマーキャンプを終えて 〜TEAMiの理念について〜

2023年W杯バレーが巷を騒がせ
TEAMiのOGである渡邊彩選手がメンバー入りをしたこと
先日、お知らせさていただきました。

その彩選手の先輩
TEAMiの１期生でオリンピアンでもある
佐藤あり紗とTEAMiが、この夏コラボして
「佐藤あり紗さんと過ごすサマーキャンプ」を
この夏、岩手県のオガールにて開催しておりました！



一般の小中学生１３名
佐藤あり紗本人が、受付でのお出迎え



アップからパス、レシーブなどを具体的に指導してくれるあり紗さん
短い時間でしたが、中身の濃い練習にみんなも夢中！







あり紗さんと一緒に夕飯も食べました！
その後のナイトイベントでは、
リオオリンピックに出場した時の映像を見せてもらい
「あり紗選手」のスーパープレイに
みんなは、目を大きく開いて釘付けでした！！
美味しいデザートをいただきながら、直接、質問をしたり、
学校での悩みを聞いてもらったり、
あり紗さんのスポンサーさんからご提供いただいたグッズを
じゃんけん大会でゲットしたり、と
とても楽しい夜を過ごしました。



初対面のみんなと一緒に泊まることが不安だった様子の小中学生も
練習から夜のイベントまでの間にすっかり仲良くなり、
夜は２人ずつ同じベットで寝てしまう子も！
夜中に様子を見に行った私を慌てさせてくれました💦

翌朝は、みんなで前日もらったお揃いのTシャツを来て参加
これまたスポンサー様からのご提供のスイカもいただき
暑さを乗り切りました！！



暑さもあり、練習自体は決して長くはありませんでしたが
参加していただいた皆様には大好評！！
「とても楽しかった。」「もっと長くやりたかった！」
「普段できない練習ができた。」
「常に楽しいが更新されていた。」

とても満足していただけたようでした。
参加してくださった皆さんの最初と最後の写真を比べてみてください！
ぎゅっと距離が縮まっているでしょう？



この笑顔が最高でした！！



皆様に楽しんでいただいたこの企画を通して
改めて佐藤あり紗のもつマインドと
TEAMiの理念が同じであることを感じずにはいられませんでした。

この企画は、バレーボールを楽しい！と
皆様に感じていただくことはもちろん！
佐藤あり紗のセカンドキャリアを応援したく始めたものです。

現在、渡邊彩選手は全日本選手として最年長３２歳
佐藤あり紗もつい最近まで現役選手として活躍していました。
うちのOGは、プレーヤーとして長くプレイしていることも
特徴の一つかもしれません。

スポーツ選手の選手寿命は、あまりに短いですが
こうして選手としても指導者としても
長く続けてくれる選手を育成することこそ
TEAMiの本来の目的であり目標です。

「　中学時代にTEAMiでバレーしたことが楽しかったから
　　高校や大学での練習が苦しくてもずっと続けられた。　」
そう言ってくれたVリーガーもいました。

もちろん、試合に臨む限りは、「勝ち」を意識させることは必要です。
そのために準備をさせるし、我々も準備をしていきます。
勝てば官軍に見られますが、
勝てばなんでもいい、
勝つために何をしてもいいわけではないのです。
勝利至上主義がもたらす害悪を
未来ある選手に押し付けるわけにはいきません。

TEAMiは、かつてヤングクラブ全国大会で優勝したこともあります。
優勝目指して頑張ってきた選手がいることも確かです。
勝ちを通して、自信をつけて自分の道を進む子がいることも確かですが
負けたから、全てがダメになるわけではないですよね。

TEAMiの卒業生は、様々な分野で活躍しています。
会社員としてしっかりと勤務している子もいれば
独立起業している子がいたり
子育てを頑張っている子もいます。
人の命を救う仕事をしている子
世界を放浪する子
国家公務員になるような子もいます。

子どもたちは、一人ひとり違います。
得意なことも、不得意なこともそれぞれだし
また時期が合う子も不運にも時期を逃す子もいます。
とはいえ、模索しながら迷いながらそれぞれの道を進んでいます。

理事長は、
「TEAMiにいた時が一番楽しかった」と言って欲しくない
常に「今が楽しい。」と言える大人になって欲しい
と言います。

それを聞くと、
〜「幸せな子」を育てるのではなく、
　　どんな境遇に置かれても「幸せになれる子」を育てたい〜
というコトバを思い出します。

あり紗や彩ばかりでなく
TEAMiの選手には、全員
いつも「i（自分）」を持って、幸せになって欲しいと
スタッフ、関係者一同願っています。

それを応援するすべての人もまた幸せになること
それがTEAMiの理念です。