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イイ夫婦

2019-11-22 14:14:30 | 日記
比較する対象がすぐ側にいるのですが、長い間一緒に居るとよく似てくるという見本。
親達。
細かな話をしなくて済むので、代名詞使った会話をしてる。






何年か前の話。
「おい」
「何?」
「アレ、どうしたっけ?」
良く理解出来ない会話のとっかかり。
結婚して直ぐでは、
「アレって??」
「何の話?」
そんなやり取りから始まってしまい、結局は、面倒なシビレをきらして自分で動いて済ますしかなくなる。
何の話を今相手が頭にあるのかから、返してくる言葉がどんなであるのかまで大体わかるのだろう。
それが阿吽の呼吸というのか、他人とでは、こうはいかない。

その時は旦那さんが、送付されてきた書類を書いておいてくれと言っていた。
直ぐ思い出す彼女は、封筒を取りに部屋に戻って、その封筒ごとを手渡す。


この一連の流れを思い出す。
無理。
そんなやり取りで、何を理解しろと?
そう思った。
夫婦というのは、お互いを見る事ではなく同じ方向を見つめる事?
脇にいるそのパートナーが、どんな風に見えるのだろう。
想像しても、その時は、自分のやらなくてはならない事でいっぱいになっていた。


あと何年一緒にいられるか分からない。
そのようなやり取りなんかで分からない。
最初から諦めてしまうのは、話の下手さを自覚している自分のせいか。


いい夫婦というものがどんな風であるのかは、私自身は、まだ実現させてはいないと思う。
ただ、それまでに二人して積み上げてきた何かが。
言外のコミュニケーションとでもいうのだろうか。
絶妙な間合いで、相手が返してくるものが理解出来ている。
そういう存在がお互いであると言えるような夫婦は、憧れではありますが。


その存在に目の前にいるこの人達が、自分達以上に近いという、そんな気がする。



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