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こんにちは。セイルオブザロードチャーチの元転職アドバイザーです。
今日は、転職がしやすい風潮について私見を書きたいと思います。
(尚、本ブログは全て私個人の私見であり、所属する会社・団体を代表する考えではありませんので予めご了承ください。)
私は、日本で転職がしやすい風潮になった理由が大きく3つあると思っています。
1点目は、「少子高齢化」による労働力不足です。
これは現在の売り手市場の理由でもあるものですが、日本は世界のどこよりも早く人口の逆ピラミッドに突入し、先進的に高齢化が急速に進んでいます。
このため、社会保障費を支える若い労働力がだんだんと少なくなり、労働力不足が発生するようになりました。
そこで、これまでのように一人が一社で働くのではなく、兼業・副業・パラレルワークなど多様な働き方を推進することで、労働力不足を解決する必要が出てきています。
その結果、人材の流動性が高くなり、転職もしやすい風潮につながっていると感じています。
2点目は、情報化社会の進展・IT分野の発展です。
インターネットの急速な普及により、社会はどんどん新しいビジネスが生まれるようになり、ビジネスのスピード感が圧倒的に速くました。
そのため、少し前に最先端だったものが、あっという間に古いもの、と化すことも日常茶飯事です。
このような中、安定した大企業も一気にリストラが発生したり、ビジネス全体の構造が変化するようになりました。
そして、IT新興企業のようなベンチャー企業も数多く台頭し、大企業から、ベンチャー企業へ優秀な人材が流れていく、ということも多くなりました。
3点目は、人材会社の台頭です。
米国などの海外で転職が当たり前の文化では、かかりつけ医者と同じ感覚で、ビジネスパーソンはそれぞれ自分の転職アドバイザーがいるという話を聞きました。
海外では、「転職=キャリアアップ=非常に前向き」なイメージということです。
一方で日本では最近まで、「転職=元の会社の裏切り=ネガティブ」なイメージが主流でした。
しかし最近は海外の認識に一部(特にハイキャリア層)は近づいてきた感覚があります。
これも売り手市場の中で、人材会社が数多くビジネスを加速させ、転職エージェントの存在が身近なものになったことが大きいのではないかと感じています。
以上、今日は転職がしやすい風潮について感じたことを書きました。
また次回お目にかかりましょう。