連続小説 松造法師
第一話 大変だ!川上から汚染物質が流れてきた!
昔々、山の中に、小さな、お寺がありました。それは、遠い、遠い、山の中。
その、お寺に、一人の僧侶が住んでいました。 その僧侶の名前は、松造法師と言いました。
法師は、その名の通り、心も寛大で、知恵も豊富、勇気もある人でした。
ある日、山々に住む動物たちが、法師のところに集まりました。
動物たちは言いました。「法師様、我々の住む山が大変なことになっています。
川上から汚染物質が、流れてきています。
森林が伐採され、川が汚染されています。どうか、私たちを助けてください。」
法師は心を打たれ、山々の動物たちのために、行動を起こすことにしました。
法師は、まず、村へ向かい、村人たちと、汚染対策について話し合いました。
法師様の知恵と説得によって、村人たちは、汚染対策に、協力することにしました。
伐採を減らし、川の浄化に取り組むことにしました。
次に法師様は、山々に対して、祈りの儀式を行いました。
彼の信仰心と精神は、山々の神たちに、大きな影響を与えました。
山々は、元の美しさを取り戻しました。
川の水が澄み渡り、 森林は繁茂し、山々は、再び、神聖な場所となりました。
連続小説 松造法師
第二話 村が水浸しになってしまった!
松造法師と山の動物たちは、その後も協力しあって、
環境を守り、村人たちとの調和を大切にしました。
彼らの協力により、村は繁栄し、美しい自然は、守り続けられました。
ところが、ある日の夕方、村に災害が訪れました。
大雨が降り続き、川が氾濫して、洪水になってしまいました。
村は水浸しになって、家々も水に埋もれてしまいました。
村人たちは、避難するものも多く 、一向に雨は止みません。
松造法師は、山々に向かい。山の神に、怒りを鎮めるように、祈りを捧げました。
ところが、 山の神は、彼の祈りとは逆に怒り出し、雨は、ますます、激しくなる一方です。
法師は 困り果ててしまいました。
そんな時、川辺で水の妖精たちが、法師が困っていることに気づいて、彼に近寄ってきました。
妖精たちは、「法師様、山の神はお怒りになられています。
あなたの、お祈りは通じていません。私たちも協力しましょう。」
法師と妖精たちは、力を合わせて、防波堤を直し、土壌を築き、川の洪水を防いだりしました。
山の方へ行って流れてくる水を、村落とは違う方向へ流したりして、
洪水を防ぐことに成功しました。
山の神も、法師たちの行動に心を打たれ、怒りを鎮め、大雨を降らすことをやめました。
法師と 妖精たちの努力の甲斐もあって、洪水から村を守ることができました。
村人たちは、法師と妖精たちに感謝しました。
法師と妖精たちの行動は、代々、語り継がれるようになりました。