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ラファエロの部屋①

2023-09-08 20:24:48 | ラファエロの部屋①

ラファエロの部屋①


   ラファエロ・サンティ

 

(ウフィツィ美術館)

ラファエロの自画像(左)です。

自画像は、当時の芸術家が、

自己表現や自己評価を示すために、使用したものであり、

彼の才能を示す、重要な作品となっています。


   大公の聖母

(ピッティ美術館)

聖母マリアが、幼子イエスを抱いている構図で、描かれています。

この絵画の特徴は、聖母の体に、イエスの手が触れていることです。

この手は、母子の深い愛情と絆を象徴しています。

また、イエスの顔は、無邪気さと神聖さをもって、描かれています。


   アルドブランディーニの聖母

(ロンドンのナショナル・ギャラリー)

聖母は穏やかな表情で、幼子イエスに愛情を注いでいます。

この絵画は、光と影、色彩、人物の表情など、

ルネサンス美術の特徴的な要素を備えており、

ラファエロの、芸術的スキルを示す作品とされています。

 


   ベルヴェデーレの聖母

(ウィーン美術史美術館)

「ベル・ヴェデーレ」は、イタリア語で「美しい眺め」を意味し、

この絵画は美しい景色を背後にして、聖母マリアが描かれているため、

この名前がつけられました。


   小椅子の聖母

(パラティーナ美術館)

聖母は椅子に座り、幼子イエスを優しく抱いています。

彼女の表情は穏やかで、母親としての愛情が、豊かに表現されています。

イエスも母親の膝に座り、幸せそうな表情を浮かべています。

 


   システィーナの聖母

(アルテ・マイスター絵画館)

絵画の中央下部には2人の天使が、聖母とイエスを眺めており、

その美しさと神秘的な表情が印象的です。

また、絵画の両脇には、聖ペトロと聖バルタザールが描かれており、

彼らはラファエロの時代に、広く信仰されていた聖人です。

 

 


   カスティリオーネの肖像

(ルーヴル美術館)

肖像画のモデルは、バルダッサーレ・カスティリオーネです。

ルネサンス期のイタリアの宮廷詩人です。

彼の著作、「騎士の礼儀」は、

宮廷での礼儀やエチケットについての指南書であり、

宮廷文化に大きな影響を与えました。

 


   ヴェールを被る婦人の肖像

(パラティーナ美術館)

モデルになっている女性は、

美と神秘を備えた、魅力的な女性として描かれています。

彼女は白いヴェールを被っており、

ヴェールの下から見える彼女の顔が、

柔らかな光と影の効果で美しく浮かび上がっています。

 


   アーニョロ・ドーニの肖像

ピッティ宮殿)

肖像画の特徴は、立体感ある表情、細部への注意、

そして暖かみのある色彩、などです。

ルネサンス期の美術の代表的な作品の一つとして、

高く評価されています。

技術と美しさに魅了される人々にとって、

鑑賞の対象となっています。

 


   一角獣を抱く貴婦人

(ボルゲーゼ美術館)

女性は贅沢な衣装を身に纏い、貴族的な品位を示しています。

彼女の手元には、一角獣が描かれています。

一角獣は、中世ヨーロッパの伝説において、

純粋や神聖さの象徴と、されています。

 

 


   ローマ教皇レオ 10 世と枢機卿たち

(ウフィツィ美術館)

ローマ教皇レオ10世が、真ん中に座っており、

彼の周りには枢機卿たちが、取り囲んでいます。

枢機卿たちは、宗教的な服装を身に着け、

異なるポーズで描かれており、

それぞれの顔や特徴が、リアルに表現されています。

背後には、ローマのサン・ピエトロ大聖堂が描かれており、

絵画は、宗教的な権威と場所を結びつけています。

 

 


   ユリウス2世像

(ナショナル・ギャラリー)

ラファエロの「ユリウス2世像」は、教皇冠を被り、

豪華な宮廷で描かれています。

彼の顔は、個性的で印象的であり、

その特徴を精巧に描写しています。

ユリウス2世は教皇の権威と尊厳を表現する一方で、

彼の人間性や個性も、表現されています。

 

 


   エゼキエルの幻視

 

(パラティーナ美術館)

エゼキエルは、ユダヤ人の預言者です。

エゼキエル書には、

彼が受けた幻視(啓示)が、書かれています。

有名な幻視(啓示)の一つに、「エゼキエルの車輪」があります。

エゼキエルの幻視(啓示)は、

多くの、宗教的なアートや文学作品に、影響を与えました。

 


   キリストの変容

(ヴァチカン美術館 )

「キリストの変容」は、巨匠ラファエロが制作した、

最後の絵画の一つです。

マタイの福音書に、記述されている出来事を、基にしています。

この作品では、キリストの変容が神秘的に表現されています。

彼の姿が、明るく輝いています。

その周りには、光り輝く雲と使徒たちが描かれています。

下部には、使徒たちがキリストの変容に驚き、

丘の上で起きている出来事に、困惑している様子が描かれています。

 

 


   アテネの学堂

(ヴァチカン宮殿)

「アテネの学堂」は、

古代ギリシャの哲学者、数学者、科学者、詩人など、

様々な、知識分野の偉大な人物たちが、描かれています。

絵画の中央には、プラトンとアリストテレスがおり、

哲学的な討論を行っている様子が、描写されています。

周囲にはピタゴラス、ヘラクレイトス、

エウクレイデス、プトレマイオスなど、

古代ギリシャの、有名な哲学者や学者たちが、描かれています。

 


   あとがき

 

ラファエロ・サンティは、

イタリアのルネサンス期に活躍した、

非常に有名な画家・建築家です。

 

1483年4月6日にイタリア、ウルビーノで生まれました。

彼は非常に若い頃から芸術の才能を発揮し、

美術家の父親から初めての指導を受けました。

 

17歳のとき、ラファエロはウルビーノを離れてフィレンツェに移り、

レオナルド・ダ・ヴィンチやミケランジェロといった、

芸術家たちの影響を受けました。

特に教皇ユリウス2世の宮廷で活躍しました。

 

ラファエロは、その作品から美的な完璧さと調和を追求し、

クラシカルな美学を展開しました。

作品はルネサンス美術の代表的な例とされ、

多くの芸術家に影響を与えました。


   詳細



ラファエロ・サンティ - Wikipedia

Category:ラファエロ・サンティの作品 - Wikipedia

ラファエロの間 - Wikipedia

自画像 (ラファエロ) - Wikipedia


 



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