皆さまこんにちは😃！
いつも朝にブログを投稿していますが、
本日はお昼にも！
ブログ開始1ヶ月経ちましたので、
1ヶ月記念です。
昔のエピソードを、
あるきっかけで思い出しました。
斜め読みでもしていただければ幸いです。
先日、小池都知事から、不要不急の外出は行わないように！
という発表がありました。
それを受けて、
外に飲みに行く行為を諦めて、
家飲みを開始することにしました。
まずは、アルコールが必要になりますので、
アルコールを選ぶため、
店へと向かいます。
向かった先は、自宅から徒歩🚶♂️3分にあるオーケーストアーです。
普段、飲むお酒は🥃、ビール🍻に、ワイン🍷、ハイボール、焼酎など、
アルコールならば種類は問いません。
そして、店のお酒が並んでいる棚の前に到着！
「おーーー」結構な種類があるぞ！
酒屋さんに比べたら、当然アルコールの種類は少ないものの、
選ぶには十分である。
それに、安い！
そこでパッと目についたのが、
この
アーリータイムスです。
なぜなら、
学生時代によく飲んだバーボンだからです。
大学時代と言うと、今から32〜37年前で、昭和と言っていた時代のことです。
その頃は当然、ふところも寂しく、友人と飲みに行っても、
居酒屋のチェーン店ばかりでした。
でも、バーボンが大好きで、家で飲むときは、
このアーリータイムスやI W.ハーパーなどを好んで飲んでいました。
当時のお酒は結構高くて、
このアーリータイムスはお店で普通に買うと、
確か4000円弱払ったと記憶している。
でも、現在目の前にある値段表は、980円です。
なんと安くなったことか！！
それだけ酒税を払っていたんだなーーーなんて。
思いにふけっていた時です。
ある光景が脳裏をよぎりました。
それは、たしか大学生２年の秋ごろのことでした。
大学の授業が終わり、
自宅に帰ろうと歩いていた時です。
たまたま、歯学部の同級生”星くん（仮名）”に会いました。
「おううう」「久しぶり」
我々の大学は、１年生は全寮制でしたので、違う学部でもよく知っています。
「お久しぶりーです。」と
その頃の医学部、歯学部は浪人生がほとんどで、現役で入った星くんは、
腰が低い。そしていい奴だ！
ラグビー部の星くんに、「あれ、今日練習は？」と聞くと、
間髪いれず、
「今日中止になったんですよー」と、嬉しそうに答えていた。
そんな記憶が、鮮明に脳裏に焼きついている。
話をしながら、駅に向かって歩いているときに、
星くんが急にボソッとつぶやいた。
「今日、これからデートなんですよ」
「へー何時集合なの？」何気なく聞くと、
集合時間は７時ごろだと言う。
駅に向かって歩いている現在の時間は、まだ５時ちょっと前である。
星くんのデートの集合時間まで２時間以上もある。
それまで、暇で！！する事がないというのである。
じゃー！と言う事で、一杯だけ飲んで行こうか！！と、誘ってみた。
「一杯だけですよ！」
と、アルコール好きな星くんは悩んだ顔を見せながらも、
そう答えた。
この「一杯だけですよ！」の
この会話が地獄を見ることになった。
そこから近くの亜檀と言う焼鳥屋（居酒屋）に向かうことになった。
今も存在するかは知らないが、
アスパラ巻き、しそ巻き、ベーコントマト巻きなど、その当時、学生に安く提供していただけて、学生御用達の店であった。
ガラガラガラッと、
引き戸を引き、店に入る。
「こんにちはー」「はいいらっしゃい」と、威勢の良い掛け声が気持ち良い。
と、そのとき、カウンターで先に飲んでいるお客さんと目があった。
「おう！！沢田かー」
その隣のお客さんが「星も一緒か」
と、大きな声で喋りかけてきた。
「ま、ま、まずい」「サッカー部とラグビー部」の先輩方だ！！
どうやら、大学５年生の集団が先に飲みにきていたらしい。
申し遅れたが、沢田は大学時代サッカー部に所属していた。
カウンターの端に、たまたま、サッカー部とラグビー部の先輩二人が座っていたのである。
その他の５年生を入れると全部で５.６人だったと記憶している。
この時点で一杯だけね！！の約束はなかったことになるのである。
さて、ここから、サッカー部とラグビー部の対抗戦になることは、
簡単に予想がつくであろう。
もちろん、
選手は、沢田と星くんの二人。
フィールドは飲み屋のカウンター！！
そして争うのは、
飲み干したジョッキの数である。
ここで、簡単に述べておこう！！
焼酎の何とか割り、というサワーが次々と出てきたのが、この時代である。
それまでは、レモンサワー、か、焼酎のお湯割ぐらいしかなかったが、
この頃から、烏龍割り、青リンゴサワー、カルピス割り、グレープフルーツサワー、など
あらゆる種類のサワーが登場した。
そんな時代背景を知っておいて欲しい。
まー、５年生は、３年生や、4年生と違ってだいぶ大人である。
普通の大学であれば、卒業して就職している歳ですからね、
ましてや、６年生なんて、気軽に話しかけることはなかなかできない人たちだ。
２年生だったその頃は、そんな面持ちで、先輩方を見ていた。
思ったよりは、いっきの回数は少なかったが、徐々に空いたジョッキは増えていった。
さらに辛いのは、つぎのお客さん達が来ないのである。
終わりが見えない。
我々だけの宴会は、続いていった。
たまたま、時計に目を向けると、
もうすぐ7時である。
隣の星くんにそっとつぶやいた。
「おい、もうすぐ７時だけど大丈夫か？」
「いや、大丈夫じゃない」と、寂しそうに答えた。
沢田が飲みに誘ったのだし、
こちらも心苦しい！！
仕方ない、本当のことを言おう！！と、
沢田は、勇気を振り絞って、
５年生のラグビー部の先輩に話しかけた。
「すいません。星くんこれから、デートなんで、帰らしてあげても良いでしょうか？」
とても、へりくだって申し上げた。
すぐ答えが返ってきた。
「そうか！！じゃーデート頑張ってね！！」と、
思いがけない返事だった。
「良かったな、星くん！！」
俺は、残るから、早く帰った方が良いよ！
と、全て丸く治ったかに思えた！！
ところが、予想外の方向に物事が進んだ。
星くんは、
帰ってよし！！と、言われた事がとても嬉しかっったのでしょう！
何をとち狂ったのか？
星くんが、急に、
日本酒の小さな瓶をください！と
店の人に頼んでいるではないか！！
運ばれてきた日本酒は、500〜600mlぐらい入っていそうな、
瓶であった。
何を考えているんだ！星くん。
すると星くんが喋り出した。
「僕のデートのために、気を使っていただきありがとうございます」
「お詫びに、この日本酒をいっきして帰らさせていただきます」
本気か、星くん！
もうすでに相当飲んでいるぞ！！
周りは、大盛り上がりである。
もちろん全員、大酔っ払いである。
が、星くんは成し遂げた！
いっき した瓶を横目に見ながら、
「失礼します」と言って帰っていった。
かっこいーぞ！星くん。
その時、心からデートの成功を祈った。
サッカー部の先輩が、
じゃー対抗戦は終了ということで！！と、
飲むペースは落ちたものの、それから１時間ぐらい付き合った。
やはり、吐いた。何回吐いたかは、覚えていない。
結構吐いた記憶があるが、それは、大した事ではない。
なぜなら、この後、
自分のことよりも、もっと重大な事件が起きたからである。
星くんが出ていってから、１時間ぐらい経過しただろうか！！
ようやく、次のお客さんが
入ってきた。
やはり、大学の先輩方であった。
すると、入ってくるなり、店の大将に話しかけた。
「店のそとに、一人、大の字で寝てる奴がいるけど知っている人か？」と、
そこで、われわれ全員、動きが止まった。
まさかーー！
全員、店の外に出た。
「あーーーーー！星くんーーーー！」
こんなところで！！
夜は、９時になろうとしていた。
うつ伏せで寝ている彼の周りはゲロだらけだった。
そうだよな！
あんなに頑張ったもんな！！
きっと彼女怒ってんだろなーー！！
そこで、飲み会はお開きになった。
星くんは、ラグビー部の先輩が抱えて帰った。
どこに帰ったかは知らない。
それから、違う学部ということもあり、
次に星くんにあったのは、それから１年後であった。
その時のことを尋ねると、全く覚えていない。と、言っていた。
彼女とも別れていないと、
たしか言っていたような記憶がある。
それから、もう一つ、自分の体に起こった、不思議な現象があった。
あの、飲み会の日から、約、10年程度、甘い焼酎割りが飲めなくなってしまった。
再度飲めるようになるのに、１０年近くかかった。
何度も吐いたのが原因と考えるが、
人間の体は面白いものである。
実は、ツナ缶が１０年ぐらい食べる事ができなくなった話もあるが、
それは、また別の機会に。
アーリータイムスをみたときに、このエピソードが脳裏を巡り巡った。
あの星くんは今頃どうしているかな？？
もちろん、このアーリータイムスを購入した。
過去にタイムスリップするには、その頃に飲んだお酒を思い出すと良いかもしれない。
さて、今日もちびちび飲むぞーー！！
