乳腺外科医terusanの平凡なブログ

gooブログはじめました!

乳腺外科医terusan昨日は品川区乳がん検診精度管理委員会でした

2020-09-30 | 日記
みなさまおはようございます🌞🌞!





ちょっと真面目なお話。

日本で🇯🇵、マンモグラフィ検診が真剣に考えられ始めたきっかけは、

2009年OECD health at a glanceの報告です。

その頃の
日本人の乳がん検診受診率は23%で、日本人の乳がん死亡数は上昇していました。

かたや、
USやUKは、受診率が70%以上で、死亡数が低下していました。

この違いは、
乳がん検診の受診率が関係しているのだーーー!と、なったわけです!

さて、


現在、日本人の乳癌検診の受診率は50%を超えてきました。

ここで、
2019年OECD health at a glanceを見てみる


乳癌を早期に発見できる技術は米国に次いで🇺🇸第2位です。

早期乳がんの5年生存率も世界3位!

でも死亡数は上昇しています。

簡単に言うと、

要するに、日本人の乳癌の罹患率が他国に比べて高いことが要因だったのだ!
と、考えられます。

結局、
当然のことながら、検診を受けることは必要です。
でも
その時の(2009年)データをその場で正確に分析するのは困難でしたね!
今だから、解る!!

10年後、20年後に分かってくることも沢山あります。

物事を解決するために、
5分で閃き、解決することもありますが、

長い時間をかけなければいけないこともあります。

現在自分がどのような世界にいて、
どのような世界(人生)を目指して生きていくのか?

特に若い世代には、自分自身の立ち位置を見つめ直して欲しいと思います。



来年4月、
ブレストセンターを立ち上げます。
昨日、
現場を見ましたが、

全て取り壊されて、


スッキリしています。

これから、
ちょとづつ
出来上がっていくと思うと、

楽しくなります。

それでは今日も一日頑張りましょう。

手洗いうがいは忘れずに!