大阪市、TOBによる株式売却でUSJ運営から撤退へ

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YahooのNEWSより
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～大阪市、TOBによる株式売却でUSJ(2142)運営から撤退へ～
（5月20日9時6分配信 サーチナ）

大阪市は19日、映画テーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」（USJ）を運営するユー・エス・ジェイ <2142> の株式に対して、同社の筆頭株主である米金融大手ゴールドマン・サックス（GS）グループが実施している株式公開買い付け（TOB）に応じ、所有する全株式20万株を売却すると発表した。

　今回のTOBによる買い付け価格は1株5万円で、成立すれば同社株を9．23％保有する市は100億円の売却益を得ることになる。さらに同社への貸付金160億円も返済される見込み。

　深刻な財政難の状況にある市は、売却で得た収入と返済される貸付金の合計260億円を、二次破綻した第三セクター「大阪ワールドトレードセンタービルディング」（WTC）の損失補償にあてる狙いがあるとみられる。

　「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」の誘致活動を行い、2001年のUSJ設立当初から1株5万円で出資を行っていた大阪市は、「地域の活性化にも一定の成果がみられ、市としても役割を果たした」としている。売却後も、市の重要な観光資源として、集客などにも協力していく方針だ。（情報提供：エコノミックニュース　編集：北尾準）