11月6日(日)
ここに来て、そもそも論を忘れていたことに気がついた。自分と周辺の人は、チットアリー福祉教育校に来る経緯をよく知っているが、ブログを見てくださる皆様には、まず「タイの福祉教育校」とは何か説明するべきだったよね。
※全景のジオラマ。私の宿舎もある。
私の前に日本語の先生がいたので、翻訳日本語で受け継がれた三つ折りのパンフレットがある。今年度のパンフレットからチットアリー福祉教育校を紹介したい。写真を読んでいただければわかるのだが、見づらいところもあるので、加除しながら書き出してみよう。
≪表紙≫
福祉教育校はタイ独自のユニークな教育スタイルで運営されている。前王ラーマ9世ラーの母上(同ラーマ8世)、スリナカリンタラ王妃の後援を得た王室プロジェクトである。福祉教育校はタイ各県に一校、存在していると聞いている(定かではない)。
≪前書き≫
チットアリー福祉教育校は元々私立学校だった。伝染病の流行により隔離された子供達がここの寮に住むようになったのが発祥のようだ。
1981年、公立学校に移行。
1982年には中学1年生から3年生までが学ぶ。
1984年、ろうあ者と健常者が共に学ぶユニークなシステムができる。その後、ろうあ教育に特に力を入れて取り組む。
1998年、幼稚園、小学校、中学校、高等学校が整備され、同時にろうあ者が学ぶシステムが整備された。
私達「日本タイクラブ」は30年に渡り、チットアリー福祉教育校と交流を続けている。1992年から10年間の寄付金活動、その後も途切れずに続く文化教育活動。コロナ禍の3年間は叶わなかった活動を来年は再開したい。
≪福祉教育校に入ることができる子供≫
- 放浪する子供
- 少数民族の子供
- 親などから虐待を受けた子供
- 家庭が貧しい子供
- 親などの保護者がいない子供
- 親などから強制労働を強いられてきた子供
- 少年院から出てきた子供
- 親などがエイズに罹っている子供
- 母親が売春婦の子供
- 麻薬や薬中毒になった子供
今年度の教職員・児童生徒数
教員:65人
従業員:17人
寄宿生:780人
健常な通学生:37人
障害のある児童生徒48人
・・・続く・・・
※モン族の教育実習生Timeくんが昨日5日に調達してきてくれた物干し。やっとまともに洗濯物が干せた。Timeくんは顔出しOKだそうなので、登場を乞うご期待。
※校長先生宅の犬。毛並みが美しい・・・仲良くなったが💦・・・お話は後ほど!
※8日はロイクラトーン。チェンマイへ行く予定。満月までもう少し。