中国ドラマ「封神演義」第13話

伯邑考は紂王への謁見が許される。陰から伯邑考を見た妲己の中に入っている狐狸精は、妲己と引き離そうと必死だった時には分からなかったが、伯邑考が眉目秀麗だったことに気づく。

紂王に伯邑考は父・姫昌の帰郷を許してほしいと頼む。側にいた申公豹は、ひとまず献上品は受け取り、帰郷の件はゆっくり考慮するよう助言する。

伯邑考を見ていた妲己から狐狸精が飛び出す。本当の自分になった妲己は、伯邑考を目にし「大王、お話が」と言うが、ハッとした狐狸精が再び妲己の中へ入ってしまう。

妲己は琴に秀でている伯邑考に一曲弾かせて鑑賞することを紂王に提案。妲己が望んだため、紂王は弾くように命じる。そして皇后を喜ばせられたら父の帰郷も許すと言う。


黄飛虎は伯邑考が宝を献上し、贖罪を請いたことを姫昌に。近日中に紂王の許しが出ると黄飛虎は嬉しそうに報告するが、姫昌は「伯邑考、お前という子は…」と怒り倒れてしまう。

目が覚めた姫昌は「もう終わりだ。伯邑考は私に従わなかった。もうあの子の命はない」と言い吐血する。


妲己に言われ「風入松」を弾き始める伯邑考。弾きながら、伯邑考は妲己との思い出がよみがえってくる。妲己はその曲で舞い、紂王は「実にすばらしい」と喜ぶ。
じっと伯邑考を見つめ、誘惑の眼差しで近づいてくる妲己。しかし一対の玉が触れ合った途端、妲己の体は飛ばされる。駆け酔った紂王に鹿台建設のことで疲れていたようだとごまかす妲己。

黄飛虎が来て、伯邑考は下がるように言われる。
黄飛虎は紂王に姫昌が吐血し、意識不明だと伝える。

伯邑考の腕前に感服した紂王。そんな紂王に伯邑考が去ればもう聴けなくなると、姫昌の療養中は伯邑考も留め置き「私が琴を教われば、伯邑考が去っても私が弾いて差し上げられます」と妲己は言う。紂王はその案を聞き入れ、妲己へ琴を伝授させ、父親が回復後に帰郷を許すことに。

紂王の勅旨で父親が病になったことを知り驚く伯邑考。

姫昌は昨日より容体が悪くなる。天の思し召しだと思う姫昌子は、妲己が息子に災いをもたらしたとつぶやく。


妲己に琴を教えることになった伯邑考。しかし、妲己の目的は伯邑考を誘惑することだった。琴を教えてもらうフリをしながら体を伯邑考によせ、頬に口づけまでする妲己。伯邑考は慌てて妲己から離れる。

しばらく留まるため、急ぐ必要はないと思った妲己は、今日は思いだけ分からせればいいと考える。
「風入松」を選んだ理由を自分の尽きぬ悲しみと恨みの心がこもった曲だと言う妲己。そして本当は一緒に逃げたかったが、純潔を失い伯邑考とは生きられなかったと涙を流す。それから孤独だったと。妲己の言葉で心が動く伯邑考。


妲己が伯邑考を誘惑しようとしていることを知り、申公豹は怒る。そして己の目的を忘れるなと強く言い、琴を習う折を利用し伯邑考を陥れるように命じる。


姫昌から頼まれ、今すぐ帰るように伯邑考に言う比干。父を置いてはいけず、皇后も大王に進言すると約束してくれたと返す伯邑考。妲己はもう伯邑考の知る7年前の妲己とは違うと比干は言うが、伯邑考は妲己を信じていると言う。


琴の練習はもうやめようと言うと、妲己は一対の片方の玉を伯邑考に見せる。今度はその玉を7年間ずっと持っていたと情に訴え誘惑を初める妲己。自分の玉を手に持ち、伯邑考は妲己との思い出を振り返る。さらに妲己は再会した瞬間、何年経とうとこの思いは消えないと分かったと言う。それは、伯邑考がまだ想っているとこの玉が心に訴えかけたからだと。伯邑考はとうとう自分の気持を抑えられず、妲己を抱きしめてしまう。"やっぱり落ちたわね"と心の中で笑う狐狸精。

自分の胸に顔を埋める妲己に「私たちは現世で結ばれる運命にないのだ」と話す伯邑考。それでも妲己への紂王の寵愛を知り心から安心したと言う。しかし妲己は「そうではないの」と言い、紂王が玉容と深い仲になったとウソを。

涙を流す妲己に「今の君が幸せだと誤解してた」と伯邑考は言う。2人は見つめ合い、目を閉じる妲己。伯邑考は口づけをしようとするが、その時、本物の妲己が一瞬だけ戻り「逃げて!私は昔の妲己じゃない」と伯邑考に背を向ける。伯邑考が驚いている間に、再び狐狸精が妲己の中へ。

我にかえった伯邑考は、妲己の言葉で「そうだ。君臣の道理を犯すことはできない」と妲己が誘惑してきても拒絶をする。怒った妲己は琴を投げつけ、一対の玉を「返してやる」と伯邑考に。そして姫昌が放免されるかは伯邑考次第だと、明日また来るように言う。


翌日。悪来将軍が皇后が火急の用でお召しだと伯邑考を呼びに来る。病を患い参上できないと伝えるように言う伯邑考。

へりくだって頼んだにもかかわらず伯邑考が来なかったことが妲己は許せなかった。怒った妲己は紂王に伯邑考とは結婚の約束をした仲だと話し「まさか今になって邪念を起こすとは…。あの日、大王が酔われて去ったあと、あの者が…」と話す。そして伯邑考が淫らな言葉でからかい、非礼な態度をとったと言う。「伯邑考め!」と怒る紂王。


ーつづくー


父親の帰郷を許してほしくて紂王と会っているのに、その皇后を淫らな言葉でからかったりなんてしないよね…。怒らせたら帰郷は許してもらえなくなっちゃうんだもん。
ちょっと考えたらわかることなのに(*´Д｀)=3

姫昌も伯邑考も心配(；△；)
どうなっちゃうんだろう?
妲己の中にはまだ強く伯邑考を想っている本当の妲己がいるみたい…。

今回も姜子牙が出て来なくて残念。
まだ動く時じゃないのかな?



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