「奇皇后」第5回 あらすじ

木にもたれて眠っていたスンニャンが目を覚ます。側にいないタファンをスンニャンが必死で捜していると、どこからか「スンニャン。ここだスンニャン」という声が。
罠にかかり、逆さ吊りになっているタファン。二度と絶対に逃げたりしないとタファンが言い、あきれながらスンニャンは助ける。


険しい山中をスンニャンと歩いていたタファンは、ワン・ユがいる都へ行けばタンギセたちが待ち構えていて2人とも殺されると訴える。しかしスンニャンは、父キ・ジャオを救うために生きたままタファンを連れて行き、襲撃したのは元の兵だと証言してもらうしかなかった。


タファンと一緒に逃げている者がスンニャンだと分かり、ワン・ゴは人相描きを張り出し懸賞金をかける。

タンギセは猟犬と兵を連れて山道を捜すことに。
一緒に捜していたペガンとタルタルは、いずれ捕われてしまうと心配するが、雨が降り出し「これは天の助けだ。皇太子様の命運は尽きていない」と言うペガン。


腕に矢傷を負っているスンニャンは耐えていたが、泣き言ばかり言うタファン。スンニャンは「ご自分のことしか考えられないんですか?皇太子様をお守りした者が処刑されてしまうのです」と言う。しかしタファンはなぜそこまでスンニャンが怒るのか分からない。
"父さん、もう少し待って。絶対に死なないで"と心の中で思うスンニャン。


町でワン・ゴに連れられて行くキ・ジャオに気付くワン・ユ。皇太子の身に何かあったと悟ったワン・ユは、ワン・ゴの後を追うことにする。


ワン・ゴから「手柄をたてたのだ。将軍にするぐらい当然のことではないか」と言われ、ヨム・ビョンスは喜ぶ。


兵に眠り薬の入った酒を飲ませ、キ・ジャオを助けにきたチェ・ムソンとチョンバギ。しかしキ・ジャオを繋いでいた鎖の鍵がなく助けることはできなかった。キ・ジャオはあることを王様に伝えてほしいとチェ・ムソンに頼む。そして開京へ続くもっと険しい山にスンニャンと皇太子がいるはずだと話すキ・ジャオ。


キ・ジャオを前にし、ワン・ゴはヨム・ビョンスに「こいつを生きる屍にしろ」と命じる。ヨム・ビョンスはいっそ殺したほうがと言うが、皇太子を殺した首謀者として王様に見せなければいけないと話すワン・ゴ。

ワン・ゴがいなくなり、ヨム・ビョンスにお前を部下にした事が悔やまれてならないと言うキ・ジャオ。なぜ祖国を裏切ることができる、とキ・ジャオが言うと「裏切る?」とヨム・ビョンスは笑う。親父は元との戦で命を落とした、お袋は幼い我が子に食べさせるため、米を盗んだのを主に見つかり殴り殺された、四兄弟のうち1人は飢えて死に1人は凍え死んだ、姉は貢女に差し出されて自害した、高麗は国のために死んだ家族に対して何もしてくれなかったと。

「裏切ったのは俺じゃないだろ。この国だ!高麗が俺を裏切ったんだ」と怒りをあらわにするヨム・ビョンス。キ・ジャオは「高麗にそうさせたのは元だ。自分が憎むべき相手が誰なのか分からぬのか」と話す。しかしキム・ビョンスの気持ちは動かす事ができない。


血眼になって捜していたタンギセたちに崖まで追い詰められてしまうスンニャンとタファン。向こう側へ飛ぼうとスンニャンは言うが、タファンは「私には無理だ。私には何一つできることなどないのだ」と言う。「やってもいないのに諦めるのですか。皇帝になるために今まで何をしましたか。弟君の死を待つだけだった。だからこのようなことになったのです」と強く言うスンニャン。皇帝になりたければ飛ぶしかないと。

タファンとスンニャンはタンギセたちの目の前で手を取り合って飛ぶ。何とか向こう側の崖に手が届き、ぶら下がることができる2人。追いついたワン・ユたちもその姿を目にするが、タファンは耐えられず手を離してしまう。川へ落ちて行くタファンを見たスンニャンも崖から手を離し川の中へ。
沈んで行くタファンを見つけたスンニャンは手を伸ばす。

ワン・ユはスンニャンと皇太子の遺体を捜すようチョンバギに言う。そして離れた場所にいるタンギセに「この高麗の地で勝手なまねをするな」と叫ぶ。


元。タファンの弟・皇帝が崩御する。
皇太后はヨンチョル丞相に伝えようとするが、すでに皇太子を迎えに行くため高麗に発った事を知り驚く。


何とかタファンを川から助けだしたスンニャン。しかしタファンの体は冷たかった。スンニャンは着ていたものを脱ぎ、タファンを自分の体で温める。

いつの間にかタファンの胸で寝てしまったスンニャン。目を覚ましたタファンは自分の胸が早鐘を打つのを感じる。スンニャンが目を覚ましそうだと気づき、慌てて目を閉じるタファン。目覚めたスンニャンは急いで服を着る。


ワン・ゴは聞くことも見ることも喋る事もできなくなったキ・ジャオを、皇太子の殺害を企てた首謀者としてワン・ユの前に差し出す。キ・ジャオが皇太子様の命を奪ったと証言するヨム・ビョンス。
ワン・ユはタプジャへにキ・ジャオと面識があるか聞く。「会ったことは一度もない」と答えるタプジャへ。しかしチェ・ムソンはキ・ジャオを助け出そうとした時、タプジャへの右手を噛んだと聞いていた。それが奴らの仕業たという証しになると。キ・ジャオの話が真実なら手に噛まれた痕があるはず、とタプジャへの手を確かめさせるワン・ユ。そして手には噛まれた痕があった。「皇太子を殺めたのはお前たちだ」とワン・ユはワン・ゴたちを指差す。そこにヨンチョルが着いたと言う知らせが。追い詰められていたワン・ゴたちは安堵する。


ワン・ユはヨンチョルの息子たちが皇太子を殺したとヨンチョルに話す。皇太子の遺体を発見しだい、高麗から出て行ってほしいと言うワン・ユ。ヨンチョルは誰が皇太子を殺したかはどうでもいい、大事なのは高麗の地で死んだことだと笑う。「この私が病死したと言えば病死で片付くが、高麗王の仕業だと言えばそなたを首謀者にできる」と。


ワン・ユは見張りが厳しく、一歩も外へ出る事ができない。怒りのおさまらないワン・ユはヨンチョルやワン・ゴたちを殺すと言い出す。あの者たちを殺せば高麗は戦場となってしまう。そうなれば民は王様を恨んで死んでいくことになると止めるパン・シヌ。ワン・ユは天が恨めしいと涙を流す。


開京に来たスンニャンとタファンは人相描きに気付く。

傷に耐えてきたスンニャンが倒れ、責任を感じたタファンは薬を買いに行く。しかしお金がなく、仕方なく盗む事に。
薬泥棒だと追われるタファンとぶつかったチョンバギ。タファンが持っていた弓がスンニャンの物だと気づき、兵からタファンを助ける。

追いかけてきたチョンバギは、スンニャンがどこにいるのか問い詰めているうちにタファンが皇太子だと気付く。

スンニャンを医者に見せたチョンバギは、医者からスンニャンが女であることを聞く。驚くチョンバギ。

意識のないスンニャンに「そなたは認めてくれないだろうが、私の初めての部下だ。そして、この世で初めての唯一の友だ」と言うタファン。

目覚めたスンニャンは「女である事をなぜ隠していた」とチョンバギから聞かれる。ハッとしたスンニャンは誰にも言わないでほしいと頼む。事情があると思ったチョンバギは「分かった」と言う。

宮殿も町も元の兵とワン・ゴの私兵で溢れているとチョンバギから聞いたスンニャン。何とか皇太子の無事をワン・ユに知らせなくてはいけないと思ったスンニャンは、臭いチョンバギから宮殿に入る手を思い付く。


お棺にタファンを入れ、腐らせた魚で作った汁をかけるスンニャンとチョンバギ。宮殿に入ったら、皇太子を殺そうとしたのは高麗ではなく元の兵だと証言するようスンニャンはタファンに言い聞かせる。


ヨム・ビョンスは王が変われば自分の時代がくると気分がいい。そんなヨム・ビョンスの前にスンニャンが現れる。息を呑むヨム・ビョンス。


ーつづくー


とうとうキ・ジャオが(；△；)
ワン・ゴもヨム・ビョンスも許せないーーーーーーーー!!!ヾ(`Д´*)ノ
もう二度とスンニャン(ヤン)の顔を見る事も声を聞くこともできないなんて…。
やっと会えたのに切なすぎる。

切ないといえばワン・ユも切なかったです(；_；)
何もできない自分が一番許せないよね…。

タファンは気弱ながら頑張っていました。
今までのタファンだったら、自分のせいだなんて思うこともなかったし、薬も買いに行かなかったかも?



今回は9月からのドラマを書いていたら月曜日にあらすじを書けなくて(；△；)
遅くなってしまいました…。
お茶会でもちらっとお話したんだけど、やっぱり若曦や傾城の雪も始るし、奇皇后のあらすじを書き続けるのは難しいかも"(ノ_・、)"
書けなくなったらごめんなさい…。




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