扶揺(フーヤオ)…ヤン・ミー
軒轅旻(けんえんびん)…イーサン・ルアン 偽者の世子
燕驚塵(えんきょうじん)…ホアン・ヨウミン 掌門の息子
燕烈(えんれつ)…リー・ホンタオ 掌門
斉震(せいしん)…リウ・イージュン 太淵国公
小七(しょうしち)…ジャン・ロン 扶揺の親友
裴瑗(はいえん)…リー・イーシャオ 玄元派の弟子/郡主
宗越(そうえつ)…ライ・イー 医聖
「命を賭けた腕比べ」
燕驚塵が扶揺を助け、腕に怪我を負う。扶揺は軒轅旻と同じ技を使い呲鉄を眠らせる。
出口から燕驚塵と裴瑗たちが出てくる。そして最後に呲鉄に乗った扶揺が現れ、斉震や掌門たちは驚く。
斉震が「そちらは?」と尋ねる。掌門が困っていると「宴席にいたではないか。掌門、さすがは玄元派。でもこの腕前とはお見それした」と言う軒轅旻。掌門は「恐縮です。緑組全体で勝ったのだ。その者一人ではない」と言う。
夜。玄幽部の皆も扶揺が勝ち喜ぶ。扶揺は「今日、勝って生きて帰れたのは神様のおかげ。今後は自力で頑張る」とみんなに話す。
1人で酒を飲んでいた周じいを扶揺が呼びに行く。「畋闘賽の大舞台で、お前は呲鉄に乗って現れた。燕烈(掌門)はどう思う?玄幽部のが栄光をさらしたんだ」と心配する。「知らない」と扶揺が返すと「それに今日お前は第1回戦を突破したが、第2、第3もある。神が味方しても燕烈と裴瑗が許さん」と話す周じい。のお前に畋闘賽への参加を許したのは、それがお前を陥れる罠だからだ、と。扶揺は「とにかくこのまま続ける。生きるも死ぬも運命でしょ。今回、生きて帰れてもうけものよ。今後どんな結果になろうと後悔しないわ」と言う。
寝台に座る燕驚塵に「第1回戦で負傷とは」と掌門が言う。「大師兄は悪くありません。助けようとしたからです」と言う裴瑗。が呲鉄に乗り女英雄気取りでしたね、師兄のおかげで勝てたくせに、大師兄はあのをかばいけがしたんです、と。大事な畋闘賽でに気を取られたと聞き、掌門は扶揺の玄正部への立ち入りを禁じてしまう。
扶揺が池の前で座っていると鼠が来る。その鼠が駆けて行った先には軒轅旻が立っていた。「また来たの?偽物」と言う扶揺。軒轅旻は薬を渡し「呲鉄の爪には毒がある。それを塗っておけ」と言う。
鼠に手を蹴られた扶揺が、変な匂いがする、と手の匂いを嗅いで言う。「このばか鼠」と扶揺が言い「“2人”で私の取り合いか?」と言う軒轅旻。扶揺は「誰が鼠と争うの」と言い返す。軒轅旻が「じゃ誰と?」と言い、扶揺は「そりゃ…」と言いかけて軒轅旻と見つめ合う。
何なの、と扶揺が軒轅旻をたたこうとする。軒轅旻はその手を止め、扶揺の手を自分の頬に持っていく。扶揺は嫌そうな顔をしながら自分の手を軒轅旻の頬から離す。
「行こう」と鼠に言って 軒轅旻が歩き出す。その背に向かって「あなた、何者なの?」と扶揺が聞く。「時が来れば分かるさ」と言う軒轅旻。
玄幽部。洗濯をしながら軒轅旻を思い出す扶揺。扶揺は思わず笑みがこぼれる。そこに「この衣を洗ってくれ」と玄正部の弟子が持ってくる。血だらけの衣を見て、ひと目で燕驚塵の衣だと分かった扶揺は「ケガはかなりひどいの?」と聞く。「若荘主はお前のために大けがをした。まったく、なんて怪物だ。薬を塗っても傷口がふさがらぬ」と言う弟子。扶揺が「医聖がいるんじゃ?」と言うと、弟子は「薬草を採りに西山へ行った」と答える。見舞いたいと扶揺は話す。しかし弟子は「ダメだ。は玄正部へ来ることが禁じられた。重い罰を受けるぞ」と言うと行ってしまう。
衣を見て心配になった扶揺は玄正部へ行き、燕驚塵に軒轅旻からもらった薬を渡す。そして「二度と痛い目に遭わせたりしない。どうかお大事に。もう会いに来ないから」と言う。燕驚塵はなぜ拒むのか聞く。「小さい頃から私によくしてくれた。今回は私のためにけがまで。私は弱いけど、大師兄に助けが必要な時は必ず駆けつけて助けるわ」と言う扶揺。燕驚塵は「私が言いたいのは、そんなことではない」と言う。扶揺は「私と大師兄はどうにもならない。住む世界が違うの。さようなら」と言ってその場を後にする。
帰ろうとしていた扶揺は、玄正部の弟子たちに囲まれ捕らえられてしまう。
その頃、血だらけの衣を玄幽部へ持って行った弟子に、裴瑗は謝礼を渡していた。
掌門は玄正部への侵入より盗みが問題だと言う。扶揺が持って来た薬は西海の底に眠る紫水晶製でできた小瓶に入っていた。の扶揺が持てる物ではなく、どこで盗んだと言われる扶揺。“口は災いの元”と軒轅旻に言われた扶揺は、もらったが誰だかは言えないと話す。
掌門と長老たちは話し合い、扶揺は生きて出られた者は1人もいないという無念鏡に入れられる。
無念鏡の中に入れられた扶揺は、体を氷に閉じ込められてしまう。
死ねば黒い邪気が上がると聞いた裴瑗は、無念鏡の前でその時を待っていた。
無念鏡に入った軒轅旻は、氷を溶かして扶揺を助け出す。
無念鏡の前にいた裴瑗は、扶揺が裏の林で横たわっていたという知らせを受ける。「あり得ない。無念鏡から無事に出るなど」と言う裴瑗。
玄幽部の寝台で目を覚ました扶揺。看病をしていた小七は、すぐに周じいを呼ぶ。外からそっと様子をうかがっていた燕驚塵は、安心して帰っていく。
扶揺は無念鏡を出られたら罪は問われないと周じいから聞く。何百年も前からの決まりで、罰したくても掌門にはできないと。
周じいは畋闘賽にはもう出るなと話す。しかし扶揺は「ここでやめたら自分で自分を許せないわ。叩かれるほどに私は強くなるのよ」と言う。
第2回戦は2人1組で闘う。組む相手を決めたら、両人の名を紙に血で書き方鼎の中へ。方鼎から上がった煙と同じ帯を締める。組む相手がいなければ無作為に決めることに。
夜。軒轅旻は「このままでは、明日の第2回戦であの娘は死ぬ」とつぶやく。
翌日。周じいは「これを持っていけ」と火かき棒を扶揺に渡す。「安心して。必ず生きて戻る」と言う扶揺。
扶揺と組む予定だった男は計画どおり身を隠し、掌門に伝えられる。
入場する前、扶揺の腕をつかんで止め「厳しい闘いだ。命を落とすやも。まして一人では勝てぬ。棄権しろ。父上に命乞いをしてやる」と言う燕驚塵。扶揺は燕驚塵の手を自分から離すと「今までありがとう。でも、これは私自身が選んだこと。私に何があろうと、あなたたちに関係ないわ」と言う。
同じ頃。部屋に軒轅旻がいなくなり、大騒ぎとなっていた。遊びに行ったと思った兵は、畋闘賽を邪魔してはならぬと自分たちで捜すことに。
斉震たちは、玄元山の地形や仕掛けなどが入っている秘宝・芦榷転引盒と紅龍燭で畋闘賽場を見る。
参加者たちは光の示す方向を見て、己の帯と同色の羽根板の前に立ち、2人1組で相手の組と対戦を。勝った組が中央軸の中の竜骨傘を得て地上に降りられる。傘は2人しか降ろせない。同じ組の2人ともが勝ち、傘の上の珠を手に入れ、所定の地点に降りれば勝ちとなる。刻限は龍燭が燃えるまでで、それを過ぎれば失格となる。
畋闘賽・第2回戦の闘いが始まる。1人で戦っていた扶揺は、羽根板から落ちそうになるが、軒轅旻が現れ助けられる。
「なぜ、あなたがここに?」と聞く扶揺。軒轅旻は「自分でも分からぬ。ただの物好きかな」と答える。扶揺が「誰なの。なぜ私を助ける?」と言う。「私は君を助ける者だ。いつか借りを返せ」と言う軒轅旻。
ーつづくー
元宝が可愛かったー(⁎˃ᴗ˂⁎)
鼠と言ってたけど、尻尾がなかったからハムスターなのかなぁ?
ハムスターにしては、ちょっと大きい?
じゃあモルモット?でもモルモットじゃないような…。
って架空の動物か!?
とにかく可愛いやつ(≧▽≦)
本当に軒轅旻と会話ができているのかな?
それとも軒轅旻が適当に話しているだけ?
最後までずっと出てきてほしい!!
軒轅旻はすでに扶揺が好きなの?
気になって仕方ない感じで、ピンチになると必ず現れる(*´艸`*)
扶揺はまだ燕驚塵への想いはあると思うけど、軒轅旻のことを思い出して笑顔になってたのはなぜだろう?
周じいが持っていた棒って、杖じゃなくて「火かき棒」だったのね(✽ ゚д゚ ✽)
ずっと杖って書いちゃってたヾ(・ω・`;)ノ
・・・これまで周じいの杖と書いてあるところは、火かき棒だと思って!!
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