中国時代劇「蘭陵王」第1話 あらすじ

西暦557年、黄河壺口一帯。
黒尽くめの楊堅は、鳥かごから5色の鳳凰を飛ばす。その鳳凰は美しい白山村で巫女をしている楊林氏の元へと飛んで行く。目の見えない楊林氏は「やってきたか。年月が流れるのは早いのう。早10年が過ぎたとはな」とつぶやく。そして鳳凰に「客を連れておいで」と言う。


楊林氏の前に座った楊堅は、先祖が陛下の即位に一躍買われたのに、なぜ名君を助け戦乱を止めようともせず、俗世と縁を切って村にこもっているのかと聞く。わが巫族の天女は先々を読む力を持つ、君子を助け、朝廷に尽くすも、天下を制したのち巫族は人の妬み嫉みを買うはめに、天女を敵の手に渡すまいと、あろうことか王は巫族の根絶やしを図った、生き延びたのはわずか数名、一族を絶やしてはいけないと立ち上がった長老たちが、生き延びた者たちを率いて逃げ、100年前この白山村でひっそりと暮らし始めたと話す楊林氏。そして五里霧の術を用いて村の入り口を覆い隠し、俗世とは関わらず人目を忍んで生きる道を選んだと言う。

姿は見えずとも"天女を得たものが天下を得る"という巫族の伝説は受け継がれていると言う楊堅。「巫女どの」とそれ以上言おうとする楊堅を机をバンッと叩いた楊林氏が「やめよ」と止める。「かつてそなたの一族の長老に借りを作った。それゆえこの村に導く五色の鳳凰を贈り、10年に1度占うと約束した、さもなくば招き入れはしない、事が済み次第村を立ち去るようにと楊林氏は強く言う。「お怒りなきよう」と言った楊堅は、向こう10年の天下の移ろいを聞くことに。

南北は対峙することになり、南の陳は星回りに恵まれず行く末に暗雲が立ちこめる、これによって天下を制するのは北の周と斉のどちらか、天下の行方をその手に握るのは4人の人物、周の重臣・宇文护、周の皇帝・宇文邕、斉の皇太子・高緯、高長恭(蘭陵王)だと言う楊林氏。さらに蘭陵王は最も有望な君主だが、やんごとなき方々の力を得られねば地に落ち、皮肉なことに兄弟の手にかかって命を落とす定めにあると言う。

2人の話を盗み聞きしていた子供の雪舞の元に五色の鳳凰が飛んで来る。「無礼であるぞ、早く行け」と楊林氏に言われた雪舞は駆け出して行く。
「あの娘は天女となる定では?五色の鳳凰を踊らせているとは。もしや蘭陵王との縁をもって生まれた娘か」と言う楊堅。顔色を変えた楊林氏は、再び机を叩くと「違う。あの子を村の外へ出すつもりはない。巫族の使命を忘れることなどありえぬ」と怒る。

外に出た五色の鳳凰に向かい「蘭陵王。おばあちゃんの占いは外れたことがないけど、私、心から祈ってあげる。どうかあなたが定めとの闘いに勝てますよう」と言う雪舞。その姿を楊堅が見る。


ー10年後ー
蘭陵王は尉遅迥率いる周軍と仮面をつけて戦う。蘭陵王を見た尉遅迥は、誰も見たことのない素顔を見ようとし、罠にはまって窮地に。しかし退却する尉遅迥たちをそのまま逃がす蘭陵王。敵の軍勢が圧倒していたため、斛律大将軍の到着を待って追撃を始めようと蘭陵王は弟の高延宗に言う。

蘭陵王の乗っていた馬は、脚に傷を負っていた。壺口關に仙人の暮らす風光明媚な秘境があると聞いた蘭陵王は、湯治のために連れて行くことにする。


雪舞は火樹銀花の調合に失敗し爆発。家から煙が上がる。それにも懲りず、なくなった硫黄を取りに行こうとした雪舞だったが、楊林氏が来てしまう。慌てて調合に使っていた物を隠した雪舞。しかし「耳はよく聞こえるし、鼻もきくほうだ」と楊林氏は言う。
楊林氏は医術で人を救うよう雪舞に学ばせていたが、雪舞は医術に興味がなかった。楊林氏は言うことをきかない罰として、今日は一歩も外へ出てはならぬと言う。

明日の成人の儀のための帯がまだできてい雪舞。村の娘にとっては成人の儀は生涯一の晴れ舞台、みっともない物を出して巫族の名を汚すことなどあってはならないときつく楊宮女は言い、勝手に抜け出したら五里霧で覆って帰れぬようにすると告げる。「村中の笑い者だから私の帯を受け取ってくれる人なんかいない。人前で恥をかくのは嫌よ」と雪舞は言い返す。
雪舞が家の中に入ってしまうと「定めには逆らえぬと分かっている。五里霧よ、どうか雪舞を守っておくれ。決して運命の人に出会うことがないように」とつぶやく楊林氏。


雪舞は卵を生まない鶏に針治療をしていた。しかし突然の雷に驚き鶏が逃げてしまう。その鶏を追いかけ、村から出てしまう雪舞。

雪舞が出て行ったことを知り、ため息をつくと「定めよ、どうしても2人を引き合わせるつもりだな」と言う楊林氏。


温泉にたどり着き、馬と温泉に入る蘭陵王。
鶏をつかまえた雪舞も温泉の近くに来ていた。成り行きで村を出たが、ここまで来たからには硫黄を持ち帰ろうと雪舞は思う。

温泉まで来た雪舞は、温泉に入っている髪の長い蘭陵王を美しい女人だと思ってしまう。女子同士だと思い、服を脱いで温泉に入って行く雪舞。よそから来た人を初めてみた雪舞は、一緒に温泉に入ったのも何かの縁かもしれない、友達になってほしいと頼む。そこに何人かの兵が来る。雪舞は"お姉さん"を守ろうと、1人の兵を殴り始める。その間に他の兵を始末する蘭陵王。

いつの間にかすべての兵が倒れていることに気づき、雪舞は驚く。振り向いた蘭陵王が「お嬢さん、無礼を許してほしい」と言い、"綺麗なお姉さん"が男の子だったことを雪舞は知る。嫁入り前なのに裸を見られたと思った雪舞は温泉の中へ。


ーつづくー


始まりましたー!!(*´艸｀*)
もう1話目から面白かった～。

あの方が初めから登場(≧∇≦)ノ彡
それから五色の鳳凰。本物じゃなかったけど(当たり前)、こんな鳥がいたら飼ってみたーーーい。
すごく綺麗。とくに尾がお気に入り。(尾っていうのかな?)

高延宗もなかなかいい感じ。
面白いキャラなのかな?弟らしくてそういう所もいい(*´ー｀*)

戦いのシーンの蘭陵王もカッコよかったー。
ただ、お馬さんたちが痛々しくて(；△；)

そしてそして、蘭陵王を綺麗なお姉さんだと思っちゃう雪舞(*´∇｀*)。
もうおかしくておかしくて、何度見ても笑っちゃう。
最後は…雪舞、のぼせちゃったの?
蘭陵王が抱きかかえていたけど、ちょっと分かりずらかったかも(;´д｀)ノ

"後宮の涙"でも大切だった帯。
それも気になります。

あぁぁ、これからがすごく楽しみー(*´ー｀*人)



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