李皓鑭(りこうらん)…呉謹言(ウー・ジンイエン/声:中村千絵) 名家の娘
呂不韋(りょふい)…聶遠(ニエ・ユエン/声:東地宏樹) 燕の国出身の商人
嬴異人(えいいじん)…茅子俊(マオ・ズージュン/声:平川大輔) 秦の国王の孫
岫玉(しゅうぎょく)…李春嫒(リー・チュンアイ/声:落合るみ) 蛟王子の正室・皓鑭の継妹
雅(が)…海鈴(ハイ・リン/声:松井茜) 趙の王女・厲王妃の娘
趙丹(ちょうたん)…王志飛(ワン・ジーフェイ/声:内田直哉) 趙の国王
厲(れい)…寧静(ニン・ジン/声:深見梨加) 趙の王妃
殷小春(いんしょうしゅん)…姜梓新(ジアン・ズーシン/声:桑島法子) 趙の王宮の医師
蛟(こう)…(洪尭(ホン・ヤオ/声:遊佐浩二) 趙の王子
趙勝(ちょうしょう)…劉恩尚(リウ・エンシャン/声:玉野井直樹) 趙の丞相・趙丹の叔父
司徒月(しとげつ)…張訳兮(ジャン・イーシー/声:渡辺広子) 呂不韋の側近・王宮の侍女
夏姫(かき)…何佳怡(ホー・ジアイー/声:魏涼子) 安国君の側室・異人の母
李皓鑭が自分を試したことを知った呂不韋。皓鑭は、私の手を先に握ったのはあなた、だからしっかり握っててちょうだい、と言う。覚悟して、と。呂不韋は皓鑭の腕をとって引き寄せると、諦めたのかと思った、と言う。しかし皓鑭は、殺されてたまるもんですか、必ず生き延びてやるわ、と言って微笑む。
司徒月が竹簡を焼いているのを見かけた趙王。明日、処刑される李女官の物だと司徒缺が話し、趙王は竹簡を読む。それには王と王妃が長生きされ無病息災を願うと書かれていた。さらに司徒月は皓鑭が戦に備えて兵士たちのために冬の寒さをしのぐ綿入れなどを作っていたことや国を裏切るような方ではないと言う。
趙王は皓鑭のいる牢へ行く。苦しそうに、私は謀反など…、私を陥れるために何者が偽りを…、と話た皓鑭が咳き込み吐血する。趙王は急いで医者を呼ぶ。
異人が釈放され機嫌のいい雅王女。王妃が、あなたね?桃を送ったのは、と言う。雅王女は、皓鑭は蜀侯夫人と手を組み国と母上を裏切った、処刑されて当然よ、と話す。王妃は異人が皓鑭とよく会っていたことを知っていた。それが気に入らなかったあなたは邪魔者を殺してしまいたかった、だから陥れた、と言う王妃。
王妃は、忘れないで、秦王の孫が趙の王女をめとれば秦にとって捨て駒になる、それでもあなたを喜んでめとるかしら、と言う。雅王女は、愛が何か分かってない、父上だけでなく実の娘である私のことですら何とも思ってないのよ、情のかけらも無いんだから、本当に冷たい人ね、と感情的に言い返す。王妃は雅王女の頬を叩き、なんて愚かなの、と言う。そんな中、皓鑭を運ばせながら趙王が来る。
皓鑭は悪い人間ではない、と言う趙王。雅王女が、証拠はそろっています、疑う余地はありません、と話していると殷小春が部屋に入って来る。趙王はすぐに皓鑭を診るように言う。
脈を診る殷小春の手を握る皓鑭。殷小春は、毒をのんだかと、と趙王に話す。症状から見て朱砂と思われる、朱砂は加熱すると毒素が生じると。自殺を図ったかもしれない、と言う雅王女。しかし殷小春は毒を飲むより舌をかみ切るほうが簡単だと言う。
そして呂不韋も趙王に会うために来る。先日、蜀侯夫人が逃げたと聞き部下に捕らえるよう命じついに見つけた、残念なことに蜀侯夫人は慌てふためき馬から落ちて息絶えた、と報告する呂不韋。そして皓鑭が朱砂の毒にあたったと聞いた呂不韋は、李女官は八つ裂きの刑ですが、なぜ、急いで殺そうとするのでしょうか?、と言う。思うに事件が蒸し返され罪が明るみに出るのを恐れ何者かが先手を打ったのかと、と。
具合が悪くなる前に岫玉が皓鑭に会いに来たことが分かる。呼ばれた岫玉は、姉に最後の挨拶をするため牢に行ったと話す。趙王は衛兵に岫玉が牢に来て何があったか聞く。刀銭を1袋頂き、さらに私に李女官を脅して思い知らせろと、と証言する衛兵。趙王は腹黒い岫玉にあきれる。慌てて岫玉は誰かに陥れられたと言うが、衛兵は岫玉に頂いたと袋に入った刀銭を差し出す。
雅王女が、皓鑭の刑はすでに決まっていた、なのに義姉上が毒を盛る必要がある?、と言う。確実に殺すため、このように根性の腐った者は己の秘密を守るためならどんなことでもできるのです、と言う呂不韋。秘密なんてないわ!会いに行ったのに偉そうなことを言うから脅かしてやろうと思っただけです、毒なんて…とんでもない事です!、と岫玉は必死に話す。しかし呂不韋は、姉妹は不仲だった、皓鑭が王妃様に気に入られて不安を感じていたとき蜀侯夫人のたくらみを知り桃を送り皓鑭に罪を着せた、それがあなたの秘密です、と岫玉に言う。
岫玉は呂不韋が姉を助けるために仕組んだ罠だと趙王に訴える。言い訳を聞きたくないと、あとのことは夫の蛟に任せ、妻に好き勝手させるなと伝えるよう告げる。
皓鑭については病が治ったら私の…と言いかける趙王。それを王妃が、私のところへ戻らせるつもりですわ、と言ってさえぎってしまう。
皓鑭は殷小春に礼を言う。殷小春は赦免してくださるとなぜ思ったのか尋ねる。王様はずっと疑っていたから毒にあたれば確実に変わるだろうと、そこに飛び込んできたのが岫玉よ、と答える皓鑭。殷小春は私が暴露すると考えなかったか聞く。ふっと笑った皓鑭は、先生は口が悪い、でも本当は優しい人、いつか機会があったら必ず恩返しします、と言う。
いつも、こううまくはいかない、また危険を冒して窮地を抜け出せるの?、と言う殷小春。皓鑭は、どんなに苦しくても諦めない、天が死なせようとしても活路を求め自分のために戦う、と話す。
寝ていた皓鑭に上着をかける呂不韋。目を覚まし体を起こした皓鑭が、これは…なぜ毛が内側に?、と聞く。呂不韋は、この毛皮は貴重なものだ、だが毛が外にあると目立つ、粗末な衣を重ね着するより毛皮を内側に着たほうがずっといい、と話す。わざわざこの毛皮を届けに来たのか皓鑭が聞く。ほかに何の用が?と呂不韋が聞き返す。自分の胸に聞いて、と言う皓鑭。戸惑った呂不韋は、仕事が残っている、と出て行こうとする。皓鑭は呼び止め、助けてくれてありがとう、と言う。
回復した皓鑭に王妃が、聞きたい事は何もないの?、と言う。私が蜀侯夫人の件を十日で片づけろと言ったせいで濡れ衣を着せられ私も助けられなかった、そなたは私のことを全く恨んでいないのかと。王妃様にはお考えがあるはず、愚鈍な私にお教えください、と言う皓鑭。王妃は、自分ではい上がれないなら私が支えても何の役にも立たない、やっかい者は要らない、欲しいのは腹心よ、と答える。
雅は少しわがままなのよ、そうは言っても優しく純なところがある、そのうちあの子をしっかりしつけるわ、と言う王妃。皓鑭は、承知しました、この件は蜀侯夫人と岫玉のした事、雅王女とは関係ありません、と言う。
秦に包囲されてひとつきとなる。朝廷で趙王が敵を退ける良策があるか聞くと、贈り物を用意して楚と魏に向けて使者を遣わすべきかと、と言う丞相。それも誰もが知るように派手に、我が国の贈り物を受け取れば3つの国が同盟を結ぶことになる、秦の者がこれを知れば恐れることでしょう、と。しかし蛟王子は、長平は簡単に通じる重要な地、秦の軍がどの道を通ってこようと長平を必ず通る、そんな重要な地を秦の軍が手放すでしょうか、魏と楚に助けを求めるより兵を集めて援軍を送るべきです、と言う。
兵を集め援軍を送るには、資金と兵糧が必要だった。資金はどう集めるのです?と蛟王子に尋ねる丞相。蛟王子が民から集めると答え、羽王子は戦をすれば秦に飲み込まれる、わが軍は固く守り長期戦に持ち込んでいる、やがて敵にも疲れが出て撤退すると反対する。民から集めずにどうやって戦うと羽王子に言い返す蛟王子。
趙王は人をやり楚と魏に助けを求め、国内で資金と兵糧を集めるという両者の策を同時に行うことにする。蛟王子は呂少府を推挙。臣下たちがざわめく中、呂不韋は私では地位が低く信望が足りないと断り、羽王子も呂不韋はただの役人、誰も耳を貸さないと言う。しかし趙王は丞相と共に事に当たるよう決めてしまう。十五日で資金と兵糧を用意するよう呂不韋に告げる蛟王子。
苦難が続いているため、趙王は戦に際し馬服山へ行き祈とうをすることに。蛟王子に支度を任せ祭祀を執り行うように言う趙王。
嬴異人と碁を打っていた皓鑭。そこに碁の腕は異人殿に及ばないのに、と言いながら呂不韋が部屋に入って来る。5回に1回は勝ってる、と皓鑭は言う。異人は優しく微笑む。
異人が資金は集まっているか呂不韋に聞く。戦続きで民は苦しみ、奔走しているが無駄骨だと言う呂不韋。趙の人口は300万で若者は60万ほどだが、そのうち三分の一が戦に赴いていた。残された者の暮らしは苦しい、と呂不韋は話す。
期限内に任務を全うすることは不可能で蛟王子はこれを狙った、呂不韋を推挙したのは陥れるため、と言う皓鑭。続けて異人が、そして戦況が不利になれば呂不韋殿を殺して民の怒りを鎮める、と言う。皓鑭は孟嘗君の逸話を覚えてるか呂不韋に聞く。笑った呂不韋は、なるほどな、と言う。
呂不韋は司徒缺が咸陽から送ってきた文を異人に渡す。急いで文を読む異人。夏姫様は異人殿の幸せを祈り、王宮の中をおじぎをしながら歩み、雨の日も風の日もひざまずいて天地に祈っておられます、ある時、夏姫様は転び左足を骨折された、と話す呂不韋。呂不韋は異人殿と母上の二人が苦しんでいる姿に胸が締めつけられる思いだと言う。そして、私が必ずあなたを秦にお返しします、と。
皓鑭と同じように呂不韋も信じてください、と言う皓鑭。その言葉に後押しされた異人は、お力をお貸しください、と呂不韋に頼む。
雅王女は父の趙王に母が下くれたという菓子を食べさせる。あの皓鑭が作ったのよ、と。そして、やはり皓鑭のような美しいおなごがそばにいてこそ幸せなんじゃないかしら、と言う雅王女。しかし趙王は王妃のことを考え、ダメだ、と言う。計略を巡らすべきよ、と趙王の耳元で雅王女はささやく。
祭祀を雲少妃に任せると聞いた王妃が、あまりよくないのでは?、と趙王に言う。こたびの祭祀で古い習慣を改めたい、雲少妃は参列するわけではない、ただ世を助けて祭祀の支度をするだけなのだ、と笑う趙王。王妃は、祭祀は国の大事、雲少妃はその経験がありません、私が取りしきるべきです、と話す。それでも趙王は、これ以上王妃の手を煩わすわけにはゆかぬ、と言う。王妃は皓鑭を下がらせる。
趙王に望みを聞く王妃。趙王は、余は何かと大変なのだ、ふと身の回りに目を向けてみたが気に入った者が一人もおらぬ、と話す。趙王の気持ちが分かった王妃は、気の利くしっかり者をそばに置いてお世話をさせるべきですわね、祭祀のあとで皓鑭を王様のもとに送りお世話をさせますわ、と言う。それが聞こえてしまう皓鑭。
たかが祭祀のために王妃は私を売った、結局、私は何の価値もない、と皓鑭は司徒月に話す。王妃がなぜ話に乗ったのか分からない司徒月。皓鑭は、王妃はこの計略を逆手に取り、私を献上して雲少妃に打撃を与えることが狙いだと言う。
趙王が資金と兵糧が集まったか呂不韋に聞く。呂不韋は米も布銭も何も持たずに戻ったと話す。死にたいようだな、誰か!、と言う蛟王子。呂不韋は、私が持ってきたのは民から寄せられた信頼と希望です、国は民に支えられています、信義にも取れば民は背を向け国は崩壊します、そののち訪れたどの町でも民の士気が高まり鼓舞されていました、これこそ王様のもたらした力です、と言う。
馮驩が孟嘗君のため借金を取り立てた際、貧しい者の借用書を焼き捨て孟嘗君に威信をもたらした、だが今とは事情が違う、と言う蛟王子。兵糧がなく兵力も足りない、どうやって国と民を守る気だと。そこに遅れて丞相が来る。資金を集めるのをやめると民は大いに鼓舞され、兵士が足りぬことを知り自発的に軍に入り3千もの兵士が集まっていると報告する丞相。そして呂不韋が、私は己の財産を差し出したいと思います、と言う。さらに丞相も財産を差し出すと言い、羽王子や臣下たちも出すと声を上げる。
趙王は余のために義を集めたと呂不韋を褒める。
蛟王子は、そなたが問題を起こし私は笑い者になった、ゆえに孤立無援になった、と岫玉に怒りをぶつける。そして、そなたの父親は私に加勢したことなど一度もない、己の保身ばかり考えているではないか、と岫玉の首をつかむ蛟王子。めとっても何ら利することがない、この役立たずが!、と。岫玉がめとったのは後ろ盾を得るためだったのか聞く。蛟王子は、あたり前ではないか!大きな力と確固たる地位があってことそ誰もが皆、私に付き従うのだぞ!、と言う。
息ができないほど首をつかまれる岫玉。雅王女が来たことが分かり蛟王子はやっと手を離す。
雅王女は義姉上と内緒話があると、二人だけにしてもらう。
岫玉が、近頃、蛟王子が浮かない顔をされていると言う。父上の信頼を得た呂不韋が羽王子と丞相と手を組み、兄上の地位を脅かしている、朝廷には兄上の味方がいないのよ、と話す雅王女。雅王女は母の元で育った蛟王子とは親しかったが、雲少妃の息子である羽王子は小さい頃からいい子ぶり好きではなかった。
丞相の推薦で宮中に入った皓鑭に魂胆があるのでは?と言う雅王女。もうすぐ父上の側室になる、これから私たちは義母上と呼ぶのよ、そうなったら朝廷には羽王子と呂不韋がいて、後宮では皓鑭が父上にあれこれ吹き込む、兄上はさらに身の置き場がなくなると。岫玉は動揺する。
王の寵愛を受けているのは雲少妃だった。王位を継ぐのは羽王子やもしれぬ、もしお前が王の寵愛を受ければ話は大きく変わってくるがな、と皓鑭に話す呂不韋。皓鑭は私を王に差し出すならあなたの邪魔をしてやるから、と返す。好きでもない人に嫁ぐなんて御免よ、あなただけ望むものを手に入れるなんて許さない、と。
なぜ王が皓鑭に手を出そうとしたか呂不韋は宮中の者に聞いていた。雅王女が王を訪ねたあと、王はすぐ王妃に会いに行ったそうだ、と呂不韋が言う。そして、こう幾度も王女が邪魔をするなら贈り物を差し上げねばならん、と言う呂不韋。呂不韋は、噂では楚の国の太子は若く男前で勇ましいとか、我らが王女にふさわしいだろう、と言う。
皓鑭は祭祀に参列する者の名を記して趙王に渡す。そなたに身の回りの世話をしてもらいたい、余のもとに来てくれるか?、と言う趙王。皓鑭は、王様の恩寵を賜ることはこの上ない幸せ、と答える。本当の理解者が少ない趙王は皓鑭を引き寄せると、そなたが余のもとに来たら…心から幸せだと言わせてみせるからな、と言う。そして趙王は、祭祀が終わったらそなたに宮殿を与えよう、と言いながら部屋を出て行く。
皓鑭は名簿にあった異人の名は消していた。王にも見せ、すでに許しを頂いたと呂不韋に話す。異人殿が祭祀の間に趙を出られるよう手配ができると言う呂不韋。呂不韋は異人殿を送ったら、必ず迎えに来ると言う。信じてる、と言う皓鑭。
呂不韋が手はずが整ったことを異人に伝える。しかし異人は馬服山の祭祀に参列することになってしまっていた。蛟王子の提案により王様が名簿に私の名を加えました、と言う異人。
皓鑭は祭祀に行くことになった殷小春から趙王が名簿を作り直したと聞く。蛟王子が作ったと。蛟王子に気をつけて、と言う殷小春。殷小春はこの天下であなたが信じるべきはたった一人、あなた自身よ、と言う。しかし皓鑭は、私はだまされ罠にはまった、そのとき、ある人が絶望のふちから救ってくれた、私はあの人のことを信じる、と話す。
祭祀のため馬服山へ来ていた趙王は、楚の太子・熊完(ゆうかん)と魏の使者・百里松(ひゃくりしょう)がふもとに来ていると知る。使いは習わしどおり邯鄲へ行くべきが、なぜここに来たのか妙に思う趙王。知らせた蛟王子は、目的は同じです、雅に求婚を、魏と楚の兵士たちが山の麓でにらみ合っています、と言う。
3つの国が同盟を組めば秦は不利になる。秦の間者が同盟を潰すために、魏と楚に雅が美しく聡明であると吹き込み両国を戦わせ漁夫の利を得ようとしているのでは?と言う蛟王子。そんな中、熊完が許しもなく入ってくる。
熊完は雅を描いた絵を見せ、大変お美しい王女に心を奪われたと言う。求婚のため必死に馬を走らせたが、驚くことになぜか魏の使いの者も私と同じ絵を持っていたと。
熊完にどういうことか尋ねられた趙王は、蛟王子を近くへ呼ぶと小声でなぜ雅の絵が混ざっていたのか聞く。何者かの仕業です、と言う蛟王子。
趙王は、何者かが勝手にその絵を贈り物に忍ばせたのかもしれん、と熊完に言う。熊完は、私はかまいません、と言い、両国を婚姻で固く結びつけたい、と話す。雅は私の一人娘、婚姻という大事をいいかげんには決められません、と言う王妃。熊完は二日待つと言って出て行く。
外に出た熊完は雅王女と会う。王女はまなるで天女のようだ、と言う熊完。侍女の夏雪が無礼な…と言い、雅王女はその場を後にする。
しばらく雅には黙っておくのだ、と王妃に言う趙王。そこに、何を隠す気?、と言いながら雅王女が来る。
魏と楚が求婚に来たと知る雅王女。雅王女は、お断り、と言う。婚姻によって同盟を結び国難に対処する、一国のに王女がわがままを許されるとでも?、と言う王妃。なら屍を嫁がせて、と言うと雅王女は出て行ってしまう。
雅王女は私に求婚するために魏と楚の大群が…と異人に泣きつく。諸侯は婚姻で同盟を結び助け合う、趙は国難にあたり魏と楚に助けを求め先方は婚姻で同盟を結ぼうとする、理にかなっていると言う異人。嫁ぐことで国難を救えると。雅王女は、男は戦を起こしといて悲しみや苦しみはおなごに背負わせるのね!、男って本当に意気地なしね!、と言い返す。
ため息をついた異人は、幼い頃から何不自由なく過ごしてきたはず、これは民から与えられたもの、これまで楽しく過ごしてきたなら犠牲になることを拒んではいけないと話す。しかし雅王女は不公平だと納得できない。そばで話を聞いていた呂不韋は、それは間違っています、将軍や兵士は前線で血を浴び国土を守っている、こうした犠牲をご存知で?、男たちは皆戦い、老人やおなご、子どもが前線に兵糧を送るために農作業を担っている、その犠牲や努力を王女はご存知ですか?、と言う。今は国難の時、身勝手な振る舞いは慎むべきです、異人どのに付きまとっては死を招く災いをもたらすだけだと。
魏と楚が一度に求婚に来たのは呂不韋が考えを変えたからだった。趙と魏と楚が同盟を結べば秦の軍が撤退し商売に支障が出ると皓鑭に話す呂不韋。皓鑭が、忘れないで、私は趙の人間、と言うと呂不韋は、秦が韓を4年攻め上党の地に迫ったとき韓は上党に17あった町を全て趙王に献上した、狙いは趙に目を向けさせるため、趙王は利益に目がくらみあっという間に全てを受け入れた、それが今の国難をもたらしたのだ、と返す。
皓鑭は秦が韓を攻めた本当の目的は趙を取るためで、拒絶していても趙と秦は戦になったと気づく。今、上党には多くの流民がいて趙は兵糧も足りていなかった。もし私たちのような悪徳商人がいなければとっくに皆、飢え死にしてる、と言う呂不韋。人は臨機応変に動いてこそ大業を成せると。
楚の太子は3,000の兵を引き連れ魏の使者も武装してきた。同盟も王女をめとることも本当だが、趙王が解決を先延ばしにすれば火事場泥棒に変身する恐れがあると呂不韋が言う。
皓鑭は呂不韋が魏と楚に絵を送ったのは、もめ事を引き起こして利益を得るためか司徒月に聞く。しかし司徒月は皓鑭の話が分からない。
床の上から一歩も動かず食を絶つ雅王女。会いにきた王妃は泣き出す魏王女に、泣くことなど許さない、魏と楚はどちらも同盟を結ぶために数千名の騎兵を率いてやって来た、今、泣きたいのは長平を死守してきた将軍そして死ぬかもしれない前線の兵士、さらにはなんの武器も持たない趙の民たちよ、と言う。雅王女はこの局面を本当に婚姻で解決できるのか王妃に聞く。皓鑭は、ある策を試してみては、と提案する。
雅王女は皓鑭と二人きりになり、あなたの目の中に同情と理解が見えるわ、初めて考えが一致したわね、と言う。ええ、初めて理解しました、お助けしたいと思っています、同じおなごとしてその痛みを私も感じるからです、と言う皓鑭。皓鑭は尊厳と自由を守るために戦うのです、と言う。
私の言葉を胸に刻んでください、機会は一度だけ、と皓鑭は雅王女に話す。雅王女は、私には情がないのよ、と言う。目の前に異人様がいると思ってください、異人様を見るまなざしは人を魅了します、それを見せられれば勝算は2割になります、と言う皓鑭。2割だけだと聞いた雅王女は、もし失敗したら…、と言いかけるが皓鑭は唯一の方策ですと言う。雅王女は皓鑭を信じることにする。
ーつづくー
内側が毛の上着(外套?)、暖かそうー(⁎˃ᴗ˂⁎)
でも、やっぱり呂不韋は逃げちゃうのね。
いつか本心を言える時が来るのかな?
言えた時は、もう遅い、になりそうな気が・・・・(。>ㅿ<。)
蛟王子は相変わらずの卑怯者。
どんな理由であれ、自分が岫玉を選んだのに。
そして皓鑭を諦めない趙王( ̄▼ ̄|||)
雅王女は策がうまくいったら皓鑭に対しての態度が変わるのかな?
それとも喉元過ぎれば?
異人のことは誰にも譲れないものね(;´д`)ノ
次回はまた皓鑭がピンチに!?(✽ ゚д゚ ✽)
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晧鑭の危機には至りませんでした(ほっ)
姐姐仰るように、晧鑭をあきらめていませんけれど、
さすが高貴なお方、ジェントルで大人な感じでした。
晧鑭の肩に触れる前に、袖を返すシーンがありましたが、
1話の王妃様と入場したシーンにもあったように思います。
これもどこか王様的な権威付けの演出なのでしょうか。
晧鑭、ぎりぎりでも呂不韋の行動をチェックしてましたね!
あなたが先に手を握ったなんてw
またまた切り抜けて、毛皮の掛布団をもらった時は本当にうれしそうでした。
晧鑭と異人が毎日碁を打って、5回に1回勝っているといっていましたが、
それは異人が負けてあげているからですよね。
その時の異人の微笑みが、とても優しそうでしたw
今度は、呂不韋が今度はピンチに(汗)
3人の会話でヒントができてよかったのですが、
蚊王子もなんだかんだと自分のために錯乱していますね。。。
趙は大丈夫なんでしょうか? 心配です。
それにしても、厲ママはすべてを見抜いていました。
雅公主も何かにつけて自己中な考えですけれど、
ママの方が一枚上手です。
雅公主への求婚、同盟の結果はどうなるのでしょうか?
晧鑭は雅公主の力になるようですが。。。
次回の予告も気になりますね。。。
ねこさんの前回のコメントにも書かれていましたが、
このドラマのセリフは名言も多いですよね。
今回の名言は晧鑭の言葉から。
「人は前を向く勇気が必要。
どんなに苦しくても決して諦めない。
天が死なせようとしても活路を見つけ、自分のために戦う。」
後半はあっという間でした!
続きが早く見たいです♪
そして、いつもありがとうございます。
今回のピンチは殷小春に助けられたものの
自ら朱砂を飲んで岫玉になすりつけ
晧鑭自身で何とか切り抜けましたが
この繰り返しがいつまで続くのでしょうか(笑)
晧鑭と雅王女の唐突なお風呂シーン
なぜに一緒に仲良く入ることになったのか?謎謎・・・これもカットのせいね(´-ω-`)
それに雅王女は政略結婚阻止のためとはいえ
あんなに陥れようとしていた晧鑭をいとも簡単に信じるなんて、それも不思議不思議?
晧鑭のある策とはなんぞや?
次回が楽しみ楽しみ~
timeさんも触れられてますが
厲王妃、今回は意外と的を得た正論を言ってましたね。
でも「雅王女をちゃんと躾けておくから」って( ̄д ̄)
timeさんの名言みっけ特集も毎回楽しみです(≧▽≦)