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シンデレラのお姉さん(7話)

2011年08月16日 20時15分37秒 | ドラマ置き場
【出演者】

ソン・ウンジョ役…ムン・グニョン
ホン・ギフン役…チョン・ジョンミョン
ク・ヒョソン役…ソウ
ハン・ジョンウ役…テギョン(2PM)
ソン・ガンスク役…イ・ミスク
ク・デソン役…キム・ガプス



◆あらすじ◆

「金のないヤツには笑顔を見せないことね。あんたにこびてくるヤツも信用しちゃダメ」と泣いているウンジョに言うガンスク。その話しもドアを開けて入ろうとしたデソンが聞いてしまう。そしてゆっくりドアを閉めるデソン。そのドアが閉まっていくのをウンジョは見逃さなかった。
ウンジョがドアを開け病室の外に出ると、肩を落としたデソンの姿が…。

ウンジョはずっとデソンの後ろを歩いていた。ようやく病院の外を出たところで「あの…待って下さい」と声をかける。振り向いたデソンは笑って、手で行きなさいというしぐさをすると、また歩き出す。ウンジョが駆け寄ると、再び振り向いたデソンは「改めて言葉で聞いたから、寂しいだけだ」と言う。お母さんの気持ちに気づいてないと思ったか?と。そして、さっきの話しを聞いてしまった事は言うなと言うと行ってしまう。

"寂しいだけ"と言いながらもよろめいてしまうデソン。デソンもつらそうだけど、ずっとその事で心を痛めていたウンジョはもっとつらかったと思う。デソンが良い人だからよけい…。

ギフンの車の中で、ウンジョと家族になった時、お姉ちゃんが出来てすごく嬉しかった、と話すヒョソン。ウンジョが好きで、冷たくされても声をかけてもらえるだけで嬉しかったと。そんな私に何でこんなひどいことするの、と泣き出すヒョソンに、ギフンは「泣くな。いいかげんにしろ」と言うと車から降りてしまう。

ヒョソンも車の外に出るとギフンは、取られたくなければ自分でしっかり守ればいいだろう、と話す。まさか怒られると思わなかったヒョソンは「なんで…」と驚く。ギフンは、誰もお前には怒れないのかよ、甘ったれるんじゃない、誰にも頼る事なしに自分の力だけで何かを成し遂げたことがあるか、と言う。

ウンジョが何も持ってないお前から何を奪ったって言うんだ、とギフンが怒鳴ると泣きながら「もうやめて」とギフンの胸に飛び込むヒョソン。そんなヒョソンを自分から離すと「お前の敵はウンジョじゃない。自分の物は自分で作れ。自分で作ったものは自分で守るんだ」とギフンは言う。そして、もう甘えてきても助けない、と言うとヒョソンを残しギフンは車に乗って行ってしまう。

ギフンの言葉はきついけど、きっと父親と自分がデソン都家にやろうとしている事と関係しているんだと思う…。

家に帰ってきたヒョソン。元気なく電話に出ると「デソンニセマッコリって会社だな」と怒鳴る男の声が聞こえてくる。

ずっとデソンの後を歩いてきたウンジョに、今は体を休めなさい、とデソンは優しく言う。ウンジョは「どうしてできるんですか。なぜ平気なんですか。平気なはずないのに、いつから平気になったんですか?」と聞く。デソンは「あんなふうにしか考えられないお母さんを気の毒だと思う」と話す。

初めてウンジョと会った時、心をかたく閉ざしていたウンジョを見て、つらかった子供の頃に戻って抱きしめてやれたらどんなにいいかと思ったと言うデソン。それほど痛々しかったと。ウンジョの目から涙があふれて来る。
そして、私がお母さんを好きなんだから構わないとデソンは言う。

金目当てでもお前とお母さんがそばにいてくれたらいいんだ、と言うデソンの言葉に涙。なんて良い人なの。本当に大きい人。今までの男とは全然内面が違うということをガンスクが分かってくれたら…。

本心だよ、と優しいデソンの言葉にウンジョは「私は、どうすればいいんですか?」と聞く。デソンは微笑みながら「私を捨てないでくれ。それが一番の望みだ」と答える。

従業員たちの親睦会に顔を出したウンジョにヒョソンから電話が来る。誰にも頼らずに何とかしたいんだけど、何をどうすればいいのか分からない、と言うヒョソン。

ウンジョがデソンや従業員たちと急いで帰ってくると、デソンで販売しているマッコリのビンの中に、デソンとよそのマッコリを混ぜたものが売られていたことで大騒ぎになっていた。ネット上でも"マッコリを不法流通させた"と書かれてしまう。そして新聞には"禁止添加物が検出"と…。

犯人はデソンの前妻の弟ヘジンだった。
知らない間に手伝わされていたジョンウは、へジンに誰に何を聞かれてもシラを切るように言われるが、ジョンウは何を言ってるのか分からない。

ジョンウにさせていたことって見はりだったのね…。何も知らないジョンウを巻き込むなんてー。(怒)

ウンジョとデソンも警察で事情を聞かれることに。誰かが故意にうちのお酒に、と興奮するウンジョの手をデソンが握って落ち着かせる。そして、生産過程ではなく、流通過程を調べてほしいとデソンは警察に言う。

返品が相次ぎ、生産が止まってしまうデソン。こんな時どうすれば…とギフンにヒョソンは聞く。誰にも甘えるな、と言われていたため、返事のないデソンにこんな事も聞いちゃダメなんだと思い行こうとすると、ギフンは「設備が増える前で良かった。何とかなる。心配するな」と言う。

ギフンは父ホン会長に会いにいく。「一体何の真似ですか。こんなことでデソン都家が手に入るとでも?」とギフンが聞くと「私ではない」と答えるホン会長。そしてギジョンでもないと話す。
ギフンは、この隙に手を回す事はせず待ってて下さい、と言う。イメージを下げたデソン都家ではなく、大きくしてから自分のものにすると。

夜中。こっそりウンジョの部屋にやってきたガンスクは「つぶれるの?」と聞いてくる。会社が潰れても家は残りそうか、と。何もかもなくなる前に、残せるものは蓄えておくように言うガンスクに「やめて。お願いだからやめてよ」とウンジョはつらそうに言う。何言ってるの、とそんなウンジョを叩くガンスク。ウンジョは「つぶれないわ。つぶれても、お母さんが心配している財産はたくさんあるから、食べ過ぎて死んでも飢え死になんてしないわ」と言う。それならいい、とガンスクは部屋を出て行く。

お母さんの心配は、デソン都家じゃなく、自分が贅沢できるかなのよね。全く何にもなくなったら、やっぱりデソンも捨てて出て行くつもりなんだろうな…。

部屋を出たウンジョが歩いていると、ギフンが歌いながら近づいてくる。何も言わず見つめ合う2人。
しばらくしてウンジョがギフンの横を歩いて通って行くと、立ち止まっていたギフンも歩き出す。そして、石の階段に座るギフン。そんなギフンにジョンウが声をかけてくる。しかし、ジョンウは何も言えなかった。

酒蔵に来たウンジョは瓶の横に座り、瓶に耳をつける。そこに「電気消して」とヒョソンの声が。ヒョソンも瓶を背に座っていた。
「やってやるわ、私も。あんたに全ては渡さない」と言うヒョソン。何をどうすればいいか分からないけど、やってやる、と。

ジョンウはいつも自分がへジンに見張らされていた場所からたどり建物を見つける。そこをデソンとギフンに知らせドアをこじ開けてみると、中にはデソン都家で使っているビンやお酒を入れていた痕跡が。
「こんなことだったとは、ぜんぜん知りませんでした。ただ見張っていろと言われて」とジョンウは話す。

お母さんの弟である逃げたへジンを捕まえて通報なんて出来ないとヒョソンは言う。ヒョソンの叔父であるへジンを守りながら、会社を救う方法を考えてみると言うデソン。ウンジョは急いで汚名返上をしたいと言うが、ゆっくりでいい、とデソンは話す。

デソンとヒョソンが部屋を出て行き、残ったギフンが謝罪文を新聞に乗せて工場を再開させる方法を、とウンジョに話す。何も非がないのに謝罪をしたくないと言うウンジョ。職員の管理をおこたったとギフンが言うと、そそのかした人がいるはずたと警察にウンジョは行こうとする。それを「社長の気持ちも考えろ」とギフンは止める。

デソンマッコリはすぐ立ち直る、うちの酒が買えなくて残念だと思っている人は少なくないはずだ、とギフンは言うが、早くも周りではデソン都家を安く手に入れようと思ってる人が現れてるとウンジョは言い返す。「私の意地でCM作ってお金がかかったのに、今回の事で援助まで取り消されて死にたい気分なの、分かる?」と言うと、怒ってウンジョは部屋を出て行ってしまう。

ウンジョが社長室に入ろうとすると、ヒョソンと楽しそうに話すデソンの姿が。中の2人とウンジョを見るギフン。

しばらく見ていたウンジョが振り返るとギフンがすぐ後ろに立っていた。ギフンは「入ろう。一緒に行こう」と部屋に入っていく。

日本で販路を作り、その評判が韓国に届く事になれば、また国内での販路を開く可能性が十分あるとギフンは話す。ウンジョは直接現地の状況を見るため日本に行くと言うが、ギフンは自分が行きたいと言う。そして、ヒョソンを連れて行くと。

ギフンはヒョソンと2人でお酒を飲みながら「お前に見せたいんだよ。奪われたくなければ、どうすればいいのかをな」と話す。ウンジョであれ誰であれ、奪われそうになったら自分で守るんだ、と。
そこにウンジョがやってくる。封筒を投げるように置くと「飛行機とホテルのチケットです。向こうで会う人のリストと連絡先も入ってます」と言う。
そしてジョンウの部屋の前に行くと、社長が呼んでいると言うウンジョ。ジョンウが部屋から出て来ると、手には荷物が…。

ここを追い出されると思って、と言うジョンウに「へジンさんが見つかりました。明日、私と一緒に行きましょ」とウンジョは言う。"一緒に"と言われ、ジョンウは嬉しくなる。その会話を聞いていたヒョソンが「おじさんが見つかったの?」とウンジョに聞くが、ウンジョは何も答えず行ってしまう。

へジンの元へ行く途中、食事をしたウンジョとジョンウ。ウンジョが食べようとした漬け物を手で横取りしたジョンウは「子供の頃、ある人がキムチを切っていると、こうやってよくつまみ食いしました。キムチを切ってた人は、パチンと僕の手を叩いてた」と話す。何を言ってるの?という顔をしながら椅子から立ったウンジョに「残すのか?俺達はごはんを残さなかった。全部食べて、姉ちゃん」とジョンウは言う。それでも分からないウンジョに「言っただろ。姉ちゃんがどこで何をしていようと、俺が必ず捜し出して姉ちゃんのめ…めんどう……」と言いながらジョンウは笑い出してしまう。ウンジョはようやく子供のころに一緒に過ごしたジョンウだと気づき笑顔になる。

ようやくジョンウに気付きましたー。良かった。ジョンウの冗談も、姉弟の会話みたいでほんと面白い。と、いうか、ウンジョにとって一番気楽な人が現れて良かった。

へジンが泊まっていた宿にウンジョたちは着くが、へジンはすでにいなかった。それをデソンに報告すると、待機するようにウンジョは言われる。
電話で話していたデソンは胸を痛そうに…。

ジョンウはウンジョに預金通帳を渡す。兵役中の給料を一銭も使わずに溜めといたと。ウンジョは受け取ると、なぜ、私にくれるの?と聞く。姉ちゃんにあげるために溜めたとジョンウが答えると「だから、なぜ私のために溜めたの?」ともう一度聞く。俺が初めて給料もらって渡す相手は姉ちゃんだろ、とジョンウは言う。

チャンがどうしているかウンジョは聞くが、すぐに「答えなくていい」と言う。しかし16から一人暮らしをしているジョンウもチャンがどうしているかは知らなかった。そして、ジョンウは、正確には一人じゃななかったな、姉ちゃんが一緒だった、と言う。「野球はやめたの?」とウンジョが聞くと「姉ちゃんと一緒だったんだ」とかみしめるように言う。ウンジョが「叩かれたいの?」と言うと「うん」とジョンウは嬉しそうに答える。

考えてみたら、ウンジョも可哀想だけど、ジョンウもチャンと2人きりで生活しなくちゃいけなくて、すぐに一人暮らし。苦労もしてきたと思うけど、姉ちゃんを恋しく思いながら寂しい思いをしてきたんだよね

預金通帳を預かっとくと言われ、ジョンウは嬉しくなるが「これを何倍にも増やして、あんたが結婚する時に渡してあげる」とウンジョが続けて言うと、ジョンウはスネたような顔に。
そんな話をしていると、ウンジョに電話がかかってくる。電話の内容にウンジョの顔色が変わる。

日本のホテルで寝ていたギフンは、ヒョソンのドアを叩く音で目を覚ます。
ギフンがドアを開けると、立っていたヒョソンが泣きながら「お父さんが倒れたって」と言う。

あぁぁ。デソンが倒れてしまうなんて。やっぱり胸を痛そうにしていたから…。心労もあったろうし、ガンスクのこともショックだったのかも…。



ーつづくー





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