皇太后の危篤の知らせに、皇后や妃嬪たちは皇太后の元に集まる。皇后は2人で話したいこともあるだろうと、妃嬪たちを連れ外へ行く。
2人だけになると、皇太后は「十四皇弟は?」と聞く。「母上、どうされました」と皇太后の手をにぎる雍正帝。「こなたはもう死ぬ。十四皇弟に会わせてちょうだい」と言う皇太后に雍正帝は「私は孝懿 仁皇后に育てられ、十四弟が母上に育てられた。そばにいなかった分、今は私に付き添わせてください」と言う。
「十四皇弟を許す気はないの?」と涙を流す皇太后。ずっと言えずにいたが、死ぬ前に願いを聞き入れてほしい「弟を許してあげて」と皇太后は自分の手を握る雍正帝の手にもう片方の手をそえる。「皇族を幽閉するなんて、同腹の十四皇弟すら許さないつもり?」と。雍正帝はにぎっていた手を離す。
「そこまで残酷な男に成り下がってしまったの?」と皇太后が言うと「彼らが私をこのようにしたのです」と雍正帝は返す。「お前がどうやって皇位を手に入れたか先帝はお見通しだわ」と言う皇太后。しかし「その件でしたら母上も関与されことです」と雍正帝は言う。隆科多との仲を暴かなかったのも、皇后を厚遇するのも私の孝行心だと。
「私のために隆科多を始末してくれたことには心から感謝しております」と雍正帝が言うと、皇太后は力尽きてしまう。
雍正帝は亡くなった母に向かいひざまずくと「母上。子守歌さえ母上は私に歌ってくれなかった。せめて一度だけでも歌ってください」と言う。
悲しむ雍正帝を心配し、第四皇子は差し入れを持ってくる。それに気付いた甄嬛は、陛下は暑い中、通夜で何度も気を失ったのに、一番賢い息子のお前が御霊を守っていなかったら何と噂されるか、と話し「御霊をお守りすることが第一よ。差し入れなど女子がすることだわ」と叱る。
元宵節。皇后は妃嬪たちの前で雍正帝に安陵容が3か月の身重だと告げる。後宮指南役として、皇后に協力し、安嬪の子を守ると言う甄嬛。安嬪は体が弱い上、父親の件で傷ついている「慰めるためにも妃に昇格してやってください」と皇后は言うが、雍正帝は「だが…」と渋りそうに。皇后はさらに、父親のことで昇格できないと噂されてしまえば安嬪を悲しませ、胎児に悪影響だと言う。「でしたら、この際、封号を下賜されてはどうですか?」と言う甄嬛。
自分の宮に戻ってきた甄嬛は頭をかかえる。皇后は安陵容の父親の件を蒸し返していた。「最悪、罪が帳消しになるかもね」と崔槿汐に話す甄嬛。皇子が生まれれば皇后は2人の皇子を手にする「どちらかが皇太子となれば私たちの立場が危うい」と。
甄嬛の持ってきた点心を雍正帝が食べる。茶菓子で沈眉荘を思い出す雍正帝。そこに内務府から安陵容の封号候補が届く。しかしどれも安陵容にふさわしいものではなかった。内務府に頼むのではなく、陛下がお考えになればどうです?と言う甄嬛。雍正帝は急には思いつかないと、甄嬛に考えるように言う。
甄嬛は筆で"鸝"と書き、雍正帝に見せる。「歌にも舞にも秀で黄鸝のように従順ですし、黄鸝は雌雄仲のよい鳥です」と言う甄嬛。雍正帝も悪くないと納得する。
外に出た楚培盛はさっそく小厦子に50羽の黄鸝を用意し、安陵容を喜ばせるよう命じる。
甄嬛は安陵容の吉事に触れ、入宮当時を思い出したと話だす。安陵容と眉荘さんとは一緒に入宮し姉妹同然の仲だったと。今や自分は貴妃となり、安陵容は鸝妃に、でも眉荘さんは諡号も決まっていない「どうか眉荘さんに恩情を与えてくださいませ」と甄嬛はひざまずく。「そなたの意見を聞き入れよう」と言う雍正帝。
甄嬛は第三王子の顔も立てなければいけないと言い、雍正帝は斉妃や華妃も追封することを決める。
甄嬛は「追封といえば、皇后がおっしゃっていた言葉を思い出します。妃嬪の上位は多く空いていると」と言う。それに同感だと言い、私より経験豊富な妃嬪は多いのに、自分だけが高位では不安になると言う甄嬛。そして後宮の妃嬪の長は端妃としてほしいと頼む。「だが朕としてはそなたを推したい」と雍正帝が言うと、甄嬛は「陛下のお心があれば位など気にしません」と返す。
内務府で安陵容の封号を選んだ者が罰せられる。それを知った安陵容は、私のために封号を選んだりすれば罰を与えられると後宮中に示したと怒りが収まらない。楚培盛の冊封の贈り物である黄鸝も、耳障りだと追い払うように言う。
安陵容の胎児を安定させるため、侍医は艾葉をいぶす。薬も毎日服用してこそ胎児が無事でいられると。
侍医が帰ると安陵容は「誰にも見つからぬよう艾葉を捨ててきて」と侍女の宝鵑に言う。
「燕の巣をお召し上がりください」と小允子が甄嬛に持って来る。いつもは血燕だったが、今日は白燕だった。皇后の命令で、血燕は身重の鸝妃へ優先的に提供していると甄嬛は聞く。「状況を見て配分せずせすべてを与えるなんて後宮で不満が出やすくなるわ」と言う甄嬛。崔槿汐は、さすが皇后だと言う。身重で勢いを得た鸝妃にも釘を刺せる、嫉妬する者がさらに増え、鸝妃はお腹の子を守るため、大木である皇后に頼るしかないと。
甄嬛の提案で、雍正帝は端妃を皇貴妃に、敬妃を貴妃に封じ熹貴妃(甄嬛)を補佐するように勅命を下す。さらに安嬪を鸝妃、欣貴人を欣嬪、寧貴人を寧嬪、瑛常在を貴人にする。
典礼に出ずイラだつ安陵容に「陛下はお父様をお赦しになり、故郷で隠居させるそうですよ」と話す宝鵑。安陵容はお腹をさすりながら「父の件さえ落ち着けば子の命も報われる」と言う。
甄嬛は敬貴妃、欣嬪と一緒に安陵容の宮に行く。香がたかれていることに気づき「身重なのにずいぶん強い香なのね。気をつけて。特に麝香なんてもってのほかよ」と甄嬛はわざと言う。
懐妊と昇格の祝いにうちわと赤い原石の石を甄嬛は安陵容に持ってきた。
甄嬛は鸝妃を担当する許侍医を呼び、昔の自分のように流産なんてもってのほか、私だけでなく誰からの品も入念に検査するようにと言う。そして自分の持ってきた祝いの品を許侍医と自分を担当する衛臨に調べさせる。
調べた2人が胎児を害する成分は含まれていないと告げると「これならお互いに安心ね」と甄嬛は安陵容に言う。
たかれている香を「今日のは何かしら?」と聞く甄嬛。「凝露香です」と答えた安陵容は「お気に召したなお贈りします」と言う。宝鵑に取りに行かせようとする安陵容を止め「悪いわね。小允子、受け取って」と甄嬛は言う。香を取りに行く小允子。
甄嬛が敬貴妃を連れ宮に帰ってくると、小允子は安陵容の宮の棚から、宝鵑の隙を見て中身を持ち出してきたと香を1粒取り出す。鼻につく香りに、顔をしかめる敬貴妃。
安陵容の胎児について甄嬛は衛臨に聞く。「子は生まれてこないでしょう」と答える衛臨。衛臨は処方薬は普通の安胎役とあるが、薬剤の中に止血の効能がある艾葉が含まれていること、あの日も香をたいていたが、艾葉をいぶした痕跡があったことを話す。4か月で艾葉を使うのは出血したからかとと。
流産をなすりつけられないため、甄嬛は関わり合いをなくすべきだと考える。
甄嬛は小允子の持ってきた香を衛臨に見せる。その香に水を含ませ、香りを嗅いだ衛臨は急に息が荒くなる。崔槿汐が水を衛臨の顔にかけるとハッとする衛臨。ひざまずき「まさか、これほど強力だとは」と衛臨は許しを請う。それは男女の歓びに使う媚薬だった。
依蘭と蛇床子の成分が大量に含まれ、たくことで効力が増すと話す衛臨。わずかな量で効くため、発見しづらい利点もあると。「梨の帳中香に含ませたら?」と甄嬛が聞くと、同じ効果があると衛臨は返し、さらに「依蘭は花のままよりも香のほうが効果が高いのです。おまけに香にしておけば、いつ何時でも使えましょう」と言う。
ーつづくー
皇太后がお亡くなりになった時、十四皇弟の名が…。
このドラマの雍正帝ではなく、若曦の四爺を思い出して悲しくなりました(;△;)
あの時は後から来た十四爺が……。
諍い女では幽閉されているみたいなので亡くなってからも会わせてもらえなかったのかな。
やっぱり甄嬛は賢いですねー。
安陵容に贈ったお祝いの品。安陵容の担当侍医と自分の侍医に調べさせれば、後から言いがかりをつけられることはないですよね。
ちゃんと証人もいるし(* ̄ω ̄)v
安陵容、身重になってピンチを抜けたーと思ったら、今度は媚薬発見!!
すごく気になるところで月曜までおあずけ( ̄▼ ̄|||)
いゃ~ん。
早く続きが見たい。気になる気になるぅぅぅぅヽ(@ω@;)ノ
と、いうわけでモヤモヤの続きは今夜のお茶会で発散!!(え?)
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早く私も続きみたいの~みたいの~。(笑)
安さん。怖い人だけど、ある意味気の毒な方です。
この時代の女性は、大変。宮廷になんてあがるもので、無い。わぁ~。
安さん。体、もうボロボロよね~。そこまで、しなくても~。悲しい方です。安さんの隠していた媚薬怖いわぁ…少量なのに、効き目抜群。。
皇后は、怖い化け物だわぁ~。この女優さん演技上手だから、、見ごたえありますが、怖い怖い。
皇太后も、ご臨終。
低い身分だから苦労されたんでしょうが、、、、。何だか、、
皇后をかばう理由が、納得いきません。
亡くなったからあまり言いたくないですが、
バカ母ですね。
今度こそ現れるかな?と思いつつ
あっさり裏切られましたけれど(笑)
皇太后は徳妃ママンだったのですね~
改めて驚きました。。。
お互いの利益のため
いや、皇位をそれぞれが守るために
してきたことが
本心とはすれ違いつつも
噛み合っていたようですね。
実の親子としては悲しいシーンでした。
鸝妃に昇格。
でも、このタイミングだったのですね、
皆さんが昇格されていたのは。
甄huanの足元固めができましたね、これで。
鸝妃は活かさず殺さず、というところでしょうか。
媚薬は気になります。
それにしても
一番気になるのは、皇太后の遺書。
どうなったのでしょう???
あの時の四爺が…切なかった( ; ; )この雍正帝では泣けないかな~ごめんなさい!
うんうん、会えない見たいかな~( ; ; )同腹の弟なのにね~
甄嬛は気をつけていますよね~もう昔の甄嬛ではないものね!
特に安陵容に気をつけている感じ~嫌味も言うし、倍返しを考えているのかな~
久しぶりに第四皇子出てきましたね~叱られたけど素直な感じ!
衛臨も立派に役に立ってるけど~温実初が見たいな~
続きが凄く気になりますね~
もうすぐ終わりに近づいて来ましたね~明日からは2話づつですね!
うささん、無理しないようにして下さいね~
色々若曦を思い出す回でしたが、時間軸として純元皇后が若曦と言う勝手な置き換え想像はムリになったかな・・・まぁその前に今となってはこの雍正帝と若曦を並べたくないな(^^;)
甄ケイの賢さというか周到さを際立たせるお話しですね。
古株の妃嬪たちを立て皇后に対抗し、侍医を使って保全を図る。
やるね甄ケイ!( ̄ー+ ̄)
安陵容、昇格しても封号もらっても安陵容は安陵容(--;)
今の状態じゃムリだろうけどこれ程自分を卑下しなければもっと楽じゃないかと(TT)
媚薬発見!おなかの子供の運命とともに続きが気になりますね。
火曜からは2話ずつで最終回に向かいますがまだ結末が見えてきませんね。どうなるのかな?楽しみです。
うささん、ありがとうございます(*^_^*)