養心殿に戻ってきた雍正帝に、甄嬛がずっと中で待っていると伝える蘇培盛。雍正帝は果郡王をここに呼ぶように言う。しかし朕が許可するまで入れるなと。
雍正帝が中に入ると「お戻りですか?」と言いながら甄嬛は雍正帝の近くへ。じっと甄嬛を見た雍正帝は「いつのことだ」と言う。戸惑いながら「何のお話か私めには分かりません」と言う甄嬛。雍正帝は甄嬛の顎に手をやりクイッと顔を上げると「寵愛してきたが、今となってはこの顔が憎くてならぬ」と言う。そして雍正帝は摩格が甄嬛を娶りたいと言っていると話す。
妃嬪の自分が嫁がされれば皇子や公主が嘲笑の的となると甄嬛は言うが、摩格はそんなことなどおかまいなしだと雍正帝は返す。好きな者は絶対に手に入れる男だからな、と。甄嬛はひざまずき、かんざしを顔にあてながら「ならば体裁のためにも、この顔をつぶします」と言う。しかし体裁だけの問題ではないと言う雍正帝。その時、養心殿の外に果郡王が。果郡王は中の話が聞こえて来る。
雍正帝は、疫病で一時的に追いつめてはいるが特効薬を見つけ出さぬとは限らない、それに戦が長引き清も打撃を受けていると言う。すべての兵糧をかき集めても半年もたないと。
「摩格は条件を出してきたぞ。そなたをジュンガル部に嫁がせ、特効薬の処方を渡せば全軍撤退するとな。そして毎年、兵糧3千石と10万両 の銀を与えれば二度と攻め入らぬと」と言う。
甄嬛はかんざしを持っていた手を下げる。「分かりました。長年、陛下より寵愛を受けてきました。その恩を返す時です。陛下のために喜んでこの身を捧げましょう」と言う甄嬛。雍正帝は「朕は一国の主だ。ゆえに…そなた自ら決めよ」と言う。そこに我慢できなくなった果郡王が「駄目だ」と入ってくる。陛下が不義の汚名を着ることになる、と言う果郡王。熹貴妃(甄嬛)を嫁がせてしまえば、将来、公主や皇子から母親のことを問われた時、何と答えるのです、それにジュンガル部は遥か遠く母子が会うこともかなわないと。
ジュンガル部には勝てます、と果郡王が言うと「朕が熹貴妃を手放したいとでも思うか?戦は可能だが長くは続けられぬ」と雍正帝は返す。それでも「婚姻による和議など屈辱です。私でよければ兵を率いて倒すまで戻りません」と言う果郡王。雍正帝は、その嘆願が清のためか甄嬛のためか聞く。緊迫した空気が流れ「私の言葉を引き出したかったのですか?」と果郡王は聞く。
そちは常に慎重だったが、熹貴妃を嫁がせると聞き殿内に乗り込んできた、節穴だった己の目が恨めしい、2人が通じていたとは、と怒りをぶつける雍正帝。果郡王はひざのずき「誤解です」と言う。しかし「そちが乗り込まなければ2人がかつて皇宮外で密会していたなど信じなかった」と雍正帝は言う。甄嬛にも「上等だ」と。
「夫婦の間で一番恐ろしいのは疑心です」と言う甄嬛。私めだけならともかく、温侍医や郡王まで巻き添えにし悲しくなると。雍正帝は果郡王の持っていた切り絵も甄嬛ではないかと疑っていた。「勘ぐりすぎでは?」と果郡王が言うと「勘ぐるとも。兄弟の間に溝ができ、属国に足元を見られているのだからな」と言う雍正帝。よって摩格の要求をのみ熹貴妃をジュンガル部へ嫁がせると告げる。
甄嬛は馮延巳「長命女」から"春の宴 緑酒一杯に歌一遍 再拝して三願を陳ぶ 一に願う 夫の千歳 二に願う 私めの常建 三に願う 粱上の燕のごとく長く相見えん"と詠い「私めは捨てられる身ですが、少しでもお力になれるなら受け入れます」と涙を流しながら言う。おそらく二度と相見えぬでしょう、どうか末永くお元気で、と。
果郡王は下げられ、雍正帝は甄嬛に「朕が婚礼を認めた後どうする?」と聞く。「陛下の名誉を守るためにも辱めは受けません」と甄嬛は答える。雍正帝は「十七弟がそなたに邪な気持ちがあっても奴に怒りはせぬ。美を愛する心は誰にでもある。そなたの美貌に惹かれても当然だ。だが、誰に美貌を愛されようが、そなたの心は朕の元になければならぬ」と言う。
甄嬛が重病だと面会さえ禁じられる。「陛下からの処遇はまるで軟禁と同じですよ」と果郡王に言う慎貝勒。果郡王は「熹貴妃が関所を出たら葬儀を行なうのだろう。熹貴妃は故人となる」と言う。
碧桐書院にいた甄嬛は「彼は無事かしら」とつぶやくように崔槿汐に言う。甄嬛は果郡王が先走るのが怖かった。そして"夫の千歳"を陛下の前で願ったのは無事でいるよう允礼(果郡王)に伝えるためだったと話す。甄嬛はどちらかが無事でいられないなら自分が犠牲になろうと思っていた。
ジュンガル部に向かい輿が出発する。甄嬛を助けに行こうとする果郡王を必死で止める玉隠(浣碧)。しかし玉隠がいくら止めても果郡王の気持ちは変わらない。果郡王は「私の目が彼女を捉えたあの瞬間から今日を覚悟した。我が身を守れずとも、彼女だけは守る」と言うと、玉隠を振り払い屋敷を出て行く。
果郡王は輿に甄嬛が乗っていると思っていたが、それは雍正帝の見せかけた罠だった。処方箋をやると伝えたら応じてきたと雍正帝は夏刈に話す。「あとは允礼が熹貴妃の輿を追いかけるかどうかだ。追いかけたとなれば朕の女に心を寄せたことになる」と言う雍正帝。
果郡王が私兵を従え都を出たことが雍正帝に伝えられる。雍正帝は怒り、机の上にあった上奏書を払い落としてしまう。
養心殿に敬貴妃と朧月が来る。元気のない朧月は、ずっと母上(甄嬛)が病気なので弘曕と霊犀に会いに行けず2人がきっと寂しがっていると話す。そして朧月は昨日、孟子を読んだと話し「私は父上や母上に孝行し、兄弟を大切にしたいのです」と言う。
甄嬛は養心殿に呼ばれる。雍正帝は、果郡王が関所を越えたことを話し「奴の情は随分深いな」と言う。「果郡王の出兵は清の栄誉のためです。ただ発端は私めにございます。罰ならば喜んでお受けいたしましょう」と言う甄嬛。しかし雍正帝は罰を与えず、子供たちに会うように言う。
養心殿を甄嬛が出ると、第四皇子が来る。すっかり衰弱した甄嬛を見て、第四皇子は驚く。
果郡王は兵を動かした罪を認めていた。罰として辺境を守る職に就くと言う。罪を求めるなら逆に賞してやると、雍正帝は果郡王を果親王に、慎貝勒は慎郡王に封じることを決める。そして親王に雁鳴関を守らせ、勅命なく帰京は許さないことに。
3年後。
夏刈が玉福晋(玉隠/浣碧)の化粧台の引き出しに入っていたという手紙を雍正帝に渡す。
果親王はジュンガル部ににらみを利かせ雁鳴関を守っていた。軍律にも厳しく、身分におごらず、将兵と寝食を共にし人望もあついと報告する張廷玉。「人気取りか?」と雍正帝は言う。
雍正帝は果親王を都に呼び、報告させるよう命じる。
霊犀と散歩をしていた甄嬛の前に、帰京した果親王が。「こんなに早く戻ってきたのですね」とと甄嬛が言うと「3年ぶりの都だから、はやる心を抑えきれなかった」と果親王は答える。涙が止まらない甄嬛は、玉隠を呼び寄せると話す。玉隠の話しを聞き心配していたと甄嬛が言うと、玉隠には心配しないよう、ずっと手紙を書いていたと言う。
果親王が雍正帝に挨拶に行った後、さらに甄嬛の目から涙が溢れ出す。
食事をしながら果親王と雍正帝は酒を飲む。「この3年、誰のことが1番恋しかった」と聞く雍正帝。果親王は「母上です」と答える。「無断で出兵して母親が恋しかっただと?」と雍正帝が言うと、「私にも陛下にも孝行心はある。陛下は名君ですから、私の失態のせいで母や玉隠を責めませんよね」と言う果親王。雍正帝は皆を下げると「真実を聞かせろ。熹貴妃とどんな仲だ」と聞く。
ーつづくー
玉隠がね、果郡王を愛してて行かせたくないのはすごく分かるの。
だけど甄嬛のことを「あなたの死を知り、皇宮に戻った人なのに」はいくらななんでもひどすぎる!!
甄嬛がどんなつらい思いで皇宮に戻ったのか知ってるくせに!!(*`ω´*)
家族や子供を守るためだったじゃない。
それに甄嬛が戻らなかったら、玉隠も果郡王の側福晋になんてなれなかったよね。
ほんと自分の事ばかりで嫌!!!
果親王(果郡王)のヒゲ……私はないほうがいいなぁ。
それにしても、ここにきて名前が変わるとは(0д0∥)
朧月はやっぱり賢い!!
父親に似なくてよかったです(*≧ω≦*)
霊犀が大きくなりましたね。
髪の毛の飾りなども可愛かったなぁ(*´ー`*人)
弘曕はどんな感じに成長したかなぁ?
この2人って双子なのに別々に登場することが多いかも?
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おまけに果郡王との仲を雍正帝が疑ってる!!!
二人の仲を教えたのは摩格、それとも夏刈?どっちだろう?
今の感じだと果郡王が甄ケイに横恋慕って思ってる?
どっちにしても言葉を選びながらもお互いを庇いあう二人が切ない(;;)
ふと思い出したのが、元を正せば雍正帝が甄ケイと初めて会った時に十七皇弟と名乗ったから甄ケイもどこかで意識しちゃったんじゃないかと!?
運命だったかもしれないけど・・・
今回も朧月が賢く立ち回って雍正帝の心を少しは解きほぐしたみたい(*^_^*)
浣碧~うささん、私もあの台詞にはムカッときました(*`へ´*)
事実は言えないにしてもあの言い方はないでしょう!!!
ホントに自分の事ばっかり(*`へ´*)
お髭も生えて名前も変わったけどやっぱり果郡王。
だけどやつれ憔悴しててカッコいいと思った頃の面影がなくなって哀しいです(;△;)
雍正帝の策で離れ離れになってあっという間に3年・・・。
再会した甄ケイと果郡王見てうるっときちゃいました(;;)
やっぱり雍正帝疑い続けてる・・・甄ケイのことだけでなく人気取りか?見たいな事も言ってたしどうなるんだろう、果郡王・・・(;;)
毎日2話ずつ。内容も濃いし余韻に浸る時間がもう少し欲しいかな(;;)
うささんのあらすじや感想読んで、あれこれ考えながらコメントさせてもらってるのでいつも以上にまとまりがなくてすみませんm(__)m
今日で最終回ですね。結末が知りたい、でももう少し見たい。ちょっと複雑です・・・
うささん、ありがとうございます(*^_^*)
甄嬛を信じてたらいいのに~
naa娘娘、私は摩格かな~と思いました。
と、うさ娘娘も怒っていましたが~私も浣碧が許せない~あんな言葉が出てくるなんて( ; ; )
お腹の赤ちゃんのためだけじゃなく、家族を守るためでもあったよね!浣碧の事も考えてたよ~
果郡王にも嫁げたし~そんな言葉じゃなく「あなたが居なかったら、姉は誰が守るの?」って言った方が行かなかったかも~(^_^;)ほんと、自分勝手!
うさ娘娘、果郡王のお髭…私はどちらでもあまり印象が変わらなかったの~あっ!お髭だ!って思ったけれど…(≧∇≦)
朧月のおかげで良かったです(o^^o)本当に賢いですよね~
3年後の再会は胸が熱くなりました~
でも、あんなところで涙を流したら雍正帝がまた疑うって思って心配~
霊犀と果郡王~親子なのよ!って心の中で言ってました(≧∇≦)
夏刈が持って来た手紙が気になるし、甄嬛と果郡王がどうなるのか心配~
naa娘娘と同じで結末が気になるけど…終わるのはちょっと寂しいですね~
うさ娘娘、いつもありがとうございます(o^^o)
ですよね。
果郡王が余計に感情的になってしまいそう。。。
浣碧自身も果郡王がこの世から
消えてしまかもれしれないことに
耐えられないのでしょうけれど。。。
前回からの引き続きで、
緊迫した駆け引きが・・・
果郡王の
「私の言葉を引き出したかったのですか?」
という台詞に、
甄huanの言うとおり、二人が無事には
居られない状況に追い込まれて。
それが理性的に分かっていても
蓮の花の回答であのように現われてしまうと
涙は止まらなくなりますよね。
でも、危険、危険とアラームがなる中で
最後の果郡王と雍正帝の夕食での酔いつぶれと
あの質問。
どうなってしまうのでしょうか???