テラノバ(9話)

【登場人物】
ジム・シャノン……シャノン家の父親。元警察官。
エリザベス・シャノン……ジムの妻。外傷外科医。
ジョシュ・シャノン……シャノン家の長男。17歳。父親に反発している。
マディ・シャノン……シャノン家の長女。16歳。妹思いで優しい。
ゾーイ・シャノン……シャノン家の末娘。5歳。
スカイ……幼い頃にテラノバに移住して来た娘。ジョシュと仲良くなる。
テイラー司令官……テラノバの開拓者。テラノバのリーダー。
ミラ……テラノバの反乱軍のリーダー。テイラー司令官と対立し、テラノバの外で仲間と住んでいる。



大きなトンボがテラノバを飛び回る。そしてジャングルへ向かい、ミラの腕に止まるトンボ。ミラはトンボに「今日の新しい情報は?」と聞く。


テイラーに監禁され尋問を受けるトム・ボイラン。テイラーはシクサーズに何を教えたか問い詰めるが、ボイランは商売をやってただけで、テラノバの内部の情報を教えた事はないと答える。息子のことをテイラーが聞いても「知らない」と。
テイラーはまだボイランが何かを隠していると思う。


テラノバで収穫祭が行なわれる事になる。劇でテイラー司令官の役をゾーイがすることに。

ジョシュはボイランの店でバイトをしていることもあり、音信不通になったボイランを心配する。薬を盗んだことでボイランが捕まったことへの責任も感じているジョシュは「本当に商売だけだよ」と言い、ジムにボイランの様子を見て来てほしいと頼む。


レイノルズは丸2日かかる第9ベースへ行くことになる。それを見送るテイラーに会いに来たジム。尋問がうまくいってるかジムがテイラーに聞くと「自分の目で見るといい」とジムをボイランのところへ連れて行く。

ボイランはぼんやりしながら歌を歌っていた。テイラーは「口もゆるむと思ってメシに薬を入れた」と言う。この間、シクサーズから助けられたのにスパイと疑うのか聞くジムに「こいつじゃなくても、こうしてりゃ本物のスパイが浮き足立ってしっぽを出すかもしれん」と答えるテイラー。そして強い口調でボイランに「真実を言え」と言う。そこにワシントンが新しい居住区の送電線トラブル発生を知らせに来る。テイラーはジムを残し、問題解決に向かう。

ジムがボイランに水を飲ませると「真実を言えだ?」と、もうろうとしたボイランが、ジムをテイラーだと思い込み話しだす。ボイランが話たことは、移住記念樹の下にテイラーが何かを埋めたというものだった。


移住記念樹の場所を調べたジムは、記念樹まで1人で行き掘ってみる。そこに埋まっていたものは、腐敗した死体だった。

死体を持ち帰ったジムがエリザベスに調べてもらうと、中年の男性で、埋められて4年から6年経っていることが分かる。そしてその死体には弾痕のようなものがあった。
ジムは誰にも言わず、内密で検死をエリザベスに頼む。


第9ベースに向かったレイノルズたち兵士は、シクサーズに襲われ運んでいた物資を奪われてしまう。


薬が抜け始めたボイランに、ジムは「どうして死体のありかを教えた」と聞く。ボイランがとぼけていると、テイラーがやってきて、それ以上は聞けなくなる。


ゾーイを含めた子供達が劇の練習中にトンボが飛んで来る。子供たちが怖がるため、トンボを叩いて落とすと、そのトンボにマイクロチップがついていた。

調べたマルコムは、トンボを白亜紀版の伝書鳩だと言う。昆虫は特定のものに引き寄せられるため、それを利用し行き来させていたと。
運んでいたチップを調べようとしたが、チップは叩き落とされた時に壊れてしまっていた。トンボを放して追跡したら…という案をテイラーは出すが、それも羽が壊れてしまったため出来ない。


襲われたレイノルズたちが戻ってくる。ルートも通過時刻も運搬チームの人数もすべて読まれていたと話すレイノルズ。
運搬計画をたてたのはボイランを監禁した後だった。ボイランがミラに情報を流すのは無理だとワシントンはテイラーに。ボイランのことは信用できなかったが、テイラーは釈放することにする。

話しを聞いてレイノルズに会うため駆けつけたマディ。レイノルズのケガを見たマディは、心配のあまり思わずキスしてしまう。「ごめんなさい」とマディが謝ると「またいつか襲撃されるのもいいかな」とレイノルズは返す。


遺体の身元の確認をしていたエリザベスだったが、DNAを調べてもポータルを通ってきた誰とも一致しなかった。密航者だとジムは言うが、どの移住隊とも同時には来ていないとエリサベスは言う。タイムスリップすると分子に刻印が刻まれ、ポータルを通った人には痕跡が分子にプリントされるが、遺体の痕跡は記録にある移住隊と時期が一致しないと。そしてスキャンした結果から、ポータルを通過したのは第二と第三移住隊のあいだだと言う。


釈放されたボイランに会いに行くジム。記念樹の下にあったガイコツの話しをするが、やはりとぼけようとするボイラン。しかしジムが「そいつを殺したってはいた」とカマをかけると「俺は殺してない」とボイランは言い返し「何の話か分かってるじゃないか」とジムは追及する。ボイランは、どうして死んだかも誰かも知らないが、テイラーが死体を埋めるのを手伝ったと話す。

ボイランは5年前兵士をしていた。ゲートの外でパトロールをしていたボイランは、ジャングルの中で光りが見え、音も聞こえて行ってみたと言う。そしてそこにテイラーが死体を見下ろし立っていたと。

その時のテイラーは「こんなことになったのはルーカスのせいだ」と怒り狂っていたと言うボイラン。ルーカスがこいつを呼んだと。しかしボイランにもルーカスと死んだ男の関係は分からなかった。その晩以来、誰もルーカスを見た奴はいないとボイランは言う。


マルコムが死体を見つけてしまう。マルコムはテイラーにすぐに知らせ、ジムは匿名のメモから死体を見つけたと話す。右腕がないため「スラッシャーの餌食になったんでしょう」とジムはごまかそうとするが、テイラーは違うと返し、シクサーズの誰かが犯罪歴を隠蔽するためにDNAデータを偽造したと言う。


ジムの告発を恐れたテイラーから、何かされるかもしれないとエリザベスはジムを心配する。


シクサーズはトンボを行き来させるため音を使っていた。周波数の音源をつき止めたマルコムは、トンボが帰ってこないことを不審に思った相手が、今も戻ってくるようにその周波数を出し続けているはずだとテイラーに。そしてマルコムはトンボの羽を手術し治していた。

収穫祭の最中、スパイのところまで案内させるため、トンボを放すテイラー。

劇が始まり、ダニエル・フィルブリック将軍が登場する。その将軍には右腕がなかった。劇を見ていたジムとエリザベスはそのことに気づく。
フィルブリックはテイラーの上官だった。秘密裏に送られてきたのは、テイラーを解任するためではないかとジムは考える。

放されたトンボがジムたちの家の中に入る。そのことで裏で陰謀を画策した容疑をかけられ、ジムはテイラーに捕まってしまう。


捕まったジムに、君への嫌疑をはらすことが出来る、と話すテイラー。それは、死体の件を調べることをやめれば元の生活に戻れるという事だった。しかし、ジムはそれを拒否する。

真実が分かるまではやめない、と言うジムは、背を向け歩き出したテイラーに「なぜフィルブリックを殺した」と投げかける。立ち止まったテイラーは、覚悟を決めたかのように「殺さねば、私が殺されていた」と言う。

フィルブリックを送ったのは、シクサーズを送ったヤツらと同じだ、と話すテイラー。ヤツらは俺を殺したがってると。それはテイラーが"ヤツら"の計画を知っているからだった。ジムはその計画について問う。

ヤツらはテラノバを第2の出発点だとは考えていなかった。貴重な資源を2149年に果てしなく供給するのが目的だとテイラーは言う。パイプラインは一方通行だとジムは思っていたが「もし息子が問題が解けたと言えば、状況は一変する」とテイラーは返す。

ルーカスは第2移住隊で来ていた。
初めから向こう側の人間だったルーカスは、ポータルの出入りを両方から可能にする計算をしていた。それが分かったテイラーは、ルーカスのコンピューターをすべて破壊してしまう。そのことでテイラーはルーカスから憎しみをかうことに…。

2日後、ゲートを出たルーカスをテイラーが追うと、フィルブリック将軍が目の前に現れる。テイラーに「お前を解任しに来た」と言うフィルブリック。テラノバを巨大な力が管理していたと知ったテイラーは、殺されそうになり、逆にフィルブリックを殺してしまう。そして、今度は息子がテイラーに銃を…。

テイラーはルーカスを殴り倒すと「お前は裏切った。二度と私に顔を見せるな」と背を向ける。そんなテイラーにルーカスは「今度会った時は、あんたが僕に許しを請う立場になるからな」と言い捨て、歩き去って行く。
それから5年が過ぎ、わざとテイラーに見せるため、ルーカスは岩に計算を刻んでいた。

自分が作り上げたテラノバが偽りの上に成り立っていると知られないため、1人で戦ってきたテイラー。
すべてを話し終わり、テイラーはジムを解放する。そんなテイラーにジムは「俺も戦います」と言う。


ジムは背後にルーカスがいることをエリザベスに話す。

収穫祭でテイラーは「諸君達は、私のよき友であり愛する家族だ」と挨拶。花火が打ち上げられ、ジャングルにいたルーカスも、その花火を目にする。



ーつづくー






何だか難しい話になってきた

初め出てきたトンボを追いかけているような映像だったんだけど、このトンボが何なのか知らなかったので、ちょっとイライラしちゃいましたそういうことだったのね。

マルコムってエリザベスが好きなのに、こういう時は隠してかばったりしてくれないんだ!?ちょっと意外だったかも。
せっかくトンボの手術をして「おぉぉ」って感じだったのに、何にも役にたたなかったトンボ…。いや、トンボにとっては、また飛べて良かったよね、うんうん

ルーカスは…手が震えていたけど、本当にあのままだったらテイラーを撃てたのかな?


やっぱりレイノルズとマディって大好き
2人を見ていると顔がにやけて来ちゃう。2人とも可愛いんだもん




8　　10




↓ランキングに参加しています。
　よかったらポチッと押して下さい
にほんブログ村