最後はキミを好きになる!(6話)

【出演者】
リン・シャオルー役…レイニー・ヤン
ソン・チエシウ役…ジョセフ・チャン
レン・イーシャン役…ワン・チュアンイー
タン・アイウェイ役…ティファニー・シュー
リッキー役…トム・プライス
ケン・シュオホァイ役…エイリアン・ホァン



シャオルーを追い出したあと、つづきを始めようとするチエシウとアイウェイ。キスをしようとしたアイウェイが、チエシウの腕に貼られている絵のついた絆創膏に気づく。そして「みっともない絆創膏ね」と。チエシウはシャオルーが貼ってくれた時の事を思いだす。その時のシャオルーの笑顔も。

「気にしない」と言いながらキスをするアイウェイ。しかし、チエシウは「彼女はゴミ捨て場を知らない。迷子になるかも」と言い、部屋を出て行ってしまう。
残されたアイウェイは、デスクの上にチエシウが描いたブタの絵を見つける。それはシャオルーをモデルにした絵だった。「まさか彼女が気になってるの?」とアイウェイはつぶやく。
やっぱりシャオルーが気になり出しているのかなぁ。本人も気づいてない段階だと思うけど。


冷蔵庫からペットボトルを取り出し、そのまま口をつけて飲もうとしたシャオルー。それを慌ててアイウェイが「コップに!彼は潔癖性なの」と止める。見てないし気にもしない、とシャオルーは返すが「私が嫌なの」と…。

シャオルーが謝ると、申し訳ないのは私の方よ、と話すアイウェイ。チエシウは何でも信念を貫く性格だから、耐えられる人はほとんどいない、と言う。シャオルーは共感し「耐えられるはあなただけ。世界中で一番頭が固くて、口の悪い男よ」と返す。それを外から帰ってきたチエシウが聞いてしまう。チエシウはあきれ顔になるが、アイウェイは「彼が嫌いなわけ?」と嬉しそうに聞き「そんな彼だから好きなの」と言う。他人と同じは嫌でしょ、みんなが誤解しても私だけが理解者だわ、と。"他人と同じは嫌よ"と言われたシャオルーは、"つまり彼女が好きなのは自分自身?"と思う。
結局"迷子"になると困るから、ゴミはチエシウが捨てに行ったみたい。


イーシャンに会い、脱力してしまうシャオルー。「奴に会いに行くからだ」と皮肉を言うチエシウに「建設的な助言はないの?」とシャオルーが言うと「気晴らしには名作を見るに限る」とチエシウは言い出す。そしてチエシウのコレクションからエッフェル塔の建築についてを見る事に。チエシウは興奮してエッフェル塔の建築技術を話すが、まったく興味がないシャオルーは眠くなり、チエシウの肩にもたれて寝てしまう。

翌日。ソファーで目の覚めたシャオルーは、隣にチエシウが寝ていて驚く。しかし、その寝顔にゆっくりと近づき、眉毛を触るシャオルー。それでチエシウが目を覚まし、シャオルーはチエシウの肩に頭を乗せ寝たフリを。そんなシャオルーの頭をどけるチエシウ。シャオルーも今起きたように装う。

手がしびれてる、とチエシウが言い、謝るシャオルー。「部屋に戻ればいいのに、腕枕なんて優しいのね」とシャオルーが言うと「優しいもんか」と怒りながら言い返すチエシウ。チエシウは昨夜シャオルーを置いて部屋に行こうとしていた。その時ゴキブリが出現。そのままソファーから動けなくなってしまった事を話す。「今日は家でおとなしく掃除をしろ」とチエシウはシャオルーに。そこにインターホンが鳴る。

チエシウがドアを開けると、外にいたのは結婚の立会人もした、チエシウのアシスタントをしているトニーだった。そのトニーの口からイーシャンとの思い出の"シーサイド"という名が出て来て、シャオルーは驚く。
トニーは現場からの連絡で早く仕上がった事を報告。「モデルルームを今日引き渡せる」とトニーは喜ぶが、最高級の仕事でミスが許されないため「そんなに急いで品質はどうなる」とチエシウは言う。妥協を許さないチエシウは、現場へ行くことに。
そんな中、シャオルーに"昨日はすまない。釈明したいんだ、会えないか?"とイーシャンからメールが届く。


シャオルーはイーシャンに会うため家を出る。外で見張っていた記者は、シャオルーを追えば「意外なネタになるかも」と思い後をついて行く。

シャオルーは呼び出された教会へ。しかし、そんなシャオルーを待っていたのは、イーシャンではなくペギーだった。
「もっと傷つけたい?と聞くシャオルー。ペギーは「違う。完全に負けたのは私よ」と言う。そして自分の指からリングを外すとシャオルーに。「あなたが憎い」と言うペギー。あんなに愛してくれる夫がいるくせにイーシャンさえ譲らないと。そして本気で3年間、イーシャンを愛したと言う。

事情があって結婚したけど、私も本気で4年間彼を愛したわ、と返すシャオルー。3年も4年も変わらないとペギーは考えるが「ただ彼は認めたわ。あなたを永遠に愛すると」とペギーは話す。だから希望のない未来にすがりつくのはやめると。そして行こうとするペギー。シャオルーはペギーを引き止め「じゃあ、お腹の子供は?」と聞く。しかしペギーは何も答えず行ってしまう。


しばらく手渡された指輪を見つめたシャオルー。すぐにマギーの後をつけると、マギーは産婦人科へ入っていく。シャオルーも中に入り、ペギーが人工中絶をすると知る。
シャオルーはペギーを連れて外へ。

「イーシャンに黙って中絶するつもりなの?」と聞くシャオルー。彼に愛はなく、子供も愛さないと言うマギー。そして「子供は余計なの。違う。最初から私が余計だったのよ」と。そんなペギーの頬をシャオルーは叩いてしまう。

「その通り。あなたが余計なことしたからよ」と言うシャオルー。だからあなたは私に借りがあると。でも、この1発で貸し借りナシよ、と言うシャオルーは「今、余計なのは私」と話す。シャオルーは、これ以上傷つくのは自分だけで十分だと思っていた。シャオルーの言葉で、シャオルーがイーシャンを諦めるとペギーは気づく。

シャオルーはマギーに指輪を返すと、イーシャンが海鮮がダメで、エビアレルギーだという話や注意する事を話す。うなづくとシャオルーを抱きしめるペギー。そんなペギーをシャオルーも抱きしめる。
妊娠がウソだったら良かったのにな。お互い好きなのに別れる決心をしたシャオルーが可哀想でした。


シャオルーがぼんやりしながら歩いていると、記者が声をかけてくる。結婚して2人を助けたことを親切だと言う記者。愛のために結婚したとシャオルーはごまかそうとするが、記者はペギーとの会話も聞いていた。「4年間別の男を愛しておいて」と言われ、未来の40年間は夫だけを愛するわ、と返すシャオルー。すると記者は4年間愛した男を知ってるか、夫に電話をかけて聞けと言い出す。

しぶしぶシャオルーはチエシウに電話を。シャオルーは甘えた声で話すが、事情が分からないチエシウからは「頭でも打ったか?」と言われてしまう。それでもシャオルーはランチデートをするため、チエシウのいる現場に行くと言う。

「邪魔しないでくれるかしら?」とシャオルーは記者に。しかし記者は諦めなかった。結局、現場までついてきてしまう。
シャオルーを見たチエシウは、何しに来た?という態度をとるが「パパラッチに結婚を疑われてる」とシャオルーが小声でいうと、チエシウも話に合わせ始める。そして「ハニー、もう我慢できない」とチェシウはシャオルーにキスを。

いきなりのキスに驚くシャオルー。シャオルーは"演技と分かってるのに少しも抵抗できない"と心の中で思う。
忙しいチエシウが仕事に戻ると、今のキスが「不自然なキスだ」と言う記者。デジカメの写真を見せながら「少しも陶酔した様子はなく、逆に驚いている」と。シャオルーは「奥手だからキスで驚いちゃう」と言っても、2人の熱い視線は絶対見逃さない、と記者は話す。あまりのしつこさにシャオルーがイライラしだした時、仕事に戻ったチエシウの怒鳴り声が聞こえてくる。

夫の機嫌が悪ければ妻は気になるはず、と記者に言われ、シャオルーはチエシウのところへ。そこでは現場のチェン・アーチュエンとチエシウが口論をしていた。頭にきたアーチュエンが脚立を蹴り、その上に置いてあったスパナなどがチエシウめがけて落ちて来る。それを見ていたシャオルーは、チエシウをかばい頭にケガを。

チエシウは急いでシャオルーを抱きかかえ病院へ。焦るチエシウを見た記者は「まるで夫婦だぞ」と言う。


チエシウがシャオルーを運んだ病院は、以前、シャオルーが足をケガした時に運ばれた病院と一緒だった。現場は危険なんだぞ、とチエシウに言われ「あなたがカッとなるからよ」と返すシャオルー。その会話を聞いた医師は、以前の足のケガの時、酔っていたチエシウが暴れたこともあり、シャオルーが夫からDVを受けていると勘違い。シャオルーも悪ノリして通報されそうになるが、シャオルーは自分の身も顧みず助けてくれたり、傷つける人から身を挺して守ってくれ、夫は結構いい人だと話す。

話を聞いた医師は、心臓を守る一番大切な骨であるため「どの男も自分に一番合う肋骨を探すものだ」と言う。それがないと夫は完璧になれないと。そしてチエシウに「大切にな」と言う。


職人を怒らせてしまったチエシウ。新しい職人を探すが、トニーが50社の工務店に電話をかけても見つからない。チエシウが自ら電話をするが、チエシウの名前を出しただけで切られてしまう。
引き渡しの期限も迫っているから、チエシウは大変なことになりそう。だけど、こだわって納得いく仕事をしたいチエシウの気持ちはすごく分かる。それが信頼に繋がるんだものね。




ーつづくー








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