中国ドラマ「招揺(ショウヨウ)」#10 あらすじ

路招揺(ろしょうよう) 役…バイ･ルー
厲塵瀾/墨青 (れいじんらん/ぼくせい) 役…シュー･カイ
琴芷嫣(きんしえん) 役…シアオ･イエン
柳蘇若(りゅうそじゃく) 役…ミー･ルー
琴千弦(きんせんげん) 役…リー･ズーフォン
姜武(きょうぶ) 役…ダイ･シュー



「共通の敵」


塵稷山・万路門。衣冠塚を見つめていた厲塵瀾は剣塚でのことを思い返す。瓦礫を必死でかき分け招揺を捜したが見つからなかった。死のうとしたがそれもできず涙を流した厲塵瀾。
厲塵瀾は招揺の好きだった果物を衣冠塚に置く。


戯月峰で門主と琴芷嫣が稽古をしていたと、酒を飲みながら配下たちが話しているのを聞いた林子豫。虫も殺したことがない彼女に門主が手を取って教え“今、殺した”と言ったんだ、これで落ちない女はいないと。うるさい、と怒鳴った林子豫は、眠れぬのなら修練に励め、と告げる。


千塵閣。門徒が一緒に帰ってこなかった琴芷嫣のことを聞く。厲門主が許さなかったと答える溯言。琴千弦は、宗門より安全かもしれぬ、我が兄弟の琴瑜は宗門の者に殺されたのだ、厲塵瀾は姪を大切に扱っている、万路門にいる方がよい、と話す。柳門主が犯人だと?と溯言が尋ねる。何事も調べてからだ、という琴千弦。

琴千弦は新山門の姜武を知っているか聞く。門徒は、素性は不明ですが禿鷹の手下でした、禿鷹を殺して門主に、今は江州を荒らしています、と言う。


鳳山。遅天明からの報告で琴千弦が万路門を信じきっていると感じる柳蘇若。柳蘇若が、そうなると琴芷嫣の血を得るには自力でやるしかない、と言うと遅天明が袁桀に接触しました、敵の息子が許せぬようです、と話す。ですが陸奇は…、と遅天明が言い、柳蘇若は陸奇が敵の子だと知る。袁桀の所から逃亡してきた陸奇をかくまったのは洛明軒だった。


陸奇を呼んだ柳蘇若は金仙(洛明軒)を復活させる方法が見つかったと言う。これは、あなたにしか無理なの、と。洛明軒に恩を感じている陸奇は、私の命と引き換えにしても構いません、と言う。


地下牢へ来た琴芷嫣は、滄嶺に薬を渡す。滄嶺は琴芷嫣の手をにぎり、ここにいては駄目だと言う。しかし敵討ちのために稽古を積むと言う琴芷嫣。滄嶺は誤解だと言うが、父を柳巍に目の前で殺された琴芷嫣は、以前の私たちには戻れないのよ、と言うと泣きながら行ってしまう。

肩を落として地下牢から出て来た琴芷嫣を陰で見ていた林子豫と暗羅衛・隊員の小艾(しょうがい)。小艾が、琴芷嫣ときたら昼は柳蘇若と逢引、夜は門主にべったりです、門主に報告しましょう、と言う。止めた林子豫は、琴芷嫣が昼と夜では別人に感じる。

鑒心門は潔白だと証明してみせると、薬を飲む滄嶺。


千塵閣。琴千弦は門徒を呼び姜武の様子を尋ねる。暗羅衛が江州で姜武に捕縛されたそうです、と伝える門徒。


姜武の捜索に行った者は全員…、と知らされる林子豫。
林子豫は姜武を捕らえんとした部隊は皆全滅したと厲塵瀾に報告する。遺体は江州の城西にさらされたままだと。厲塵瀾は急いで向かう。


厲塵瀾が牢の中で死んでいる暗羅衛たちを見ていると琴千弦が来る。暗羅衛が捕縛されたと聞き、確かめに参ったと言う琴千弦。厲塵瀾は配下の敵は必ず討つと言う。姜武は万路門の敵だ、許すものか、と。

江州は宗門と万路門の境界に位置していた。万路門が姜武と戦えばその戦禍は江州に及び千塵閣もただでは済まない。暴虐な姜武は目に余るため、琴千弦は千塵閣も討伐に協力したいと提案する。ありがたいと思った厲塵瀾だが、千塵閣は世事に関わらぬはず、それが殺生を伴う討伐に協力とは、と言う。世の人々のために力を尽くす、残酷な姜武は人と見なさぬ、と言う琴千弦。


袁桀を呼び出した遅天明は、我々に協力するなら陸奇に会わせると話す。その協力とは琴芷嫣を引き渡してほしいということだった。配下を万路門に送り込むので、今後はご協力願いたいと言う遅天明。袁桀は承諾する。
遅天明が陸奇を呼ぶ。袁桀は現れた陸奇をすぐに殺してしまう。これで妻子を殺された恨みを晴らせたと笑う袁桀。
袁桀はお前たちが求めている娘は、後日、送り届けよう、と言って去っていく。


袁桀の屋敷に宗門から送られた朱程(しゅてい)が来る。明日、戯月峰に部屋を用意させる、琴芷嫣に近づけるぞ、と言う袁桀。


琴芷嫣が階段を踏み外し、暗羅衛に扮した朱程が支える。門主に弟子入りした琴芷嫣さんですか?実は私も新入りで慣れぬことばかりです、友人になってください、と言う朱程。琴芷嫣は、何か困ったことがあれば私に相談して、と言う。芷嫣さんは善行を積んでいると噂になっている、村に困っている人がいるから力を貸してほしいと朱程が話す。いいわ、とついて行こうとした琴芷嫣だったが、善人面して近づいてくる者は悪人よ、と招揺に止められる。琴芷嫣は朱程に用事を思い出したと断り、その場を後にする。


招揺に叱られながら歩いていた琴芷嫣が朱程に連れ去られそうになる。招揺が助けていると、阿大が駆けつける。


部屋に戻って来た琴芷嫣は、あなたの言うとおりだったと招揺に言う。善人も悪人も表からは分からない、と言う招揺。琴芷嫣は私が世間知らずだったと、招揺に謝る。
襲って来た男が宗門の間者だと思った招揺が、柳巍は琴瑜だけではなく娘のあなたまで殺す気?と言う。でも変ね、柳巍の仕業なら滄嶺の救出を優先するはず、と言う琴芷嫣。招揺は柳巍じゃなければ誰?と思う。


阿大が暗羅衛に扮した男が芷嫣さんを襲ったと厲塵瀾に知らせる。私が駆けつけたので事なきを得ました、ただ曲者は取り逃がしたと。手引きした裏切り者を調べるよう命じる厲塵瀾。
厲塵瀾は書いた文を千塵閣に届けるよう渡す。受け取った阿大はあくびをし、芷嫣さんは元気はつらつで昼も夜も眠りません、体力が持たぬので人手を増やしてください、と頼む。
“昼も夜も眠らない”か…とつぶやく厲塵瀾。


姜武の討伐で千塵閣と組むと聞いた袁桀は、相手は宗門だと反対する。しかし厲塵瀾は、姜武を放置すれば脅威となる、その前に討たねばならぬ、もう決めた事だ口を挟むな、と言う。袁桀は怒り、出て行ってしまう。
厲塵瀾は今日、暗羅衛に扮した者が琴芷嫣を襲ったことを話し、必ず捜し出すよう林子豫に命じる。


千塵閣。琴千弦は万路門と協力すると溯言に話す。万路門と手を組めば宗門から裏切り者と見なされると言う溯言。しかし琴千弦は、姜武は江州を荒らし回っている、だが宗門は何もせぬ、厲塵瀾は冷静で聡明な男だと思う、万路門も昔とは大いに変わった、宗門各派は同じ志を持つゆえまとまっていた、だが今は違う、宗門の協力を得ることは難しい、小事にとらわれて大事を見誤るな、と言う。
琴千弦は、私の名代として万路門と共に姜武を追い詰め、この剣を用いて誅殺せよ、法力を封じ込めた、と法器を渡す。


けがを負った朱程が袁桀の元へ来る。琴芷嫣に逃げられ、暗羅衛に顔が割れた朱程は、万路門から逃がしてほしいと頼む。


大きな溜息をついた琴芷嫣が、父上に会いたい、と言う。我慢なさい、と言う招揺。琴芷嫣があなたには会いたいと思う人もいないの?と聞く。招揺は祖父上のことを思い出すが、私は情など捨てたの、と答える。厲塵瀾に復讐するために戻ったと言うけれど、その後は?と言う琴芷嫣。招揺は、くだらないことばかり言わないで、復讐を終えた後のことはその時になってから考えるわ、と言う。

招揺は琴芷嫣との状況が分かるかもしれないと、秘伝書や奇書がそろっている蔵書閣に入りたかった。琴芷嫣に厲塵瀾を誘惑させ蔵書閣の許可証を手に入れたかったが、厲塵瀾の前に出ると足がすくんでしまうと言われてしまう招揺。仕方なく自分が厲塵瀾に会いに行くことにする招揺。


果物を見つめている厲塵瀾に、北山主(袁桀)がお目通りをと、と伝える林子豫。実は先日、北山主より暗羅衛の装束を求められました、宗門との内通者はよもや北山主では?と。北山主の宗門への恨みは深いが、一応、調べてくれ、と言う厲塵瀾。　

北山主が無悪殿に入ってくる。琴芷嫣を襲ったのは宗門の者でした、と言って朱程の生首を見せる袁桀。確かにこの者だと阿大が言う。他に何か用が?と聞く厲塵瀾。

厲塵瀾に会いに来た招揺(琴芷嫣)を林子豫が無悪殿の入り口まで連れて行く。中の様子を見て、門主は取り込み中です、しばしお待ちを、と言う林子豫。招揺は、分かった、下がれ、と返す。下がれ、という言い方に、林子豫は招揺を思い出す。

無悪殿の中へ入った招揺は、門主は万路門のやり方に背いてばかりです、前門主なら宗門とは関わりを断ち万路門を強化したはず、目下、新山門が台頭しています、時勢を鑑みて決定をご再考ください、と袁桀が厲塵瀾に話しているのを立ち聞きする。姜武の討伐には賛同しますが宗門と手を組んではなりません、と。姜武は江州にいる、そこは宗門と万路門の境だ、宗門と手を組めば速やかに姜武を倒せる、我々の守りも盤石になる、敵対勢力を増やさぬためだ、と言う厲塵瀾。


ーつづくー


いくら妻子の敵とはいえ、陸奇を殺してしまうなんて袁桀もひどすぎる。
でも、それ以上に柳蘇若が最低(￣^￣)
洛明軒を復活させる方法が見つかったなんて言って。
恩を感じている陸奇を利用するなんて。

見えない招揺に殴られたり蹴られたりした朱程が面白かった(≧▽≦)
そして阿大の一発も!!
結局、殺されてしまったけど…ヾ(･ω･`;)ﾉ

阿大も面白い(*´艸`*)
厲塵瀾が、けがは?、って聞いたら、琴芷嫣のことに決まっているのに。
だけど厲塵瀾の珍しい姿が見れたかも?(* ˃ ᵕ ˂ )b


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