台湾ドラマ「ショコラ」第2話 あらすじ

「渡せなかった箱」


「麦松奇は年上よね。私は"ねえ"って呼ぶ」と言い返した辰巳千恵に、頭がよく回る奴で気に入った、俺の"スケ"にしてやろうと言う秦是吾。"スケ"が"女"だと分かり、千恵は「やっぱりあんた変態だわ」と笑いながら是吾に指を指す。そんな千恵の腕をつかみ「麦松奇が何者かも分かってない。この世界での俺たちの地位を知ったら後悔するぞ」と言う是吾。千恵は「しないわよ」とつかまれていた手を振り払うと"人間ビリヤード"をして行ってしまう。

どこを捜しても"宝物"が見つからず、座った千恵は「何もかも失ったっていうのに、あれまでなくなったら気がおかしくなりそう」と頭を抱えてしまう。しかし、ふと顔を上げると、視界に黄色い大きなコアラのぬいぐるみが。「マーチくん」と言い、千恵はぬいぐるみに向かって駆けて行く。
もう一度「マーチくんー」と言い、ぬいぐるみをぎゅっと抱き締める千恵。だが、その側には河合社長の部下・ウドが笑いながら立っていた。

ウドに捕まり、外へ連れていかれる千恵。そこに千恵の叫び声を聞いた是吾が、ガラスの扉を割り飛び出てくる。
是吾が稲重会を襲撃した時、痛い目に遭っていた河合社長は応援を呼んでいた。怯えながら「刃向かうなよ。暴れやがったら娘を殺すぞ」と言う河合社長。是吾は怯むことなく「いいとも。貴様をいたぶる理由ができる」と返す。

千恵が危険だが賭けようと、是吾は似無刀を振ろうとする。しかし、突然現れた松奇に素手で止められてしまう。驚く是吾。「いつまでふざけたマネを?」という松奇の言葉に、是吾は耳を疑う。さらに、お前がもっと早くに戻れば、ケーキがもっと作れたと続ける松奇「バカげてやがる」と是吾は返し、松奇と是吾は言い合いに。
カッとした是吾が松奇を蹴り飛ばし、松奇は勢いよく転がる。起き上がった松奇は2人のケンカに油断をしていた河合社長の首を手でつかみ、手も足も出せなくなる河合社長の手下たち。捕まっていた千恵もマーチくんを奪い返すと、ウドから逃げ出す。


言い争って河合社長たちを油断させるのが松奇の作戦だった。合図を見逃さず、あうんの呼吸が衰えていなかった是吾に「上出来だ」と言う松奇。松奇の迫力に"ケーキ店などやめて血連組を再興すると言ってくれ"と思う是吾だったが、是吾の気持ちを悟った松奇は「余計なことを考えても無駄だ」と言う。


稲重会に戻った河合社長は、会長に千恵は松奇の女の娘で、松奇と出会う前に前夫との間にできた娘だと説明する。是吾が似無刀まで持ち出したと聞き「分かった」と言うと会長は行ってしまう。


母親が去って行く夢を見て、ハッとして目を覚ます千恵。いつも見る夢に不機嫌になった千恵は、朝食を食べないと言っているにも関わらず「1日の活力のもとだぞ」と松奇が言うのも気に入らない。「心配される筋合いはないわ」と千恵に言われ、松奇は「食べたい物を買いに行くか?何でも好きな物を買え」とお金を渡そうとする。しかし、それも「おカネはある」と受け取らず、千恵は出かけてしまう。

千恵と入れ違いに来た是吾が、テーブルの席に座る。以前のしきたりをせず、食べようとする阿栗と修造を止める是吾。「言ったはずだぞ。組は解散した」と窘める松奇。そんな松奇に「解散したなら、月例会も幹部会もない。俺たちがそろって朝食を食う必要もないだろ」と是吾は言い返す。皆が黙ってしまい、言い過ぎたと言うと是吾は席を立つ。


服飾売り場に入った千恵が服を見ていると店員が声をかけてくる。千恵の格好を見て「他のお店がよろしいかと」と見下す店員。不快な気持ちになった千恵は、松奇が「何でも好きな物を買え、カネは出す」と言ってたことを思い出し、ハンガーラックにかかっている右から左までの服を「全部ください」と言う。


組を再興したい是吾は、阿栗と一緒に物件を捜し始めていた。
見ていた建物から出て来ると、稲重会の連中が現れる。「会長がお呼びだ」と是吾に言う稲重会会長の部下。是吾は言われるまま会長の乗っている車に乗り込む。

動き出した車内の中。「6年前に来てくれた時、俺は留守だったな」と言う会長。是吾は「残念だったぜ。でも十分、楽しんだよ」と返す。稲重会の"十八羅漢"が大活躍したぞ、と。
会長は松奇がケーキ店をすぐやめると思っていたが、あの様子だと本気のようだなと言い出す。顔を曇らせ、窓の外に目をやる是吾。そんな是吾に「だがお前はまだ若い。ケーキ店に埋もれさせるには惜しい人材だ」と会長は言う。

「単刀直入に」と言う是吾。会長はふっと笑うと「血連組を再興するなら俺が手を貸す」と言う。必要なものは、銃や人、カネでも稲重会が出すと。そのまま稲重会の傘下に取り込む気だと気づいている是吾に、さらに会長は「意味が分かるな?組長の下でケーキ店のバイトで終わるか、血連組を再興して打って出るか。お前は跡目を継ぐ地位にあった。お前は百年に一人の逸材だ。自分の将来を棒に振る気か?」と告げる。


会計を済まそうとした千恵は、うっかり現金の持ち合わせがなく、カードも持っていないというフリをし、店員にケーキ店へ電話をかけさせる。


是吾がケーキ店に戻ってきた時、千恵に言われた店員から電話がかかってくる。電話に出た是吾は「店長さんが払ってくださるとかで」と店員に言われ「知るかよ。その女の買い物をなんでうちが払う?奴は詐欺師だ、通報しろ」と言って電話を切ってしまう。怒った千恵は自分で通報を。


千恵は迎えにきた松奇が服の代金を支払ってくれ、家に戻ってくる。是吾を見て「この変態男」と言う千恵。松奇は是吾を睨むだけで何も言わなかった。


稲重会会長から是吾が来ると思うか聞かれる謝沢。謝沢は首を振ると「思いません」と答える。会長は大きくうなずき、お前は奴をよく理解しているようだな、と言う。そして「お前と互角の力を持つ者が稲重会のために働いてくれるなら、喜ばしいことじゃないか」と言う会長。


千恵の部屋に食事を運んで来た阿栗と段ボール箱を持った松奇が来る。
"ちえ"と呼ぶ松奇に「下手な日本語で私を呼ばないで」と怒る千恵。食事を食べ始めた千恵を見て、組員たちが自分の作った料理を食べている時だけ、まるで子供みたいで一家団らんの気分になると言っていた瑪亜のことを思い出す松奇。瑪亜はみんな、あなたの家族、大切にしてあげて、と言っていた。

松奇は持って来た段ボールについて「母さんがずっとお前に渡したがっていた。すぐ渡すべきだったが迷っていた。見てごらん」と言う。「見なきゃダメ?」と言う千恵。松奇は「自分で決めろ」と言うと部屋を出て行く。

「あの人が残した物なんて見たいわけないでしょ。私を物で釣ろうとするなんて」と言い、千恵は段ボールを捨てようとする。しかし捨てることができない。「絶対許さないんだから」と言うと、千恵はベッドに座り込む。


ーつづくー


"人間ビリヤード"が初め何のことだか分からなかったのぉぉぉぉぉ。
いやん(〃艸〃)

瑪亜は千恵パパと別れて松奇と結婚(?)したんですね…。
どういう出会いだったんだろう?
千恵は瑪亜が松奇と一緒になるために自分を捨てたと思っているのかな?
憎んだままでは千恵自身もつらいよね(；_；)

千恵がウドに捕まって、ガラスの扉を割って飛び出してきた是吾はカッコよかったー(≧∇≦)ノ彡
でも、雨に濡れたらコアラのぬいぐるみが大変!!と気になっちゃった私(*´艸｀*)
マーチくんて、あのマーチくん……だよね?

まだまだ血連組に未練がある是吾も気になりますね。
会長の話には乗らないと思うけど…。


ところで、河合社長役の北村豊晴さん、このドラマの監督さんですよね?
日本人の北村さんが、台湾ドラマに出演したり映画やドラマの監督さんをしているなんて嬉しいですね(*´ー｀*)
たしかBerryさんがお会いしたことがありましたよー!!「おばあちゃんの夢中恋人」の時に。この映画の監督もされていて、気さくな人だったと聞きました♪
↑なぜ、昨日気づかなかった、私……_(:3」∠)_




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