二人の王女 第11話

公主府に薛紹が訪ねてくる。初めて会う薛紹に、妹の太平公主が心から慕っている相手で、二人の想いが本物だと安公主は確信する。以前の太平公主と変わったと思う薛紹に、覚えているのは父上と母上と薛紹だけで記憶がないと言う安公主。
薛紹は母・城陽公主から吉日に太平公主と婚儀を執り行いたいと陛下から話があったことを伝えられる。嬉しい反面、太平公主が偽者かもしれないと思う薛紹。
安公主もまた薛紹に見破られたのではないかと思っていた。孫士中から男女の情は当人しか分らないと言われ、草原に留まるべきだったと後悔する。
城陽公主は薛紹のことだけを覚えているのは奇妙だと考える。そして20年ほど前、武皇后が女子を産み落とし、太平と名付けられたが王皇后の手により殺められ、名を安公主と改められたこと、しかし乳母が公主を連れ去ったという噂があったことを薛紹に話す。もし戻ってきた公主が安公主であれば、反撃の好機になると。城陽公主は太平を安心させるため、薛紹に毎日顔を会わせるように言う。本物の太平を心配する薛紹だったが、城陽公主は私情は禁物だと窘める。
アジェナスムに唐に返してほしいと頼む太平公主。焦らず、安公主の帰りを待つようにアジェナスムは話す。
公主府に来た武皇后は"さぞ後悔しているであろう、太平に成りすましたことを。されどもはや手遅れ。そなたがいつまで芝居を続けられるか、私がとくと見てやる"と思う。
公主と薛紹の婚儀が行なわれ、薛紹は駙馬都尉に。その夜、公主が眠っているというしるしである緑灯がかかっているにもかかわらず、酔った薛紹は公主のいる寝所へ無理矢理入る。太平だと確かめたいと、腕にある桃の花を見せるように迫る薛紹。袖をめくった公主の腕には桃の花があった。しかし6枚あったはずの花びらが5枚しかなく、薛紹に見破られてしまう。自分が太平の姉だと認める安公主。安公主は仇討ちが済んだら太平を返すことを約束し、夫婦のふりをするように言う。
昨夜、緑灯を薛紹が倒したことを武皇后は知っていた。公主に皇后の手の者がいると思った薛紹に「用心しないといけないわ」と安公主は言う。
太平公主はこれ以上待てないと安公主の元へ行こうとする。アジェナスムは太平公主が戻れば安公主に危険が及ぶとなだめ、草原へ連れていく。
薛紹は母に公主が偽者だったと言う。そして安公主から李家の天下を皇后から取り戻すため、手を組みたいと言われたと話す。
城陽公主と二人で話した安公主は「私たちに残された道はただ一つ。行き着く先もただ一つです」と言う。
高宗の病状がさらに悪くなる。天下と社稷を武媚娘と皇太子に託す高宗。
李哲と李旦に李家の天下を二人に託すと遺言として高宗は話す。しかし二人には自信がなかった。そこに呼ばれた公主が来る。皆を下がらせた高宗は、公主に兄と天下と社稷を守り抜くように言う。「はい」と答えた公主は、戻ったのはそのためで、自分は太平ではなく20年前に死んだ安公主だと告白。そして高宗からもらった剣を見せる。さらに安公主は自分を殺めたのは母上で、生き返った自分が再び母上の手にかけられることを恐れた乳母が自分を連れて逃げたと話す。


ーつづくー


李哲と李旦もダメダメっぽいですね(;´д｀)ノ
薛紹も頼りない感じがするし…お父さんも頼りなさそうだったかも?

馬に乗ったアジェナスムはカッコよかったー(*´艸｀*)
でも、出番が少なくて…。
それでもまったく出ないよりはいいよね(*´ー｀*人)

武媚娘は安公主を恋しがっていなかったっけ?
それなのに戻ってきた娘が安公主だと気づいても反省はしないし、敵視(?)するのね…(￣-￣;)




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