雍正帝が甄嬛の宮に来る。朝廷の安定ぶりを見ていると純元皇后に思いを馳せてしまうと話す甄嬛。ご存命ならば後宮の気風も違いましょう、と。甄嬛の口から純元皇后の話が出たことに驚く雍正帝。甄嬛は槿汐からよく純元皇后は広く恩情を与えていたと聞かされていたと言う。
純元皇后なら槿汐と蘇培盛をどのように処理したか、皇后も純元皇后の実の妹君ですから情の深さは同じはず、皇后も命までは奪わないでしょう、陛下も寛大なので「皇后娘娘も陛下や純元皇后と同じ思いかと」と甄嬛が言うと「皇后は純元と同列にはなり得ぬ」と言う雍正帝。宮中で甄嬛のお腹の子が雍正帝の子ではないと噂になっていることについても「皇后までが留意せよと言う」と不満げに話す。
現在2名の妃嬪が身重のため、殺りくなどは不吉「少しは情けをかけぬとな」と言う雍正帝。すかさず甄嬛の髪を整えていた浣碧が、槿汐が罰せられて以来、寝付きが悪く「温侍医より櫛で髪を梳くとよいと…」と言い始め、甄嬛が「お黙り。御前で口が過ぎるわよ」と止める。
槿汐には長年仕えてもらったので、手放すのは忍びないと話す甄嬛。しかし槿汐の落ち度なため、後宮の主である皇后娘娘が罰する意向であれば従うしかないと言う。「後宮は皇后が管理するとはいえ、朕が口を出せぬと思うか?」と言い、太監は男とはいえないが、情を持って当然だと雍正帝は話す。
ほどなく1年分の俸禄を没収することで恩赦が出た崔槿汐が永寿宮に戻って来る。手を取り合い、喜ぶ甄嬛。蘇培盛も養心殿に戻っていると聞き、崔槿汐は安堵する。
蘇培盛は戻れたことに感謝しながら墨をする。落ち着かない蘇培盛の気持ちを察し、永寿宮も崔槿汐も無事だと雍正帝は話す。「早く朕に知らせてくれればよいものを」と雍正帝が言うと、涙を拭きながら「陛下のお耳を汚すのではと心配だったのです」と蘇培盛は答える。
今後は往来を控えるように言われ、蘇培盛はひざまずき、槿汐とは同郷で古くからの知り合い、宦官の自分は子をなすことはできないが「孤独な身ゆえ、寄り添う相手が欲しいのです」と言う。雍正帝はその訴えに「よかろう。朕の話は聞かなかったことにして好きにせよ」と返す。
皇后への挨拶のため、景仁宮の前に集まった妃嬪たち。皇后の侍女・剪秋を見て「まさしく、あの主にして、あの宮女ですね」と康常在が言うと、貞嬪が「一体、熹妃(甄嬛)がどんな顔をして現れるやら」と言う。そこに「大恥なのに顔を出せるわけがない」と言いながら祺嬪が来る。
槿汐は腹心だし、熹妃が瓔珞を陛下に渡すために槿汐に保管させてただけかも、と貞嬪が言っているところに甄嬛が。「祺嬪、許されたのね」と言う甄嬛。「謹慎で退屈だったのかしら。出てきてすぐに陰口とは」と言う甄嬛に祺嬪は「誰に非があるかは明白です。また白黒を覆しましたね」と言い返してくる。
「配下があんな不始末を起こすなんて、まさに主は臣下の鏡ですね」と祺嬪が言うと、甄嬛に上着を持ってきた崔槿汐が「先ほど貴人がおっしゃった"主は臣下の鏡"ですが、熹妃娘娘に対して無礼では?」と言う。小主は単なる貴人でしかない、立場をわきまえてくださいと。「後宮を乱したのはあなたでしょ」と祺嬪が言ってくるが「私めと蘇培盛は親交がありますが、だから何だと?小主が不服でもお許しになったのは陛下です。よって後宮を乱したなどめっそうもない」と崔槿汐は言う。さらに小主の理屈だと陛下が後宮の乱れを容認したことになると言われ、祺嬪は何も言えなくなる。
皇后の準備が整い、みんなは中へ。中秋も近付き、果郡王が帰京すると話す皇后。浣碧は嬉しそうな顔に。
蘇培盛が陛下からの棗の砂糖漬けを持ってくる。
甄嬛は今回は公公が瓔珞を落とし騒ぎとなったが、2人を助けられたのは、陛下の旧情によるものだと話す。今後の戒めにすると言う蘇培盛。
蘇培盛が自宅に帰ってくると、崔槿汐が綻びを縫っていた。「大丈夫か?」と気遣う蘇培盛に「ええ、もちろん。噂されるほど元気になれるわ。自害などして喜ばせては馬鹿らしいもの」と答える崔槿汐。熹妃のために自分を頼っていたのを知っていた蘇培盛は「本望でないなら噂も飛び交っているし、縁を切ればよい」と言うが、崔槿汐は「私たちは伴侶を求めただけ。熹妃娘娘の他には、あなたしか頼れる人はいない」と言う。慎刑司にいて、噂に流されて味方を傷つけてしまうのは最も愚かだと分かったと。崔槿汐と見つめ合いながら、うなずく蘇培盛。
中秋節が訪れ、宴が開かれる日。宴に付き添う浣碧は着飾る。「似合ってる」と甄嬛が言うと「郡王のためではありません」と浣碧が慌てて答える。「彼のことは心が痛む。今は御前だけでしか着飾れないわ」と甄嬛は目を伏せる。
宴の席。遅れて果郡王が来る。果郡王は沈眉荘にお祝いを言った後、甄嬛にも声をかけてくる。目を合わせないようにしながら返事をする甄嬛。
薬の時間で外に出た甄嬛は、気が動転していた。落ち着いてから戻ろうと思っていた甄嬛の前に果郡王が現れる。
「元気か?」と聞く果郡王。娘娘が心から元気だと言ってくれれば、ようやく安心できると。こなたのことで心を煩わさぬように、と言い、行きそうになる甄嬛の腕を果郡王はつかむ。離すように甄嬛が言っても、果郡王は離さない。浣碧はそっと2人から離れる。
豪勢な宮に住んでいても幸せそうには見えないと言う果郡王。豪勢でも粗末でも自分が望んだこと、月にも満ち欠けがある、無意味な心配はやめるようにと甄嬛が言うと「人として心のまま生きられぬなら月になりたい」と果郡王は話す。15日になれば1度は満ちると。
果郡王が甄嬛の手を取り「体に気をつけろ」と言うと「あなたも」と涙を流しながら甄嬛も返す。怪しまれないため、果郡王が先に宴に戻る。
そんな2人の姿を見ている人がいた。浣碧が気づくが、立ち去ってしまい相手が誰だか分からない。
宴が終わった帰り。輿で帰る甄嬛たちをたくさんの猫が襲って来る。輿持ちが輿を落とした衝撃で、産気ずく甄嬛。
難産となった甄嬛に、不測の事態に子と母体のどちらを選ぶか聞く温実初。甄嬛は苦しみながら「何があろうとも子供たちを第一に考えて。こなただけ助かったとしたら何をしでかすか分からないわよ。普通の自害よりもっと悲惨な方法で命を絶ってやる」と言う。
ようやく甄嬛は皇子と公主を産む。
目覚めた甄嬛に喜んだ雍正帝は、同時に2人の子を産んだ功績は大きいと、甄嬛を貴妃に封じると告げる。
甄嬛が咳をしたため、宮女の1人がほおを20回たたく罰を受けることに。お産の宮女が換気のために開けたと言っても聞き入れてもらえなかった宮女は、不服に思い泣きながら自分のほおを打つ。
貴妃となった甄嬛の福にあやかりたいと言う蘇培盛。雍正帝は蘇培盛に槿汐を正式な妻として与えると言う。蘇培盛と槿汐はひざまず感謝をして喜ぶ。
雍正帝が夜にまた来ると言い宮を出て行くと、敬妃が先ほど訪れたと浣碧が甄嬛に報告する。甄嬛は感謝を伝えるように言い、落ち着けば私から招待すると話す。
皇子と公主の誕生に皇太后も喜ぶ。産まれた第六皇子は弘曕という名に。
甄嬛の宮に雍正帝が来ている時、皇后が来る。熹貴妃への祝いの品を考えていたと言う皇后は、生前、姉からもらっていた羊脂玉で2人の子の玉璧を作らせていると話す。姉の思い出の品は多いですから、よく眺めては懐かしんでいると言う皇后。今朝、姉の遺品を整理し始めまだ終わっていないと言うと帰って行く。
ーつづくー
浣碧がね、着飾ったのが嫌(o´д`o)=3
気持ちは分かるけど、甄嬛の気持ちを考えられないのかな?って、いつもいつも、そういう浣碧にイラっとしちゃう。
果郡王が宴で甄嬛に声をかけた時、雍正帝が何か感じたかも?
大丈夫かな?
猫は…葉瀾依の仕業なの?ヾ(・ω・`;)ノ
甄嬛とは仲良くなってほしかったけど、果郡王とのやりしりを見てしまった!?
もし、そうだとしたらとても残念。
でも、安陵容も香で猫を操ったことがあったので、安陵容ってこともあり?
甄嬛もね、いくら果郡王の子が大事だとしても「普通の自害よりもっと悲惨な方法で命を絶ってやる」はないと思う( ̄- ̄;)
それをこんなに尽くしてくれている温実初に言う!?
実際にそうなった時にできるかは分からないけど、言うだけでも嫌。(*`ω´*)
ほおを叩く罰を与えられた宮女がすごく気になるの。
不満に感じていたし、何かしないといいんだけど…。
甄嬛は敬妃と会いたくないみたい…。
2iy はいい関係だったのに…"(ノ_・、)"
最後の皇后のアレは、姉の名と遺品の話をして雍正帝を来させようとしているということ?
玉璧は大丈夫なの!?とちょっと思っちゃったー(;´д`)ノ
さすがにそれはないかな?( ̄▽ ̄;)
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感情的にならなくなったような気が
するのは気のせいでしょうか?
純元皇后の話しをしても落ち着いているし、
蘇公公と槿汐の二人にとってもよかったですね。
妃嬪たちに対しての槿汐の毅然とした態度、発言、
蘇公公と二人の時に言っていた前向きな考えも。
果郡王との切ない会話の後
事故に遭いながら、事故を物ともせず
元気な皇子と公主を産んで
難産の時の台詞も母としての強さを感じました。
二人が無事に育ちますように。
最後の皇后娘娘の発言は
うさ娘娘がおっしゃるように
雍正帝の気をひくものですよね。
でも、あまり反応していなかったような気がするのは
気のせいでしょうか。
そうであってほしいと願うばかりです。
小主の宮は、玄関先や外からでも会話が聞けるくらいだから。
皇后は体調悪いのは本当でしょうか、何かたくらんでそうですね。お腹の大きさがどうとかいうのが心配です。
長文で失礼します。
お互い気持ちも通じたようだし雍正帝のお許しも出たし(*^_^*)
凛とした印象の崔槿汐が素敵です。
それに比べて浣碧、ちょっと出すぎですよね・・・うささんの“イラっ”分かります( ̄ω ̄;)
久しぶりの果郡王でしたが笑顔にはなれず、雍正帝の微妙な様子も影で見ていた女性の存在も心配です(TT)
葉瀾依か安陵容か、それとも他に?いずれにしろたくさんの猫!!!夜でなくてもあんなにいて囲まれたら怖いです~(;△;)
難産のようでしたが母子ともに無事出産。双子には無事育って欲しい。甄ケイと果郡王の子供だからいずれは美男美女かな~(≧∇≦)
次は沈眉荘ですね(≧∇≦)
罰を与えられた宮女、気になりますね。そうそう彼女に否はないようだしかなり不服そうだった(;;)
また話題になった純元皇后。逆手に取った甄ケイ、したたかになりましたね。そして皇后は相変わらず姉を利用しているようで・・・(^^;)
甄ケイは貴妃に封じらることになりましたね。かつて華妃が望んでいた位。権力も強まるだろうし無事子供を産んだ甄ケイはどこへ行くんだろう?
勘違いしてしまい失礼しました。すみませんでしたm(__)m
もしかして、皆さんもそう考えたいたのかな(≧∇≦)
私は、絶対、葉瀾依しかない!果郡王と甄嬛との会話を聞いて、嫉妬して、猫を使って襲ったと思ったのですが~違うかも~安陵容もその他って事もね~葉瀾依に罪を被せるように…
でも、これで早産みたいになって、疑われないですんだのですよね?
皇子と公主(o^^o)無事出産~良かった!
産んだ後の甄嬛の髪飾り?なのかな~素敵!甄嬛はシンプルな方が似合ってる~(o^^o)
蘇公公と崔槿汐が良かった(o^^o)妃嬪達の前での行動だったり言葉だったりが良かった~
崔槿汐らしい~素敵な女性ですよね~だからこの前の回の「アレ」は有り得ないよね!
浣碧は~( *`ω´) ちょっとね~でも甄嬛は許しているというのか暖かく見守っているような目で浣碧を見ていたように思うのですが…
罰を受けた宮女が心配~甄嬛に何かしなければいいけど~
また、長くなっちゃった~m(_ _)m
いつも、ありがとうございます。