李皓鑭(りこうらん)…呉謹言(ウー・ジンイエン/声:中村千絵) 名家の娘
呂不韋(りょふい)…聶遠(ニエ・ユエン/声:東地宏樹) 燕の国出身の商人
嬴異人(えいいじん)…茅子俊(マオ・ズージュン/声:平川大輔) 秦の国王の孫
高敏(こうびん)…王琳(ワン・リン/声:幸田直子) 皓鑭の継母
岫玉(しゅうぎょく)…李春嫒(リー・チュンアイ/声:落合るみ) 蛟王子の正室・皓鑭の継妹
蛟(こう)…(洪尭(ホン・ヤオ/声:遊佐浩二) 趙の王子
雅(が)…海鈴(ハイ・リン/声:松井茜) 趙の王女・厲王妃の娘
司徒缺(しとけつ)…鄭竜(ジョン・ロン/声:松本忍) 呂不韋の側近・司徒月の兄
司徒月(しとげつ)…張訳兮(ジャン・イーシー/声:渡辺広子) 呂不韋の側近・王宮の侍女
趙丹(ちょうたん)…王志飛(ワン・ジーフェイ/声:内田直哉) 趙の国王
厲(れい)…寧静(ニン・ジン/声:深見梨加) 趙の王妃
殷小春(いんしょうしゅん)…姜梓新(ジアン・ズーシン/声:桑島法子) 趙の王宮の医師
夏姫(かき)…何佳怡(ホー・ジアイー/声:魏涼子) 安国君の側室・異人の母
嬴柱(えいちゅう)/安国君(あんこくくん)…王茂蕾(ワン・マオレイ/:声:咲野俊介) 秦の太子
太卜は必死で李皓鑭を信じてはいけないと言う。しかし臣下たちから次々と、天から福を授かった、こんな奇跡は初めて見た、という声が上がる。そして、神は満月の夜こそ使いを迎えるにふさわしいとおっしゃいました、と言う皓鑭。趙王は皓鑭の話以上に神の命を信じると、太卜を送るよう命じる。火の中へ入れられる太卜。
見どころのある女だと思った趙王は、皓鑭をそばに置きたいと考える。しかし、女官として私のそばに置きましょう、と先に王妃に言われてしまう。趙王は皓鑭に褒美を与え、王妃に仕えさせることにする。
王たちがその場を離れ、皓鑭の手を引き連れて行こうとする呂不韋。その時、皓鑭を呼び止める嬴異人の声が。水をもらった礼を異人に言う皓鑭。皓鑭のもらった水の中には、異人が国を離れる時に母からもらったという丸薬が入っていた。ひん死の状態で命を長らえることができるが、あのように使うとは驚いた、と言う異人。
炎に包まれていたのに皓鑭の身に傷は無く、異人は祭壇にどのような細工をしたのか呂不韋に尋ねる。
職人に賄賂を渡して炎を避けるための仕掛けを作らせたことと、皓鑭の上着が火に飛び込むと真っ白になる火ネズミの毛を紡いで織った火浣布だったと話す呂不韋。屋敷を留守にしたのは、偶然、火ネズミを見つけた友人を訪ねるためだった。白い鹿は?と異人が聞く。呂不韋は、異人殿を秦に返すべきだと進言するために王様にもともと献上するつもりだったが違う使い方に、と答える。
我ら3人、違う道をたどり一つに集まった、これこそ心が通い合った友と言えましょう、今後は私をはねつけたりなさらぬように、と異人に言う呂不韋。
異人が皓鑭の腕に傷があることに気づく。呂不韋は急いで皓鑭を王宮の医師のもとへ連れて行くが、そこでは祭壇の爆発でケガを負った多くの人たちの治療が行われていた。
呂不韋はすぐに治療ができないと言われ、殷小春(いんしょうしゅん)に金を渡し先に皓鑭を見てもらおうとする。しかし殷小春から金を投げ返されてしまう。
患者が治療中に殷小春の衣をつかみ、皓鑭はその手を離させると薬を塗っているので辛抱してと優しく話す。そして治療の邪魔をしたくないと、呂不韋を連れて行こうとする皓鑭。殷小春は、待って、と言って塗り薬を投げ、それを異人が受け取る。
明日から王妃に仕える事になった皓鑭に、気をつけるように言う異人。呂不韋は王妃様の目に留まるよう努力し、宮中にお前がいてくれたらこの道はより進みやすくなると皓鑭に言う。異人は皓鑭に薬を渡し、呂不韋と一緒に帰っていく。
翌日。皓鑭は王妃の元へ行く。王妃は祭壇でのことが皓鑭の芝居だと見抜いていた。跪いた皓鑭は知恵を絞ったのは、どうしても生きていたかったからだと許しを請う。
王妃のかんざしを持った皓鑭は、岫玉と出くわす。わざと怒らせ、持っていたかんざしを払い落とさせる皓鑭。岫玉、あなた…、と皓鑭が言ったところに蕭紅葉(しょうこうよう)が駆けてくる。皓鑭は蕭女官に、岫玉様をお許しください、と言う。岫玉様は手が滑って王妃様のかんざしを落としたのだと。そして岫玉が呼び止めるのも聞かず皓鑭は行ってしまう。
岫玉は王子の妻としてしっかりと尽くすと王妃に話す。王妃は娘を舞姫にした上、卑しい商人のもとに行かせるなんて不思議な家だと言う。皓鑭は駆け落ちをたくらみ、父に屋敷を追い出され落ちぶれて商人の元に行きました、どんな間違いを犯そうと私どもには肉親の情が残っております、姉を家に帰してください、と頼む岫玉。
岫玉が下がった後、たとえ皓鑭といがみ合っていようと姉妹に起きた問題を王妃様のもとに持ち込むべきではないと言う蕭紅葉。しかし王妃は皓鑭のほうが悪賢いと言う。皓鑭が岫玉をあおったのよ、でなければ無礼は働くまい、もし岫玉が先に話していたら皓鑭はどうなっていたかしら、だから自分たち姉妹の問題をみんなの前で明らかにした、と。蕭紅葉が皓鑭を追い出さないのか訪ねる。王妃は、宮中は退屈、面白い人にかき回してもらいましょう、と言う。
蛟王子は皓鑭ともめた岫玉を叱りつける。あの女がちょっかいを出してきたと岫玉は言い返すが、私は恥をかいたと言う蛟王子。岫玉は富と名誉のために嫁いだと言われ涙を流す。
薬の味が変わったことに気づく王妃。皓鑭は夜も寝付けず食欲が落ちているため医師に教えを請い薬草の種類を少しばかり変えたと話す。香をたくのが嫌いな王妃のために、皓鑭は花を浸した橄欖の油をたいて匂いもとっていた。
半月後に王妃の誕生日の宴が開かれる。その時、お気に入りのかんざしを使うため、蕭紅葉は蘭児(らんじ)にしっかり保管をするように言う。
蕭紅葉が王妃の装飾品を皓鑭に管理してほしいと持ってくる。皓鑭が机に置かれた装飾品を確認をしている時に、飲み物を出そうとした小柔に蘭児がぶつかり器を落としてしまう。急いで謝る小柔。蕭紅葉は罰を与えようとするが、許しを請う皓鑭に免じて部屋を出て行く。
小柔は蘭児がわざとぶつかってきたと皓鑭に言う。ハッとした皓鑭が装飾品を調べると、王妃の一番気に入っているかんざしの真珠がなくなっていた。
蕭紅葉が罪を被せるつもりでいると分かり、皓鑭は呂不韋に真珠を付けてほしいと頼む。必ず宴の前に渡すと言う呂不韋。
呂不韋は皓鑭のケガが治っていないことを確かめ、殷小春の薬の100倍効くという生肌膏を塗る。
異人が宮中に移ってくる。訪ねてきた雅王女が、皓鑭は聡明だが賢すぎる、だから嫉妬される、人は身の程を知るべきだと思うと話す。それでも、皓鑭はあなたの友人、気にかけてあげる、と。異人は皓鑭さんの人生は皓鑭さんのもの、誰の助けも要らないと言う。
岫玉ひとりでは波風を立てられなくても、蕭女官が加わればどうなると思う?と夏雪に話ながら歩いていた雅王女。雅王女は猟犬のために作っているという犬小屋を見かけ、学ぶために完成したら譲るように言う。
皓鑭は公孫乾が持ってきた、楚の国で奏でられた古い琴の譜面を受け取る。
うなされて目覚めた岫玉。宮中まで会いに来た高敏がすぐに駆け寄る。泣きながら、どれだけ必死になってもあの女から永遠に逃れることができない、あの女のせいで私は何もかも失ってしまうのよ、と訴える岫玉。
せきが出る皓鑭は殷小春に診てもらう。皓鑭は傷が膿み毒が入っていた。ちゃんと休むように言う殷小春。
薬を持ってきた司徒月に驚く皓鑭。司徒月は宮中で侍女を増やすことになり、呂不韋が送り込んだと話す。皓鑭がここ数日の宮中の様子を聞くと、岫玉は病を理由に母親を宮中に呼び、王妃様のところに出入りしていると答える司徒月。宝物などを送り歓心を買おうとしていると。やはり休んでいるわけにはいかないと皓鑭は思う。
楚の都・咸陽。司徒缺が異人の母・夏姫(かき)と会う。楚に来て数日たつが、太子と会えずにいた司徒缺。夏姫は太子の寵愛を受けたことがなく、異人も蔑まれて来た。今では日ごと夜ごと華陽夫人(太子の正室)のもとを訪れている太子。戦を目前にしても、力のない夏姫は何もできない。司徒月が帰ろうとした時、夏姫は最後にあることを試してみると言う。
趙の国のことを司徒缺に聞き、自分の血で血書を書いた夏姫。夏姫はその血書を持って太子と会うが、太子は夏姫の顔を忘れていた。名前を聞いて慌てた太子に夏姫は異人から届いた文だと言って血書を渡す。戦が迫る中で異人が考えを伝えてきたと。それには邯鄲の戦略や商人の往来が書かれていた。異人はある商人にこの血書を届けさせたと夏姫は話す。
さらに夏姫は、勝利を願い、趙の者は異人をいけにえとして神にささげる、異人が恐れているのは故郷に戻れぬこと、邯鄲を手に入れたらあの子の骨を咸陽に持ち帰り城の外にでも埋葬してください、と頼む。異人が秦の国と太子様の安寧を見守りたいと言ったと聞いた太子は、血書を父上にお渡ししろ、と告げる。そして王齕(おうこつ)に文を送り、策を練らせることにする太子。あらゆる手を使い、異人を救い出すと。
国境に秦の大軍が迫っていた。三日以内に宮中から出す、と皓鑭に言う呂不韋。趙は強いが勝敗は分からず、敗れれば邯鄲は秦の手中に。長年かけて築いたものを無にすることができない呂不韋は、店の譲渡を手配しお前を必ず連れて行くと言う。皓鑭はなぜ連れて行くのか聞くが、お前は半ば呂家の主だ、と呂不韋はごまかしてしまう。異人様は?と尋ねる皓鑭。呂不韋は司徒缺が秦に向かったことを伝え、異人殿の運命は秦の出方によって決まる、と答える。
皓鑭は、入り口に控えよ、という王妃の命令に従う。それは蕭紅葉の策だった。しばらくして、宴から戻られた王様が王妃様とお月見がしたいと、と伝えられる皓鑭。皓鑭はもうお休みで伺えないと言うが、王様の命令だと言われ部屋へ入り奥の扉を開ける。その部屋の中では王妃が寝台で誰かと寝ていた。慌てて扉を閉める皓鑭。
寝台から出た王妃に、王様からお月見のお誘いが、と皓鑭は話す。王妃が早く下がるように言い、皓鑭は外へ出て行く。そこに雲少妃が。
王妃に会おうと部屋に入ろうとする雲少妃を阻む皓鑭。お疲れでもうお休みだと皓鑭が言っても、体の具合が悪いのならお見舞いに行かないと、と雲少妃は引かない。皓鑭と雲少妃がもめていると、王妃が部屋から出てくる。雲少妃が部屋の中を気にし、部屋の中を調べてみる?、と言う王妃。ようやく雲少妃は帰って行く。
王妃は皓鑭を部屋の中へ入れる。それを陰から司徒月が見ていた。後から来た蕭紅葉も部屋の中へ入る。
王妃様の命をないがしろにした罪は死に値すると言う蕭紅葉。人を呼んだ王妃は、皓鑭の首を白絹で絞めさせる。皓鑭の意識が遠のく中、趙王が部屋に入ってくる。皓鑭が首を絞められていたと分かり、驚く趙王。
王妃は罪を犯したので死を命じたと話す。趙王からどんな罪か聞かれ、王妃様は王様から贈られた腕輪をお気に召しとても大切にしておられました、それを不注意で私が壊し、悔い改めないどころか逆燐に触れてしまったため死を命じましたと話す皓鑭。趙王はたかが腕輪ではないかと言って皓鑭を立たせる。
月見に誘いに来た趙王は、今宵は無理だと思い帰って行く。
皓鑭が部屋に戻ると呂不韋が待っていた。呂不韋に抱き、さっきあの世の入り口に立ったと言う皓鑭。呂不韋はそのことを知っていた。司徒月が妙だと気づき、王に王妃の具合が悪いと伝え、急ぎ駆けつけた王が皓鑭を救ったと話す呂不韋。王妃の秘密を蕭紅葉がわざと見せたと皓鑭は言う。寝所に男がいた、蕭紅葉は自分だけが知っている秘密を利用し私を殺そうとしたと。呂不韋は、何が起ころうと恐ることはない、お前には私がついている、と言う。
皓鑭が部屋に入ると蛟王子が茶を飲んでいた。皆を下がらせた蛟王子は皓鑭を後ろから抱きしめ、女の争いに加わるくらいなら私のもとへ戻れ、と言う。蛟王子を自分から離し、自分の価値は自分で探す、男には頼らない、と言う皓鑭。蛟王子は今日のことを王妃に言ったら、そなたはどうなるかと脅す。そこに、どう話すおつもりですか?と言いながら異人が入ってくる。
蛟王子は落ちぶれた秦の人質だと、異人のことを見下していた。私は心配しているのです、妙な噂が広まると名声に傷がつきます、と言う異人。女官はどこへ行こうと生きていけるが、王子は名声を失ったら権力と地位をどうやって探すと?と。その時、雅王女を連れた王妃が来る。
異人の琴の音で夢から覚めた趙王。異人の弾いていた曲は、父が遠方に赴いた際、母が父を思って作ったものだった。眠りを妨げられた趙王が、まさかわが国を呪うつもりか?、もしや趙と秦の戦が始まれば秦に帰れると思い、心ひそかにこの状況を喜んでいるのではないか?、と言う。趙王が怒っていたのは嫌な夢を見たからだった。
夢の話を聞いた蛟王子は、不吉なことが起こる前兆だと言う。異人のせいにされそうになり、皓鑭は別の解釈を話す。さらに異人がその解釈を助け、王妃も皓鑭は神に直接お目にかかったことのある使者、決して異を唱えてはいけないのでは?、と言う。そんな中、前線から秦軍が後方に退き、全ての城と引き換えに異人を返せと言う知らせが届く。やはり吉兆だったと喜んだ趙王は、異人のことをわが国の守護神だと言い、もう離れられんと笑いながら出て行く。
雅王女は皓鑭に異人を助けてくれた礼を言う。だが、人は身の程を知るべきよ、面白い女官でも所詮は女官でしかない、どんなに頑張ってもおもちゃに過ぎないの、と言う雅王女。
秦軍が後方に退き、やはり異人の価値は極めて高いと思う呂不韋。捨てるには惜しいと思った呂不韋だったが、3人で趙を離れるのはきっと難しい、と皓鑭は言う。
皓鑭は異人にもらった香草で匂い袋を作っていた。呂不韋は取り上げ、私はお前を買った、つま先から毛一本に至るまで全てこの呂不韋のものだ、匂い袋も例外ではない、と言う。
ーつづくー
王妃もこわっ(✽ ゚д゚ ✽)
この喋り方がまた恐ろしさを増している感じがする。ぶるぶる。
誰よりも権力があるものね。
趙王も逆らえないかも・・・?
また、秦の太子が頼りない(;´д`)ノ
夏姫のことを人に聞くまでわからないなんて…。
いくら何でもそれはひどい。
雅王女は綱を結んで何をするつもりなの!?( ̄▼ ̄|||)
何か企んでいるよね!?
呂不韋と異人が皓鑭を取り合っている感じ(*´艸`*)
特に呂不韋がやきもちやいてるみたいで可愛いやら面白いやら。
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呂不韋(りょふい)…聶遠(ニエ・ユエン/声:東地宏樹) 燕の国出身の商人
嬴異人(えいいじん)…茅子俊(マオ・ズージュン/声:平川大輔) 秦の国王の孫
高敏(こうびん)…王琳(ワン・リン/声:幸田直子) 皓鑭の継母
岫玉(しゅうぎょく)…李春嫒(リー・チュンアイ/声:落合るみ) 蛟王子の正室・皓鑭の継妹
蛟(こう)…(洪尭(ホン・ヤオ/声:遊佐浩二) 趙の王子
雅(が)…海鈴(ハイ・リン/声:松井茜) 趙の王女・厲王妃の娘
司徒缺(しとけつ)…鄭竜(ジョン・ロン/声:松本忍) 呂不韋の側近・司徒月の兄
司徒月(しとげつ)…張訳兮(ジャン・イーシー/声:渡辺広子) 呂不韋の側近・王宮の侍女
趙丹(ちょうたん)…王志飛(ワン・ジーフェイ/声:内田直哉) 趙の国王
厲(れい)…寧静(ニン・ジン/声:深見梨加) 趙の王妃
殷小春(いんしょうしゅん)…姜梓新(ジアン・ズーシン/声:桑島法子) 趙の王宮の医師
夏姫(かき)…何佳怡(ホー・ジアイー/声:魏涼子) 安国君の側室・異人の母
嬴柱(えいちゅう)/安国君(あんこくくん)…王茂蕾(ワン・マオレイ/:声:咲野俊介) 秦の太子
太卜は必死で李皓鑭を信じてはいけないと言う。しかし臣下たちから次々と、天から福を授かった、こんな奇跡は初めて見た、という声が上がる。そして、神は満月の夜こそ使いを迎えるにふさわしいとおっしゃいました、と言う皓鑭。趙王は皓鑭の話以上に神の命を信じると、太卜を送るよう命じる。火の中へ入れられる太卜。
見どころのある女だと思った趙王は、皓鑭をそばに置きたいと考える。しかし、女官として私のそばに置きましょう、と先に王妃に言われてしまう。趙王は皓鑭に褒美を与え、王妃に仕えさせることにする。
王たちがその場を離れ、皓鑭の手を引き連れて行こうとする呂不韋。その時、皓鑭を呼び止める嬴異人の声が。水をもらった礼を異人に言う皓鑭。皓鑭のもらった水の中には、異人が国を離れる時に母からもらったという丸薬が入っていた。ひん死の状態で命を長らえることができるが、あのように使うとは驚いた、と言う異人。
炎に包まれていたのに皓鑭の身に傷は無く、異人は祭壇にどのような細工をしたのか呂不韋に尋ねる。
職人に賄賂を渡して炎を避けるための仕掛けを作らせたことと、皓鑭の上着が火に飛び込むと真っ白になる火ネズミの毛を紡いで織った火浣布だったと話す呂不韋。屋敷を留守にしたのは、偶然、火ネズミを見つけた友人を訪ねるためだった。白い鹿は?と異人が聞く。呂不韋は、異人殿を秦に返すべきだと進言するために王様にもともと献上するつもりだったが違う使い方に、と答える。
我ら3人、違う道をたどり一つに集まった、これこそ心が通い合った友と言えましょう、今後は私をはねつけたりなさらぬように、と異人に言う呂不韋。
異人が皓鑭の腕に傷があることに気づく。呂不韋は急いで皓鑭を王宮の医師のもとへ連れて行くが、そこでは祭壇の爆発でケガを負った多くの人たちの治療が行われていた。
呂不韋はすぐに治療ができないと言われ、殷小春(いんしょうしゅん)に金を渡し先に皓鑭を見てもらおうとする。しかし殷小春から金を投げ返されてしまう。
患者が治療中に殷小春の衣をつかみ、皓鑭はその手を離させると薬を塗っているので辛抱してと優しく話す。そして治療の邪魔をしたくないと、呂不韋を連れて行こうとする皓鑭。殷小春は、待って、と言って塗り薬を投げ、それを異人が受け取る。
明日から王妃に仕える事になった皓鑭に、気をつけるように言う異人。呂不韋は王妃様の目に留まるよう努力し、宮中にお前がいてくれたらこの道はより進みやすくなると皓鑭に言う。異人は皓鑭に薬を渡し、呂不韋と一緒に帰っていく。
翌日。皓鑭は王妃の元へ行く。王妃は祭壇でのことが皓鑭の芝居だと見抜いていた。跪いた皓鑭は知恵を絞ったのは、どうしても生きていたかったからだと許しを請う。
王妃のかんざしを持った皓鑭は、岫玉と出くわす。わざと怒らせ、持っていたかんざしを払い落とさせる皓鑭。岫玉、あなた…、と皓鑭が言ったところに蕭紅葉(しょうこうよう)が駆けてくる。皓鑭は蕭女官に、岫玉様をお許しください、と言う。岫玉様は手が滑って王妃様のかんざしを落としたのだと。そして岫玉が呼び止めるのも聞かず皓鑭は行ってしまう。
岫玉は王子の妻としてしっかりと尽くすと王妃に話す。王妃は娘を舞姫にした上、卑しい商人のもとに行かせるなんて不思議な家だと言う。皓鑭は駆け落ちをたくらみ、父に屋敷を追い出され落ちぶれて商人の元に行きました、どんな間違いを犯そうと私どもには肉親の情が残っております、姉を家に帰してください、と頼む岫玉。
岫玉が下がった後、たとえ皓鑭といがみ合っていようと姉妹に起きた問題を王妃様のもとに持ち込むべきではないと言う蕭紅葉。しかし王妃は皓鑭のほうが悪賢いと言う。皓鑭が岫玉をあおったのよ、でなければ無礼は働くまい、もし岫玉が先に話していたら皓鑭はどうなっていたかしら、だから自分たち姉妹の問題をみんなの前で明らかにした、と。蕭紅葉が皓鑭を追い出さないのか訪ねる。王妃は、宮中は退屈、面白い人にかき回してもらいましょう、と言う。
蛟王子は皓鑭ともめた岫玉を叱りつける。あの女がちょっかいを出してきたと岫玉は言い返すが、私は恥をかいたと言う蛟王子。岫玉は富と名誉のために嫁いだと言われ涙を流す。
薬の味が変わったことに気づく王妃。皓鑭は夜も寝付けず食欲が落ちているため医師に教えを請い薬草の種類を少しばかり変えたと話す。香をたくのが嫌いな王妃のために、皓鑭は花を浸した橄欖の油をたいて匂いもとっていた。
半月後に王妃の誕生日の宴が開かれる。その時、お気に入りのかんざしを使うため、蕭紅葉は蘭児(らんじ)にしっかり保管をするように言う。
蕭紅葉が王妃の装飾品を皓鑭に管理してほしいと持ってくる。皓鑭が机に置かれた装飾品を確認をしている時に、飲み物を出そうとした小柔に蘭児がぶつかり器を落としてしまう。急いで謝る小柔。蕭紅葉は罰を与えようとするが、許しを請う皓鑭に免じて部屋を出て行く。
小柔は蘭児がわざとぶつかってきたと皓鑭に言う。ハッとした皓鑭が装飾品を調べると、王妃の一番気に入っているかんざしの真珠がなくなっていた。
蕭紅葉が罪を被せるつもりでいると分かり、皓鑭は呂不韋に真珠を付けてほしいと頼む。必ず宴の前に渡すと言う呂不韋。
呂不韋は皓鑭のケガが治っていないことを確かめ、殷小春の薬の100倍効くという生肌膏を塗る。
異人が宮中に移ってくる。訪ねてきた雅王女が、皓鑭は聡明だが賢すぎる、だから嫉妬される、人は身の程を知るべきだと思うと話す。それでも、皓鑭はあなたの友人、気にかけてあげる、と。異人は皓鑭さんの人生は皓鑭さんのもの、誰の助けも要らないと言う。
岫玉ひとりでは波風を立てられなくても、蕭女官が加わればどうなると思う?と夏雪に話ながら歩いていた雅王女。雅王女は猟犬のために作っているという犬小屋を見かけ、学ぶために完成したら譲るように言う。
皓鑭は公孫乾が持ってきた、楚の国で奏でられた古い琴の譜面を受け取る。
うなされて目覚めた岫玉。宮中まで会いに来た高敏がすぐに駆け寄る。泣きながら、どれだけ必死になってもあの女から永遠に逃れることができない、あの女のせいで私は何もかも失ってしまうのよ、と訴える岫玉。
せきが出る皓鑭は殷小春に診てもらう。皓鑭は傷が膿み毒が入っていた。ちゃんと休むように言う殷小春。
薬を持ってきた司徒月に驚く皓鑭。司徒月は宮中で侍女を増やすことになり、呂不韋が送り込んだと話す。皓鑭がここ数日の宮中の様子を聞くと、岫玉は病を理由に母親を宮中に呼び、王妃様のところに出入りしていると答える司徒月。宝物などを送り歓心を買おうとしていると。やはり休んでいるわけにはいかないと皓鑭は思う。
楚の都・咸陽。司徒缺が異人の母・夏姫(かき)と会う。楚に来て数日たつが、太子と会えずにいた司徒缺。夏姫は太子の寵愛を受けたことがなく、異人も蔑まれて来た。今では日ごと夜ごと華陽夫人(太子の正室)のもとを訪れている太子。戦を目前にしても、力のない夏姫は何もできない。司徒月が帰ろうとした時、夏姫は最後にあることを試してみると言う。
趙の国のことを司徒缺に聞き、自分の血で血書を書いた夏姫。夏姫はその血書を持って太子と会うが、太子は夏姫の顔を忘れていた。名前を聞いて慌てた太子に夏姫は異人から届いた文だと言って血書を渡す。戦が迫る中で異人が考えを伝えてきたと。それには邯鄲の戦略や商人の往来が書かれていた。異人はある商人にこの血書を届けさせたと夏姫は話す。
さらに夏姫は、勝利を願い、趙の者は異人をいけにえとして神にささげる、異人が恐れているのは故郷に戻れぬこと、邯鄲を手に入れたらあの子の骨を咸陽に持ち帰り城の外にでも埋葬してください、と頼む。異人が秦の国と太子様の安寧を見守りたいと言ったと聞いた太子は、血書を父上にお渡ししろ、と告げる。そして王齕(おうこつ)に文を送り、策を練らせることにする太子。あらゆる手を使い、異人を救い出すと。
国境に秦の大軍が迫っていた。三日以内に宮中から出す、と皓鑭に言う呂不韋。趙は強いが勝敗は分からず、敗れれば邯鄲は秦の手中に。長年かけて築いたものを無にすることができない呂不韋は、店の譲渡を手配しお前を必ず連れて行くと言う。皓鑭はなぜ連れて行くのか聞くが、お前は半ば呂家の主だ、と呂不韋はごまかしてしまう。異人様は?と尋ねる皓鑭。呂不韋は司徒缺が秦に向かったことを伝え、異人殿の運命は秦の出方によって決まる、と答える。
皓鑭は、入り口に控えよ、という王妃の命令に従う。それは蕭紅葉の策だった。しばらくして、宴から戻られた王様が王妃様とお月見がしたいと、と伝えられる皓鑭。皓鑭はもうお休みで伺えないと言うが、王様の命令だと言われ部屋へ入り奥の扉を開ける。その部屋の中では王妃が寝台で誰かと寝ていた。慌てて扉を閉める皓鑭。
寝台から出た王妃に、王様からお月見のお誘いが、と皓鑭は話す。王妃が早く下がるように言い、皓鑭は外へ出て行く。そこに雲少妃が。
王妃に会おうと部屋に入ろうとする雲少妃を阻む皓鑭。お疲れでもうお休みだと皓鑭が言っても、体の具合が悪いのならお見舞いに行かないと、と雲少妃は引かない。皓鑭と雲少妃がもめていると、王妃が部屋から出てくる。雲少妃が部屋の中を気にし、部屋の中を調べてみる?、と言う王妃。ようやく雲少妃は帰って行く。
王妃は皓鑭を部屋の中へ入れる。それを陰から司徒月が見ていた。後から来た蕭紅葉も部屋の中へ入る。
王妃様の命をないがしろにした罪は死に値すると言う蕭紅葉。人を呼んだ王妃は、皓鑭の首を白絹で絞めさせる。皓鑭の意識が遠のく中、趙王が部屋に入ってくる。皓鑭が首を絞められていたと分かり、驚く趙王。
王妃は罪を犯したので死を命じたと話す。趙王からどんな罪か聞かれ、王妃様は王様から贈られた腕輪をお気に召しとても大切にしておられました、それを不注意で私が壊し、悔い改めないどころか逆燐に触れてしまったため死を命じましたと話す皓鑭。趙王はたかが腕輪ではないかと言って皓鑭を立たせる。
月見に誘いに来た趙王は、今宵は無理だと思い帰って行く。
皓鑭が部屋に戻ると呂不韋が待っていた。呂不韋に抱き、さっきあの世の入り口に立ったと言う皓鑭。呂不韋はそのことを知っていた。司徒月が妙だと気づき、王に王妃の具合が悪いと伝え、急ぎ駆けつけた王が皓鑭を救ったと話す呂不韋。王妃の秘密を蕭紅葉がわざと見せたと皓鑭は言う。寝所に男がいた、蕭紅葉は自分だけが知っている秘密を利用し私を殺そうとしたと。呂不韋は、何が起ころうと恐ることはない、お前には私がついている、と言う。
皓鑭が部屋に入ると蛟王子が茶を飲んでいた。皆を下がらせた蛟王子は皓鑭を後ろから抱きしめ、女の争いに加わるくらいなら私のもとへ戻れ、と言う。蛟王子を自分から離し、自分の価値は自分で探す、男には頼らない、と言う皓鑭。蛟王子は今日のことを王妃に言ったら、そなたはどうなるかと脅す。そこに、どう話すおつもりですか?と言いながら異人が入ってくる。
蛟王子は落ちぶれた秦の人質だと、異人のことを見下していた。私は心配しているのです、妙な噂が広まると名声に傷がつきます、と言う異人。女官はどこへ行こうと生きていけるが、王子は名声を失ったら権力と地位をどうやって探すと?と。その時、雅王女を連れた王妃が来る。
異人の琴の音で夢から覚めた趙王。異人の弾いていた曲は、父が遠方に赴いた際、母が父を思って作ったものだった。眠りを妨げられた趙王が、まさかわが国を呪うつもりか?、もしや趙と秦の戦が始まれば秦に帰れると思い、心ひそかにこの状況を喜んでいるのではないか?、と言う。趙王が怒っていたのは嫌な夢を見たからだった。
夢の話を聞いた蛟王子は、不吉なことが起こる前兆だと言う。異人のせいにされそうになり、皓鑭は別の解釈を話す。さらに異人がその解釈を助け、王妃も皓鑭は神に直接お目にかかったことのある使者、決して異を唱えてはいけないのでは?、と言う。そんな中、前線から秦軍が後方に退き、全ての城と引き換えに異人を返せと言う知らせが届く。やはり吉兆だったと喜んだ趙王は、異人のことをわが国の守護神だと言い、もう離れられんと笑いながら出て行く。
雅王女は皓鑭に異人を助けてくれた礼を言う。だが、人は身の程を知るべきよ、面白い女官でも所詮は女官でしかない、どんなに頑張ってもおもちゃに過ぎないの、と言う雅王女。
秦軍が後方に退き、やはり異人の価値は極めて高いと思う呂不韋。捨てるには惜しいと思った呂不韋だったが、3人で趙を離れるのはきっと難しい、と皓鑭は言う。
皓鑭は異人にもらった香草で匂い袋を作っていた。呂不韋は取り上げ、私はお前を買った、つま先から毛一本に至るまで全てこの呂不韋のものだ、匂い袋も例外ではない、と言う。
ーつづくー
王妃もこわっ(✽ ゚д゚ ✽)
この喋り方がまた恐ろしさを増している感じがする。ぶるぶる。
誰よりも権力があるものね。
趙王も逆らえないかも・・・?
また、秦の太子が頼りない(;´д`)ノ
夏姫のことを人に聞くまでわからないなんて…。
いくら何でもそれはひどい。
雅王女は綱を結んで何をするつもりなの!?( ̄▼ ̄|||)
何か企んでいるよね!?
呂不韋と異人が皓鑭を取り合っている感じ(*´艸`*)
特に呂不韋がやきもちやいてるみたいで可愛いやら面白いやら。
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晧鑭の機転が素晴らし過ぎますし、裏で呂不韋が動いてほっとしました。
呂不韋がなかなか晧鑭に素直に自分の気持ちを伝えられないところも、姐姐仰るように可愛い感じも(笑)
晧鑭も守られていることをわかっているとは思いますが。。。
安国君と夏姫がどのように登場するのかが気になっていたのですが、
とうとう今回登場しました。
異人ママの夏姫もクレバーな方ですね。うまく安国君に伝わり、
異人の身の上にもまた変化が起こりそうです。
こちらも手を回していたのは呂不韋で、“奇貨”をちゃんと育てていますね。
それにしても、呂不韋の司徒抉と司徒月のお二人も本当に優秀です。
それぞれ適切に役割をはたしていますよね。
特に、司徒月は呂不韋と晧鑭を見守っている感じもしました。
そうそう、冠の鳥に操られている雅公主ですが、
夏姫は鹿でしたね。
姐姐もコメントされている、雅公主のあやしいロープ結びが気になります。。。
次回は、異人の身の上の変化もありそうですし、
また状況が動きそうで引き続き楽しみです!
今回はいよいよ秦国の人が出てきましたね。
安国君と夏姫は子供もなした夫婦なんですよね・・・奥さんの顔を忘れたということでしょうか?
安国君、悪い人ではなさそうですがなんだか心配な人ですね(^-^;
皓鑭にはまた敵が増えましたね。
紅葉も手強いですが王妃が一番怖いです・・
王様は単純で頼りにならないですし
早く逃げて~と思ってしまいます。
でも皓鑭のことですから、きっと鮮やかに切り抜けるのでしょうね。
それにしてもチーム瓔珞から、沢山の役者さんが出ていますね。
今回は明玉が♪
あのツンツンした感じ、懐かしくなりました。
今後、誰が出てくるかも楽しみです。
うさ様、ゆっくりあつ森も楽しんでくださいね♪
心強い味方が二人もいれば、ドロドロの宮廷でも晧鑭も無敵かな⁉
「中国王朝 よみがえる伝説 悪女たちの真実 始皇帝の母 趙姫」が
BSNHKで再放送されていたので見ました。
史実に合わせて、コウラン伝がどんなドラマになっていくのか益々楽しみになりました。
そして、あの女医さんは、明玉が変身したよう。
5話が楽しみです!