余氏が鍾粹宮から出され、毎日、小主(甄嬛)を呪っているそうだと甄嬛に話す流朱。自分には非がなく呪いも効かないと、甄嬛は放っておくと返す。
浣碧の持って来た補薬を飲んだ甄嬛は、最近、薬が酸っぱいと思う。そして起きたばかりなのに、また眠気を感じる甄嬛。浣碧からも「最近はすぐに眠気が襲うようですね」と言われる。不審に思った甄嬛は、侍医の温実初を呼ぶことに。
温実初に診てもらった結果、処方薬の成分が増やされていることが分かる。少量ずつ加えているため発見は難しいが、長期間服用すれば、まずは倦怠感と眠気に襲われ、半年もせず精神に異常をきたすと話す温実初。
薬は碎玉軒で煎じていた。犯人が配下にいるかもしれないと思った甄嬛は、誰の仕業が突き止めるため、温実初に「春は眠気がさすものです」と言ってもらい気づかないふりをさせる。
崔槿汐が塀に新しく開けられた穴を発見し、甄嬛に報告する。甄嬛は知らぬふりをし、明日、薬を煎じる時、見張るように言う。
翌日。見張っていたが誰も近づいた者はいなかったと言われ、薬を口に運ぶ甄嬛。しかし、すぐに口から出してしまい「やはり薬が」と言う。数人で見張っても発見できず、不審者もいなかったことで何か裏があると甄嬛は思う。そんな甄嬛に小允子が、直接盛ったのでなければ怪しいのは土瓶かと、と言う。
甄嬛が土瓶を調べると、蓋の色が濃いことが分かる。蓋を薬水に入れて長く煮ておけば、蓋は薬水を吸い色が変わると話す崔槿汐。そして薬を煎じる時に蓋をしておけば、蓋に染みた薬の成分が混ざっていくと。これらを監理していたのは、新入りの花穂だった。甄嬛は小允子に花穂の素性を調べてもらう。
花穂は余氏のお付きだったが、余氏の降格で甄嬛の元に遣わされたことが分かる。甄嬛は花穂を呼ぶよう浣碧に言い、流朱は真っ赤に燃え上がる炭も持ってくるように言う。
ひざまずく花穂に、前の小主が誰か聞く甄嬛。主には恵まれなかった、と花穂が嘘をついたため「余氏が降格されてからは、確かに不遇だわ。でも恩を受けたからこそ大それた真似をするのね」と甄嬛は強く言う。真実を話そうとしない花穂に「蓋に染みた薬のことよ」と。それでも誠心誠意仕え「存じません」と本当のことを話そうとしない花穂。流朱は「その炭に手を入れられたら、あなたの潔白を信じるわ」と告げる。
花穂は炭に手を入れようとするが、どうしても出来なかった。花穂は碎玉軒に来てから余氏に呼ばれ、褒美の見返りに指示を受けたこと、余氏の配下が1日おきに薬を塀の小さな穴に入れ受け取っていたことを白状する。
今夜、一更に外でカッコウの鳴き声が2度したら薬を受け取ると知った甄嬛は、花穂を庫書に閉じ込め、崔槿汐に取りに行くように言う。その時、小允子を待機させ、薬を持ってきた者を捕らえることに。
甄嬛はこのことを沈眉庄には伝えるが、恐がりの安陵容には黙っていることにする。
夜。沈眉荘が碎玉軒に来てくれる。小允子は塀の屋根から待機。塀の外からカッコウの鳴き声がし、崔槿汐もカッコウの鳴き声で応える。すると塀から薬を差し出す手が。それを崔槿汐が受け取ると、一緒にいた太監が塀から出たその手を引っぱり、待機していた小允子が捕らえる。連れてこられた男は、以前、碎玉軒に仕えていた小印子だった。
小印子は余氏の指示だと白状する。恩を仇で返されたと思う甄嬛。証拠もそろっているため、陛下と皇后に話すと甄嬛は沈眉荘に。沈眉庄は「ただ陛下が情けをかけると水の泡だわ」と返す。それを聞いていた崔槿汐が「今のままなら余氏も命乞いできますが、君主を欺けば死罪です」と大晦日の夜に願掛けした時のことを覚えているか甄嬛に聞く。
小印子が碎玉軒から戻らないことが華妃に報告される。太監は根なしだからすぐ口を割ると言う麗嬪。余氏が華妃のことを話すかもしれないと、麗嬪は始末をすすめる。しかし曹貴人は、今、動いてはかえて目を引くと反対。一族を巻き込みたくないはずだと否認をさせるようにと。
崔槿汐は雍正帝に今回の件を伝える。雍正帝は蘇培盛を呼び、余氏を冷宮へ送るように命令。
書庫で雍正帝と会った甄嬛は、気づかなかった私が悪いと話す。しかし「後宮の諍いが陰湿すぎるのだ」と言う雍正帝。花穂と小印子は死罪となっていた。余氏は冷宮で死ぬまで幽閉となる、と話す雍正帝に"北風に心あるなら梅を散らすなかれ"と以前、願掛けをしたがかなわなかったと話す甄嬛。いつどこで願掛けをしたのか雍正帝が聞くと「大晦日の夜に倚梅園で」と甄嬛は答える。あの日は雪が積もり、履物を濡らしてしまったと。
「誰かに会ったか?」と聞く雍正帝。甄嬛は「なぜそれを?」と驚き、あの夜は見知らぬ殿方に遭遇したが、気軽に言葉を交わすのは御法度で、宮女と名乗りその場を去ったと返す。「まさか、あの殿方は?」と言い、ひざまずいて雍正帝に無礼を詫びる甄嬛。
余氏が倚梅園の宮女と偽ったうえ、君主欺き、数々の罪を犯したと知った雍正帝は、余氏に死罪を命じる。
倚梅園では何をもって願掛けしたのか雍正帝は聞く。かんざしか香り袋か言われるが「女が喜ぶものです」と甄嬛は言う。今度作って差し上げましょうと。
雍正帝は田畑の区画整理のため都の郊外まで見に行くと言い、数日は戻れないことを甄嬛に話す。
曹貴人が余氏の家族をなだめ話をつける。「気が利くわ」と言う華妃。
今は麗嬪より寵愛を曹貴人は受けていた。「娘がいますから陛下も会いに行くかと」と麗嬪に言われ「そうね。娘でもいればいいのに」と華妃は寂しそうに返す。
碎玉軒に沈眉荘と安陵容が来る。花穂と小印子には腹が立つが、殺されたと聞き後味が悪いと感じる甄嬛。「また、いつ同じようなことが」と心配する沈眉荘に「その時はまた協力して手を打てばいい」と言う安陵容。安陵容はなぜ自分には黙っていたのか聞く。
「こんなことは知らないほうがいいわ」と甄嬛は言うが、姉妹同然の自分が手を貸せなかったことが安陵容は嫌だった。
余氏が陛下に会えなければ自害はしないと言っていると聞き、安陵容は「もう遅いですし、私は失礼を」と言うと帰って行く。
安陵容は余氏のいる冷宮へ行く。押さえつけられている余氏は、泣きながら放すように叫んでいた。安陵容は蘇培盛に「嬛さんに様子を見るよう頼まれたので」と嘘をつく。そして結果的に死ねば、自害だろうと手を加えようと同じではないですか?と言う安陵容。
侍女の宝鵑に「なぜ、わざわざこんな陰気な場所に?」と聞かれた安陵容は「私も役立つと分かってもらいたいの」と答える。
安陵容から言われ、蘇培清は屈辱を受けた小厦子に余氏の首を絞めることを命じる。
夜。小厦子は余氏が亡くなったことを甄嬛に報告に来る。碎玉軒には沈眉荘も来ていた。「指示があったので滞りなく」と言う小厦子に「指示?」と聞き返す甄嬛。「安答応をよこされたのですよね?」と言う小厦子。安陵容の示唆で首を絞めて解決したと。驚いた甄嬛は小厦子が下がるともどしそうに。
自分がやりすぎたのかと心を痛める甄嬛。仕掛けたのは向こうだと沈眉荘は慰めたあと「まさか陵容がそんなに残酷だなんて」と言う。「私たちのためよ」と甄嬛は言うが、それでも沈眉荘は「陵容は何も関与していなかったのに、自ら赴き、余氏を殺すよう指示したのよ。普段のか弱い陵容とは思えないわ」と返す。そんな2人の会話を甄嬛に会いに来た安陵容が聞いてしまう。
ーつづくー
今回の回、すごく面白かったですー(*≧ω≦*)
犯人を探したり捕らえたりが。
でも花穂と小印子が死罪になってしまったのは、ちょっと可哀想だったかな?
余氏も亡くなってしまいました。
お話が長いので、まだ余氏のねちねちした感じが続くと思っていたのですが、けっこうあっさり?
余氏の女優さん、演義が上手。もう少し見ていたかったかも。
その余氏の首を絞めて殺したのが小厦子でした。
思わず「やめてー」って言っちゃった(;´д`)ノ
今のところ太監の中では一番、小厦子がスキなの。そんな小厦子にしてほしくなかったというか…ちょっと複雑(o´д`o)=3
そしてビックリしたのが、やっぱり安陵容(0д0∥)
ただ、気持ちは分かるような気がします。
甄嬛は恐がりだからと安陵容のことを思って話さなかったけど、安陵容からしてみたら沈眉庄は知っていたのに自分だけ知らなかったのは仲間はずれにされたようなショックがあったと思うの。
それで、自分も役に立つと思ってほしくて殺すように指示したのだけど、こっちもよかれと思ったことが裏目に出てしまって…。2人ともお互いを思ってのことなのに。このあいたりがこれから心配です"(ノ_・、)"
ようやく「宮廷の諍い女」のカテゴリーを作ることができましたヽ(;▽;)ノ
よかった。
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ご家族で乾杯♪(´ε` )ですね~
ドラマの感想!安陵容がががががΣ(・□・;)ちょっとショックでした( ; ; )
うささんの仰る通りですが…安陵容って根性あるんだな~って思ったのと、三人の関係が心配…
うささん、私も太監の中では小厦子がお気に入りだったの~仕返し?が怖かった~
このドラマの太監って凄い~(≧∇≦)強い太監もいいけど、一番大切なことは忠誠心ですよね~
太監のお気に入りをまた探そう…
毒も巧妙な手口で~ビックリ!甄嬛みたいな賢い人でないと見破れないよ~温実初も心配だろうな~
華妃が恐ろしいけれど、子供が欲しいって思ったシーンは少しだけ…可哀想に思いました!
甄嬛がl眠いって言った時は~妊娠?って思いましたが(≧∇≦)全然違った( ; ; )
続きが楽しみです。
うささん、ありがとうございます(*^_^*)
毒を盛る。。。恐ろしい。
余氏は本当に反省しない人で呆れてしまいました。
最期、手を下すのが小厦子だったのは
流れなのでしょうね。。。
黒幕の華妃はそのままなのでしょうか???
ところで、安陵容には驚きましたが、
仲間はずれになりたくない、
頼るのは甄huanたちしかいない
という気持ちが働いたのでしょうけれど
今後もなにかありそうですね。。。
前回の沈眉庄とともに、
甄huanの平和に影響がないといいのですが。。。
カテゴリもできて、長丁場に向けて準備万端ですねv
今回は私のお気に入り小允子が活躍して楽しかった~。
花穂に"偉そうに"指示する小允子。
おお!?どうした何か格好いいぞ!?声まで凛々しい…と思いきや、
アイヤーと胸を撫で下ろすのが可愛かった(笑)
余氏の顔が最期まで凄かったー。
そして、今まで見たドラマの中でも最期の抗いっぷりが凄かったー。
手こずる太監たちが、Gさま(ゴ○○○)と格闘してる自分のようで(笑)
嬛嬛&眉姐と安リンロンの関係がちょっとおかしくなりましたね…。
あぁここにも火種が。
自害を言い渡されたのに抗い続けて、結局自分でいじめた小厦子に手を下されて、なんだか彼女らしい最期でした(TT)
余氏のわめき騒ぐ顔は怖かったです、特に目が(--;)
そして安陵容。大人しい性格ではないだろうなぁとは思っていましたが!!!
そう、仲間はずれにされたように感じたのは分かります。でも、甄ケイの名前を出して嘘をついたのは、この事が後々何てこともなければいいけど。
そして甄ケイ、沈眉庄と安陵容の三人の関係も今の後宮での立場も含めて微妙になりましたね。心配です(;;)
もう一つ、倚梅園でのことを雍正帝に話した甄ケイですが、単純にあれは私ですって言うのかと思ったら、詩を持ち出して間接的に話題にしたのは作戦ですよね!?
甄ケイも自分を守るためとはいえ結構したたかだなぁと思いました。強くないと後宮では生き残れないのでしょうが、今後も強気の甄ケイを見ることになるのかな(@@)
小厦子、小允子、蘇培清。太監たちも活躍していますね。
見た目とキャラそれぞれに際立っていて見ていて楽しいです(≧∇≦)
長くなりましたが、カテゴリーもありがとうございます。
ドラマも話が進み始めて今後もますます楽しみです(*^_^*)