烈如歌(れつじょか)/歌児(かじ)…ディリラバ
銀雪(銀せつ)/雪衣王(せつい)/雪公子…ヴィック・チョウ
「100年の恋」
寝台で寝ていた歌児が一度目覚めるが激しい雷雨はやんでいなかった。ろうそくを消し再び横になった歌児。そんな中、家の主である銀雪が帰ってくる。
目を覚ました歌児が寝台から起き歩き出す。まだ銀雪の存在には気づいていない。
家の中に誰かいるのを感じ、扉を開けるのをためらう銀雪。その時、歌児が思い切り扉を開ける。
歌児も銀雪も互いに驚く。涙を流しながら、生きていたの?、無事だったのね、という歌児。銀雪は自分に触れようと手を伸ばした歌児の手を引き抱きしめる。よかった、と歌児が言い、銀雪も涙を流す。歌児が、なぜ会いに来なかったの?、と尋ねる。噂を聞いた、そなたは玉自寒と隠棲したと、てっきり…と言う銀雪。歌児は、そんな噂を信じて会いに来なかったの?、と言う。
あなたらしくもない、以前はしつこくつきまとったでしょ?、と言う歌児。銀雪は、ああ、かつて私の執着がそなたを傷つけたゆえ会いにいけなかったのだ、と話す。歌児はあなたも遠慮することが?と聞く。ある、そなたに対してはな、私は100年前そなたを娶るどころか死なせてしまった、今生はただ無事に生きてほしかったが、やはりそなたを危険にさらした、もう会いには行けぬ、と言う銀雪。歌児が銀雪を抱きしめ、危険は恐れない、と言い、銀雪は捜してくれた礼を言う。今度こそ、そなたを娶らねばな、と。
あの日、死んだと思った銀雪は師匠の元に戻っていた。暗河心法を再び修めたことが吉とでる。寒の呪いは天下で最も猛毒で暗河心法は最も邪悪。こたびは銀雪が己を救うことに。
寝台に横になりながら経緯を話した銀雪。銀雪は歌児に口づけしようとする。何よ、と言う歌児に銀雪は、初夜だ、と返す。再会してすぐ?と言う歌児。銀雪は、そうだ、婚姻証もあるだろう、と言って一夜を共にする。
目が覚めた歌児の横に銀雪は寝ていなかった。起きた歌児は外にいた青年に、銀雪は?、と尋ねる。薬草を採りに山へ、と言う青年。総帥は薬草を採って暮らしていると。
青年が差し出したお焼きを食べ始めた歌児は、町には人がいないのにお焼きが売れるの?、と聞く。青年は売れなければよその町で売りさばく、と答える。なぜ、この町を?と聞く歌児。作った理由は…知らないと答えた青年は、お焼きを売ってくるので失礼、と慌てた様子で行ってしまう。
山菜採りから帰ってきた銀雪は、歌児と食事を食べ始める。なぜ毎日山菜を採りに?帰りが遅いわりに収穫は少ないわね、と言う歌児。銀雪は近場の山の薬草はもう採り尽くしたから遠くまで行っている、と答える。そして、そなたを養い永遠に追っ手から守ることに憧れていたと話す。追っ手?誰かが私たちの命を?と歌児が聞く。その時、何かの気配を感じた銀雪が、出てくるな、と言って剣を持ち外に出て行く。
銀雪が外に出ると数人の黒装束の男がいた。暗河宮を去れるとでも?、と銀雪に言う黒装束の男。銀雪は、昔、縹緲派を裏切った、今度は暗河宮と決別する、と告げる。黒装束の男が、暗河宮の弟子は去れぬ、裏切り者には死あるのみ、と言う。暗河宮には男の弟子はおらぬ、何者だ、なぜ執拗に追いかける、と返す銀雪。黒装束の男は、貴様を殺すためだ、と言う。残忍な悪鬼を生かしてはおけぬ、と。その様子を家から出てきた歌児が見ていた。
銀雪と黒装束の男たちが戦いを始める。そんな銀雪を助け、一緒に戦い始める歌児。銀雪は、私はともかくこの女は以前お前たちを救った、恩を仇で返すつもりか、と黒装束の男たちに言う。しかし黒装束の男たちは、悪鬼と一緒にいるのは妖女だ、と言って攻撃をやめない。銀雪は歌児の手を取って森へ。
銀雪が戦っていると、銀雪、殺さないで、と歌児が言う。そんな銀雪をかばい刺されてしまう歌児。さらに銀雪が戦っていると、歌児がまた刺されてしまう。
歌児は銀雪の腕の中で、魔道に落ちないで、と頼む。魔道に落ちてこそ、あの者どもを殺せる、と言う銀雪。歌児は、いけないわ、もしあなたが魔道に落ちれば運命を共にできない、約束して、これからは人に尽くして生きると、と言う。
銀雪が分かった、と言うと、この一生は来世のためよ、と話す歌児。歌児が動かなくなり銀雪が、私が犯した過ちを、なぜ、そなたが償うのだ、と涙を流す。そのやりとりを現実の歌児が見ていた。
師匠に頼めば必ず助けてくれると思った銀雪は、歌児を抱きかかえ縹緲へ向かう。
ひざまずき、師匠に歌児を救ってほしいと言う銀雪。縹緲の頂にて10年ひざまずくと。しかし歌児は亡くなってしまう。“魔道を離れ、縹緲派の仙道を修めて”という歌児の遺言を伝える師匠。銀雪は縹緲派に戻ることをお許しください、と頼む。師匠は、そなたは暗河宮に長年おったゆえ、100年間厳寒に耐えねば再び仙道を修めることはできぬ、そのうえ縹緲派に戻るには、まず全身の仙力を除かねばならない、その苦痛にそなたは耐えられぬだろう、と告げる。
涙を流しながら、耐えます、と言う銀雪。師匠は、たとえ仙人になろうと天命を変えることなどできぬ、と話す。しかし銀雪は、いいえ、必ずや歌児に会えます、と言う。情を断たずして仙道を修めれば、いずれ天罰が下るぞ、と言う師匠。銀雪は、覚悟はできています、と言う。ずっと見ていた現実の歌児が、私は生きているわ、私は無事よ、と言うと銀雪の元へ駆けていく。しかし銀雪も師匠も消えていなくなる。どこ?私はまだ生きてるわ、返事をしてちょうだい、出てきて、と叫ぶ歌児。
銀雪が意識を取り戻す。目の前にいた師匠が、魔物と化するところだった、と言う。師匠が救ったのか銀雪が尋ねると、いや、そなたが暗河心法の九層の魔障に閉じ込められたゆえ、あの娘を幻の町に導いたのだ、と話す師匠。歌児ですね、歌児が救ってくれた、と銀雪が言う。
師匠は、山を下りよ、と銀雪に告げる。師に背いて暗河心法を学んだ以上、ここには置いてゆけぬ、と。銀雪はお年の師匠と若い弟子を残して去れませんと返す。しかし師匠は、暗河宮は滅んだ、縹緲派の敵は今後100年間、現れまい、安心して行け、と言う。微笑んだ銀雪は、どうぞ、お達者で、と言い、縹緲を後にする。
平安鎮のお焼き店の寝台で歌児が目を覚ます。歌児が外に出ると黄琮が駆けてくる。如歌様の姿が忽然と消えたため一帯を捜し、ようやくこの家で見つけました、何日も昏々と眠っておられ、今日、ようやくお目覚めに、と話す黄琮。歌児はとても長い夢を見たと言う。そこに黄琮の配下が来る。吉報です、品花楼の主人が戻ってくるそうです、と言う配下。何ですって、品花楼の主人が?と歌児は聞き返す。急いで歌児は品花楼へ向かう。
入り口に出てきた鳳凰に、開店したのになぜ入れない、と客たちが言う。品花楼がもてなすのは縁ある方です、その方が来るまでは接待しません、と言う鳳凰。みんなが退散すると歌児が来る。鳳凰さん、あの人なの?と聞く歌児。鳳凰は、ええ、品花楼の主人は他にいません、早くお入りください、と言う。
歌児が品花楼の中へ入ると銀雪が琴を弾いていた。夢なんか嫌、絶対に嫌よ、と思う歌児。どうした、私は本物だ、夢ではないぞ、と銀雪が言う。歌児は、やはりあなたね、私の心が読めるもの、と涙ぐむ。捜してくれてありがとう、と言う銀雪。歌児は、その言葉は前にも聞いたわ、と言う。
銀雪が咳き込み、歌児が慌てて駆け寄る。歌児の手を引き、自分の腕の中へ抱き寄せる銀雪。銀雪は、私は体の傷がまだ癒えていない、と笑う。歌児が何を笑っているのか聞く。銀雪は、もう偽物だと疑わないな、と言う。偽物でもいい、この2年、夢でも会えなかった、と言って笑う歌児。何度も泣いたから笑いたいと。
銀雪は、我が身の寒の呪いは暗河心法によって奇跡的に解けたものの私は暗河心法の魔障に閉じ込められた、幸い、師匠がそなたを思い出し幻の町へ導いた、そなたが捜してくれねば私は永遠にあの100年の記憶から出られなかった、と話す。体を起こした歌児が、私が見たのは…、と言う。幻の町に入った夜以外はすべて私たちの過去だ、と答える銀雪。歌児が、あの夢を何度見たの?、と聞く。数えきれない、と銀雪は答える。
私が死ぬのを見るたびに、もだえ苦しんだのでは?と言う歌児。銀雪は、苦しんでもいい、そなたに再会できればこの上なく幸せだ、と銀雪は言う。歌児が、どれほどつらくても構わないの?、と尋ねる。ああ、そなたに会えればな、と言う銀雪。歌児は、ここに誓うわ、今日から私に会いたければ何ら苦しむことなく毎日会えると、と言う。
銀雪は品花楼に敷かれた花びらを舞わせ歌児に口づけをする。抱きしめ合う2人。
ーおわりー
鳳凰を見れて嬉しかった!!
いつかまた好きになれる人を見つけてほしいけど、鳳凰には華やかな世界が似合うと思う。
戦楓や玉自寒も最終話で見たかったな。
そして姫驚雷と薫衣もどうなったのか見たかった 。
お別れするにしても、やっぱりちゃんとお話しして欲しかった。
姫驚雷には結ばれなくても薫衣を許してほしかったとも思うし。
薫衣もつらかったと思うから、それだけで救われたと思う。
最後は歌児と銀雪の2人が幸せになって嬉しい(;д;)
あの町は師匠が作って歌児を導いていたのね。
そして銀雪を送り出してくれて(இωஇ )
とにかく最後まで楽しめました(*´◡`*)
あらすじを読んでくださった皆さん、コメントをくれた皆さん、ポチッとしてくれた皆さん、Twitterでいいねなどしてくださった皆さん、有り難うございました!!
皆さんのおかげでここまであらすじを書くことができました。
引き続き別のあらすじなども頑張りますので、よろしくお願いしますm(_ _)m
↓ポチッと押していただけると嬉しいな。
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銀雪(銀せつ)/雪衣王(せつい)/雪公子…ヴィック・チョウ
「100年の恋」
寝台で寝ていた歌児が一度目覚めるが激しい雷雨はやんでいなかった。ろうそくを消し再び横になった歌児。そんな中、家の主である銀雪が帰ってくる。
目を覚ました歌児が寝台から起き歩き出す。まだ銀雪の存在には気づいていない。
家の中に誰かいるのを感じ、扉を開けるのをためらう銀雪。その時、歌児が思い切り扉を開ける。
歌児も銀雪も互いに驚く。涙を流しながら、生きていたの?、無事だったのね、という歌児。銀雪は自分に触れようと手を伸ばした歌児の手を引き抱きしめる。よかった、と歌児が言い、銀雪も涙を流す。歌児が、なぜ会いに来なかったの?、と尋ねる。噂を聞いた、そなたは玉自寒と隠棲したと、てっきり…と言う銀雪。歌児は、そんな噂を信じて会いに来なかったの?、と言う。
あなたらしくもない、以前はしつこくつきまとったでしょ?、と言う歌児。銀雪は、ああ、かつて私の執着がそなたを傷つけたゆえ会いにいけなかったのだ、と話す。歌児はあなたも遠慮することが?と聞く。ある、そなたに対してはな、私は100年前そなたを娶るどころか死なせてしまった、今生はただ無事に生きてほしかったが、やはりそなたを危険にさらした、もう会いには行けぬ、と言う銀雪。歌児が銀雪を抱きしめ、危険は恐れない、と言い、銀雪は捜してくれた礼を言う。今度こそ、そなたを娶らねばな、と。
あの日、死んだと思った銀雪は師匠の元に戻っていた。暗河心法を再び修めたことが吉とでる。寒の呪いは天下で最も猛毒で暗河心法は最も邪悪。こたびは銀雪が己を救うことに。
寝台に横になりながら経緯を話した銀雪。銀雪は歌児に口づけしようとする。何よ、と言う歌児に銀雪は、初夜だ、と返す。再会してすぐ?と言う歌児。銀雪は、そうだ、婚姻証もあるだろう、と言って一夜を共にする。
目が覚めた歌児の横に銀雪は寝ていなかった。起きた歌児は外にいた青年に、銀雪は?、と尋ねる。薬草を採りに山へ、と言う青年。総帥は薬草を採って暮らしていると。
青年が差し出したお焼きを食べ始めた歌児は、町には人がいないのにお焼きが売れるの?、と聞く。青年は売れなければよその町で売りさばく、と答える。なぜ、この町を?と聞く歌児。作った理由は…知らないと答えた青年は、お焼きを売ってくるので失礼、と慌てた様子で行ってしまう。
山菜採りから帰ってきた銀雪は、歌児と食事を食べ始める。なぜ毎日山菜を採りに?帰りが遅いわりに収穫は少ないわね、と言う歌児。銀雪は近場の山の薬草はもう採り尽くしたから遠くまで行っている、と答える。そして、そなたを養い永遠に追っ手から守ることに憧れていたと話す。追っ手?誰かが私たちの命を?と歌児が聞く。その時、何かの気配を感じた銀雪が、出てくるな、と言って剣を持ち外に出て行く。
銀雪が外に出ると数人の黒装束の男がいた。暗河宮を去れるとでも?、と銀雪に言う黒装束の男。銀雪は、昔、縹緲派を裏切った、今度は暗河宮と決別する、と告げる。黒装束の男が、暗河宮の弟子は去れぬ、裏切り者には死あるのみ、と言う。暗河宮には男の弟子はおらぬ、何者だ、なぜ執拗に追いかける、と返す銀雪。黒装束の男は、貴様を殺すためだ、と言う。残忍な悪鬼を生かしてはおけぬ、と。その様子を家から出てきた歌児が見ていた。
銀雪と黒装束の男たちが戦いを始める。そんな銀雪を助け、一緒に戦い始める歌児。銀雪は、私はともかくこの女は以前お前たちを救った、恩を仇で返すつもりか、と黒装束の男たちに言う。しかし黒装束の男たちは、悪鬼と一緒にいるのは妖女だ、と言って攻撃をやめない。銀雪は歌児の手を取って森へ。
銀雪が戦っていると、銀雪、殺さないで、と歌児が言う。そんな銀雪をかばい刺されてしまう歌児。さらに銀雪が戦っていると、歌児がまた刺されてしまう。
歌児は銀雪の腕の中で、魔道に落ちないで、と頼む。魔道に落ちてこそ、あの者どもを殺せる、と言う銀雪。歌児は、いけないわ、もしあなたが魔道に落ちれば運命を共にできない、約束して、これからは人に尽くして生きると、と言う。
銀雪が分かった、と言うと、この一生は来世のためよ、と話す歌児。歌児が動かなくなり銀雪が、私が犯した過ちを、なぜ、そなたが償うのだ、と涙を流す。そのやりとりを現実の歌児が見ていた。
師匠に頼めば必ず助けてくれると思った銀雪は、歌児を抱きかかえ縹緲へ向かう。
ひざまずき、師匠に歌児を救ってほしいと言う銀雪。縹緲の頂にて10年ひざまずくと。しかし歌児は亡くなってしまう。“魔道を離れ、縹緲派の仙道を修めて”という歌児の遺言を伝える師匠。銀雪は縹緲派に戻ることをお許しください、と頼む。師匠は、そなたは暗河宮に長年おったゆえ、100年間厳寒に耐えねば再び仙道を修めることはできぬ、そのうえ縹緲派に戻るには、まず全身の仙力を除かねばならない、その苦痛にそなたは耐えられぬだろう、と告げる。
涙を流しながら、耐えます、と言う銀雪。師匠は、たとえ仙人になろうと天命を変えることなどできぬ、と話す。しかし銀雪は、いいえ、必ずや歌児に会えます、と言う。情を断たずして仙道を修めれば、いずれ天罰が下るぞ、と言う師匠。銀雪は、覚悟はできています、と言う。ずっと見ていた現実の歌児が、私は生きているわ、私は無事よ、と言うと銀雪の元へ駆けていく。しかし銀雪も師匠も消えていなくなる。どこ?私はまだ生きてるわ、返事をしてちょうだい、出てきて、と叫ぶ歌児。
銀雪が意識を取り戻す。目の前にいた師匠が、魔物と化するところだった、と言う。師匠が救ったのか銀雪が尋ねると、いや、そなたが暗河心法の九層の魔障に閉じ込められたゆえ、あの娘を幻の町に導いたのだ、と話す師匠。歌児ですね、歌児が救ってくれた、と銀雪が言う。
師匠は、山を下りよ、と銀雪に告げる。師に背いて暗河心法を学んだ以上、ここには置いてゆけぬ、と。銀雪はお年の師匠と若い弟子を残して去れませんと返す。しかし師匠は、暗河宮は滅んだ、縹緲派の敵は今後100年間、現れまい、安心して行け、と言う。微笑んだ銀雪は、どうぞ、お達者で、と言い、縹緲を後にする。
平安鎮のお焼き店の寝台で歌児が目を覚ます。歌児が外に出ると黄琮が駆けてくる。如歌様の姿が忽然と消えたため一帯を捜し、ようやくこの家で見つけました、何日も昏々と眠っておられ、今日、ようやくお目覚めに、と話す黄琮。歌児はとても長い夢を見たと言う。そこに黄琮の配下が来る。吉報です、品花楼の主人が戻ってくるそうです、と言う配下。何ですって、品花楼の主人が?と歌児は聞き返す。急いで歌児は品花楼へ向かう。
入り口に出てきた鳳凰に、開店したのになぜ入れない、と客たちが言う。品花楼がもてなすのは縁ある方です、その方が来るまでは接待しません、と言う鳳凰。みんなが退散すると歌児が来る。鳳凰さん、あの人なの?と聞く歌児。鳳凰は、ええ、品花楼の主人は他にいません、早くお入りください、と言う。
歌児が品花楼の中へ入ると銀雪が琴を弾いていた。夢なんか嫌、絶対に嫌よ、と思う歌児。どうした、私は本物だ、夢ではないぞ、と銀雪が言う。歌児は、やはりあなたね、私の心が読めるもの、と涙ぐむ。捜してくれてありがとう、と言う銀雪。歌児は、その言葉は前にも聞いたわ、と言う。
銀雪が咳き込み、歌児が慌てて駆け寄る。歌児の手を引き、自分の腕の中へ抱き寄せる銀雪。銀雪は、私は体の傷がまだ癒えていない、と笑う。歌児が何を笑っているのか聞く。銀雪は、もう偽物だと疑わないな、と言う。偽物でもいい、この2年、夢でも会えなかった、と言って笑う歌児。何度も泣いたから笑いたいと。
銀雪は、我が身の寒の呪いは暗河心法によって奇跡的に解けたものの私は暗河心法の魔障に閉じ込められた、幸い、師匠がそなたを思い出し幻の町へ導いた、そなたが捜してくれねば私は永遠にあの100年の記憶から出られなかった、と話す。体を起こした歌児が、私が見たのは…、と言う。幻の町に入った夜以外はすべて私たちの過去だ、と答える銀雪。歌児が、あの夢を何度見たの?、と聞く。数えきれない、と銀雪は答える。
私が死ぬのを見るたびに、もだえ苦しんだのでは?と言う歌児。銀雪は、苦しんでもいい、そなたに再会できればこの上なく幸せだ、と銀雪は言う。歌児が、どれほどつらくても構わないの?、と尋ねる。ああ、そなたに会えればな、と言う銀雪。歌児は、ここに誓うわ、今日から私に会いたければ何ら苦しむことなく毎日会えると、と言う。
銀雪は品花楼に敷かれた花びらを舞わせ歌児に口づけをする。抱きしめ合う2人。
ーおわりー
鳳凰を見れて嬉しかった!!
いつかまた好きになれる人を見つけてほしいけど、鳳凰には華やかな世界が似合うと思う。
戦楓や玉自寒も最終話で見たかったな。
そして姫驚雷と薫衣もどうなったのか見たかった 。
お別れするにしても、やっぱりちゃんとお話しして欲しかった。
姫驚雷には結ばれなくても薫衣を許してほしかったとも思うし。
薫衣もつらかったと思うから、それだけで救われたと思う。
最後は歌児と銀雪の2人が幸せになって嬉しい(;д;)
あの町は師匠が作って歌児を導いていたのね。
そして銀雪を送り出してくれて(இωஇ )
とにかく最後まで楽しめました(*´◡`*)
あらすじを読んでくださった皆さん、コメントをくれた皆さん、ポチッとしてくれた皆さん、Twitterでいいねなどしてくださった皆さん、有り難うございました!!
皆さんのおかげでここまであらすじを書くことができました。
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