Time is money ☆彡

限られた時間でいかに過ごすか!
一日25時間ほしい私が、余った1時間でできたこと♪

「八日目の蝉」   角田 光代 著

2011年06月30日 19時22分06秒 | 


「八日目の蝉」  角田光代 著

逃げて、逃げて、逃げのびたら、私はあなたの母になれるだろうか--理性をゆるがす愛があり、罪にもそそぐ光があった。家族という枠組みの意味を探る、著者初めての長篇サスペンス。(アマゾンより)



NHKの再放送を見て、感動これは絶対原作も読みたいと思って、楽しみに読みました。

時系列は違ったものの、ドラマ自体はほぼ原作に沿ったものでした。
でも、最後のきめ台詞っていうか、私が一番感涙したセリフは、原作ではいまいちだったような気がする

基本、私は、先に本を読んで、それから映像化されたものを観ることが多く、今回は珍しく反対でした。
なので、ちょっと感動が薄いのかなあ…と思いながらの読破でした

壇れいさんが素晴らしかったということにしときましょ

マボロシの鳥

2011年06月28日 20時47分20秒 | 


太田 光 著 「幻の鳥」

かつて読んだことのない感動の形がここにある。爆笑問題・太田光、待望の処女小説!

「どこかの誰かが、この鳥を必要としている」――誰よりも小説を愛し、誰よりも小説に愛される芸人、太田光がついに作家デビュー!
 
舞台芸人の一瞬の輝きを一羽の鳥に託した表題作ほか、
父との不和に悩む娘やイジメにあう男子高校生の葛藤から、
人類の行く末、そして神の意志までを、
持てる芸のすべてを注いで描き尽くした《希望の書》。(アマゾンより)


うーーーん久しぶりに我慢して読みました。
太田光さんは、「太田総理」などを見ていても、説教くさいけど、熱すぎるけど、おもしろいし、まあ、芸人としては好きな方なんですが…
なんか、こんな本出さなければよかったのに私の中では激オチでした

なんか、独りよがりで、きっとすごく本を出したかったんだろうなあっていう気持ちは伝わるのだけど、読めば読むほど、付いていけない感じ
息子が小学生の時、国語の授業で「物語を書こう」という単元で学校で書いていた物語(と呼べるかどうかは別だけど)を思い出しました。

優しい目でみると、「いいなあいつまでも子どもでいられて」っていう一言に尽きますね。







東野圭吾 著  「プラチナデータ」

2011年06月24日 11時47分16秒 | 


犯罪防止を目的としたDNA法案が国会で可決し、検挙率が飛躍的に上がるなか、科学捜査を嘲笑うかのような連続殺人事件が発生した。警察の捜査は難航を極め、警察庁特殊解析研究所の神楽龍平が操るDNA捜査システムの検索結果は「NOT FOUND」。犯人はこの世に存在しないのか?時を同じくして、システムの開発者までが殺害される。現場に残された毛髪から解析された結果は…「RYUHEI KAGURA 適合率99.99%」。犯人は、神楽自身であることを示していた―。確信は疑念に、追う者は追われる者に。すべての謎は、DNAが解決する。数々の名作を生み出してきた著者が、究極の謎「人間の心」に迫る。(アマゾンより)

髪の毛一本、皮膚一片からDNAが取り出せるというのは、もちろんニュースでも刑事ドラマでもよく耳にする話。でも、そのデータから名前はもちろん、顔写真までわかるなんて…今のこの“個人情報保護法”全盛期の時代に

きっと、東野さんは、DNA捜査からこんなこともできる…っていう発想をせめて小説の中だけでも現実化したかったんだろうなあと想像できますね
いいなあ、モノ書く人って何でもアリでしかもそれがお金になって

自分のやりたいことをやって小説一本ベストセラーなんて、羨ましい限りです。
といいながら、こうして喜んで読んでる私がいます

最後の感想はやっぱりこれ!

2011年06月17日 14時30分13秒 | 


有川 浩 著 「ストーリーセラー」
このままずっと小説を書き続けるか、あるいは……。小説家と、彼女を支える夫を突然襲った、あまりにも過酷な運命。極限の選択を求められた彼女は、今まで最高の読者でいてくれた夫のために、物語を紡ぎ続けた――。「Story Seller」に発表された一編に、単行本のために書き下ろされた新たな一篇を加えて贈る完全版!(アマゾンより)

40過ぎのおばさんが、こんな本読んでドキドキしてるなんておおっぴらに言えないけれど…やっぱり有川浩は好き
現実を知ってるからこそ、こんな夫婦いるわけないし…なんて思ってしまうのだけど…
羨ましいとは思わない、こんな相手に巡り合いたいとも思わない。
だけども、なんかドキドキしてしまう。そんな作家です。私にとっての有川浩は。

女性作家が亡くなる話と、旦那さんがなくなる話。
どっちが事実でどっちが虚実

やっぱり最後の感想は
「どこまでが事実なの?」

と、思った時点で、有川さんにやられてるんだろうなあと

今、これ読んでます。

2011年06月14日 13時29分43秒 | 
「あすなろ三三七拍子」
重松 清 著



中年のサラリーマンのおじさんが、社長命令で存続が危ぶまれた応援団を救うべく大学に入学。今どきの大学生や熱いOBたちとともに「団長」として活躍(?)する応援小説。

重松清は泣かせるねえ…って思ってたんだけど、これは笑うあまりにもベタな展開に先が読めちゃいながらも、笑う
ちょっとやり過ぎ感がいただけないけど、お気楽に読めました(って、まだ途中だけど