(前回迄のあらすじ:鬱病から恢復した後、突如恋に目覚めたおじさん。出会い系アプリに登録し、遂に初めて対面デートの日を迎えます)
その日は、かなり緊張を覚えました。待ち合わせ場所に普段から賑わっているショッピングモールの駐車場を指定した所、お相手の方から快諾をいただきました。目立つ場所での待ち合わせがOKと言うことは、詐欺や恐喝、はたまた美人局の類を目的とする人達ではないと、少し安心しました😮💨
約束の時間より30分程早く到着し、少し周辺の下見や様子を確認しました。
あーこんな賑やかな場所であれば、万が一怖いおにーさんが出て来ても、大声で叫べば大丈夫だなと。だんだんと気持ちが落ち着くのと同様にお相手の方への妄想が膨らみ、今度は心臓が波打ってくるように。
約束の時間。アプリ内のチャットにお相手から、到着したとのメッセージ。車を出て辺りを見渡すと20、30m先に、それと思しき女性が立っていました。その周辺には人もいなくてどうやら彼女一人だけのようです。
お互いの視線が合うとどちらからとも無く、挨拶を切り出しました。至ってフツーの感じの方。もしかしたら、個人事業でその道のご商売をやられているド派手な容姿の女性も想像していただけに、なんだか拍子抜けもしました。
私の方から「ここじゃ立ち話もなんだし、別の場所に移動しましょう」と切り出し、お相手の方は少し俯きながら相槌を打ったのです。
この日をきっかけに、出会い系と言う沼に堕ちていく事になりました^^;
パンドラの箱を開けてしまったのです。続く
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