週一回、
子供の習い事の送迎をする。
習い事の間、時間潰しをする。
カフェ…
いや、あれはカフェとは言わないな。
古びた喫茶店で時間を過ごす。
狭い店内のそこかしこに
テーブルとイス。
カウンター席のテーブルは
アクリル板で区切られている。
1人なので
テーブル席に座るのもどうかと思い
アクリル板で区切られた
カウンター席に。
店内はWiFiも飛んでないから
スマホ見るのは諦めて
図書館で適当に借りた本を読む事に。
4人の中年女が今の自分って可もなく不可もなくよねなんて思ってる中それぞれがオトコに出会い日常が変わっていく。
そんな話。
アタシみたいな中年女、
そうそうあるあるこんな事
なんて思いながら読み進める。
これ、なんか、あれか?
予感は的中。
この章、
エロ盛り沢山の
お色気ムンムン祭
になっとるやんけ。
いやいや、普通の小説なんですよ。
でもここだけ見るとやはり
お色気半端ない
さっきまで本をテーブルに置いて
読みながら
ドリンクを飲んでたのに
途端に両隣が気になって
辺りを見渡す。
両隣はナイスミドルなおじさま方。
別にこっちを見てる訳じゃないのに
急に気になる両隣の視線。
アクリル板があるって言っても
透明
ですから。
見えちゃうかもしれんのですよ。
テーブルに開きっぱなしの本を
素早く手にとり
開きを最小限に抑え、
素早く目で活字を追う。
お色気シーンも終わりホッと一安心。
テーブルに本を置いた途端
また
お色気ムンムン描写。
咄嗟に本を手に取り
閉じ気味にしてコソコソ読む。
小説の文章と
それをコソコソ読むアタシ、
セットで見られている気がする。
ちょっと休憩するはずが
全く心が休まらない。
本を開いて閉じて開いて閉じて
めちゃくちゃ疲れた読書タイム。
これからは
見られてもいい本を持っていこう。