いよいよ25年ぶりに運転席に着席。
補助ブレーキ付けますか?
と言われて
はい、そりゃもちろんと
かぶせ気味に言う。
だってあるのと無いのとじゃ
安心感に雲泥の差が。
スゴい器具が出てくるのかと思ったら
ステッキみたいな棒状のモノ。
先端をブレーキに装着するだけ。
えっ、これですか?
こんな細いヤツに命を預けるんすか?
大丈夫、大丈夫。
危ない時は停めますから。
と仰る。
ホントなのか?
心配でたまらん。
とりあえずエンジンをかけて
いつでも出られる状態に。
両隣りには他の人の車がある。
出られる気が一切しない。
とりあえず教習の先生の指示で
駐車場から出る。
その間、意味無い急ブレーキ2回。
だってもう、怖いんだもん。
言われた事に対して手や足を動かす事は
出来るけど
頭で考える事が一切出来ない。
バッグミラー、サイドミラーなんて
前を見ながらどのタイミングで
見りゃいいのさ。
おデコ、左右のこめかみ、後頭部に
追加で目が欲しい。
直線道路に出た所で
急に
アタシは道の真ん中を
ちゃんと走れているのか?
と不安に。
先生に聞いてみる。
走れてますよ。
ただ、センターラインを見ると
ブレるので遠くを見て下さいね。
ですと。
えぇ、それだけ?
なにか真ん中を走ってるとわかる
目印とかないんですか?
ないですね。
ちょっと色々考え過ぎですよ。
考えないで感覚で運転しましょう!!
ですと。
それって
考えるな感じろ
って事っすか?
まさかの
ブルース・リーの精神なの?
そーなの?
とりあえず
車の運転とは
ブルース・リー
スピリット
であるという事を悟った。
そんなペーパードライバー講習
1回目。
とりあえずチビらなくて良かった。
※画像お借りしています