茨木支部だより
平成25年4月11日、茨木支部は総会を備前地方の観光をかねて実施しました。
昨年と同様JR茨木駅西口近くの摂津信用金庫前で集合、23名の会員を乗せて予定通りバスは9時に出発しました。校長先生が見送って下さいました。
11時過ぎに備前焼しょうざんギャラリーに到着。美術館と異なりそれぞれに値札が付いていましたが、さまざまな焼き物を心ゆくまで鑑賞しました。
総会は日本のエーゲ海と称される瀬戸内海の牛窓の景色が一望できるリゾートホテル「リマーニ」で実施しました。支部長の挨拶後、収支決算などが報告され、そのあと乾杯、昼食となりました。
昼食後はしばらく散策と買い物を楽しみました。あいにく天候が曇りがちでしたが、それでも係留されているヨットが見える風景はエーゲ海を想像させるものでした。
その後、再びバスに乗り明治に生を受け大正と昭和の初期に活躍した竹久夢二の生家(瀬戸内市邑久町本庄)等を見学しました。春日丘の歴史に無理にこじつけると夢二式美人のモデルとなった岸たまきとの間に出来た次男・不二彦が誕生した年に春日丘高校の出発点である三島女子技芸学校が設置されています。また彼が病没した昭和9年は、室戸台風の風害のため茨木高等女学校(春日丘高校)本館他が倒壊、教師1名、給仕1名が殉職、生徒4名が死亡しています。ちなみに夢二の代表作の一つ「宵待草」が現在の形になったのはいまからちょうど百年前の大正2年で、その頃春日丘も茨木町外8ケ村学校組合立三島実科高等女学校として新しく出発しています。
今回茨木支部が見学したのは夢二生家と夢二自身のデザインによる少年山荘(復元)などで、これらは夢二郷土美術館の分館という位置づけでしたが、岡山市内にある本館よりいっそう夢二に近づいた気がしました。
鑑賞後、予定通り帰途につき無事6時過ぎに解散しました。楽しいひとときでした。
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