
昨日は首都圏でも雪が降った様ですが、宿の周辺でも10cmほどの積雪がありました。立春も過ぎると信州では上雪が降ることがあります。上雪(かみゆき)とは信州独自の言い方の様で、雪が少ない信州の南部を中心に降る雪のことです。上方(京都)に近い地方に降ることが謂れの様です。現在の天気予報では、太平洋側に低気圧が通過することによって東京などの太平洋側に降る雪ということになります。
上雪は南から来る暖かい低気圧が関係するため、湿り気が多い雪になります。昨日の雪も湿り気が多い重い雪で、木々に着雪していました。通常、厳寒期の諏訪地方の雪は湿り気の少ないパウダースノーで木々に付きにくく、雪だるまも作れないこともあります。上雪が降ると春がすぐそこまで来ている証拠です。
宿で一番大きいつるバラのボビージェームスのアーチにも雪が沢山付いていました。現在はジャングルのような枝です。枝の剪定は寒冷地では4月に入ってからします。
ドウダンツツジにも綿のような雪が咲いていました。
今日は晴天でアーチの雪も融け始めました。北陸地方では春一番が昨年より1カ月も早く吹いたとのことですが、明日からは、また冷え込むようです。