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原発事故でわかったこと

2011年03月29日 | 日記

まだまだ終りの見えない予断を許さない福島原発事故ですが、早々にわかったことがあります。

①マスコミは原発ファミリーの仲間だということ。電力会社が大口のスポンサーだったAC(この間ずっと流された公共広告機構)といいコマーシャルといい、結局の所、マスコミは利益を上げなければいけないので、お金をくれるお得意様の機嫌をそこなうような報道は絶対しないということ。NHKとて政府の意向には逆らえないということ。

②テレビに出てきて「安全」を繰り返し言う原子力関係を専門にする学者の立場も、研究するための予算をもらわうためには、原発は危険だとは絶対に言わないこと。また危険である、不要であると言うことは自分たちの存在価値を否定することになる。

③国は状況に応じて都合の良いように基準を変えるということ。昨日までの基準ではダメだったけど今日の基準ではクリアーだというように、まるでマジシャンみたいに人の生命を守るための最後の砦さえいとも簡単に変更してしまうということ。

④「ただちに」健康に被害がでなければあとのことは知ったこっちゃないと言っているということ。甲状腺がんが出てくるのは5年後くらいからで白血病とかはもっとずっとあとから出てくるのに、「ただちに」健康被害はないという言葉のトリックを東電も学者も国も使うこと。ずっとあとからこの原発の影響でガンになっても因果関係を証明できないから東電も国も被害者に保障する必要はないということ。

⑤原発は電気コストが安いというのは嘘であるということ。事故がおきれば被害者や農産物など多額の賠償が必要で、膨大で永遠に「墓守」が必要な原発の廃棄コストは安いというそのコストには含まれていないだろうということ。また、どんどん増える使用済み核燃料を保管する場所がもうないということ。

⑥結局のところ、日本が原発を作り続けたのは、ゼネコンやプラント会社が儲かること。それらの企業は原発建設を容認する政治家の選挙を応援するし、建設費用の一部は政治家に流れているだろうということ。官僚は独占的に天下り先を確保できること。つまり政官業の癒着構造の下、原発は作られてきたこと。

もっとあるけど続きは今度また書きます。


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