アイドル研究所

考えて人生を過ごしたい、ゆとり世代最後尾を生きている人の独り言

推しの姿から見る「アイドル」の存在とは

2022-10-29 09:30:00 | 日記
ふと、最近思うこと…。それは

「アイドルって結局何のためにある職業?」ということです。

まず大前提としまして、私はアイドルオタクです。
女性アイドル(乃木坂46 櫻坂46 日向坂46)
男性アイドル(King&Prince SnowMan なにわ男子)

と、まぁ幅広く推させて頂いております。

ぱっと思いつくだけでも
楽曲制作・ライブ・歌番組・ドラマ・映画・その為諸々…と、考えただけでも倒れそうです(笑)

こんなにも幅広く活躍されている皆様の「目的」というか「意義」って何なのだろうか?

気になるポイントをただただ羅列していきます

____________

アイドルの意味
そもそも、当たり前のように使っている「アイドル」という言葉。その意味はというと

偶像。
崇拝される人や物。
あこがれの的。熱狂的なファンをもつ人。「<spellout org="―" style="color: rgb(26, 26, 26); "Times New Roman", Times, "ヒラギノ明朝 ProN", "Hiragino Mincho ProN", YuMincho, "Yu Mincho", メイリオ, Meiryo, "MS Pゴシック", serif; font-size: 15px; letter-spacing: normal;">アイドル</spellout>歌手」
(コトバンク より引用)


なるほど。よく言うところの「推しが尊い」というのは、ある意味"崇拝"の表れだったのか…?

そして気になるのが3。熱狂的ファンがいる人なら、スポーツ選手でも、何なら一般人でもそれはもう「アイドル」ということになる。

確かに、学校の人気者も「あの子は学校のアイドルだ」なんて言われ方もする。

アイドルの起源
では、アイドルの起源はどこにあたるのか。
というより、職業の肩書きとして「アイドル」が生まれたのはいつなのか?

どうやら日本では
1971年に日本テレビで「スター誕生!」という歌手を発掘する番組が始まったことで、その名称が広まったとされているようだ。
(オーディションナビ より)

その中には
中森明菜さん、小泉今日子さんなどなど、錚々たるメンツが並んでいる。

スター誕生 とは

アイドルというものを理解するにあたって、重要な起点となるであろう「スター誕生」とは


1971年10月3日から1983年9月25日の12年間に亘って放送された、日本テレビ視聴者参加型歌手オーディション番組である。

(中略)番組の企画者は審査員の一人でもある阿久悠で、日本テレビ側の一般家庭で普及し始めたカラーテレビの特性を生かして[注 1]、「テレビマンの手でスターを生み出したい」との思い[2]も相まって1971年に『スター誕生!』が始まった。(Wikipediaより)


つまり、「歌手」を生み出す中で、先述したアイドルの語源の「崇拝され、熱狂的ファンがつくような人」のことをそう呼んだのではないか。

素人が歌手としてデビューしていくその過程が、視聴者に見えることで、より愛着が湧き熱狂的ファンになる、という構図が作られるこの番組だからこそなのかもしれない。

________________


知れば知るほど奥が深いですね。アイドル。

あまりにも長くなりそうなので、続きはまた次回書きます!













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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (sony2)
2022-10-29 16:05:28
こんにちは。

ブログを補足するコメントですが、「アイドル歌手」というジャンルができたのは、sonyの功績です。
長文になります。
sonyは戦後にラジオメーカーとして創業して、米国でも事業を展開した。(日本企業なのに、社名が東芝や日立などの日本語じゃない事からも分かる)

キングレコードは、戦前に講談社が作った。
蓄音機に犬のマークでお馴染みの日本ビクターは、戦前に米国のビクター蓄音機が日本に作った日本法人。
日本コロンビアは戦前に、米国のコロンビアレコードと提携して作られた。

当時、戦前のレコード会社が歌手と独占契約を結んで、囲い込んでいた。
しかし、sonyはアメリカで事業をしてたので、今後はテレビの時代が来る、と未来が予想できて、ピンと来た。
ラジオで聴く歌手はもう契約できないけど、テレビで人気になりそうな歌手と契約すれば、ワンチャンあるんじゃね?
そして、米国コロンビアと合弁で作ったのがCBSsony(今のsony music)です。
sonyの第一号契約が、ジャニーズ事務所設立第一号のフォーリーブス。
女性アイドル歌手の元祖と言われる、南沙織、天地真理とも契約。
その後は、キャンデーズ、郷ひろみ、山口百恵、松田聖子、近藤真彦というアイドル=sonyの地位を盤石にする。
そのイメージではなくなったのは、sonymusicが大企業になったからです。

ガールズバンドというジャンルを作ったのも(プリンセスプリンセス)、男性バンドに女性ボーカルのジャンルを作ったのも(レベッカ)、ビジュアル系というジャンルを作ったのも(X
JAPAN)、sonyです。
その証拠に、外国にはアイドル歌手というジャンルもないけど、この三つのジャンルのバンドもないでしょ? 世界的ガールズバンドとか、世界的ロックバンドで男女混合とか、ないでしょ?
何故ないのか、というと、sony musicが日本にあったからです。sonyが文化を作ったのです。
でも、米国でsony musicは、マイケルジャクソンと契約。
ダンスを見て楽しむ音楽。MVを見て楽しむ音楽。という新ジャンルを作った。今のアイドルの基本要素もsonyが作ったのです。
sonyの本質は、テレビのメーカーだからね。

つまり、アイドル側、というか、sony側はアイドルというジャンルで事業をしてる意識はなく「ビジュアルの新鮮さ」にこだわったアーティストを次々と売ってる。それ以上の物(アイドルなんだからファンが喜ぶ活動をしろ!的な)を要求されても困る、というのが本音でしょう。
ジャンルを作った張本人のsonyが、「アイドル」の定義をしない社風なので、ファンがブログなどで、こういう風に、定義していく事が意味がある事で、やんわり反映すると思います。

そういう経緯で、アイドルというジャンルができたので、おそらく、
アイドル=自分で決めない。
非アイドル=自分で決める。
という定義が結論だと思います。
そもそも、sonyがビジュアルを重視したのは、sonyが自分で決めた事ではない。テレビメーカーだから、自動的に決定された。
かわいく生まれた子は、それを活かす人生を送る=自分で決めてない。
かわいく生まれたけど、ギターが弾きたいんだ!=自分で決めてる。そういう人は、ビジュアルにファンがついても、擬似恋愛ファンがたくさんついても、アイドルとは呼ばれない。
かわいく生まれた子が、それを活かす、自分では決めない人生として、sonyはその時の流行を奨めるので、sonyはそれも自分で決めてはいない。おニャン子クラブが流行してたら国生さゆりに加入を指示する。AKBが流行してたら、ライバルのグループアイドルを作る。
自分で決めないで、時流に乗るという主義=アイドルだから、ファンが望む物も、その時流の一部だからやる。
コロナ禍が分かりやすく、アーティストは、今はガマンしましょう、というスタンスでしたが、アイドルは新しくこれを初めました、というスタンス。sonyも、ミーグリやステージクラウドなどのシステムを自社で開発した。自分の持ってるリソースと時流を重視する。
「偶像崇拝」だと「それぞれ個人の妄想」をぶつけられる対象がアイドルという事になるけど、それは違う。むしろ、「時流に乗った総体の合意」に対応する存在がアイドルと呼ばれてる。



余談ですが、個人的には、7/22が何とかならないかなぁ。と思ってます。sony musicの本業は、今はアニメで、鬼滅の刃の映像は、誰が見ても凄いと思うレベル。
乃木坂5期のビジュアルとか、日向坂のダンスのレベルとか、誰が見ても、見れば凄い!と分かる物を目指すのがsony。
ナナニジがそうなったらいいなぁ、と思ってます。馬鹿みたいな高クオリティーのCGのアイドルが見てみたい。

あと、櫻坂の三期はどうなるんですかね。
日向坂は、フィジカル重視なんだなぁ、と。
で、乃木坂は、ビジュアル重視。
櫻坂は、グループとして、芸術的な、舞台美術のような表現に振ってるから、そういう表現力溢れた感性が強いメンバーを採用すべきなのに、和とか、テレサとか、美術系の人間が、何故、あの顔なんだ? と思います。
三期が楽しみ。
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Unknown (tomolink)
2022-10-29 21:15:36
sony2さん
コメントありがとうございます。
SONYの存在によって音楽業界が大きく変化したことを初めて知りました。

そして、理解不足ですみません。いくつか質問をさせてください。
・「アイドル=SONYのイメージではなくなったのはsony musicが大企業になったから」というのは、どういう意味でしょうか?
・アイドルにはありがちな「コンセプト」は、世間の流行を読んで会社が方向性を決めるのか、メディアが勝手に言ったものが結果的にコンセプトのようになるのか、どちらなのでしょうか?

アイドルという抽象的なものの立体像が少し見えてきた気がします。大変勉強になりました。
ありがとうございます。


7/22 存じ上げませんでしたが、面白いコンセプトですね!今の流行りを詰め込んだ みたいな。今後が楽しみになりました。

46グループについて、
坂道グループの大黒柱は乃木坂46になるので、優先的に個性ある子を入れて、世間の注目を集めようとしていると感じています。
櫻坂3期生のメンツによって、今後の櫻坂の売り方がわかる(or変化する)ような気がします。わくわく!
返信する
Unknown (sony2)
2022-11-03 21:52:56
返信遅くなりました。

と、言いますか、次の記事の更新を待って、その記事にコメントする時に答えようと思ってたのですが、続きは書かれないのでしょうか?

「アイドル=sonyのイメージでなくなったのは、sony musicが大企業になったから」
というのは、sonymusicがアイドル事業しかやってない時は、それしかないので、そこに全てを賭けてます。しかし、80年代になると、sony=バンドになります。ライブハウスのzeppはsonyです。アイドルしかやってなければ、アイドルが公演をする劇場を作るでしょうが、バンドの方が儲かるので、そちらが優先された。弱小レコード会社が、大レコード会社になった、という事です。
Mステで、Z世代が好きな80年代楽曲ランキングみたいなのをやってましたが、全部sony。
TM network、レベッカ、プリンセスプリンセス、尾崎豊。
尾崎豊は、バンドじゃないけど、高校の卒業式に出ずに反抗してライブハウスでライブしてたという逸話があったような気がする。
米米クラブ、爆風スランプ、ジュディアンドマリー、L'Arc-en-Cielという風に続く。
現在でも、女王蜂は、ライブハウスに二回目に出た時に、sonyのスカウトが来てたそうなので、才能が凄い人なら、最初のライブの情報がもうsonyに届く体制。

南沙織も、天池真理も、国生さゆりも、sonyのスカウトで、そこがsonyの強みです。
sonyの新人発掘の部署は、どこの学校に、どういう子がいるかの情報を押さえてるので、坂道はスカウトで入ってる子も実は多い。

アイドルというジャンルが確立されると、スター誕生のようなオーディション番組ができて、良い条件出したレコード会社が契約していく。
sonyは地道に探した子をテレビ売る手法だったのが、テレビで安易に見つけた子がそのまま売れるというジャンルになった。
他社が力を入れてアイドルが多様化したのではなく、sonyが大企業になって、抜けた事でむしろ王道アイドルがいなくなった。
新人の発掘を独自にしてるジャニーズ事務所は、条件の良い他社や自社レーベルへと動く。
特に、ポニーキャニオンの光ゲンジ。
おニャン子クラブもポニーキャニオンです。
最終的には、アイドル=ポニーキャニオンになった。
ポニーキャニオンは、フジテレビのレーベルなので、テレビの本丸ですから、仕方ないでしょう。

二つ目の質問のコンセプトついてですが、Perfumeは秋葉原の路上でライブもした事ある普通のアイドルだったのに、中田ヤスタカの楽曲で売る事になって、あのコンセプトになった。本人達は、本当に嫌だったらしい。
多分、作曲家がプロデュースすると、コンセプトが先に決まる。書ける楽曲の方向性が決まってしまってるから。
小室哲哉だと、黒髪ロングスカートにはならない。
モーニング娘。も、つんくが得意な楽曲のタイプが、グループのイメージになった。

ちなみに、乃木坂は、「制服のマネキン」までは、秋元康さんがコンセプトを作曲家に伝えてできた楽曲だが、「君の名は希望」は杉山勝彦さんが勝手に自分の得意な方向性の曲を依頼されてないのに秋元さんに送った。
乃木坂の内向的なコンセプトは楽曲によって決まったし、歌ってみたらハマったという事でしょう。
「サイレントマジョリティー」も、CMタイアップだから明るい曲を秋元さんは発注してたのに、バグベアがあの曲を出して来たので、タイアップの企業の社長に秋元さんがお願いしに行って何とか決まった。
メンバーを見てもコンセプトは分からないし、コンセプトにメンバーを合わせてもうまくいかない。楽曲を聴いた時に、このグループにピッタリだ! と思ったその方向性が、正しいのでしょう。
日向坂も、「ときめき草」でデビューする事が決定してたのに、何か違う、白紙にして、「キュン」が来て、これだ! となったらしい。
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