TRPGはじめて物語

TRPGのプレイレポートやゲーム、アニメなど気になったことや感想などを独断と偏見でのたれ書いたもの

偽典・ロードス島戦記

2019年08月17日 18時54分13秒 | 妄想TRPGリプレイ

「残念なことに険しい山道を通って、カノンへの分岐路に到着。

街道から離れているせいか、人っ子一人通りません」

 「まあ、あとはここを通るのを待つだけだな……

時間的にどれくらい早く先回りできたんだ?」

「大体--……10時間?いや、1時間でいいや」

「超適当!」

「ま、そんなもんだろ……MP回復する時間がないな」

「どれくらい減ってるの?」

「ええっと、二人に4回くらいかな……2点ほどだけど」

「ほぼ、無傷じゃないか」

「トランスファーを考えると全快しておきたいんだよ」

「問題なし!

総員に戦闘準備!!

飛び道具ある奴は?」

「私ね」

「……なんで、戦士が弓持ってるんだ?」

「持ったっていいでしょ!

物陰に潜伏して狙撃するのね?」

「その技能は持ってないだろ?」

「尾行・野外……」

「それはあくまで『尾行』だからな?

潜伏できないなら、罠を張りたいところだけど……」

「誰もそんなもの持ってないだろ?

しょうがない……馬車で道をふさいで、正面から戦うか!

敵が見え始めたら、バトルソングな?」

「それでいいか……

ビジョンとかあったらよかったのにな」

「相手がそういう魔法を使うって考えられない?」

「このルートはカーラが来ないルートだから、考えなくてもいいと思うがな?」

「それは、ロードス島戦記の知識だろ?

とりあえず、キャラクターはそうは思わないから、そういうメタ視点はない方向でお願いします」

「メタ視点かぁ……

アラニア、魔術師でバグナードを連想するのは問題ないだろ?

なら、誘拐した時点でテレポートって考えると、この追跡自体無駄だと思うんだけどな」

「テレポートなんてできるんですか?」

「高位の魔術師なら楽勝だな……(ルールブックを確認)結構、自由度も高いな。

でも、逃げるのに馬車を使っているのなら、テレポートの使えない魔術師だったってことかな?」

「カーラクラスの魔法じゃないと後衛を一撃で倒せないよ。

ファイヤーボールのダメージは3D10+術者のレベル。

あの時のダメージっていくつだっけ?」

「40発。

GMが計算式を公開してたわよ?

13レベルね」

「カーラだね」

「即答!?」

「対策するなら、騎士団連れてきてもしょうがないんじゃないか?

どっちかというとアジトを見つけたほうがいいな……道ふさいでたら、次はブリザードとか飛んでこない?」

「どっちかというと世間体って気がしてきたな……さすがに魔術師相手に魔術師いないのは駄目だわ」

「今更ですね……あ!何か装備があるかも!」

「魔術師用の捕縛ネットくらいはあげましょう」

「使う前にテレポートされたら終わるし、まず不意打ちできなきゃ意味がないじゃないか?」

「うーん……原作はどうやって捕まえたんですか?」

「捕まえてはいないんだけど、カーラの魔法を封じて、物理で殴った」

「脳筋ね」

「それだって、大賢者ウォートの力があればこそだしなぁ……

赤ん坊に抵抗されないようにテレポートするくらいできるだろ?

だから、今逃げているのは『残党』だと思っているよ」

「カーラの手下ってことか……」

「そう。

おそらく攪乱要員か、工作要員だと思う。

正解かどうかはわからないけど、今ある情報では、これが関の山だな」

「主犯はもう逃げてるんですね」

「じゃあ、私たちはどうすればいいの?」

「とりあえず、今逃げてるやつと接触してみる。

話し合いにはならないだろうから、殴って尋問だな」

「答えが出たみたいだね……

でも、君たちが待てど暮らせど、なかなか馬車は現れないよ」

「なに!?」

「ここ以外に抜け道が?」

「それはないね」

「どういうことですか?」

「抜け道もなく、一本道を来ないということは……」

「んーアジトがあるんだろうなぁ……こんなとこに?」

「……そういえば、やつらの拠点情報を調べてなかったな」

「一応、地図作成の判定に成功してるから教えるけど、この近くに古代王国期の遺跡があるよ」

「あからさまに怪しいですね……」

「調べておきましょうか?」

「行きたくねー!!」

「盗賊いないもんね」

--次回、ダンジョンアタック!



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