ワカメの切れ端
我が家では、洗濯は自分の担当である。家内が倒れてからやっているのでもう5ヶ月になる。
洗剤はアリエールを使っている。洗濯後に服が香料でいい香りがするのが特徴だ。
だが、いつの頃からか、その香料の臭いがやたらときつくなった。
臭いはどんどんエスカレートしてくるので、何が原因なのかネットで調べてみた。
結論は、洗濯槽にカビがはえていてそれに香料が付着しているという可能性である。
さあ、どうしたものか、色々考えてみた。
洗濯槽の洗浄
我が家の洗濯機は2012年製である。
そんなに古いわけではないが、洗濯槽の洗浄など考えたこともなかった。
しかし、それを示唆するエビデンスが現れていた。ネットで調べたところ、カビはワカメをハサミで小さく切った切れ端状で見つかるという。
確かに、このところ、わずかではあるが、ワカメの切れ端状のものが(ピロピロワカメと言うそうだ)たまに洗濯物についている事に気がついた。
そこで早速、「カビキラー 洗たく槽クリーナー 550g」、240円(アマゾンでは)を買って洗浄してみた。
すると臭いは随分改善されてピロピロワカメも目立たなくなった。
しかし、ネットで見ると塩素系(カビキラー)では除菌能力は高いのだが完全に除去できないと書いてある。
それ以外にもう一種類、「過炭酸ナトリウム」系の洗浄剤があることを知った。
ホームセンターで「シャボン玉 洗たく槽クリーナー 500g」を買って、再度洗浄してみた。
今度は洗浄後、中を開けてみると洗濯槽にピロピロワカメが結構こびりついていた。この光景を動画で紹介している人がおられますのでご覧ください。
我が家はここまでひどくありませんでした。洗浄中もこんなに出てこなかったので、ひょっとしてそれほどひどくないのではないかと思ったくらいです。
https://www.youtube.com/watch?v=m-Jj3Aw9qzE
過炭酸ナトリウムで洗濯槽を掃除しました!12年分の汚れ!
洗浄後に洗濯槽に出てきてくっついているピロピロワカメを紙でぬぐってそれで終わり。その結果、臭いがほとんどなくなった。
それから約1ヶ月、何となく臭いがきつくなってきたような気がしたので、再度、最初の薬品、カビキラーで大晦日に洗浄したら臭いが消えた。
その薬品には次のカビを防ぐには1,2か月に一度は洗浄する必要があると書いている。
まとめ
自分では、洗濯槽がそんなに汚れている意識はこれっぽちも無かったが、臭いがほとんど無くなったのでカビで汚染していたのだろう。
洗浄剤で洗い終わって、クンクンと洗濯機の中に顔を突っ込んで匂うのだが、そのときの臭いのなさには感動した。
大事なことだが、洗濯槽の汚れはアトピーにも関係するらしい。
出典は覚えていないが、どこかの大学の皮膚科の教授が「洗濯槽を洗浄したところアトピーが良くなった」という人がいると書いていた。
洗浄剤の事である。自分は安い物しか使っていないが、勤務先の若い人に聞いてみると、その人はメーカーの純正の清浄剤を使っているそうで、それじゃないとダメです、と宣言していた。
我が家の場合、メーカー純正品が3000円くらいもしたので、安いのを使っているのだが、たぶん何度も今の安い洗浄剤を使い続けるだろう。
いずれにせよ、洗濯機のカビとの闘いは始まったばかりで生きている限り長い闘いが続きそうな予感がする。
耳垢ほじり
自宅療養している家内の横に座って何となく横顔を見ていると耳から耳垢がチョロット顔を出しているのに気がついた。
どれどれ、とばかり耳の穴を覗くと結構な量の耳垢が溜まっていた。それで自分の部屋からピンセットを探し、老眼鏡をかけて耳垢掃除を始めた。
耳の穴で壁にこびりついている耳垢を、一枚、また一枚とソーッとはがしながら取り除いていく。
耳の穴をきれいにしたというだけだが、これがとても快感で病みつきになってしまう。
残念ながら家内の耳の穴で今回と同じような耳垢掃除ができるには今から数か月かかるのだろう。
何故なら、7月まで家内は毎日プールに行ってその後綿棒で耳垢を取っていた。それに加えて月に一度くらい耳鼻科(後輩の開業医)でとってもらっていたのである。
たった5ヶ月くらいで、こんなにたまるんだ、と驚いたが、確かに入院中は看護師さんは忙しくて耳垢にまでは手が回らないようだ。
Youtubeで「ear wax」と入力すると、でっかい耳くそをほじくりだす動画がいっぱい出てきて、見ていておぞましい光景であるが、最後まで見終わると何となく清々しい気分になったりする。
家内が死んだら、今の勤務先をやめて耳鼻科に耳くそほじりを習いに行って、どこかの老人施設に勤務して、ボケた老人の耳の穴を覗いてたまりにたまってガチガチの耳くそほじりを楽しむ人生を夢見たりしている。
すぐ飽きるのだろうか?それだけが不安だ。