体感が大事
先週の日曜から月曜にかけて、くしゃみ、鼻水、寒気に襲われた。
理由は、はっきりしていて、暑くて汗をかくのが嫌だったので、寒い寒いと思いながらも下着だけで寝ていたのが原因だ。
あわてて冬用のパジャマを着ることにした。そして、脚が寒い時はズボン下をはくことにした。
そこからは快調に過ごしている。
季節の変わり目では、変化を感じた時の対応を間違えると確実に風邪をひく。
寒いと感じたらすぐ厚着をして、暑いと感じたらすぐ1枚脱ぐのが大切だ。
今回の自分の失敗は、温度計で室内温度を見ながら、「まだ大丈夫だ」と高をくくっていたことだ。
常に外気温や室内の温度を確認することも大切な事だけど、温度よりも大事なのが自分の体感だ。
気温は同じでも身体の抵抗力が落ちていたら風邪をひくのである。だから体感が大事なのだ。
自分の内なる感性を研ぎ澄ませながら生きることが大切だ。
さて、今回は、前回の観念的な話と大きく違い、我々日本人の祖先が生み出した生きるための具体的な方法を紹介します。
気功
昨日、テレビを見ていると「30日不食」で話題となったタレントの榎木某という人が出ていた。
何でも、幼いころから古武術を学んでいるそうで、気功で人を操れるという。
自分も、ささやかながら呼吸法による気功をかじっているので、いったいどんな事をするのか興味津々でテレビの音量を上げ身を乗り出して画面にかじりついた。
指先を胸骨にあてる
そのタレントは、中年男性のお笑い系のタレントを指名して自分の前に立たせた。
そして右手の人差し指を相手の胸の中央(胸骨)にあてて軽く押した。
当然、相手は中心を崩されてぐらついた。
次に相手に「自分の名前を叫んでください」と言った。
相手は「遠藤〇〇」と叫んだ。
その後、同じように指で押すと、今度は微動だにしない。
あれ、なんで・・・と押されたお笑いタレントは不思議がっている。
今度は、自分の名前ではなくて、別の人の名前を叫べと言った。
お笑いタレントは、その場にいた他人の名前を叫んだ。
すると今度は榎木某の指先でぐらついたのである。
それを繰り返し行い、押された本人が不思議がっているまま、デモは終了した。
気が身体に入る
なぜ、自分の名前を叫んだときに押されてもぐらつかないのか。
榎木某は「自分の名前を叫ぶと身体に気が入るからです」と言う。
「そして殺してやるとかのネガティブな事は叫ばない方がいいです、とんでもないことになります」、と話したところで、そのコーナーは終わった。
なぜ自分の名前を叫んだら気が身体に入るのか、説明がないまま終わったのだが、すごく面白い。
言霊(ことだま)
まず、ネットから引用します。
言霊で人間関係が楽になる・人付き合いが変わる言葉の魔法9ステップ
http://thechange.jp/word-spirit2-5501.html
言霊・・コトダマ。
ちょっと霊的な言葉ですよね。。
言霊とは日本で「言葉に宿ると信じられている霊的な力」の事です。声に発した言葉が、何らかの影響を与えると信じられていて、いいことを言うと、いいことが悪い事を言うと、悪い事が起きるとされています。
中略
マイナスな言葉を発しない
気づいていない人が多いのですが、発した言葉は相手が聞くと同時に、あなた自身にも響いているのです。
相手を批判した言葉、相手に向けたキツイ言葉は、そのまままっすぐに、あなたに突き刺さり、その言葉が持っている「影響力」をあなたに与えます。
だからこそ!!マイナスになる言葉を発するのを今日からやめてみましょう。グッと我慢です。飲んでしまいましょう。
引用終わり
恐るべし、我々日本人の祖先
自分は言霊(ことだま)の概念は昔からよく知っている。
一方、丹田に意識をおいて呼吸する丹田呼吸の延長で気を身体にめぐらせるという事も、呼吸法を習いに行った成果で実際に体感している事実である。
それでも言霊と気が融合しているなんて想像もしていなかった。
テレビで見た場面は、疑おうと思えばいくらでもケチはつけられるが自分は本当の事だと思う。
また、そのタレントも30日何も口にしなかったのは本当だと信じている。
そして、これまで気を充実させるに、自分は一生懸命深い呼吸をしていただけなのだが、実は自分へ意識を集中させることが大事であり、そのために自分で自分の名前を声に出してみることが大切だなんてビックリしている。
何と人生は摩訶不思議なことに満ち溢れているのだろうか。
おそらく世界のどこにもないような文化が一般大衆に脈々と引き継がれていることに対して我々の日本人の祖先に深く感謝しましょう。