2月って 何となく嫌いだ。寒いのに、春のような日射しだったり。
この時期、今まで知り合った顔も、別の場所に離れていくまでの時間をよんでいるみたいで、何かを言い出したいけれど、時だけがただ過ぎていく。言い出せない気持ちに、時間を戻せるものならばとばかり思う日々。
過ぎた日が戻らないことなんてわかっている。でも、断片が浮かんでは消えるこの季節、やり残したことばかりで辛くなる。
もっと寒ければ、その寒さで震えていられる。もっと暖かければ新しいことに気持ちが向くのに。
行き先が見えない。
いや、見ようとしていなんだ、この季節には。

坂の途中にその店はあって、いつもコーヒーと暖かさで迎えてくれる。
今日も、いつもの扉を開けてそこへ行く。いつもの顔が並んでいるあのカウンターの席へ。
この時期、今まで知り合った顔も、別の場所に離れていくまでの時間をよんでいるみたいで、何かを言い出したいけれど、時だけがただ過ぎていく。言い出せない気持ちに、時間を戻せるものならばとばかり思う日々。
過ぎた日が戻らないことなんてわかっている。でも、断片が浮かんでは消えるこの季節、やり残したことばかりで辛くなる。
もっと寒ければ、その寒さで震えていられる。もっと暖かければ新しいことに気持ちが向くのに。
行き先が見えない。
いや、見ようとしていなんだ、この季節には。

坂の途中にその店はあって、いつもコーヒーと暖かさで迎えてくれる。
今日も、いつもの扉を開けてそこへ行く。いつもの顔が並んでいるあのカウンターの席へ。