今朝の新聞記事を見てびっくりしています。
まちへ人が来ないのは新しいバスシステムのせいだととられかねない発言。
長い話の一部の切り取り引用なのかもしれないけれど、どうしてそうなるんでしょう。
その少し前に出た同新聞の「新潟・BRT開業3ヵ月」の「期待はずれ」の表記にも驚きでした。
その記事中に表記されていた「古町地区の歩行者数」のグラフ
数値を取り出せば「少ない」と表現出来るし、
計測日がイベントと重なって一見増加したように見える年もあるから
「期待はずれ」と書けなくもないけれど、
グラフは明確に語っています。2008年から一直線の減少です。
データをちゃんと読めば
要因をこの新バスシステムに言及しきれないでしょう。
ハンバーガー系ファストフード店が次々と撤退した古町地区
一方幾つか新しいCVSが出てきています。
これの示すこと。
ファストフード店の出店、撤退にはルールがあります。
歩行者数のある割合が見込み客であるとするものもそのひとつ。
その値を切ったので、見込みなしと撤退。
古町地区はその状態がすでに出ていたのです。
一方、CVSの出店
ずっと以前は商圏人口がそのひとつでしたが、弁当が商品として加わってからは変わっています。
これはまちの変化を一面表しています。
まちは変わります。
古町地区が昼間元気だった頃
デパート、GMSをとりだせば 7店舗
映画館もありました。
今、デパート・GMSは2店舗。映画館はありません。
映画館は一時元気がなくなりました。その頃、古町地区から消えました。
今、映画館は一定数の集客ができる場所となりましたが、古町地区には戻りません。
古町地区と比較されるものとして万代シテイ(地区)があり
万代シテイも核の一つだった「ダイエー」の撤退で落ち込んだ時期がありました。
時期を同じくして郊外型のショッピングモールの開店が続きましたが、
今は新しいテナント、ターゲットを明確にした構成で戻してきています。
古町地区はその間なにをしていたのでしょう。
万代シテイがあたらしいテナントで再オープンしたときに
古町地区からは「(2016年1月撤退を決めた)ラフォーレ」だけが万代シテイからの
回遊を呼び込もうと動いていただけにしか見えません。
今 万代シテイでCM PVを流しています。
「ニイガタ、ワクワク、ニジノマチ」
万代シテイで出来ること。やすらぎ堤を含めた市域での楽しみ方。
それをイメージ出来るように。
新潟市(中央区)はまちの真ん中を大きな川が流れます。
上からみるとゆるい弧を描いた穏やかな流れです。
特徴的な景観です。そしてその両岸には大きな水辺の空間があります。
万代シテイはまち域を拡げここを遊興スペースとして取込みました。
古町側が新たに堀を再現してやろうとしていたことです。
古町側
今は一部変わったところもありますが、
日曜日に開いていない店。祝日だけど定休日だから閉まっている店。
日曜日には露店のない本町市場。
でも夜 八・九番町にいけば沢山の人がいます。
昼間に古町通りに行列の見られる店もあります。店舗を増やすところもあります。
○○がないから、○○のせいなんていっていないんですよね。
古町側はなにをしようとしているのでしょう。
そのまちへ行く理由。
同じものがあるならば、どちらを選ぶか。
モノか物が者か。
何度も行きたくなるところ。
続けて撮っても発見があるところ
ストリートフォトを撮っているものの戯言。