中学生のとき、野外活動の一環?で「僧ヶ岳」(地元の山)登山があった。この頃、毎年恒例の行事だったはずだ。標高1,855mだから、立山や劔岳に比べれば1,000m以上も低い。それでも片道約4時間ほどを要したと思う。早朝、まだ薄暗いうちにスキー場のてっぺん近くにある登山口から山道を進む。慣れ具合でいくつかのグループに分けて頂上を目指す。学年3クラス、100名足らずの小さな規模。途中に2、3難所があるものの、小休止を取りつつ、予定通りの時間でほぼ全員が登頂できたと記憶している。後年、この山がオウム事件で名を知られることになるとは思わなかった。