うだうだダラダラ日記

消えたお布団

我が家の廊下で毎日しっかり見守っていてくれるこの方は、オーストラリアから遥々来たハリモグラのグレゴリーさん。

新婚旅行で行ったオーストラリア・シドニーのギャラリーで見かけて厳重に梱包してもらって手荷物で連れて帰って来たのだ。
値段は忘れちゃったけど、そのギャラリーはオーストラリアとニュージーランドの作家の作品を置いていて、この作者はニュージーランドの人だった。
オーナーと話していたら、その人は同じ作家のエミューを持っていて、「毎朝「エミリー(違う名前だったかも知れない)おはよう」と、一緒にコーヒーを飲むのよ~。」と言っていた。
「そして寝る時は「おやすみ」って言って、ちゃんとお布団をかけるのよ、あなた達もちゃんと寝る時は彼にお布団かけてあげてね。」と。
「え?布団?」と聞くと、付属のニットのカバーがついていて、それを掛けてあげるのだと。
まぁここまでのやり取りは全部英語で、横にいる家人にいちいち通訳してたら、自分じゃ喋らないくせに「だったら名前つけてもらおうよ。」と言い出した。
ああ、まぁそうだね、折角だし・・・と、オーナーに名前をつけてあげてと頼んで、付いた名までがグレゴリーだったのだ。
そう言ういきさつが有って、毎朝「グレちゃんおはよう」と言ってお布団を外し、寝る時は「グレちゃんおやすみ」とお布団を掛けるのが家人の担当だった。
そして今日もいつもの様に家人が先にリビングを出たんだけど、向こうの部屋でガサゴソしつつ何か言っていた。
グレちゃんのお布団が無いと騒いでいたのだ。
そう言えば掃除した時に、いつもの辺りにグレちゃんのお布団が無いな~って思ったんだよなぁ。
それから2人で大捜索。
確かに未だ荷解きしてない引越の段ボールなんかも有ったりする部屋だけど、まさかそっちの方には・・・
うっかり洗濯物に紛れたか?とタンスを見たり・・・
無いとは思うけど、家人の会社に行く鞄も見たり。
でも忽然と消えてしまって、何処にも見当たらなかった。
グレちゃんのお布団、何処に行っちゃったんだろう?
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