Willie Jones III / Next Phase

前回はヴィブラフォン奏者「Warren Wolf（ウォーレン・ウルフ）」のアルバムを紹介したところだけど...（^^）

ジツを言うと、あのアルバムの購入のキメテになったのが本日紹介するコチラで...（^^）

LA生まれで現在はNYで活動するドラマー「Willie Jones III（ウィリー・ジョーンズ III）」の4枚目のリーダー作...♪

■ Willie Jones III / Next Phase　(Wj3 Records, USA, 31008, 2010)

01. The Thorn
02. Changing The Game
03. Melancholy Mind
04. Family
05. Kosin Rufu
06. Another Time
07. Until It's Time For You To Go
08. Up The Middle

Personnel : Willie Jones III (ds), Steve Davis (tb), Greg Tardy (ts), Eric Reed (p), Dezron Douglas (b), Warren Wolf (vib), Claudia Acuna (vo on 03), Renee Neufville (vo on 07)

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主役の「ウィリー」は、これまで「Eric Reed（エリック・リード）」（本作にも参加） や「Roy Hargrove（ロイ・ハーグローブ）」などのレコーディングに参加してきたほか、最近では「Hank Jones（ハンク・ジョーンズ）」の2009年のライブ盤『Live From Prague Castle』あたりでもお目にかかれるところ...（^^）

そして以前初リーダー作『Beyond Intersection』を紹介した現在NYで活動する日本人ピアニスト「Katsuko Tanaka（たなかかつこ）」サンに至っては、作品にドラマーとして迎えるだけでなく、彼女の総合的な「お師匠さん」とも言えるようで、コレの購入キッカケは、そんなトコだったりする...（^^）

本作は、ドラムス、ベース、ピアノのリズム陣に、テナーとトロンボーンのニ管（一部入らない曲もあり）、ヴィブラフォンを加えたセクステット編成（2曲で女性ヴォーカル入り）...（^^）

肝心の内容のほうは、「コレって誰のリーダー作だっけ（？）」と思っちゃうほど、ドラムスが必要以上に目立っているわけでなく（技術的な細部はわかんないけど...^^;）、アンサンブルと各プレイヤーのアドリブ・ソロを重視した痛快な現代版ハード・バップが目白押し～（^^）

とりわけ「ウォーレン・ウルフ」のヴァイブ と「エリック・リード」のピアノが素晴らしく、当アルバムのハイライト的な存在と言えるんだろうけど（^^）、

それもリーダー「ウィリー」のドラムスと「Dezron Douglas（デズロン・ダグラス）」のベースが創りだす鉄壁のリズムあってこそなんでしょうね...（^^）（二管フロントに触れていないけど悪いってことじゃないからね、念のため...^^）

「01」、「02」はじめ、完璧なアンサンブルにスウィンギーな各人のアドリブ・ソロが展開され、ゴキゲンこの上なし...（^^）

女性ヴォーカルをフューチャーした2曲の歌モノ「03」と「07」もシットリ感を醸し出し、決して悪くはないんだけど（素直に「07」はイイ曲だと思う）、次曲の「04」、「08」のイントロ部分を聴いただけで『やっぱコレやろ...♪』とつぶやくワタシがいたりする（笑）...（^^）

というわけで他作（↓）も基本はハード・バップ路線なので、ソチラがお好みの向きにはいずれもオススメだけど、ヴァイブが入っているぶん、本作が最も表情豊かかも...♪

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