「相撲を取るのだ」
「またですか」
「早く負けるのだ」
「負ける振りをしてあげるのですよ」
「おいらは勝ったのだ」
「はいはい、兄貴が勝ったのですよ」
「まったく、兄貴にはホトホト困るのですよ」
先代清さんが亡くなってもう1年目になろうとしています。
何だか亡くなった気がしなくて、今でもミカンの木に居る気配を感じるのです。
「実は居るかもですよ」
マジっすか、先代と当代が接近遭遇したら、おっかねぇなぁ。
「ボクを呼んだのですか?」
いや、話がややこしくなるから、呼んでませんよ。
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