カウンターサービスが終了してしまいました。

何か違う企画でうき特製のお菓子をお送りします♪



顔見世・團十郎襲名披露を観たなり〜







昨日はここに行っていました。
せっかくさんなので、早めに出て南禅寺に行ってランチを食べてお茶をして夜の部を観てきました。
18000歩くらい歩いたようです。
さすがに疲れたのか、昨夜はぐっすり眠れましたよ。
「今日は散歩を休んでおけ」と怒られましたわ。
そんなに疲れた顔をしていたかしら。
ハハハ。

さて、冬の京都顔見世、今年は團十郎襲名披露も兼ねてて、いつもよりチケット代も高くてひぇぇぇでした。
が、一年の締めくくり、京都に行かなきゃ終われない。
マリ造と行ってきました。
演目は仮名手本忠臣蔵の祇園一力茶屋の場、所謂七段目と口上、助六でございました。
何度か観てる「七段目」なんだけど、由良之助仁左衛門さんとお軽孝太郎さんがじゃらじゃらやってる時にカクンなった。(笑
なんだろう、寝不足もあったけど、正直に言うと退屈になった。
仁左衛門さんがうつけ者のフリをするのが、だいたい無理があるんじゃなかろうかのう。
↑仁左衛門さん由良助は初めて観たわけじゃない。
目が鋭すぎすんだよ。
人のせいにするなってな。(笑
いつもはお軽と平右衛門のやり取りが長すぎてイライラするんだけど、昨日は孝太郎さんと芝翫さんのやり取りが良くてねー。
孝太郎さんが可愛いらしかったのよ。
マリ造「今日の席からだと孝太郎さんも壱太郎さんも美人に見える」と言ってたんだけど、本当にそうだったわ。
いつもはブスだと思っとるんかい!
めっちゃ頑張って取った席が花横8列目の通路側だったの。
いつもなら最前列を取れるタイミングだったから残念に思っていたんだけど、女形さんが美しく見える距離だとわかった!
全体を見れるし、久しぶりにとちり席いいなと思った。
ただ、南座の座席前後のスペースが狭いからなぁ。
それを考えると、やっぱり最前列を選択しちゃうよね。
続いて口上よ。
ズラーッと出演者が並んでたのに、ご挨拶は仁左衛門さんと梅玉さんだけ。
しかも、お2人共先代とどちらが仲良かったかを競ってる感じ?
仁左衛門さんが「先代とは本名の『夏雄ちゃん』『孝夫ちゃん』と呼び合う仲でして...」と言えば
梅玉さんが「先代とは同級生で、中高同じ学校でございまして...」と。
当代とのエピソードはないんかい!
ちなみに昨日は團十郎さんのお誕生日だったらしいです。
拍手だけで特別なことはナシ。
お坊ちゃんは少し見ない間に随分大きくなってたよ。
器用そうだから他所の家との共演つうか、外の空気を吸わせてあげると世界が広がるんじゃないかと老婆心ながら思った。
今のままだともったいない気がする。
ま、余計なお世話ね。
村上隆さんの祝い幕も初めて見たよ。
あまり評判はよくなかったけど(笑、私は嫌いじゃない。
三幕目は「助六」
「先代の助六」仁左衛門さんの助六」も観てるけど、新團十郎は初めてよ。
ちょっと楽しみにしてました。
助六團十郎が登場して来た時、むせ返るような白檀の香り、高いお香の香りだと思うけどtoo muchよ。
楽屋、どんだけ煙っとんねん!と心の中で突っ込んでおいた。(笑
まぁ、それにしても口跡は悪いし踊りも上手くない、体幹、芯が出来てないのに、あの華はなぁ。
ズルいよね。(笑
ズルいけど、ほんまに美しいの。
姿がいいのは正義よ。
彼はもうあれでいいんだね。
うん、あれでいいんだよ。
なんとなく納得しちゃった。
壱太郎さんの揚巻は美しかったし、扇雀さんの白酒売は洒落っけたっぷりで可笑しかったー。
鴈治郎はんは安定の可愛さでした。
サイコー!
鴈治郎はん、大好きよ。
隼人さんの福山かつぎは...どっちゃでもよかったかな。(笑
あ、男女蔵さんの意休が案外悪くなかったのよ。
この座組でしか見られなかったと思うけど、元々器用なんだからもっとご活躍して欲しいわ。
何はともあれ、顔見世を観て今年も終われます。
團十郎さんに睨んでもらったし、無病息災、来年もええ年になるとええなぁ。
そして、顔見世でまた仁左衛門さんが観られますように。


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吉例顔見世大歌舞伎を観に行ったなり〜







なかなか重い腰が上げられなかったんだけど、先週の観劇の記録を残しておきます。
まずは昼の部「マハーバーラタ戦記」
神様達が集まって、人間達が争いを始めこのままじゃこの世が終わるぞと憂いているのね。
それがどうなって太陽神(彌十郎さん)と汲手姫(米吉さん)との間に子供を作って、その子に世界を守ってもらおうとするのよ。
ちょちょっ待ってよ、汲手姫はたぶんバージンで、身に覚えのない子供を産まされるんやで。
そんなん、誰に相談してどうやって育てたらええんよ?
めっちゃ気の毒やん。
案の定、生まれた子カルナ(菊之助さん)をガンジスに流しちゃう。
その後、汲手姫は象の国の王妃になる。
御者夫婦に拾われ育てられたカルナ。
ヅルヨウダ(芝のぶさん)ドウフシャサナ(猿弥さん)姉弟に身分を与えられ、恩義に応えようと行動を共にする。
ヅルヨウダ姉弟は、お父さんが盲目のため王位継げず冷や飯食いなのよね。
↑何故か、そのお父さんには100人も子供がいるらしい。(笑
そのため、従兄弟の象の国の5王子を殺そうとするんだけど失敗。
5王子は、長男坂東亀蔵さん、次男萬太郎さん、三男隼人さん、双子吉太朗さんと鷹之資さん。
席は最前列、センターブロック。
吉太朗さんと鷹之資さんが客席降りしてくれて、私の前で小芝居をしてたの。
もう、キャーッよ。
パンチャーラ王の王女ドルハタ姫(好蝶さん)は、三男アルジュラ(隼人さん)の婚約者だったんだけど、死んだものとされてるから新しい婿選びするの。
ここで例のインド映画のダンスバトルよ。
皆さん、見事と言えないまでも頑張ってみえたよ。
最後まで残ったのはアルジェラとカルナ。
アルジェラ生きていたのねーと、喜ぶドルハタ姫。
めでたく結婚することになる。
これにヅルヨウダが危機感を持つのは必然よね。
5王子を殺さなきゃ自分達は滅びると、戦う気満々よ。
そこをカルナが止めて、婚礼を祝う余興も兼ねてサイコロで決着をつけさせようとするの。
それがさぁ、長男ユリシュラ(坂東亀蔵さん)が滅法弱くて、財産や領土、最後には弟まで差し出して失うのよ。
なんで弟まで賭けちゃうのよ。
バカじゃないの?
絶体絶命のところに国王と汲手姫が現れて、ヅルヨウダに譲歩を迫るの。
それ、ズルないかなぁ。(笑
ないわ〜。
ヅルヨウダは5王子に12年間森で暮らし、その後1年は人に混じり正体を明かさず暮らせと。
笑っちゃうんだけど、森の生活の中で次男ビーマ(萬太郎さん)と森の魔物・森鬼飛(吉弥さん)と恋に落ちて子供まで作っちゃうのよ。
ちょちょ、ちょっと待ってよ。
過酷な生活の中で?魔物と子供作っちゃう?
つうか、萬太郎さんと吉弥さんの歳の差、歳の差。
ヅルヨウダの治世になってから象の国は乱れて、民は5王子復活を願ってるのね。
カルナの前に僧の姿をした帝釈天が現れ、カルナの耳飾りを施しと欲しいという。
迷いながらも耳飾りを渡すカルナ。
耳飾りを渡すと僧は帝釈天となり、カルナに「シャクティ」を授ける。
その「シャクティ」とやらは、全てを見通すことが出来る神通力で神にも勝る力らしい。
但し1回だけしか使えないけどね、ってやつ。(笑
14年経ち、5王子は解放されいよいよヅルヨウダとの戦いが始める。
カルナに戦い止めさせようと汲手姫が戦場まで来て、アルジェラと兄弟であることを知らせるんだよね。
お互い親子だと察しつつ、言い交わすことは出来ないまま別れるの。
母親に言われたからって、今更止めることなんか出来ないよね。
激しい戦いの中、カルナは次男ビーマと森鬼飛との子ガトウキチャ(丑之助さん)に追い詰められて、「シャクティ」を使ってしまう。
ええーっ!?こことちゃうやん。
ヅルヨウダはカルナのために死んでいく。
ヅルヨウダにとってカルナは利用する人ではなく、なくてはならない人になっていたみたい。
ここに愛はあるんか?
そこは不明だったな。(笑
ベンハーみたいな馬車に乗って、菊之助さんと隼人さんが両花道から現れたのはなかなかの迫力だったわ。
衝立というか、屏風みたいなセットになってて、使い方がめっちゃうまかった。
長男に象の国を治めさせることをアルジェラに約束させ、カルナとアルジェラとは兄弟を名乗る。
最後、カルナはアルジェラに自分を切らせ、平和の国を造るよう言い残して死んでいく。
その様子を見ていた神々は世を滅ぼすのを止めて、しばらく見守ろかと。
長男には執着心がないから平和になるって。
なんじゃ、それ、だいたい、この争いはあんたらのせいちゃうんかい!
で、ちゃんちゃん。
まぁ、とにかく、芝のぶさんがいいのよ。
恐ろしく冷酷で、美しくて。
初演のDVDを見たときには、松也さんがやってたアルジェラが主役?と思ったんだけど、今回は芝のぶさんが圧倒的な存在感だった。
↑初演七之助さんもよかったけど、美しさでは芝のぶさんの勝ち。
いやー、面白かったわ〜。
今まで観た芝居の中でもかなり上位に来るよ。
DVDを観る前はインドの叙情詩?とか思ってたんだけど、歌舞伎によく合う話よね。
観に来て本当によかった。

夜の部も続けて観ました。
演目は「松浦の太鼓」「鎌倉三代記」
「顔見世季花姿繪 春調娘七種・三社祭・教草吉原雀」

「松浦の太鼓」は去年の顔見世観てるのよね。
仁左衛門さんがセクハラパワハラ殿を、面白おかしく可愛らしく演じてらっしゃいました。
其角は歌六さん、家臣も隼人さん鷹之資さんで、去年の顔見世まんま写しみたいだった。
↑虎ちゃんは中村座に出てて欠席。
ただ門番の松之助さんがセリフが入ってなくて、大きな声でプロンプターがセリフを言うもんだから白けちゃって。
あそこまで大きな声のプロンプターってさぁ、もう口パクでええんちゃうやろか。
初日が開けてから何日も経ってんのに、あんなんない。
呆れてたら、歌六さんがセリフの途中で遮って、自分のセリフを被せてたわ。
楽屋ではどういうやり取りがなされるんだろ。(笑
そういや、松之助さん、前にも御園座で酷い時があったわ。
夜の部も最前列でした。
二幕目の「鎌倉三代記」は全然記憶にないの。
流石に最前列だから寝られないよね。
梅花さんと歌女之丞さんが屋敷を伺ってるとか、松江さんが井戸から芝翫さんに槍で突かれて死ぬとか、場面場面は思い出せるの。
時蔵さんの三浦之助、あんた、そんなに痛そうやのにこれから戦いに行くって?
そりゃ無理よ、とか突っ込みどころもあったのよ。
でも、ストーリーがね、よくわかんないのよ。
何度も観てるんだけど、面白いと思えないんだよねー。
三幕目は舞踊三本立て。
どれも面白かったなぁ。
「春調娘七種」は曽我五郎に種之助さん、十郎に染五郎さん、静御前に左近さん。
まぁ、皆さん美しい。
初めて左近さんの女方を見たんだけど、思わずギュッとしたくなるほど可愛いらしかった。
うっとりしちゃったよ。
「三社祭」は巳之助さんと右近さん。
そらまぁパワフルな踊りで、迫力があったわ〜。
流石に踊りの上手いお二人ね。
ただ、私は前に観た千之助さん鷹之資さんコンビの方が好きだったな。
「教草吉原雀」は初めて観たんだけど、鳥売りの男女が軽やかに踊ってたかと思うと、鳥刺しが現れて男女が雀に変身。
見事にぶっ返りをするのよ。
着物がほんまの雀のように見えてくるからあら不思議。
やがて鳥刺しも鷹狩りの侍の本性を顕し争ううちに、雀がどこかに行っちゃって幕。
雀の男女は、又五郎さん孝太郎さんベテランコンビ。
鷹狩りは歌昇さん。
楽しい舞踊だったなぁ。


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何とか行って来たよなり〜







また新幹線の中です。
今日は名古屋折り返しでのぞみに乗ったので、早速モバイル注文でカッタイアイスを注文したよ。
コーヒーを頼んだら変なお菓子が漏れなく付いてくるらしい。(笑
変なとか言うな。
しかし、傷ついた喉にアイスは気持ちええわ〜。
って!どこ行ってんねん。
もちろんここに行っていました。
行ったんかい!
昨夜咳が治まりそうになかったので、に薬局まで走ってもらったのよ。
薬剤師さんに電話で相談したら、咳止めの錠剤と龍角散ののど飴を併用がいいだろうと。
それで芝居を観てる間くらい何とかなるだろうって。(笑
「ウチにヴィックスドロップがあるけどそれではあかんか?」と聞いたけど、龍角散ののど飴の方が効果があるって。
ほんまかいな。
何としてでも芝居中の咳は止めたいので薬剤師さんの言う通りに、買うて来てもらいましたわ。
いやー、ほんまに効果ありました。
お芝居を観ている間、咳は全く出なかったよ。
ただ声はかすれて、ガラガラ声になってるけどね。
ま、そらそうやね、抑えてるだけで治ったわけちゃうねんから。
ハハハ。
「そんなにしてまで観たかったんかい!」という突っ込みが聞こえて来そうなんだけど、結論としては昼の部は面白い演目だったー!
↑もちろん自分でも突っ込んでるよ。(笑
主人公が死ぬクライマックスに、後ろのおばあちゃんが「トイレに行きたい」と言い出してさぁ。
隣りに座ってた娘さんが「あと少しだから我慢して」と止めるのよ。
そのラリーが4回ほど続いて、「そのやり取りいらんからさっさと行って来て!」と言いそうになったわ。(笑
で、おばあちゃん結局トイレに行くことになったんだけど、普通の音量で「うんしょうんしょ」言いながら出て行ったの。
20年後、私も気をつけなきゃだよ。
明日は我が身よ。
お昼は食欲がなかったけど、薬を飲むためにダロワイヨのサンドウイッチ。
ミルクフランスも買ったんだけど、どうにも喉通っていかなかったわ。
ゼリーとかムースとか、もっと食べられそうなものを買えばよかったのに。
よく考えろってね。
昼の部が終わってから、一緒に観劇してたケリーさんとお嬢さんと文明堂でお茶をしました。
もっとお芝居の感想を言い合いたかったんだけど、時間が足りなかったわ〜。
ま、文明堂じゃ、誰のご贔屓さんがいるかわかんないから、大きな声で悪口も言えないしね。(笑
夜の部は1人で観劇。
仁左衛門さんの松浦の太鼓までちゃんと意識があったんだけど、以後電池切れでただ座ってただけな感じ。
無理もここまででしたな。
たたでさえ退屈な鎌倉三代記、起きていられるはずがなかった。
寝てはなかったと思うけど、頭は完全に停止してた。
夕飯は海苔弁屋さんの鮭弁当。
頑張って食べたよ。
ここのは量がそれほど多くないので何とか完食。
幕が降りてダッシュで劇場を出てタクシーに乗ったのが9時2分。
私ね、乗ったら新幹線の時間を言うようにしてるのね。
で、今日も「24分の新幹線に乗りたいんです」と言うたら、おっちゃん、「間に合うかどうかわからない」と意地悪言うのよ。
絶対に間に合うってば!
ほんで「反対側から乗ればいいのに」とま言いよるねん。
アホか?歌舞伎座前やからタクシーが止まってるんやろ?
遠回りより、信号渡って反対側に行ってタクシー捕まえてる時間の方が掛かるちゅうねん。
かなり嫌な感じだったので、お釣りもきちんともらったわ。
↑いつもは急いでもらったお礼にお釣りの小銭を置いてくる。
間に合わせてもらって散々な言いようだのう。
ハハハ。
お陰で今日中に何とか家に帰れそうです。
ふふふ、明日からしばらく寝込みます。


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中村隼人丈の芸談の会に行って来たなり〜







昨日はハヤトナカムラの芸談の会に行って来ました。
芸談の会?トークショーでございます。
マリ造も誘ったんだけど、司会進行のカントの研究をしてる大学の先生が好きやないので付いて来てくれませんでした。
↑私も苦手だけど、ハヤトナカムラ見たさが勝った。(笑
いやね、もうびっくりするくらい男前やったで。
会場は30分前やと聞いてたんだけど、検索したら何やら早い時間から整理券が配られてみたい。
1時間弱前に行ったら、74番でした。
めっちゃ出遅れてるやん。
ええーっ、3時くらいには名古屋に来てたのになんやねん。
言うてくれたら、先に整理券もろてから用事を済ませてやん。
なんかモヤモヤするわ〜。
なんでそんなに早くに来てたかって?
御園座でチケットの戻りがないか窓口で確認して、山本屋さんで薄皮饅頭を買おうと思って早めに来たのよ。
が、どちらもどちらもGET出来ず。
↑山本屋さんは定休日やなかったのに閉まってたから、売り切れか?
チケットは発売日にしょうもない席しか残ってなくて、どうせ戻りが出るでしょうとたかを括って買わなかったんだよねー。
そしたら完売になって、戻りもなくて今現在なの。
やはり仁左衛門さんと玉三郎さん、すごいなぁ。
御園座、どこかに良席を絶対に余らせてると思ってんだけどねぇ。
もう出ないのかなぁ。
あ、トークショーね。
まず残念だったのが写真撮影はNGだったの。
カントのおばちゃんの司会は相変わらずのグタグタぶりだったけど、隼人さんが案外喋れるのにびっくりしたわ。
やりたいお役や仲の良い若手の役者の話、仁左衛門さんや吉右衛門さんの話をたっぷり聞かせてくれました。
なんだろ、めっちゃ素直でええ人なんやと思った。
名門にお家に生まれた訳やないからど真ん中は歩いてないと思うんだけど、変に曲がってないというか、おっとりしてるというか。
もっとガツガツした人かと思ってたから、意外だったな。
男前で性格がええってなぁ、世の中不公平やわ。(笑
ええ香りもしたし(ええ香りに弱い)、私があと30歳若かったら、ほんまに夢中になってたと思う。
ハハハ。
ちなみに会場は若いお嬢さんが7割くらいで、いつもの劇場とは客層が違いましたな。
1時間40分くらいでお開きになったんだけど、思ってた以上に楽しかったわ。
隼人さん、ありがとう。

と終わって車で帰ったんだけど、ちょうど最寄りのICを降りた時間がの宴会終了の時間だったの。
ついでだったから、そのままをpickupしに行ったら、同僚の先生と滋賀県大の先生もいらしたので纏めてpickupよ。
ウチで2時間ほどお茶をして、また先生方を送ったら!
日付が変わってしまいました。
ふぅ〜、長い一日だったなぁ。
つうか、ハヤトナカムラに浸る暇がなかったわ。


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さよなら国立劇場なり〜







今朝、「幸田町の玄好寺 が全焼」と連絡が入ったの。
副住職が亡くなって、軸はほぼ残ってないみたい。
このお寺には6月に調査に入ってたんだって。
記録が残ったのは不幸中の幸いか。
いやいや、そういう問題ちゃうよね。
しかし、命も含めて永遠に残るものなんてないんだなぁ。
副ご住職のご冥福をお祈りいたします。

さて、忘れないうちに国立劇場の「妹背山婦女庭訓 」第二部の記録を残しておきます。
9月の一部の吉野川は本当によかったんだよねー。
菊五郎さんがご出演なさるし、国立では最後になるとめっちゃ楽しみにしていました。
なんだろ、期待が大きすぎたのかなぁ。
いやいや、吉野川が良すぎたんだな。
序幕の道行は烏帽子折求女・梅枝さんに、毎夜橘姫・米吉さんが身分を隠して会いに来てるのね。
求女が橘姫と一緒にいるところを、恋人お三輪・菊之助さんに見つかって一悶着。
「人の男に何しとんねん」ってなもんよ。
つうか、明らかなドロドロ三角関係やで。
求女は橘姫の素性を知りたくて、姫の袖に苧環の赤い糸を結び付けて後を追う。
またお三輪も求女に苧環の白い糸を付いて後を追うんだけど、こちらは途中で切れてしまうんだな。
若くて美しい人達の色恋沙汰、いいねぇ。
おばちゃん、ニヤニヤしちゃったわ。(笑
席は最前列センター。
もうね、前に人の頭があるストレスを考えるとここしかちれない。
二幕目はコロっと場面が変わって蘇我入鹿・歌六さんの館。
漁師鱶七(金輪五郎)・芝翫さんが鎌足の代理として桃花酒と書状をやって来た。
何故か、そのまま捕虜として囚われる。
館に戻って来た橘姫、実は彼女は入鹿の妹だったのよ。
もちろん求女も糸に導かれて付いて来てんのね。
姫は「求女を藤原淡海だと知ってても恋心を抑えられなくて、素性を明かせなかった」と打ち明ける。
ここで求女がめっちゃ狡いの。
姫に「自分と結婚したければ、入鹿が宮中から奪った十握の宝剣を取り戻せ」と囁くのよ。
お前、ちょっと待てや。
お三輪はどうするねん。
2人女性共利用するだけするんかい!
お三輪は求女と姫が結婚すると聞いて、嫉妬と焦燥に駆られて御殿を徘徊してたら官女に見つかって苛められるの。
この場面はまぁまぁエゲツナイんだよなぁ。
イジメを受けて精魂尽き果てたお三輪なのに、内祝言の口上が耳に入ったら再び御殿に向かおうとする。
そこに鱶七に現れて、お三輪を切っちゃうの。
なんで?なんで?
「こうして命を捧げることが想い人の敵を倒す手立てになる」と。
おい!なんで自分を裏切った男のために死ななあかんねん。
入鹿は母が雌鹿の生き血を飲んで授かった魔人で、鹿の性質を備えてるねんて。
おい、おい!鹿とのハーフなんかい!?
いやいや、雌鹿やったら、おかんレズビアンなんかい?
頭が混乱するわ〜。
ま、とにかく魔人を倒すには、爪黒の雌鹿の血と嫉妬に狂った女の生き血を笛に注いで音を聞かせるといいらしい。
なんじゃそれ。
奇想天外過ぎやしやせんか?
笛に注ぐ生き血くらいなら、殺すまでせんでもその辺切るだけでええんちゃうん?
わからん、わからん。
内祝言の宴もたけなわ、姫の舞を入鹿が楽しんでいるところに矢が放たれた。
矢を放ったのは、入鹿の厳命によって息子を自害させてしまった大判事清澄・権十郎さん。
おお、ここで先月の大判事が出てくるわけね。
敵味方入り乱れてる騒動の中、姫が宝剣を手に取って大判事に投げ渡す。
しかし、姫が投げた宝剣は偽物。
姫は再び入鹿が帯刀してた本物の宝剣を奪おうとするけど、お兄さんに切られてしまうの。
入鹿無敵じゃん。
いやいや、こっちには血を吸ったキショい笛があるやん。
笛の音で宝剣は入鹿の手から離れて、龍の姿になって池へ入っていったのよ。
んでもって、姫が最期の力を振り絞って池に身を投げると、再び池から現れた龍が天高く舞い上がる。
この龍、また宝剣に姿を変えて、大判事の手へ。
何?何?鹿だの龍だの、展開が唐突過ぎる。
攻め込んで来た討伐軍相手に戦う入鹿の前に、鎌足・時蔵さんが采女の局・菊之助さん、淡海、大判事、金輪五郎を伴って現れる。
采女の局が八咫の鏡で入鹿を照らすと入鹿は力を失い、鎌足が持つ神通稀代の焼鎌で誅伐されてめでたしめでたし。
なんだろう、ストーリーの整合性とか求めちゃダメなのね。(笑
皆さんの所作の美しさを楽しむ演目なのかな。
一部の方が断然好きだったわ。
ただ最後の大団円、鎌足は上手から出て来て入鹿に鎌を当てるだけの動きなのよ。
それすらも菊五郎さんは出来なかったってことなのか?
国立劇場の最後の公演なんだよ。
1か月丸々休演って、そんなにお悪いのかなぁ。
何だか寂しかったよ。
この鏡獅子(六代目菊五郎)も見納め。
七代目菊五郎さんを観てから見納めたかったなぁ。
私が生きてるうちに建て替えられるのかのう。
とにかくさよなら国立劇場。


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歌舞伎座から国立演芸場へなり〜







この2週間ほどバタバタしてたんですけど、そういう時に限って図書館で予約してた本が回って来たりするんだよねー。(笑
自分が何ヶ月も待ったから、次の人にも早く回したいじゃない?
「木挽町あだ討ち」をさっさと読んで、散歩のついでに返して来ましたわ。
↑伏線を綺麗に回収しすぎて白けたな。歌舞伎やないわ。
ついでって!いつもより1kmも歩いてどうするねん。
もうね、朝起きるとあちこち痛いんだよねー。

さて、歌舞伎にどっぷり週間、記録を残しておきますかね。
昼の部の「天竺徳兵衛韓噺」「文七元結物語」を観ました。
天竺徳兵衛は別の話で観たことがあるし、他で大蝦蟇も観た気がするけど、このストーリーは記憶にない。
序幕はいつもの大事な刀を失くして、お家取り潰しかい?って話よ。
その命より大事な刀を恋人に横恋慕してる人に盗まれたって?
なんちゅう間抜けな話やねん。
と思ってたら!大詰めで「オイオイそんな壮大な話なんかい!」になりました。
前半と後半、まるで違う話でめっちゃ戸惑ったわ。
↑完全版が観たい。
南北先生、どうかしてますやん。
大詰めは刀を失くした兄ちゃんがいるお宅に、突然天竺を旅した茶髪天パーの兄ちゃんがやって来るの。
何で天竺を旅しただけのコテコテの兄ちゃんが茶髪の天パーなん?
つうか、気晴らしに兄ちゃんの天竺話を聞くんだけど、そんな素性の知れん人の話を聞こうと思う?
もう明日にはお家取り潰しになるかも何やで。
ほんでもって、匿ってくれてる味方やと思ってた人が明国再興を志して日本に来た人で、時節を窺ってるって?
ええーっ!?世界征服ですか。
何?何?天竺帰りの兄ちゃんは世界征服を狙うおっちゃんの生き別れの息子やて?
刀を盗まれた間抜けな兄ちゃんと恋人は、どさくさに紛れて駆け落ち?
んなん、最初から逃げてたらよかったじゃん。
最後、天竺帰りの兄ちゃんはおとっつあんから蝦蟇の妖術を授けてもらって、大蝦蟇に変身して大暴れで幕。
何やろ、よくわからんかったわ。(笑
刀を盗まれた将軍家の重臣・佐々木桂之介を巳之助さん、その恋人銀杏の前を新悟さん。
天竺帰りの兄ちゃんを松緑さん、おとっつあんを又五郎さん、おっかさんを高麗蔵さんが演られてました。
松緑さんが蝦蟇の着ぐるみに入ってたのにはびっくり。
もちろんすごい汗でした。
ただ中盤辺りが冗長で途中ちょっと退屈になるんだよね。
もう少しドキドキ出来てもいいはずなのになぁ、惜しい気がした。
席は最前列センター。
ほんまに最前列じゃなきゃ寝てたと思う。
次は文七元結物語」
寺島しのぶさんが歌舞伎座に立たれるというので話題になってます。
ジェンダーの問題ではなくて、お気の毒だけど、あまり声がよくないのね?
女性的な甲高い声なので、そこだけ浮いちゃうかな。
私がヤバいんじゃないかと思ってたのは、山田監督の方。
ビンゴだったわ。
娘が親のために自らを廓に売る話ね、ここをウエットにしてるのよ。
ちゃうねん、これはそういう話ちゃうやん。
そこをそうしちゃうと笑われへんねん。
なんでこんな野暮な演出したかなぁ。
トホホな感じ。

この日、夜は国立演芸場の「講談三夜」の二夜目へ。
伯山さんはインフルエンザで休演。
チケットは数分で完売だったし、入り口には「完売御礼」の看板があったのに結構空席がありました。
皆さん、現金ですなぁ。
私は頑張って最前列を取ったんだけど、最前列でさえ3席空いていました。
面白かったのになぁ、もったいないね。
松鯉先生は伯山さんほどインパクトはないけど、しみじみええ話をなさってたのよ。
出演者は旭堂一海、神田松鯉、旭堂南北、宝井琴梅、旭堂南湖、 神田紅。
講談協会・日本講談協会・なみはや講談協会 三派の会で、どうやら旭堂一門は関西の方らしかったの。
初めて聴いたけど、言葉も感覚もすっと入って来て、好きなタイプだったわ。
まぁ、それにしても度肝を抜かれたのは紅さんよ。
マリリンモンローの一生を語られてたんだけど、金髪に着物、黒の編みタイツを履いてみえた。
↑お見送りをなさってた。
なんだろ、めっちゃアバンギャルド。
私、講談と落語の違いがよくわからんと思ってたんだけど、彼女を見て漫談との違いもわからんと思ってしまった。
彼女は張り扇も使ってなかったしね。
引き込まれたし面白いと思ったけど、ジャンルはわからん。(笑
しかし、違う一門の講談を、しかも講談ばかりを聞く機会はないからめっちゃ楽しかった。
それぞれ本当に違うんだもん。
笑ったししみじみしたし、来てよかった、
お昼の歌舞伎が消化不良だったから、救われたわ〜。


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最後の国立劇場なり〜







新幹線の中です。
ホテルをチェックアウトしたあと、当分この辺りには来ることはないと思って「山本道子の店」でクッキーを買って、「おかめ」で栗のソフトクリームを食べましたよ。
↑山本道子の店、前に買ったシナモンクッキーが美味しかった。
ソフトクリームの中にも栗が入ってるのかと思ったけど、上からかけただけだったみたい。
この栗、わざわざ「手剥き」と書いてあったんだけど、手剥きと機械剥きと味の違いはあるんかなぁ。(笑
美味しい甘露煮だったけど、思わず突っ込みたくなった。
ハハハ。
いよいよ最後の国立劇場。
ちょっとおもしろいことがあったの。
二度目の幕間の時に何気なく隣りのおっちゃんの靴を見たらさぁ、 見覚えがあるのよ。
先週隣りに座ったおっちゃんもこのパトリックのスニーカー履いてたやん。
いやちょっと待て、トートバッグも見覚えがある。
隣りに座ったから顔はよく見てないけど、持ってるもんが先週のおっちゃん(私より若い)と同じやん。
鍛えているであろう体とセンスのいい服や持ち物、先週のおっちゃんやー!
こんなことあるねんなぁ。(笑
帰りがけに声を掛けました。
↑確かめたかっただけで、途中だと会話に困るから。(笑
「失礼ですけど、先週いらっしゃいませんでしたか?」
おっちゃん「先週はもう少し上手で、お隣りにいらっしゃいましたよね?」
気が付いとったんかい!
菊五郎さんが休演になって残念だったこと、臨時の劇場のことなんかを少しお喋りしてさよならしました。
「お茶でも」と誘われはしなかったわ。
ハハハ。
そうそう。
演目にちなんで劇場の中でちっちゃく奈良物産展が開催されてたの。
本葛が売ってたので思わず買っちゃった。
ウチ、とろみをつける時、片栗粉は使わず本葛を使ってるのよね。
180gで1200円だったけど、安かったのか高かったのか。
ま、記念ね。
2週続けての上京はさすがに疲れしまって、今日は国立劇場から直帰です。
喉が渇いたので千疋屋でオレンジジュースを一気飲みして、新幹線に乗り込みました。
たっかいジュースは氷が入ってないねんなぁ。(笑
こんな贅沢、しばらく出来ないね。
ホホホ。
ふぅ〜、何とか倒れず家に帰れそうです。
なかなかハードだったわ〜。
って!遊んでただけやーん。


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歌舞伎座から国立演芸場へなり〜







またここに来ています。
ふふふ、2週連続です。
なんで?
国立演芸場で「講談三夜」という会があって、3日に伯山さんが出演する予定だったの。
じゃ、それに絡めて歌舞伎座と国立劇場を回ろうと思ったのよねー。
で、蓋を開けてみたら、伯山さんがインフルエンザに罹って休演だって。
なんじゃそれ。
もっと間隔を開けられたじゃん。(笑
ま、代役は師匠の松鯉先生がだったし、ちー太郎さんと一緒に見る約束をしてたのでそれはそれで楽しみだったけどね。

今日のお昼は東京駅で買った海苔弁山登りで買って行きました。
夜は早目に食べるだろうと最初の幕間に食べたんだけど、20分しかなくてめっちゃかき込んだよ。
美味しかったけど、苦しかったわ。
夕飯は5時前に眞子さんが記者会見したホテルのラウンジで。
和風ハンバーグを食べた。
ハンバーグはどうってことないものだったんだけど、マッシュポテトとカポナータみたいなんは美味しかった。
味はとにかく通しで営業をしてくれているのは嬉しいね。
銀座からまた半蔵門まで歩いたから、カロリーはプラスマイナス0だと思う。
ちゃうちゃーう!
今、ちょっと小腹が空いて、ちー太郎さんにもらったかりんとうを食べようか迷ってたの。
友にLINEで相談したら、「私なら食べる」と。
じゃ、私も食べる。(笑
って!なんでそんなこと相談してんねーん!
ハハハ。


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妹背山婦女庭訓を観に行って来たなり〜







遊んで帰って来たのに、何だか疲れが取れなくてねぇ。
昨夜お腹が空いて(我慢した)る上に、興奮し過ぎていたのかよく眠れなかったの。
↑夕飯を食べたのが17時、家に戻ったのが23時過ぎ。
とりあえず溜まった洗濯をするためにいつもの時間に起きたけど、散歩もお休みして一日中ゴロゴロしとりました。
なんと言ってもこの暑さ、疲れを増幅させるよね。

さて、早速26日に観た「妹背山婦女庭訓」の記録を残しておきます。
暑かったんだけど、時間もあったので東京駅から歩きました。
絵みたいでしょ?(笑
9月も末なのに夏の風景よ。
気持ちよかったけど、大汗かきましたわ。
って!何やってんねん。
ハハハ。
さよなら国立劇場公演のニヶ月通し狂言「妹背山婦女庭訓」の第一部の千穐楽でした。
この建物も10月の公演で閉館だそうです。
美しいのになぁ。
まだ業者も決まってないし、建て替えは白紙なんだって。
だったら、建て替えじゃなくてこのまま改修すればいいじゃん、とか思うんだけど、配管が古くてダメなんだって。
↑タクシーに突っ込まれた割れたガラスを看板で隠してるんだって。
観たことない演目だったんだけど、配役も含めてそれほど興味があったわけじゃないのね。(笑
俳優祭で上京するから、ついでに観ようかなぁと思ってチケットを取ってたの。
うん?俳優祭の方が発売は後だったじゃん。
俳優祭のチケットは当然取れる前提だった。
取れてよかったねー。
ハハハ。
ブログ友・ぷぅさんと5時から夕飯を食べる予定だったので、開演前(12時開演)に東京駅で買ったおにぎりを食べました。
炙りたらことカリカリ梅じゃこ。
本当は3個くらいいけそうだったけど眠くなってもいけないしね。
席は最前列センター。
両花道だったから、2階とか後方の方が全体が見えてよかったとは思う。
が、疲れていたので後方だと寝てたかも。ホホホ。
太宰後室定高・時蔵さんと大判事清澄・松緑さんは、領地争いをしてて犬猿の仲なのね。
だけど、清澄の子久我之助・萬太郎さんと定高の娘雛鳥・梅枝さんは恋仲なのよ。
そう、ロミオとジュリエット。
ロマンチックな話やってんなぁ。
久我之助は帝の愛人采女の局・新悟さんに仕えているんだけど、権力を手に入れた曽我入鹿・坂東亀蔵さんから采女の局を逃がすの。
采女の局は鎌足の娘だから、身の危険を感じてたのね。
久我之助は采女の局が入水自殺したことにして匿ってるの。
蘇我入鹿は定高と清澄を呼びつけて、それぞれに命を出す。
定高には娘離島を自分の愛人に差し出せ、清澄には親子召し抱えてやると。
但し、息子については、采女の局の件で拷問して白状させる魂胆なのよ。
定高も清澄も、結果的にそれぞれ子供に酷な選択をさせる。
久我之助は采女の局のことは白状出来ないし、拷問を受けるくらいならと切腹をするの。
一方の離島も「入鹿の愛人になるくらいなら」とおかんが首をはねてしまうの。
もちろん娘もそれを望んでる。
しかし、おかん、簡単に娘の首をはねるんだけどさぁ、いくら切れ味のいい刀でも女性の力で無理だよねー。(笑
この場面は思わず突っ込んじゃった。
ハハハ。
定高と清澄の家は吉野川を挟んであるのよ。
舞台のセットも川を挟んで2つの家が並んでて、同時に2つの家で芝居が進行していって面白い趣向だったわ。
おかんは娘の首を赤い綺麗な布に包んでお雛様の道具と一緒に、嫁入りと清澄の家に流す。
清澄の方も切腹した息子の首を切って、流れた来た離島の首とを並べてこれで晴れて夫婦になったと。
死んでようやく一緒になれたのね。
いやいや、冷静に考えて、切り取られた首が2つ並んでるねんで。
うむむ、ロマンチックなのかグロいのか。
なんだろ、この芝居の主題は親心なんだろうなぁ。
親が子を思い、子の恋を全うさせてやろうと悲しい選択をする。
悲しい話だけど、ええ演目やったわ。
私は好きだったな。
千穐楽なのに空席も目立ってたけど、この1年で観た舞台でかなり上位に来るええ舞台だったよ。
松緑さんも時蔵さんもすごくよかったの。
最後、2人の親心が切なくてグッと来たもん。
もったいないよねー。
ただここのところのチケット代の値上げ、半端ないんだよな。
7,8年前は一等席でも確か1万円でお釣りが来た記憶なんだけど、今は14000円なのよ。
歌舞伎座に迫ってるじゃん、なんだよね。
世知辛いねぇ。
とはいえ、この劇場とはお別れ、また来月。


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俳優祭に行って来たなり〜







一昨日から東京に来ていました。
詳細はまた後日残しますが、今日は今回の最大の目的である「俳優祭」に行って来ました。
ケリーさんから台湾のお土産を頂く予定だったので、早めに国立劇場に行ったら!
既に列が出来ててびっくり。
開場まで30分以上あるんだよ。
指定席なんだよ、なんでこんなに並んでるの?
いやはや、プログラムを買うのも金券(文化祭かよ!)買うのも、行列行列で大変でした。
↑模擬店が始まってからゆっくり買えます。
もうね、あかん予感しかしない。
こう見えて、私もマリ造もヘタレな上にカッコつけなので(笑、グイグイ行けないんだよね。
模擬店でのミッションは、Tシャツを買う、それだけにしました。
ハハハ。
席は8列目の花外。
舞台もまぁまぁ近くて悪くなかった。
↑欲を言ったらキリがない。今回は取れただけでOK。
最近最前列で観ることが多かったので、裏側とは言え花道を堪能することが出来て楽しかった。
まずは菅原伝授の加茂堤と車引。
若手がが演ってたんだけど、梅王丸の鷹之資さんが断トツなの。
存在感もあってとってもよかったー。
いつか本公演で観たいね。

さぁ、お持ちかねの役者さん達が売り子になる模擬店です。
彦三郎さんが注意事項を説明している時に飛び出してる方もいて、ちょっと引いてしまった。
ハイ、まずはTシャツね。
一階は團十郎さんのグループが売ってました。
團十郎さんの列はめっちゃ並んでたので、私は九團次さんから買いました。
マリ造が錦之助さんからビールを買って、座りながら周りの様子を見てました。
いやいや、座ってる場合やないで。(笑
芝翫さんが手持ち無沙汰になさってたので、写真を撮ってもらいました。
本当に誰もいなかったんだよぉぉぉ。
2階に上がったら右團次さんと右近さんがいらして、廣松さんからお水を買いました。
廣松さんは本当に男前で素敵だったー!
眞秀君から大福を二つ買って、門之助さんのところでサンドウイッチを買おうとしたら売り切れ。
お腹空いたのに、食料を手に入れられない我ら。
何やってんねん。
そこでこれまためっちゃ暇になさってた亀鶴さんから水を買って、写真を撮ってもらいました。
亀鶴さん、ノリのいいええ人でした。
いやいや、食料を仕入れなあかんがな。
いやいやいや、こののんびりした感じがええんやんか。
人間国宝が売ってる焼きそばコーナーなんて、人の多さで尻込みしちゃって近づきもしない。
何しに行ってんねーん!
猿弥さんを遠巻きに見たり...
「宇佐美ですマスク」をしてみえた。
お客さんとも気軽にお喋りをなさってたみたいで、イメージ通りの方でしたね。
なんだろう、お腹は空くし、人人人でもう疲れてしまってねー。
私、役者さんは舞台で見るだけででいいみたい。(笑
金券が余っていたので、獅童さんと錦之助さんの飲み物売店へ。
獅童さんは1人1人丁寧に接客なさっていましたよ。
私なら「ババア、馴れ馴れしくすんな」と思う感じのおばあちゃんのウザ絡みにも笑顔で対応なさってた。
錦之助さんからビールセット(2本)とモナカアイスを買って、持ってた金券を使い切りました。
なんでこんなに重いものを買ったんだ?
さよなら国立劇場のクラフトビールって、あんた、飲めないのに!?
ハハハ。
そうこうしてたら模擬店終了5分前のベル。
大福とモナカアイス半分(マリ造と半分こ)しか食べてないよ。
席に戻ろうとしたら、歌之助さんが楽屋に戻る途中なのか、普通に立ってらしたの。
写真を撮らせてもらいました。
誰もいなかったのに焦って撮ってボケてる。(笑
これで我らの模擬店は終了。
もっと上手く回れてたらもっともっと役者さん達と触れ合えてたかもだけど、我らはこれが精一杯でした。
ほんまあかんタレです。
次回行けることがあったとしても、たぶん同じことをしてしまいそう。
ハハハ。

二幕目は菊之助さん監修の国立劇場の思い出を映像で振り返るで、これもなかなか面白かったね。
三幕目は幸四郎さん脚本の「戯場八景名残隼」
落語の「地獄八景亡者戯」をベースにした文化祭のノリのゆるいゆるいお芝居ね。
↑私は枝雀さんの地獄八景亡者戯が大好物。
ただ水滸伝の衣装で澤瀉屋の方々が揃って出て来た時には、幸四郎さんの意図を感じてウルッと来たわ。
澤瀉屋はどんなことがあっても続いていく、そういうメッセージだと思う。
まぁ、終始笑って楽しい演目でした。
いろいろ反省することもあるけど、お祭りに参加出来て楽しかった。


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牡丹灯籠を観に行ったなり〜







もう9月なんやねぇ。
今年も3分の2は過ぎたってことかー。
早いなぁ。
日曜に京都に行って、もう1週間よ。
何してたかなぁ、私。
忘れないうちに記録だけ残しておきます。
旗本の娘お露・玉朗は浪人萩原新三郎・喜多村緑郎さんに恋して、あまりに恋焦がれて焦がれ死にしちゃうのね。
「んなことあるかーい!」なんだけど、とにかくお露はあっさり死んじゃうの。
乳母のお米・上村吉弥さんもお露の後を追って死んじゃったんだけど、夜な夜なお露と一緒に新三郎のところに現れるのよ。
もちろん幽霊になってね。
新三郎は家中にお札を貼って、お露とお米を家に入って来ないようにしてたの。
それなのに新三郎の下男の伴蔵・愛之助さんとその女房お峰・玉三郎さんは、幽霊と100両で取り引きしてお札を剥がしちゃう。
その結果、新三郎はお露に憑り殺されちゃう。
まぁ、これはこれで幸せだったのかもね。
玉三郎版牡丹灯籠は、下男夫婦が主役なのよ。
夫婦は幽霊からもらった100両を元手に、野州栗原で金物屋を始めて成功してるの。
伴蔵は酌婦お国・河合雪之丞さんに入れ揚げて、お峰と別れて一緒になりたいと言う。
うん?お国?
確か、お国は新三郎に焦がれ死にしたお露の家に奉公していた女だったよね?
↑BSの牡丹灯籠ではお国が主役だった。
ヤバい女だったはず。
と思ったけど、ただキレイな人扱いで因縁はそれ以上広がらなかったわ。
しかし、あぶく銭で暮らしは良くなったけど、は女遊びに走り夫婦仲は悪くなっちゃった。
本当にこれでよかったのかと、お峰は思い悩む。
そこに江戸で仲良くしてたお六・歌女之丞さんが夫を亡くしたと訪ねて来て、雇って欲しいという。
お峰は伴蔵に「お六を雇ってもいいか」と聞くと、伴蔵は「反対だ」と言う、
昔を思い出させて気分が悪いらしい。
そこで夫婦喧嘩が始まり、「出て行け」「手切れ金をよこせ」と揉めているうちに伴蔵はお峰を殺めてしまう。
あああぁぁぁ、こんなはずじゃなかったのに。
とまぁ、愚か者達の話ですな。
なんだけど、玉三郎さんと愛之助さんの丁々発止のやり取りは、本当に可笑しかったのよ。
幽霊との取り引きの場面はドッと笑いが起こってた。
最後は悲劇だけど、楽しい舞台だったわ。
玉三郎さんは大きい劇場で1ヶ月公演をフェイドアウトしていくらしいけど、確かに体力的にキツイんだろうなと。
前から滑舌がいい方じゃなかったけど、今はより舌が回らない感じ。
今回はやり手ババア感が出てそれもよかったけど、これからはいろいろ厳しくなってなっていくんだろうな。
京都は暑いから迷ったけど、観に行ってよかったよ。
席はセンターブロックの最前列。
視界はよかったんだけど、隣りのおばちゃんのTシャツの生乾き臭がキツくてねぇ。
めっちゃ辛かったー。


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京都に行って来たなり〜







今日はここに行っていました。
たぶん最後になるであろうと玉三郎さんの牡丹灯籠を観にね。
結局、円朝の落語の書き起こしを新幹線の中で読んで行った。
準備万端じゃん。
そんなに楽しみやったんかーい!
ハハハ。
お昼前に京都に着いてまず高島屋でお菓子を買ったんだけど、そこでクレジットカードを忘れて来たことに気付く。
↑財布が重かったので、東京行き用のがま口に移し替えた。
ひぇぇぇ〜、キャッシュカードも持ってないし、現金、8000円くらいしか持ってへんで。
おまけにpaypayの残高も2000円を切ってるで。(笑
お昼も食べなきゃだし、筋書きも買わなきゃいけないし、夕飯用に551の焼売を買って帰る約束なんだよぉぉ。
どうしよう。
知らずにSuicaも2000円チャージしてしまったし、お菓子を買ってしまったので残り3000円ほどじゃん。
めっちゃ焦るわ〜。
よくよく財布の中を見たら、この間東京に行ったときに入れっぱなしにしてた1万円が入ってた。
なんとかなるー!
過去の私グッドジョブ。
こういうとき、いい加減さが身を助けるよね。
安心してお昼を食べられます。
何度も前を通りながら入ったことがなかった「菊水」に入ってみた。
1階のカフェはカジュアルなお店みたい。
グラタンと悩んで、シーフードクリームコロッケ定食を頼んだ。
エアコンがあまり効いていなかったのよ。
グラタンを食べて、汗でドロドロの顔になるのが嫌だったの。(笑
味?フツー。
デザートとコーヒーが付いて税抜き1800円。
四条河原町、南座の前でこの価格、お値打ちじゃないですかね。
前の蕎麦屋は一杯2000円を超えるから、それに比べたら...
言うな、言うな。
お店はお昼時で混んでたし、エアコンも効いてなかったので長居は出来ない。
開場は1時半だからあと1時間ほど。
暑くてどこにも行けそうにない。
南座の虎屋ならギリギリいられると思って、移動したのよ。
煎茶(880円!)を頼んで筋書きを読んで過ごそうと思ったのに、ここは菊水とは反対でエアコンが効きすぎている。
サブっ。
おまけにここも満席で待ってる人達が数組。
落ち着かない。
20分ほどでギブアップ。
幸い、南座さんが早目に開場してくれたお陰で、外で待たずに入場出来たー!
殺人的な暑さだもん、待たせて倒れられたら困るよね。
お芝居は思いの外面白くて、期待以上でした。
「ええもん観たー」と京都駅行きのバスに乗ったら、席が空いてて座れたのよ。
ラッキー!
楽ちんで京都駅に戻れるとめっちゃ嬉しかったの。
ああ、それなのに、子供をおぶったお母さんが横に立ったのよ。
お母さん、たぶん40代で子供は3歳はいってる。
おまけにおんぶ紐もなく子供を背中に乗せて手で支えてて、前にはでっかいリュックを抱えてる。
あかんやん、コレ、私が立たなあかんヤツやん。
隣の席は私より30歳は若そうなんだけどなぁ。(笑
疲れてて立って行くのも辛いけど、「シンドそうやな」と見てる方がもっと辛いよな。
ハイ、立ちましたよ。
お母さんのリュックを持って座る補助もしました。
もちろん降りる時もよ。
「子供を前に抱く」と言うので、リュックを背負わせてあげました。
私、なんかええことあるかなぁ。(笑
うん?見返りを期待する人にはない?
この程度じゃあかんかー。
ハハハ。


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納涼歌舞伎に観に行って来ましたなり〜







東京から戻って観劇の記録を残そうと思いつつ、1週間以上経ってしまいました。
先週は高山に行ったりと忙しかったんだよね。
どこまで覚えてるかなぁ。(笑
今日こそはやります。
と、まずは筋書きを読み返そうと思ったんだけど、買ったはずの筋書きが見つからなくてー。
英泉の涼しげな滝の絵の表紙...ほぼ青で構成されたような表紙...
エアコンの効いてない自分の部屋で、汗だくになりながら15分ほど格闘したの。
でも、どれだけ探してもないの。
昨日資源ごみと一緒に捨てちゃった?
んなわけないだろうけど、ないものはしょうがない。
諦めてリビングに戻って、もしかして?とテーブルの上を見たら...
あったー!
片付けたと思い込んでたんだけど、リビングのテーブルの上に置きっぱなしだったよ。
こんなわかりやすい、しかも毎日見てたはずなのに。
あー、ボケてるわ。
まず一部の 「裸道中」「大江山酒呑童子」
裸道中は獅童さん・勝五郎は博打ですって身の回りの物を売り尽くして、七之助さん・みきの着物まで売ろうとしてるアカンタレ。
そんな2人の家に彌十郎さん・清水次郎長一行がやって来る。
勝五郎は10年前に兄弟分の久六と共に、次郎長にお世話になってその恩義を感じてるの。
食べる物にも困ってるのに、勝五郎はみきに命じてお酒を用意させたりするクズなのよ。
甲斐性もないのに、変なところで見栄を張ったりするのよね。
次郎長は勝五郎宅の事情を察して、「お腹も一杯、布団も無用」と皆んなにも促して寝ることにする。
一行が寝ている隙に、みきにどうやって酒を調達して来たか聞く勝五郎。
みきは知り合いの大工と植木屋に鋸と鍬を借りて、それを質に入れて金に替えたと答える。
あかんやーん!
勝五郎はアホやから、「それはええ方法や」次郎長一行の着物を質に入れお金に替えて、それを元手に博打を打って一山当てようとする。
結果は想像通り、当然失敗するよね。
結局博打で負けて、お金も次郎長一行の着物もなくなってしまった。
「死んでお詫びする」と言う勝五郎。
「死んでも何にもならん。私が身を売るからそのお金で次郎長達の着物を買い戻せ」と言うみき。
あー、こうやって甘やかすから、アカンタレはアカンタレなままなんやで。
そこへ次郎長が現れて、「みきが身売りして取り戻した着物をのうのうと着るわけにいかん」と。
それはそうやでなぁ。
なんか気が咎めるよね。
いや、それよりさぁ、次郎長さん、「これでお酒を」とか「これ、使い」とかちょっと包んだりせえへんもんか?
あの人達もお金に困ってたんかなぁ。
「生まれた時はみんな裸や」言うて、一行は旅立つ。
見送るところへ現れたのは、次郎長から受けた恩義を忘れた久六。
勝五郎が質に入れた着物を持って、お尋ね者の次郎長を捕まえに来たの。
何故か勝五郎とみきで追い払って(笑、瓢箪から駒?着物まで取り戻すことが出来た。
早速着物を届けようとする勝五郎とみき、で幕。
席は下手側の最前列。
獅童さんがほとんど裸で、ほんまに目のやり場に困ったよ。
ただこのコテコテの人情噺、獅童さんのニンでしたな。
次の幕は「大江山酒呑童子」
扇雀さん・源頼光が幸四郎さん・平井保昌、巳之助さん・渡辺綱、橋之助さん・酒田君時、虎之介さん・碓井貞光を従え鬼退治へ。
勘九郎さん・酒呑童子にお酒を飲ませて通力を失ったところで退治する、と極めて単純なストーリー。
つうか、卑怯よね。
正々堂々やろうよ。(笑
ストーリーより様式、舞踊劇だもん。
とにかく勘九郎さんの踊りがいいのよ。
力強くて軽やかで、いつまでも見ていられる気がする。
彼の踊り、大好き。

三部は「新・水滸伝」
あの水滸伝とは全然違うよ。(笑
何だろ、めっちゃわかりやすいストーリーだったよ。
簡単に言うと、ならず者が集まってそれぞれの正義や愛を守り、ほんまに悪いやつを倒す。
愛と友情、希望、夢、澤瀉屋さんが大好きなテーマで少し安心した。
美しい衣装、派手な立ち回り、妙に生々しい恋愛、ちょいとくっさいメッセージ。
続いていく
こそばゆくなりながらも、猿弥さんと笑也さんのラブシーンを見てました。
やっぱりええなぁ、澤瀉エンターテイメント。
面白いなぁ。
席はセンターブロック2列目でした。
隼人さんも林冲、向いてたと思う。
明治座の時は少しがっかりしたんだけど、今回は宙乗りも格好よかったわ〜。
あと、壱太郎さん、いいねぇ。
ここ数ヶ月の経験が大きいのかな、とてもリアルな芝居をしてた。
最後の最後で幸四郎さんが登場して一気に華やかになったけど、あそこいるかなー。(笑
↑南座では登場しないみたい。
あの登場がなかったら、私のダッシュは2回減らせてたわ。
思った以上に面白かったから、南座に行くかめっちゃ悩む。
ただ、やっぱり納涼歌舞伎に弥次喜多がかからないのは寂しいね。
バカバカしいものを見て大笑いしたかったな。
↑イベントで皆さんが持っていた団扇が2階に飾ってありました。
私はこれからも楽しいものが観たい。


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友と喋り倒して、ついでに観劇なり〜







また新幹線の中です。
じゃんぼおかんとのホテル遊びも兼ねて昨日から上京しておりました。
昨日のお昼はずっと食べたくて仕方なかった博多の水炊きに付き合ってもらっちゃった。
初めて食べたよ。
美味しいもんやなぁ。
私、お肉の内蔵って、あまり得意じゃないんだけど、レバーがめちゃくちゃ美味しかったわ。
しかし、銀座は暑い。
なんやろアスファルトやコンクリートの照り返しって、半端ない温度になるねんね。
歩いてるだけでも危険な温度やで。
と言うわけで、お昼を食べてから三越で夕飯を仕入れて、ホテルにチェックインしたらもう一歩も外に出ずよ。
どうでもええお喋りをして、風呂入って、ゴロゴロしてお喋りして。
それ、わざわざ銀座でやらんでも、よ。
夕飯も三越で買うもん決まってるねん。
お肉のお寿司と3色寿司はマストね、美濃吉やったかの椎茸しんじょうもいるわね。
今回は生鮮品売り場の魚屋でたんとスモークサーモンを仕入れて、コンビニのカット野菜の上に乗せました。
だって、デパ地下のサラダって、めっちゃ高くないですか?
なんか、アレ、買えないんだよねー。
他にも一杯無駄遣いしてるのに、妙なところで渋ちんになる。
ホホホ。
我らも焼きが回って、昨夜はお腹一杯過ぎてデザートは食べられなかったのよ。
なので、デザートは朝一でいただきました。
千疋屋の桃のゼリーやったかな。
これはもう安定の美味しさよね。
このゼリーのお陰やったんかな、熱中症にもならずに歌舞伎座のイベントに参加出来ました。
9時45分からだったのを、30分ほど炎天下で待って撮れた写真がこれよ。
どんだけポンコツなんだって。
あとから様子を見に来てくれたじゃんぼおかんの写真がコレ。
真横からなのにちゃんと撮れてるやん。
何気に悔しいやんね。
私、地面に汗が落ちるくらい汗かいてたんやで。
我ながら何をやってんだかだよ。(笑
ハハハ。
11時から一部を観て、幕間のお弁当はなだ万の夏のお弁当。
どうってことない見た目でこの値段?と一瞬思ったんだけど、さすがにちゃんとしてた。
当たり前やけど間違いないね。
うん、美味しかった。
一部観劇終わりにブログ友・かりっとさん「観音山フルーツパーラー」で待ち合わせて桃パフェを食べました。
桃、どんだけ好きやねん。(笑
大好きです。
ここの桃もええ感じに熟れてて、私の好みの甘さ柔らかさでした。
ちょうど行ったときには空いてて、待たなかったのもありがたかったわ。
千疋屋で十何組目とか言う呟きを見てたので、「あの炎天下で!?」とめっちゃビビってたんだー。
ふふふ、徳があったんかなぁ。
ちゃちゃーとパフェを食べて、三越の銀座テラスに移動。
人の迷惑になり辛くて長居が出来るところとして、いつも重宝させてもろてます。
かりっとさんにコーヒーをご馳走になって、ここでも喋り倒しましたわ。
1週間、誰とも喋らんでもええくらい。(笑
夕方、また歌舞伎座に戻って3部を観劇。
幕間のご飯はダロワイヨのサンドイッチ。
何やろ、ちょっとやり過ぎてる?
お腹空いてるし、不味くもないのに入っていかない。
さすがに疲れたわな。(笑
幕が下りると同時に飛び出てタクシーを飛ばしてもらって、のぞみの最終に何とか乗れた。
あとは名古屋で3分の乗り換えが出来るかどうか。
↑新幹線と東海道線は一番端と端なんだよぉ〜。
今日何回目かのダッシュよ。
吐きそうや。(笑
ふぅ〜、乗れたよ。
何とか本日中に帰れそう。
明日はきっと寝込むね。


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刀剣乱舞歌舞伎を観て来たなり〜







今日は元気です。
それほど疲れも残ってないのよね。
やはり観劇は1日1本ですな。
忘れないうちに昨日の記録を残しておきます。
私、本当に何も知らなくて「名刀を擬人化したヒーローもん?」と思ってたんです。
まぁ、そんなに遠くないみたい。
未だによくわかってないんかい!
ハハ。
所謂ゴレンジャーを「刀剣男士」言うて、ゲームのプレイヤー及び観客を「審神者(さにわ)」と言うらしいです。
新作に使われる幕に、何やらそこら辺のことが書かれてました。
刀剣男士は、三日月宗近・松也さん、小烏丸・雪之丞さん、髭切・莟玉さん、膝丸・吉太朗さん、同田貫正国・鷹之資さん、小狐丸・右近さん。
ヒーロー達は、日本の歴史を変えようとする「時間遡行軍」と戦って歴史を守ると。
時間遡行軍の人達はこんな人達。
↑カーテンコールで撮った写真をアニメーションにしてみました。
ワイヤーアクションもあってね、ビヨーンと私の頭上を飛んで行って「ひぇぇぇ」となったわ。(笑
やはり外部のアクションチームは、見応えがあります。
ストーリーは極めて歌舞伎的。
雲居姫に化けた嫗(蔦之助さん)と祈祷師・果心居士に化けた翁(國矢さん)は、将軍が義輝(右近さん)に取り入ってやがて操るようになる。
雲居姫と果心居士は時間遡行軍と結託して、松永弾正(梅玉さん)を殺して歴史を変えようとするんだな。
ここで私ったら、果心居士(カシンコジ)が「カチンコチン」に聞こえて、どうしても引っ掛かってしまってたの。
カチンコチン、カチンコチン、セリフが入って来ない。(笑
弾正息子・久直(鷹之資さん)が歴史を変えてはならんと、父・弾正に「義輝を亡き者にせよ」と訴える。
「主君を殺すことは出来ん」と言う弾正に命を賭けて訴える。
息子、なんで腹切らなあかんねん。
「マジやで」と伝える方法は他にもあったやろ。
極めて歌舞伎的やな。
刀剣男士が義輝を殺して歴史が変えられずに済んだ、めでたし、めでたしで幕と。
席は最前列でした。
足元はちょっと見切れるけど、カーテンコールでの撮影は人の頭が入らないからストレスがないのはいいねー。
言うても、ロクな写真は撮れてなかったんだけどね。
ほんま、「撮影してもええで〜」と言われて、あれだけテンションが上がったのにこの様よ。
目に焼き付けた方がよかったんちゃうか。(笑
笑っちゃうのが、SNSで流れてる写真も大したことないんだよね。
皆さん大した写真は撮れないんだから、カーテンコールの撮影可いうのは宣伝で考えるとコストパフォーマンスがええな。
↑売れるような写真はほとんどない。
下手っぴな写真からテンションの高さや楽しさが伝わるから、観てみたいと思うよね。
プロより素人の方が伝わる。
口コミにはビジュアルは大事よね。
刀剣乱舞が歌舞伎と親和性があるのはわかったし、どこにも破綻はなかったよ。
欲を言えば、もう少し刀剣男士、ヒーローが活躍する場面が欲しいところ。
最後、義輝右近さんが切られる立ち回り場面は碇知盛だったし、冒頭は小鍛治だった。
ところどころ古典盛り込んでたわ。
その辺はとても意識なさってたのね。
あ、音楽と大道具はめっちゃよかったー!
ただ、なんだろ、新しさはない。
良くも悪くも普通に歌舞伎。
ちょうど鬼滅の刃が彼に代わる出演・演出が出来る人がいないから中止になるだろう、というニュース。
複雑な気持ちになったよ。
この題材を彼ならどう料理してたかな、と考えちゃった。
彼のワクワクする舞台、観たかったなぁ。


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