カウンターサービスが終了してしまいました。

何か違う企画でうき特製のお菓子をお送りします♪



顔見世に行って来たなり〜







今日は久しぶりに散歩に行って来ました。
寒くて外に出るのは嫌だったけど、歩き始めたらええ気晴らしになったわ。
ねぇやんは緊急用じゃない個室に移って、ほぼ心配はないのね。
ただ私はあの事故がトリガーになったようで、ザワザワが止まらなくなってしまってねぇ。
ちょっと困ってる。
気持ちを上手く切り替えなきゃね。
ふぅ〜。

先週、南座に行った話でも思い出しますかね。
夜の部だけ観る予定だったので、お昼頃に京都に着くように出ました。
まずは腹ごしらえ。
どこも混んでるので、伊勢丹の地下の「やま六」のイートインで銀だら定食を食べました。
だし巻き玉子、きのこといくらのマリネ、鰤の南蛮漬け、きゅうりとエノキと昆布のお浸し(みたいなもんだったかなぁ)と赤だし。
1人で食べるにはちょうどいい雰囲気のお店で、待たずに食べられました。
銀だらの西京漬も好みの味だったし、期待してなかった鰤の南蛮漬けがすこぶる美味しかった。
今度、また1人で来ることがあったら寄ろうと思う。
歩いて高島屋まで行って買い物をして、少し時間があったので八坂さんにも行って来た。
ねぇやんの回復を祈って、徳を積むために外国人カッポーに声を掛けて写真を撮ってやりまくった。(笑
何ポイントか溜まったと思う。
溜まらへん、溜まらへん。
ハハハ。
四条大橋のところにあると知っていたけど、初めて阿国の写真も撮ったよ。
軽ーく観光した感じになったかな。
迷いながら、こんなときにもやって来た顔見世。
↑チケットが高額で買うときにもめっちゃ悩んだ。
竹馬もありましたよ
あー、これを見ると「顔見世に来た〜」と思うね。
愛之助さんのは片付けられてたのか、見当たらなかったわ。
演目は「元禄忠臣蔵」「色彩間苅豆」「曽我綉俠御所染」「越後獅子」の4演目。
元禄忠臣蔵は最後の一日の話で、討ち入りの詳細を仙石伯耆守に報告するんだけどさぁ。
大石内蔵助の仁左衛門さんのセリフがものすごいセリフ量なのよ。
80歳超えてあれがスラスラ出てくるって!?
どんな脳をしてるんだろ。
大石主税を鷹之資さんがやってて、これまたいいのよ。
最後は親子の情愛にもらい泣きしちゃった。
仙石伯耆守の梅玉さんも穏やかで、それでいて威厳があって見事な配役だったと思う。
笑三郎さんが珍しく立役をやってみえて、意外に良くてびっくりした。
立役でもお美しかったよ。
いやー、しみじみええ演目で、好きだわ。
もうこれだけ観て帰ってもいいとさえ思った。
セコイから最後まで観たけど。
席は最前列だったから、空けるわけにいかないしね。(笑
次は「かさね」
愛之助さんの休演で萬太郎さんが与右衛門をやっていたの。
かさねは萬寿さん。
なんだろう、萬太郎さんが気の毒だった。
色悪をやる人じゃないし、全然ニンじゃない。
以前、幸四郎さんと猿之助さんで観たことがあって、私の中では2人がベストなのよ。
萬太郎さんを観てるのがちょっと辛かったな。
仁左衛門さんは無理でも隼人さんはダメだったのかなぁ。
いやいや、隼人さんは次の「曽我綉俠御所染」の主役じゃん。
この曽我綉俠御所染というのが、鞘当てと伊勢音頭?封印切り?を合わせたようなまぁまぁ胸糞の悪い話だったわ。
仁左衛門さんの監修らしいんだけど、隼人さんは仁左衛門さんをまんま写したみたいでした。
お弁当は、顔見世の時に食べる和久傳の鯛ちらし。
野菜の炊いたんも本当に美味しかった。
もうこれは間違いないわ。
ちょっと贅沢だけど、止められない。
最後の演目は越後獅子。
鴈治郎さんと鷹之資さんと萬太郎さんだったんだけど、鴈治郎さん若い人と同じように踊ってみえた。
あの体でびっくりしちゃう。
一歯下駄で軽やかにタップダンスを踊るのよ。
心臓発作を起こさないか心配しちゃった。
ハハハ。
最後は新体操のリボンのように布を波に見立てて、美しく幻想的に幕が下りた。
めっちゃ楽しい気持ちになって、やっぱり無理してでも行ってよかった〜。
一生忘れない顔見世になったと思う。


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観劇のハシゴをして来たなり〜







また新幹線の中です。
昨日は歌舞伎座で一部と三部観て、今日は新橋演舞場で「朧の森に棲む鬼」を観て来ました。
昨日の一部の「あらしのよるに」の劇中で、國矢改め精四郎さん襲名披露口上に泣いた〜。
ええスピーチだったのよ。
また獅童さんが劇中感極まってセリフが詰まるところがあったんだけど、そこにももらい泣きよ。
↑勘三郎さんの命日で彼の言葉とシンクロするセリフだった。
つい「自分、どうかしてる」と突っ込んじゃった。
こんなに感動するとは思っていなかったので、びっくりしたよ。
三部は三部で、「天守物語」はとんでもな演目でびっくり。
初めて観たんだけど、奇想天外なストーリーだったのよ。
50歳差カッポーのまぁ美しいこと!
とんでもな話だったけど、嫌いじゃなかった。(笑
むしろ好きでした。
そして、今日。
新橋演舞場は満員御礼でした。
幸四郎さんのサイコパスぶりもサイコーだったし、染五郎さんも素敵でした。
いつの間にかあんな美しい殺陣が出来るようになってたのね?
思わず「染五郎さんやるじゃん!」と声に出しそうになったよ。
金太郎時代から知ってるおばちゃんは感慨深かったわ。
右近さんはめっちゃ美味しい役だったー。
面白かったなぁ。
休憩を挟んで4時間、あっという間だった。
時間があれば、幸四郎ライでもう1回観たいくらい。
しかし、今回は奮発して3回観てどれも外れがなくて、本当にええもん観たって感じ。
詳細はまた後日にしますが、充実して2日間でした。


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中村隼人丈を見に行ったなり〜







今日はマリ造と巡業を観に豊橋の芸術劇場まで行って来ました。
いや、中村隼人さんを観に。(笑
「良席が取れたら行こう」言うてたんですけど、思いがけず最前列センターが取れたのよ。
張り切って行って来た〜!
なんと!ご挨拶では撮影可能だったの。
しかも前半は舞台を降りてのご挨拶で、私たちの50cm先に隼人さんがいらしたのよぉぉ。
おばちゃん、めっちゃ照れたわ。
おばちゃんなんか見てない、見てない!
言うて、へっぽこカメラマンのわしら、致命的に才能もセンスもないのよね。
今日はマリ造の方が上手く撮れてたけど、近い近い。
近すぎてピントが合い辛かったの。
まぁ、言い訳ですけど。(笑
ハハハ。
演目は「引窓」「身替座禅」
「引窓」は笑う話じゃないのに、どうやらマリ造の笑いのツボを大いに刺激したようでねぇ。
オカンが長五郎のホクロを「死んだおとんの形見をよう取らん。忍びない」言うて、嫁にカミソリを渡すシーンでずっと笑ってた。
わかるよ、「自分が怖くて出来んのに、何を嫁にさせようとしとんねん」と思ったんでしょ?
わかるけど、笑い過ぎやって。(笑
しかもそのあと、例の与兵衛が投げたおひねりでホクロが取れるシーンよ。
止まらんようになってた。
引窓は喜劇じゃありませんって。
でも、皆んな笑ってた。
一斉に心の中で突っ込んでたと思う。
ハハハ。
そして、いくら前髪を落としてホクロを取っても、でっかい体なんやからすぐに長五郎ってバレるって。
しかも、殺したのは1人や2人やなくて4人って!?
同情の余地なんかあらへんで。
と毎回お約束の突っ込み。
おかんの心情に思いを馳せて泣いて、でもあのシーン笑って(笑っちゃいけない)と忙しかった人も多いんじゃないかな。
ハイ、わたくしもつい笑ってしまう無粋者です。
二幕目の「身替座禅」は玉の井を錦之助さんが演ってみえたのよ。
イケおぢが玉の井?
「化粧一つで醜女になるものねー」と思ってたんだけど、やっぱり鴈治郎はんの玉の井を見てしまうとね。
今、鴈治郎はん玉の井に勝てる人はいないんじゃないかな。(笑
隼人右京はひたすら可愛かったわ。
きっと仁左衛門さんに教えてもらったのね。
セリフの間とか表情の作り方がめっちゃ仁左衛門っぽかった。
近いうちに、右京と言えば隼人みたいになるんでしょうね。
そのうち吉田屋の伊左衛門とかも演っちゃったりするのかなぁ
色男、楽しみだな。
それにしても着実に世代交代が行われてるのね。
数年前には危なっかしいく見てた若手が、今、立派に座頭を務めてるのよ。
こうやって役者の成長をじっくり見られるのも歌舞伎のいいところ。
演目もよかったし舞台も低くてめっちゃ見やすかったし、豊橋まで行ってよかったわ〜。

終わって、マリ造「お茶でもしとこ」言うて、豊橋では有名なケーキ屋「マッターホーン」に行ったのよ。
私達の前に1組待ってて、その人が案内されて「次だ!」と思ったところに電話が鳴った。
ママから「もうすぐハイウエイオアシスに着く」と。
もうすぐって!?
実は今晩ウチに泊まることになってて、夕方ハイウエイオアシスでピックアップする予定だったのよ。
今、3時20分だよ。
どこが夕方なの?
あなたの地方では夕方なの?
「慌てなくてもいいよ」ってさぁ、だったら、夕方まで連絡しないでくれる?(笑
お茶はキャンセルして、大急ぎでこちらに戻って来ましたよ。
ママをピックアップして、10kg以上あるリンゴの箱を運んで腕と腰が死んだ。
いつまで振り回されるんだ?私。
やれやれ。


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錦秋十月大歌舞伎を観に行ったなり〜







今月は2日に分けて歌舞伎を観てきました。
まずは夜の部。
演目は「婦系図」「源氏物語」
婦系図は新派の作品で仁左衛門さんと玉三郎さん、源氏物語は六条御息所が玉三郎さんで光源氏が染五郎さんだったのよ。
まぁ、これは客が入りますよね。
珍しく早い時期に売り切れになってましたわ。
私の席はセンターの最前列。
婦系図はねぇ、なんだろ、やっぱり時代に合わないよね。
仁左衛門さん・早瀬主税は玉三郎さん・元芸者のお蔦と同棲してるんだけど、彌十郎さん・師匠に内緒にしてるの。
それが師匠にバレて、「自分と女とどちらを選ぶ?」と迫られて師匠を選んじゃう。
掏摸だった自分を一角の人間にしてくれた師匠にや奥さんに恩はあるだろうけど、「しょうもない選択させんな」と怒るところだろうが。
お蔦に別れを告げてるのに、「今日は一緒に帰ろう」だってよ。
つまり最後の夜を過ごそうってことでしょ?
ええーっ!?あんた、厚かましいなぁ。
とにかく早瀬、お前が悪いよ。
もっと強くなれつうの。
なんだろうなぁ、これが世話物とかの衣装や頭ならまだ物語として入り込めるのよ。
短い髪にセリフは現代語、リアル過ぎて胸糞が悪い。
私の中で、ただのクズ男とそんなクズを好きになった愚かな女の話になっちゃってねー。
変な笑いが出ちゃったよ。
隣りのおばちゃんは純愛?悲恋?、と受け取ったようで玉三郎さんの健気な姿に涙してた。
私が汚れちまってるのか。
ハハハ。
源氏物語は六条の御息所がひたすら面倒臭い女で怖かった。
セットは紗の御簾をいくつか並べて、手前と奥が(透けて)見えて2つの空間が舞台上に存在するような感じにしてあったの。
美しかったし、効果的だったと思う。
染五郎さんも玉三郎さんも50歳以上差があるように見えなくてねー。
2人共美しかった。
これはストーリーもわかりやすいし、外国のお客さん(結構いた)は楽しめたんじゃないかな。
六条の御息所の巻きを持って来たのは成功だったと思う。

翌日昼の部を観ました。
演目は「俊寛」「音菊曽我彩」「権三と助十」
朝から俊寛はヘビーだよね。
去年仁左衛門さんの俊寛を観てるんだけど、ちっちゃくて生や都に未練がましい俊寛だったのよね。
それはそれでリアルだったんだけど、吉右衛門さんのどこか達観したような潔さのある俊寛の方が私にはぴったり来ての。
↑吉右衛門さんで観てるし、芝翫さんでも観てる。
もう観られないと思ってたんだけど、菊之助さんがびっくりするほど吉右衛門さんだったの。
もちろん迷いや未練もあるんだけど、プライドのある俊寛でした。
格好よかったわ〜。
仁左衛門さん俊寛より好きだった。
吉太朗さんの強くて弁えてる田舎娘の千鳥もよかったなぁ。
ガサツ過ぎず、前に前に来ない感じがよかった。
ただー、目の前に崖が現れるからさぁ、最前列で観るもんじゃないんだよね。(笑
ま、二幕目の曽我ものの舞踊劇は眼福だったけど。
左近さんの化粧坂少将に見惚れて、魁春さんの大磯の虎に突っ込む。
あんたら、どう見ても同僚に見えへんやん。
心の中で朝比奈に「あんた誰?」とやってたら巳之助さんだったり、眞秀さんに「可愛い〜」と忙しかったわ。
最後はクララ菊五郎さんが立った!」
と私的には盛り沢山だった。
権三と助十は、駕籠舁の獅童さんと松緑さんと長屋の人が繰り広げる喜劇。
父親が強盗殺人を犯したとして審議中に牢で病死した聞き、大坂からやって来た左近さん・彦三郎。
「父がそんなことをするはずがない。せめて汚名を晴らしたい」と歌六さん・大家に相談。
それを聞いて、権三と助十は「犯人を見たかも」と吉之丞・左官屋勘太郎を告発する。
勘太郎は一旦釈放されるが、それは証拠固めのためであったと。
無事証拠も発見されて勘太郎はお縄に。
大岡越前は彦三郎の父の冤罪を疑っていて、本当は生きているのに病死にして真犯人を泳がせていたのだった。
めでたしめでたし、で幕。
松緑さんも獅童さんも楽しそうに演ってみえたよ。
どうやら左近さんはゲラらしく、笑っちゃいけないところで笑ってイジられてました。
アレ、絶対に誰かに仕掛けられてるよね。(笑
その雰囲気も含めて、ほっこりええ演目でした。


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あらしのよるにを観たなり〜







今日から10月ですかー。
32度だってよ。
いつまで夏が続くねん。
しかし、今年もあと3ヶ月かいな。
朝からホテル花水木の年末年始の電話予約に参戦したんだけど、今年も5分であえなく敗退。
一生勝てる気がしないわ。
年末年始温泉でゆっくり、なんて夢のまた夢なんかなぁ。
あーあ。

さて、先週の京都から1週間、あっちゅう間やね。
忘れないうちに記録だけ残しておこかな。
絵本の「あらしのよるに」を元にした演目。
DVDで観たことはあったんだけど、生の舞台は初めて。
嵐の夜に偶然会って一夜を過ごした狼のかぶと山羊のめい
ヨセフの友になっちゃった。
本能(山羊が食べたい狼)との葛藤と狼の権力闘争も交えつつ、最後まで友情を貫くかぶめい
不幸な最後にならなくてええ話で終わってよかった〜。
初演はめい松也さんが演ってみえたんだけど今回は壱太郎さんだったの。
こんなことを言うとなんだけど、壱太郎さんの方がぴったり来るんじゃないかな。
だって、健気でめちゃくちゃ可愛らしかったんだもん。
たぶん人柄がそのまま出てる感じ。
純粋過ぎて危なげな感じも。
12月に歌舞伎座でもやるんだけど、めい菊之助さんが演るの。
↑歌舞伎座でも観るつもり。
ちと董が立ちすぎてやしやんせんかねぇ。(笑
壱太郎さんがすごくよかったから、歌舞伎座でもやってもらいたかったなぁ。
席はまたセンターブロックの最前列。
客席降りもあったし、南座は舞台がめっちゃ近いので臨場感たっぷりよ。
獅童さんが目の前にいるやん。
近くに座ってた子供をいじってたわ。
特別思い入れがあって、大事にして来た作品というのがめっちゃ伝わって来た。
普段見られない囃子方とのアドリブのかけ合いもあったりして、これも楽しかったー。
何より、イケおぢ錦之助さんが悪い狼役ってのもよかったなぁ。
ズルくて器がちっちゃくて、山羊に耳を食いちぎられる間抜けさも意外にハマってた。
歌舞伎座では松緑さんがやられるらしいので、それは楽しみ。
さすがに再演だけあってこなれてて、ストーリーにも破綻がなくて演目として完成度が高かったの。
面白いとは思ってたけど、想像以上にクオリティーが高いのに驚いたわ。
「12月に歌舞伎座で観るしなぁ」と迷ってたんだけど、思い切って行って正解だったよ。
壱太郎・めいが見られただけでもチケットと新幹線代の元が取れた感じ。(笑
大好きな作品でした。


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七月大歌舞伎昼の部@松竹座なり〜







昨日は大阪松竹座に行っておりました。
暑くて溶けそうでしたわ。
「仁左衛門さんのすし屋は最後かも」と夜の部を取って、どうせ大阪まで行くんだしと昼の部も取ってしまったのよね。
アホだった。
昼夜合わせて8時間、新幹線往復2時間半、10時間以上座ってたやないかーい!
腰とお尻が壊れた。
きっと仁左衛門さんはまた権太やるよね。(笑
昼の部は「小さん金五郎」「藤娘」「俄獅子」「恋女房染分手綱」
料理屋の兄ちゃんがいて絵看板が撮れなかったわ。
ハハハ。
小さん金五郎は上方のコメディー、コテコテの世話物でした。
金五郎を鴈治郎はんがやっていたんだけど、もうね、私の大好物。
隼人さんも勘当されて太鼓持ちになって2人の女性から言い寄られる色男を、彌十郎さんは甲斐性のある旦那をやってみえた。
扇雀さんはピエロ役、松竹座新喜劇でこの人の合図でずっこける人みたいなポジションだった。
うん?わからない?(笑
最後は鴈治郎はんと孝太郎さん、吉太朗さんと隼人さん、壱太郎さんと彌十郎の3カップルが出来てめでたしめでたし。
扇雀さんだけが1人余って、キーッと。
とにかく楽しい演目でした。
菊之助さんの藤娘はまぁ美しいよね。
でも、私、藤娘は30年前に観た玉三郎さんのが一番なんだ。
俄獅子は芸者と鳶の粋な舞踊劇でした。
今年は夏の松竹座でも萬屋さんの襲名披露をやってたの。
新しい祝幕だったよ。
この祝幕の作者も千住博さんだそうです。
三幕目は「恋女房染分手綱」の話は辛気臭くて嫌な話なのよ。
由留木・皇女調姫の乳母の重の井は家老の息子と恋仲になって身籠って、不義の中が知れれば両親に罪が及ぶと密かに三吉を産むの。
重の井の父は、娘の助命を嘆願して切腹。
それを不憫に思った由留木の殿様が重の井を調姫の乳母に取り立てた。
そこに偶然三吉が姫の遊び相手と呼び入れられてしまうのよ。
本来なら、侍として育ったはずの三吉は馬子になってる。
夫も行方不明、自分だけが何不自由なく暮らしてる。
重の井、罪悪感で一杯だったでしょうね。
でも、ここで母親だと名乗れば調姫と三吉は乳兄妹がバレてしまう。
重の井は断腸の思いでこの場から去れと言う。
うむ、面倒くさいのう。
結婚で東に下る調姫がいよいよ出発のとき、何も知らない近習がめでたい門出を祝い三吉に馬子唄を歌わせる。
泣き声で馬子唄を唄い切った三吉は、重の井を見返り見返り去って行く。
ちゅうお涙頂戴な話で、何度も記憶が飛びそうになったわ。
席は最前列だったのに、何度かカックンとなってた。
演者の人にバレバレだったんじゃないかな。
お恥ずかしい。
それにしても、三吉役の新梅枝君、半端ないセリフ量だったの。
まだ9歳であのセリフ量、素直にすごいと思う。
お弁当は新大阪で買ったとん蝶。
前から気になっていたんだよね。
好きなやつだったんだけど、2つ同じものを食べるのはキツかった。
念願叶って、なのに飽きるとか言うなってな。
ハハハ。


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七月大歌舞伎@歌舞伎座を観たなり〜







歌舞伎座に行ったのは先週?先々週?
もう10日も経ってるよ。
時間が過ぎるのが本当に早い。
どうしよう、忘れちゃってるよ。
一応、演目名だけでも残しておこうかな。
夜の部の「裏表太閤記」だけ見たの。
猿翁さんが43年前に上演して再演がなかった演目らしいんだけど、かなりアレンジされているらしくほぼ新作と思っていいらしい。
だけど、この題材、再演されなかったのはまぁそうだろうなという感じ。(笑
宙乗りあり、本水&大立ち回りあり、激しいダンスあり、とストーリーをほぼ無視したケレン味満載のthe澤瀉屋の演目でした。
コレ、猿之助さんでやることが決まってたんじゃないのかなぁ。
それを幸四郎さんが代わって、演出主演をやってる気がする。
なんだろ、幸四郎さんじゃ、ちょっと違うんだよなぁ。
↑幸四郎さん、大好きなんだけどね。
やっぱり澤瀉屋の演目なんだよねー。
私は基本楽しいが正義だと思ってるんだけど、それにしてもストーリーが陳腐過ぎた。(笑
なんで信長の息子・信忠と光秀の妹・お通は、天狗に襲われてるねん?
なんで突然天狗?なんで天狗?
鈴木親子、忠義を示すために父親を殺すって?
なんやねん、その唐突な展開。
一応古典気も入れておこかって?
いらん、いらん。
秀吉が夢で孫悟空になってるって?
あまりにベタ過ぎやん。
宙乗り入れたいだけかいな。
つうか、太閤記やのに、秀吉の出番少な過ぎちゃうか?(笑
ただ、5人三番叟は本当に見応えがあったよ。
巳之助さん、松也さん、右近さんの踊り、素敵だったー。
あれだけをずっと見ていたいとさえ思った。
高いチケット代払った価値はあったね。
席はまた最前列でした。
目の前で客席降りしてくれた青虎さんが芝居してくれるし、本水でお水がかかる席でサイコーだったんだけどね。
一所懸命顔をカバーしてたら、服がずぶ濡れになってた。
なんでやねん。
ウロが回ってるわ〜。
ハハハ。
まぁ、とにかくストーリーは突っ込みどころ満載でしたな。
猿之助さんがやってたら、どうなってたのかなぁ。
きっともっと面白くしてくれてたんじゃないか、と思った夜でした。


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歌舞伎町歌舞伎を観てきたなり〜







また新幹線の中です。
今日は新宿の「THEATER MILANO-Za」の歌舞伎町大歌舞伎を観に来ました。
と言うても、1人で来れないので観劇友・ケリーさんに連れて来てもらいましたの。
ホホホ。
本来なら今日は歌舞伎座とハシゴをする予定だったんだけど、まだ本調子じゃなかったので歌舞伎座は諦めました。
「無理だと思うけど定価で売れたら」と定価以下での救済掲示板サイトに売りに出したら、定価での買い手が現れたの。
確かに良席ではあったけど、一等席を定価で引き取ってもらえるなんて奇跡よ。
もうこれは休めってことだったのよね。(笑
演目は「正札附根元草摺」「流星」「福叶神恋噺」
コラボの飲み物も買いました。
ボトルホルダーも付いて1000円かな。
↑散歩用の水筒にしようと思う。
私は福叶神恋噺をイメージしたローズレモネード×花氷で、さっぱり爽やかな飲み物でした。
まず正札附根元草摺は、曽我五郎が工藤祐経を討ちに行こうとするのを朝比奈の妹舞鶴が止めるという舞踊劇。
舞鶴は力強い女の設定なんだけど、鶴松さんは可憐で可愛らしいの。
後半色仕掛けも入ってくるにしても、最初から最後までイチャイチャしてるように見えたわ。
ただ若々しくて力強い五郎、虎之介さんぴったりだったと思う。
流星は以前観たことがあると思うんだけど、記録に残ってないや。
確か種之助さんで観た気がする。浅草か?
ストーリーは一年に一度の逢瀬を楽しんでる牽牛と織女のところに、流星が注進にやって来るのね。
雷夫婦の喧嘩のあらましを清元に合わせて流星が面白おかしく踊る、とまぁこんな話よ。
私は勘九郎さんの踊りが大好きなの。
なんだろう、ガンガン力強い身体能力だけが頼みみたいなキレのある踊りなんだよね。
観たあと、「ええもん見た〜!」って、気になる。
牽牛と織女はお坊ちゃん2人がやっていたんだけど、長三郎さん可愛らしいねぇ。
ここのお坊ちゃん達は、子供らしいところを残してるのがいい!
子役でめっちゃ上手いのも興醒めするんだよね、私。
席はセンターの最前列でした。
舞台が低くて、足元も見切れないしめっちゃ見やすかった。
が、椅子はねぇ、最後尻が痛くなったわ。
福叶神恋噺の途中、舞台下から勘九郎さんが出て来る仕掛けのためか、前のスペースが減ってた気がする。
↑勘九郎さんの登場時に龍角散の匂いが充満してた。
幕間にはケリーさんに頂いた「BRETONNE」のフィナンシェ。
前にも頂いて私がめっちゃ好きなやつ。
バターの香りはもちろん、外側がカリカリなのもいいのよね。
昨夜から何も食べてなかったので沁みた〜。
いつもありがとうございます。
二幕目の福叶神恋噺は、落語の貧乏神を元にしてるのね。
私、枝雀さんのこの噺が大好きで何度も聞いて、ストーリーはバッチリ入ってたの。
中村屋さんがどう料理するのか興味津々でした。
元の落語はもっと貧乏神は搾取されて面白可笑しい話なんだけど、なんだろう、loveが前面に来てた気がする。(笑
しかし、世話もののダメ男(魚屋宗五郎とか文七元結の長兵衛とか)って憎めないんだよね。
それをまた虎之介さんが愛嬌たっぷりに演じるものだから、おばちゃん許すってなっちゃったわ。
ま、私の許しなんか必要ないんだけど。(笑
七之助さんの貧乏神は、ちとソツがなさすぎたんだよね。
なんつうか、もう少し健気な感じが欲しかった。
ま、でも最後はハッピーエンド、何も残らないけどめっちゃ楽しい芝居でした。
一瞬「歌舞伎座を残すべきだったか」と思ったけど、やっぱり歌舞伎町歌舞伎を残して正解だったな。
おまけに観劇友と一緒だったしね。
いい気分転換になった〜。


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ヤマトタケルを観て来ましたなり〜







今日はママとママの友達と御園座に行って来ました。
いつぶりだろ。
近いのに遠い劇場だわ。(笑
演目は「ヤマトタケル」
2月に「隼人タケル」で観たんだけど、記録に残してないや。
今回は團子タケル。
美しいタケルだったわ〜。
去年の5月に期せずして明治座で主役の代役をやることになって丸1年、こんなに成長するもんなのね。
席は最上手の最前列でした。
こんな席しか取れなくてモヤモヤしてたんだけど、前のスペースはセンターブロックより広くて開放感があるのよ。
しかも最前列は3席しかないから、プライベート感半端ない。
若干上手奥が見切れてたかもだけど全然気にならない。
悪くないじゃん。
おばあちゃん達も楽しそうに観てました。
ストーリーは...
謀反を企む双子の兄大碓命を誤って手にかけた弟小碓命は、事情を知らぬ父帝の怒りを買うのね。
大碓命と小碓命を團子さんが2役、早替わりは見事だった。
澤瀉屋のお家芸よね。
お仕置きとして、帝は小碓命に大和に従わない熊襲を討って来いと命令する。
大碓命の妻・橘姫は小碓命を夫のかたきと襲いかかるんだけど、何故か恋仲になるのよ。
なんでやねん。
小碓命は熊襲の首領のタケル兄弟を討ち果たして、その勇気を称えた熊襲タケルから「ヤマトタケル」の名を与えられるの。
それもなんでやねん。
自分を殺す人間になんで自分の名前やんねん。
つうか、タケル兄弟が猿弥さんと歌之助さんって!?
どんだけ歳の差があるねん。
猿弥さんのタコの衣装と歌之助さんのカニ衣装が素敵でねぇ。
めっちゃよく出来てるのよ。
しかし、あんなに大勢の敵を1人で?
ありえへんわ〜。
熊襲を倒して褒めてもらえるかと思って、大和にウキウキで帰るタケル。
でも、今度は蝦夷征伐を命じられるの。
つまりは大和にいるなってことなのね。
妹乙姫を海に生贄しながら、蝦夷までも手に入れる。
ヤマトタケル、どんだけ出来るやつやねん。(笑
が、途中尾張の国に寄って、みやず姫を妃にして草薙の剣を渡しちゃうの。
なんでそんな大事なもんを妾にやんねん。
いやいや、その前に兄嫁を正妻にして、その妹を妾にした上生贄に捧げちゃうってさぁ。
ろくでもない男やで。
ま、そんな調子こきには天罰が下るわな。
大和に戻る途中に今度は伊吹山の山神退治を命じられて、「楽勝楽勝」言うて能天気に戦いを挑むのよ。
あんた、草薙の剣、妾にやってあらへんねんで。
当然やわな。
案の定、深い傷を負って死んじゃうの。
でもって、ワカタケルが次期帝になることを約束されて、タケヒコ・福之助さんとヘタルベ・歌之助さんがサポートを約束すると。
いやいや、いつの間に子供が産まれてんねーん!
ワカタケルって。(笑
最後にヤマトタケルが小林幸子さんになって、もとい!白鳥になって飛び立つ。
いろいろカット出来そうな場面があるものの、衣装は舞台装置もめっちゃ豪華で立ち回りも面白かった。
2月に観たばかりなのに、主役が変わるとこんなに印象が違うものになるのかー。
私は隼人タケルの方が好きだった、というオチだけど。
ハハハ。
おばあちゃん達は思いの外喜んでたし、連れて来てよかったわ。
私自身もええ気晴らしになったしね。


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こんぴら歌舞伎を観に行ったなり〜







忘れないうちにこんぴら歌舞伎の記録を残しておきたいと思います。
前回来たのは5年前。
ああ、そうでした、入り口は屈めて入ったんだった。
令和の大改修が行われたらしいんだけど、どこを改修したんだろ。
確か1階の客席はベンチじゃなかったかなぁ。
前十数列は枡席ではないけど、座椅子になってる。
前回の写真を見たら、わかるかなぁ、最前列だけが座椅子で2列目からはやっぱりベンチでした。↓
ベンチでも背もたれがないのは辛いよねー。
傾斜がないから、後列のために前を座椅子にしたのかな。
しかし、1階最前列と最後列が同じ値段だなんてねぇ。
所謂ドブ席は最前列からベンチでした。
背もたれがないのはシンドイけど、視界的にはめっちゃ見やすいかもしれない。
一日目の夜の部の私の席は最前列花横1番目。
↑知らんおばちゃんの鞄ね。占領して勝手に撮影してた。
壱と書いてあるところは井戸みたいになってるんだけど、スッポン代わりに使う。
目線はこんな感じ。
足も見切れません。
圧迫感があるかと思ったけど、もたれかかるのにちょうどよかった。
このライト、雰囲気はあるんだけど、まぁまぁ視界を遮る。(笑
そういうことも含めての芝居小屋。
夜の部の演目は、「松竹梅湯島掛額」「教草吉原雀」
「松竹梅湯島掛額」 はたぶん2回観てて、紅長を猿之助さん菊五郎さん、お七を七之助さん、右近さんで観てる。
「吉祥院お土砂の場」では楽しそうに演ってる猿之助さん思い出して、ウルッと来た。
あんなに楽しそうに演ってたのに、重いものを抱えてたのかなぁ。
ついセンチメンタルになってしまった。
もちろん幸四郎さんの紅長も楽しくて、客席も一体になって笑ってました。
金丸座にめっちゃ合う芝居だったー。
笑いながら、次の幕の「四ツ木戸火の見櫓の場」の悲劇を何とかハッピーエンドに出来ないものかと思ったりもした。
目の前で繰り広げられる壱太郎さんの人形振りも見事でした。
本当に人形みたいだった。
ただ、私は右近さんのただひたすら好きな人のために一所懸命なお七の方が好きだったな。
最後紙吹雪は天井から人が降らせていました。
人力で降らせるんだねー。
いやいや、コレ、下が見えててめっちゃ怖くないか?
ありがたいことです。
「吉原雀」も去年又五郎さんと孝太郎さんで観ました。
雀右衛門さんのぶっかえりは少し手間取ってたようだけど、鴈治郎さんと夫婦雀に見えました。
「ああ、改めて来てよかった」とスキップしながら宿に戻りました。

二日目は昼の部。
私の席は最前列で昨日の隣りでした。
めっちゃ嬉しがりみたいだけど、足が伸ばせる席って貴重なのよ。
足は大丈夫だったんだけど、お尻がね、痛い。
低反発のクッションを持ち込みたいわ〜。
あ、言うても床はゴザなので下から冷えて来ます。
レッグウォーマーを持って行って正解でした。
演目は「沼津」「羽衣」
「2023年松竹座」で観たんだよね。
なんで男の子を養子に出す?
いやいや、2歳の記憶ってある?
兄が偶然仇になる確率って、そんなにある?
なんでおとっつあんが死んだら丸く収まる?
うーーん、相変わらず突っ込みどころ満載や。
だけど、鴈治郎さんと幸四郎さん親子の芝居が泣かせるのよ。
なんで私泣いてるねーん!となったわ。(笑
「羽衣」は初めて観たけど、羽衣伝説を元にした舞踊劇でした。
松の木にかかった美しい羽衣を見つけた漁師の伯竜・染五郎さんは家に持ち帰ろうとするの。
美しい天女・雀右衛門さんが呼び止めて、「羽衣を返して欲しい」と頼むのよ。
伯竜は大人しく衣を返して、「その代わりに天女に踊ってくれ」と頼む。
舞いを見せた天女は、やがて天へと昇って行くという話なのね。
最後は雀右衛門さんが宙乗りで飛んで行く〜なんだけど、この宙乗りも人力だったのよ。
上からトロッコを押すように滑車を押してた。
ちょっと面白い光景だったな。
しかし、歌舞伎役者って体幹がしっかりしてるのね。
雀右衛門さんも決してお若くはないと思うんだけど、ピンと体を伸ばして飛んでいかれたわ。
美しいなぁ。
と雀右衛門さんを見送って幕。
あー楽しかった。
次回は誰かと一緒に観たいな。
また戻って来れますように。
こんぴーくんに見送られて金丸座座を後にしました。


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こんぴら歌舞伎に来たなり〜







今日はねぇやんと琴平に来ています。
ふふふ、交通費とホテル代を誕生日プレゼントにもらいましたの。
ありがとう。
目的はもちろんこんぴら歌舞伎でござます。
まずはホテルに荷物を預けて腹ごしらえ。
香川と言えばうどん県。
「狸屋」というお店で山菜うどん。
さすが本番の讃岐うどん、麺は腰があって美味しいなぁ。
出汁はいりこなのかな、普段あまり口にしない香りの出汁で新鮮だったわ。
さぁ、お腹もいっぱいになったし行きますか。
はい、金毘羅宮へ。
正直、ねぇやんは途中リタイアすると思ってたのよ。
ところが彼女も頑張ってねぇ。
2人でヒイヒイ言いながら、上り切りました!
来年は上れるかどうか。
でも、私たちより遥かに人生の先輩方上ってるのよねー。
甘えてちゃダメね。
上った者だけがみれる景色。
と言いたいところだけど、黄砂で靄って見えへんやんかー!
暑くも寒くもない気候の時に来られてよかったけど、この景色にはガッカリしたな。
ムラカミーチェにお守りも買えたし、目的を果たせて嬉しい〜。
さ、下りますか。
とその前に、上り切ったご褒美に資生堂パーラーでドラゴンソーダを飲みました。
ドラゴンのゼリーの入ったラムネスムージー?そんな感じ。
くーっ、クールダウン出来たぜい。
頑張って下って来ました。
少し土産物屋を冷やかして、ねぇやんと別れて金丸座へ。
↑ねぇやんはホテルでのんびりしてた。
高麗屋の襲名披露のリベンジ公演だったのであまり興味はなかったんですけど(オイ!)、最前列が取れそうだったのでつい買っちゃったの。
↑コロナで中止になってたの。
金丸座の最前列は足が伸ばせるし、もちろん舞台がめっちゃ近いしで値打ちがあるのよ。
詳細はまた後日記録しますが、やっぱり来てよかったわ〜。
めっちゃ楽しんでいます。


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四月大歌舞伎を観に行ったなり〜







今月は思いの外バタバタして、観劇してから10日以上経ってしまいました。
もはや記憶も定かではないのですが、4月に観た演目だけでも記録しておきます。
まずは夜の部。
仁左衛門さんと玉三郎さんの「於染久松色読販」「神田祭」、舞踊劇「四季」の3演目。
「お2人の於染久松色読販は観たことあるけど、神田祭は観たことないなぁ。楽しみ」と思ってたの。
ちょっと調べたら、「2021年2月」に観てました。
しかも同じ日に。(笑
ほんまに忘れるねぇ。
於染久松色読販で、髪結亀吉を前回と同じ福之助さんが演ってたのは覚えていたのになぁ。
↑仁左衛門さんに合格点を頂けたんでしょうね。
小悪党の仁左衛門さんと性悪女の玉三郎さん、ヒョイと軽くやってたのがよかった。
神田祭に至っては、見てるこちらが恥ずかしくなるほどのイチャイチャぶりで「ヒィィ〜」と声が出そうだったよ。(笑
2人足して150歳を超えてるなんて思えない。
毎回「これが最後」と思って観てるんだけど、絶対あと何回も観れるよね。
席はいつものセンターブロックの最前列。
これは失敗した。
間近で仁左衛門さんと玉三郎さんのイチャイチャぶりを見られたのはいいんだけど、最後の舞踊劇は引きで観た方が絶対に楽しい。
春夏秋冬と4つの季節をイメージしたもので、春は愛之助さんと菊之助さんの男雛女雛は華やかで、五人囃子の若手も可愛らしかったー。
最近の注目してる吉太朗さんをつい追っちゃってたけどね。
夏と秋は睡魔と戦うのでちょいと必死で(負けてはない)、集中力に欠けてて場面場面は思い出せるけど...という感じ。
って!負けとるやないかーい!
ハハハ。
冬はめっちゃ楽しかった。
松緑ダンシングチームが舞台一杯にコンテンポラリーダンス?ブレイクダンス?と群舞を見せてくれたの。
賛否両論らしいんだけど、私は大好きな演目になったわ。

翌日は昼の部を観ました。
もうね、2部続けて観るのが辛くなって来てねー。
スケジュールが許すときは、2日に分けて観ることにしてます。
演目は「双蝶々曲輪日記 引窓」「七福神」「夏祭浪花鑑」
愛之助さんの団七を観たくてチケットを買ったのよ。
引窓は「濡髪長五郎は言うて4人も殺してる人やで!なんで庇う?」と、好きな演目じゃなかったの。(笑
でも、梅玉さんがよかったのよ〜。
70過ぎのおじいちゃんがこれから仕官する年齢の人に見えちゃうから、あら不思議!
今まで観た中で一番でした。
松緑さんの長五郎も無骨な感じがよく出ててニンだったなぁ。
最後、「それでホクロが飛ぶって!おかしいよ〜」という突っ込みもお約束でした。(笑)
そして、浪花鑑は評判通りでした。
良いですなぁ、やはりこの演目は上方役者が演じるのがいい。
初めて観たのが海老蔵さんで、そこからだからめっちゃハードルが低いんだけどね。
コクーン歌舞伎の勘九郎さんの団七もよかったんだけど、愛之助さんのを観たらダントツ1位と思っちゃった。
確かこの団七で何か賞を獲ってたと思うんだけど、納得だったよ。
昼の部は最前列で正解でした。
殺人事件現場を覗いているような迫力を味わえました。
嫌な話で嫌いな演目だったんだけど、愛之助さんの団七は大好きになりましたわ。
観ておいてよかったー。
七福神は大した内容もないけど、おめでたい演目でしたな。
ただ、歌昇さん、新悟さん、隼人さん、鷹之資さん、虎之介さん、右近さん、萬太郎さんと若手総出の豪華な舞踊劇でした。
最後まで、「こんなに豪華な出演者いる?」と思ったけどね。(笑


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東京でプレお誕生日会なり〜







新幹線の中です。
昨日から東京に来てました。
もちろん目的はここ。
とその前に。
友と私の合同誕生日会をじゃんぼおかんにスペイン料理屋で開いてもらいました。
美しいパエリアでしたが、もう少しオイルを使ってもええんちゃうかなというパエリアでした。
エビはめちゃくちゃ美味しかった。
誕生日プレートは、私の好きなヌガーグラッセだったの。
もうちょい欲しい(量ね)ところよね。(笑
せっかく花火で来たのに、花火が映ってないわ。
なんでやねん。
しかし、いくつになっても、お祝いしてもらうって嬉しいもんやね。
ええ歳したおばちゃん達がキャッキャッしちゃった。
ホホホ、お恥ずかしい。
しかし、お喋りに夢中になり過ぎてか、写真を撮るのも忘れてたみたい。
アルバムに残ってない。
気心の知れた人達とのお喋りは、なんでこんなに楽しいんだろ。
1時間後には忘れちゃう話しかしてないのにね。
忘れるんかーい!
ハハハ。
あー、楽しかった。
じゃんぼおかん、いつもいつもありがとう。
食後はちょっと時間があったので日本橋に移動して、高島屋の味百選を覗きに行きました。
偶然やまつ辻田のご主人にお会いしたら、椎間板の手術をして木曜日に退院なさったそうですわ。
↑娘さん達が店頭で調合してみえた、
後継者はちゃんといるのね。
おっちゃんと親しげに立ち話してる私を見て、友は???な顔をしてた。(笑
って!知り合いかい!
「来月名古屋で」と言うて別れてきましたよ。
「まつ月」のイートインが出店してて、桜餅を友にゴチになったー。
桜の葉っぱがめちゃ薄だったの。
特別な葉っぱなのか、処理法なのか。
美味しかったわ〜。
友、ありがとう。
ご主人(90歳超え)もいらしてて、ここでも「また来月に」とお別れして来た。
ハハハ。
また銀座に戻って、友と別れてじゃんぼおかんとホテルへ。
今回も彼女に付き合ってもらってホテル遊び付きです。
もうこの遊び、楽し過ぎて止められません。(笑
4時頃私は歌舞伎座の夜の部を観に出掛け、じゃんぼおかんはホテルでまったり。
今月は終わりが早かったので、夕飯は「ニュー鳥ぎん」に行ってきました。
向かいに「鳥ぎん本店」というキレイなお店があったけど、私達にはこの少し古くて席の間隔が狭くて庶民的な店が合ってた気がする。
串を10本ほどずつ食べたのかな。
ハツが美味しかったなぁ。
内臓系はあまり好きじゃないと思ってたんだけど、食わず嫌いだったみたい。
日常的に鶏を食べないのでがっついてしまったわ。
釜飯を2人でシェアしたんだけど、かなりキツかった。
やっぱり友も無理矢理連れて来るべきだったな。
ハハハ。
しかし、夜遅くオバハン達が繁華街でウロウロ出来る日本、このまま安全が続いて欲しいなぁ。
朝はじゃんぼおかんに味百選で買ってもらったチーズケーキと、チョウシ屋のハムカツサンドを食べて歌舞伎座に出勤。
じゃんぼおかんをホテルに置いて先に出た。(笑
ほんまの逢引きみたい。
ハハハ。
昼の部を観た後、ブログ友・ぷぅさんとフカヒレランチをしたの。
美味しかったなぁ。
詳しく書きたいけど、そろそろ駅に着きそうなので続きはまた後日。


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南座花形歌舞伎を観に行って来たなり〜







またまた新幹線の中です。
今日はここです。
昨晩はまた眠れず、睡眠時間1時間ほどで出て来ました。
なんだろう、遠足前の子供かよ!
芝居中に寝るんちゃうか?と心配してたけど、一度も記憶を失わず何なら今もまだ元気です。(笑
って!逆におかしいって。
行きの新幹線、米原辺りから京都の手前まで雪景色でした。
寒いとは聞いてたけど、雪って!?
帰りが心配になったよ。
京都には時間通り着いて、5月のチケットを取って(旅先でもかい!)、高島屋でお弁当を買って南座へ。
入口で中身がわからない袋をもらったのね。
どうやら、壱太郎さん右近さん隼人さんのコースターがランダムに入ってるらしかったの。
開ける前にマリ造「右近さんだと思う」と言ってたら、ほんまに2人共右近さんだったの。
隼人さんがよかったのにと思ったのは内緒。
ハハハ。
今回もお芝居が始まる前に、解説みたいなことを3人が交代でやってみえたのね。
今日は誰だろ、隼人さんがいいなぁと思ってたら!
後ろの方からマイクを通した声が聞こえて来て、うん?これはもしかして右近さん?
また右近かよ!
今日は右近dayみたい。(笑
右近さんは私達の前で止まってご挨拶。
↑最前列にいた。
いきなり私達にハイタッチを求めて来てびっくりしたけど、喋りも上手でサービス精神旺盛でした。
右近さんの手は冷たくてしっとりしてたよ。
ザザーッとあらすじを説明した後は、写真撮影time。
私は安定のへっぽこぶりでマシな写真が1枚もなかったわ。(笑
いつもポンコツを競ってるのに、今日はマリ造がええ仕事をしてくれました。
ありがとう〜。
今日の演目は「女殺油地獄」「忍夜恋曲者 将門」の2本。
今年は壱太郎さん右近さん隼人さんがほぼ出ずっぱりで、何だろ、めっちゃ経済的。
でも、やろうと思えば3人で出来るのねぇ。
女殺油の地獄は、直近で「2018年松竹座」で幸四郎さんと猿之助さんのコンビで観たのね。
↑仁左衛門さん孝太郎さんでも観たことがある。
あの2人がこれでもかと油で滑って転んでをやってて、その時の印象が強くてえらいあっさりと殺しの場面やなぁ。
最前列ど真ん中に座ってたんだけど、油避けのビニールは必要なかったみたい。
ただ与兵衛・隼人がただのクズ男からサイコパスに変わる瞬間の表情がゾッとするほどイッちゃってるの。
怖かったよ。
ところどころ仁左衛門さんに習ったんだなぁとわかったりして、隼人さん、ものすごーく頑張ってるんだなと。
もう少し経験を積めば、仁左衛門さんの跡を継いで与兵衛の第一人者になれるんでしょうね。
右近さんのお吉の旦那役もよかった。
彼が言ってたように、子を愛する男、、女房を愛する男、嫉妬する男を表情だけで表現するが出来てたように思う。
とても豊かに見えたわ。
話自体は胸糞悪い話なんだけど、今の彼らの力でサイコーのの舞台を観せてもらった気がする。
私は隼人・与兵衛も壱太郎・お吉も好きよ。
そういや、「オフシアター歌舞伎女殺油の地獄」のお吉も壱太郎さんだったな、あれも好きだったな。
二幕目の将門はだいぶ端折ってましたな。
将門の娘・妖術使いの滝夜叉姫が光圀を取り込もうとして失敗して、戦いの場面で続きはまた明日、ってな舞踊劇。
この中途半端さがあまり好きになれないんだけど、ガマの動きやセットの仕掛けはとても面白いね。
「寝ちゃうかも」と思ったんだけど、最後までちゃんと起きていましたわ。
やるじゃん、私。
11時から2時半くらいかなぁ、ちょうどええ長さでしたな。
2つ共面白い演目で、京都まで来た甲斐がありました。
楽しかったなぁ。


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平成中村座に行って来たなり〜







今日はマリ造と中村座に行ってきました。
会場は同朋高校の体育館だったの。
18年ぶりだそうで、おかえりなさいだって。
夜の部の演目は義経千本桜四ノ切と二人藤娘。
勘九郎さんの狐忠信は襲名披露以来。
12年前かなぁ、さすがに当時の動きは出来ないけど(笑、それでもキレは私の中で歌舞伎役者NO.1。
私は勘九郎さんの狐がアグレッシブで大好き。
マリ造も言ってたんだけど、人外というか畜生感がリアルなのよ。
正に子狐なの。
ただー、残念だったのは見切れが結構あったんだよね。
欄干渡りの半分、黒御簾に飛び込んでいくシーンも見えずしまい。
何をやってるのか想像は出来るけど、声だけしか聞こえない。
うむむ、この席で一等席ですか。
せばいプライベート空間もちっちゃい座布団も許す。
が、あの見切れはなぁ。
先行の手数料を千円くらい払ってこの席だと、やっぱりモヤモヤするよね。
チケット販売会社もさぁ、先に席を埋めてくれる客に確保だけじゃなく、良席を回してくれんかなぁ。
一番最初にチケットを買う客をあまりに軽く扱いすぎてないか?
モヤモヤするのが嫌だから変な手数料が付いてるチケットは一般まで待つことにしてたのになぁ。
今回はどうしても観たくて取ってしまったんだな。
そして、やっぱりなチケットだった。
待つべきだったんだー。
そうそう。
四ノ切は荒法師の場面は全カットでした。
トンボを切れる人が確保出来なかったのか?経費の問題?
あの場面、好きなのになぁ。
とは言え、体育館が見事に芝居小屋になってて、入るとテンションが上がるわ〜。
花道でドンドンする振動まで伝わって来て、この小屋ならではの臨場感も味わえます。
鶴松さんと七之助さんの藤娘は、本当に美しくて溜息が出ましたよ。
美しさが全ての舞踊だと思う。
ええもん見ました。
正味1時間半ほどのお芝居と舞踊だったんだけど、このくらいがええ時間だと思う。
背もたれがなく座布団だけって、シンド過ぎる。
腰もお尻も限界に近かったわ。
午前の部も観たいけど、昼夜連続で観るのは現実的でなかったな。
迷って止めて正解でした。(笑
なんだかんだ間近で勘九郎さんの観られて、嬉しかったー。
今度は真正面から観たいなぁ。


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