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何か違う企画でうき特製のお菓子をお送りします♪



猿若二月大歌舞伎を観たなり〜







今朝方の夢は、二本立てでした。
1本目は私が安藤サクラ的な個性派女優になってて、サイコパス役が「怖いから嫌だ」と泣いてる夢。
女優になりたかったんか私。
2本目は博多座に行こうかどうしようか迷ってる夢で、「資さんうどんが食べたい食べたい」言うてました。
そんなに資さんうどんが食べたかったんか私。
ハハハ。

さて、先週の観劇からもう1週間、日が経つのがめっちゃ早いわ。
忘れないうちに記録を残しておきます。
久しぶりに昼夜ぶっ通しの観劇プラス睡眠不足で、正直、完走出来る自信はありませんでした。
無理せず観れる演目だけ観ようと思ったんですけど、なんでしょう、貧乏性なんですな。
全部観てきました。
しかも記憶を失わずに。(笑
やれば出来るじゃん私。
昼の部は「鞘当」「醍醐の花見」「きらら浮世伝」の3演目。
まず鞘当は不破伴左衛門・巳之助さんと名古屋山三・隼人さん。
鞘当自体よーわからん演目(見取り)だけど、隼人さんはええ男やし、巳之助は声がええし何をやらしても器用やねぇ。
仲裁役の茶屋女房児太郎さんは、ただひたすらゴツかった。(笑
なんやろ、ゴツ過ぎて色気がないんだよね。
醍醐の花見は秀吉が催した京都の醍醐寺の花見の宴。
豪華絢爛、美しくて贅沢な舞踊劇だったなぁ。
睡魔が来るかと思ってたんだけど、全然大丈夫だったー。
席は花道ブロックの最前列。
さすがに寝れないよね。
きらら浮世伝は、大河でやってる蔦屋重三郎の青春群像劇。
これは大丈夫だと思ってたんだけど、この演目が一番苦しかったわ、
幕間のお弁当と、隣りのおばちゃんのロクシタンのローズのハンドクリーム匂いにやられて吐きそうだったよ。
幸い一幕と二幕の間に20分の休憩が入ってたので、目を瞑ってじっとしてたら何とか持ち直した。
危なかったわ〜。
演目自体は評判が良かったんだよね。
でも、私にはあまり刺さらなかったわ。
勘九郎さんの重三郎はニンだと思うけど、ストーリーが青臭くてちょっとクサイかったの。
こっちが恥ずかしくなって、この手のものが苦手なのよ。
もっと熱いなら熱く、泥臭かったらよかったのになぁ。
ストレートプレイなのか、歌舞伎なのか、どこか中途半端だったんだよね。
歌舞伎の世界の人じゃない演劇人が作ったー!という演目だった。
あ、芝翫さんと息子達は軽くてめっちゃよかった。
隼人さんは歌麿をやってたんだけど、ああいう憑依型のちょいワル天才の役もいいわね。
色気もあったし、彼のビジュアルが最大限に生かされていたと思う。
最後、花吹雪がガサーッと落ちて来たんだけど、まぁこれがすごい量で払っても払っても残ってたよ。
昼の部と夜の部の間、頭はもちろん服にも花吹雪を付けたまま松屋と三越で買い物してたみたい。
恥ずかしい。
夜の部で後ろの人に払ってもらった。(笑

夜の部は「阿古屋」「江島生島」「文七元結」
阿古屋は絶対に寝ると思ってたんだけど、玉三郎さんの美しさに寝てる場合じゃなかったよ。(笑
阿古屋の世界に入り込んで、客席にいることも忘れて演奏に聞き入っちゃった。
玉三郎さんの阿古屋が観られてよかったー。
これを観られただけでも、無理して出て来た甲斐があったと思う。
いくらでも観ていられそうでしたわ。
次は江島生島。
歌舞伎役者の生島新五郎と大奥中臈江島が恋仲になって、咎められてそれぞれ流罪となり離れ離れになる。
生島は江島との逢瀬を忘れられず、その面影を求めて彷徨う切ない恋を表現した舞踊劇。
隅田川の恋人版?二人椀久をもう少しでリアルにした感じ?
退屈はしなかったけど、入り込むほどでもなく無で観ちゃった。(笑
席はセンターブロック3列目。
ふふふ、発売日にちょっと失敗して最前列が取れなかったの。
前の人の頭がちと邪魔だったけど、舞台全体は見やすかったな。
最後の演目は文七元結。
これはもうね、退屈しないよね。
突っ込みどころは沢山あるけど、ハッピーエンドだし。
勘九郎さん七之助さん長兵衛夫婦がいいのはもちろんだけど、鶴松さんの文七が思いの外よかった。
あんなに存在感のある文七初めて見たかも。
そして、何故か、客席が大爆笑の連続だったの。
確かに可笑しい演目ではあるけど、ずーっと客席全体に笑いが起こってて不思議でした。
あんなに笑えるもんか?
何回か観てるけど、こんなの初めてよ。
特別な夜の部だったのかなぁ。
でも、劇場全体が幸せな空気で満たされてた。
お陰で最後にほっこり演目で〆られて、ええ気分で劇場を出ることが出来ました。
私にはこの非日常が必要だわ〜。


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歌舞伎昼夜日帰り観劇して来たなり〜







また新幹線の中です。
今日も富士山は綺麗でした。
もちろん行き先は歌舞伎座です。
体調が万全でない中今回は昼夜ぶっ通しで観れるのか?と不安だったんだけど、やり切りました。
途中、マジでヤバかった。(笑
なんだろう、観劇前の夜はいつもに増して眠れなくてねー。
遠足の前の日の子供かい!
ハハハ。
昼の部で眠いのを我慢してたら、我慢し過ぎて吐きそうになったよ。
夜の部になったら、すっかり持ち直して最後まで観れたー。
帰りはのぞみに乗ったので、かったいアイスも食べてきました。
疲れたけど、行ってよかったわ〜。
ときどき、ここでないどこかに身を置くことは大事ね。
やっぱり私はお芝居を観るのが好きだし、気分転換が本当に必要だったんだと実感したよ。
今晩はよく眠れそう。
詳細はまた明日にでも。


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国立劇場初春歌舞伎公演に行って来たなり〜







明日は大雪のおそれって?
「不要不急の外出は控えろ」言うけどさぁ、明日お出掛けの予定なんだよね。
「不要不急か?」言われたらちゃうけど、買ったチケットを無駄にせえということなんかなぁ。
こういうとき払い戻しもしてくれへんしのう。
いやいや、お金の問題やなくて安全の問題だし、交通がマヒしたらどうするの?
うーむ、悩むなぁ。

さて、先日の観劇、最後の国立劇場。
初めて行く場所でめっちゃドキドキしたー。
演目は「通し狂言 彦山権現誓助剣」
「2020年11月」に六助・仁左衛門さんで毛谷村の幕を観たことがあるけど、通しは初めて。
人の良くてちょっと抜けてる六助、菊之助さんぴったりだった。
私は仁左衛門さん六助より好きだったな。
京極内匠・彦三郎さんも悪くてよかった。
ゾクッとするほど悪いやつだったよ。(笑
彦三郎さん、本当に声がええなぁ。
惚れ惚れする。
あと、なんと言っても時蔵さん。
私、彼の顔があまり好みじゃないんだけど、舞台での彼は文句のつけようがない。
「通しで長いし大丈夫かな」と思ってたんだけど、最初から最後までダレずに観られて大満足な演目だった。
まぁ、今回の目玉はお坊ちゃん方かな。
妹お菊の息子役の秀乃介さん(歌昇さん次男)は長い出番、ガッツリ頑張ってた。
最後に真柴方の若武者で亀三郎さん(彦三郎さん息子)、眞秀さん、丑之助さん、種太郎さん(歌昇さん長男)が出て来て大立ち回りも可愛らしかった。
登場のさせ方はちと強引だったけど(笑、お客さんへのお年玉だったんじゃないかな。
あー、お年玉と言えば...
最前列のど真ん中にいながら手拭いがもらえなかったって、いったいどういうこと?
あの外人(2本も持って帰ったやつ)、ほんまにムカつくわ〜。
1月で観た中で一番よかっただけに、手拭いのことが最後に来て思い出しては悔しいよ。(笑
って!手拭い1本でいつまでもひつこいわい!
ハハハ。


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1月の歌舞伎座に行って来たなり〜







今日は卒論の〆切の日、間に合ったんだろうか。
朝から学生から「研究室の大型ホッチキスが壊れた」と焦って電話が入って来てねー。
↑製本するために卒論(紙の束)をホッチキスで留める。
は10時から西尾で会議が入ってるから、午前中は大学に行けないんだよぉぉ。
かなりテンパってる学生に「事務に借りに行け、貸してもらえなかったら買いに行け」と指示してたわ。
「買いに行け」言うけど、徒歩で行ける文房具屋があらへんやん。
しゃあないなぁ、貸してもらえなかったら、うっさんが買いに行ってあげるから自宅に電話しておいでよ。
言うて電話を切ったんだけど、無事事務で借りられたらしい。
やれやれ、朝から焦ったよ。
ったく、ホッチキス一つで一年留年したらシャレにならへんでなぁ。
なんと言っても、卒論の〆切の時間は絶対だからね。

さて、先日の観劇の記録の続きね、
2日目は歌舞伎座の夜の部を観ました。
演目は「熊谷陣屋」「二人椀久」「大富豪同心」
なんでそんなことのために自分の子殺すねんとか、奥さん置いて出家とか身勝手やん!といつも通り突っ込んどりました。
元々熊谷陣屋は好きやないんだけど、芝翫さんの義経が酷過ぎた。
滑舌もそうだけど、品がないんだよねー。
歳を重ねてどんどん下手になるのは何故?
どうしちゃったんだろ。
相模が萬寿さん、藤の方を雀右衛門さんとおじいちゃん達がやってるのもなぁ。(笑
薹が立ちすぎてるで
松緑さんと吉右衛門さんを比べるのも詮無いことだけど、やっぱり物足りないよね。
「2013年」吉右衛門さんの熊谷陣屋を観てる。
眠気を抑えるのに苦労したわ〜。
「次の二人椀久は暗くなるから絶対に寝ちゃう」と思ったんだけど、これがまぁ!良くてねー。
なんだろう、フラメンコを見てるようだったよ。
壱太郎さんと右近さん、めっちゃ情熱的だったの。
強く深く愛し合う2人、この世では触れ合うことの出来ない切なさ。
もう涙もんだった。
二人椀久でこんなに感動したのが初めてかも。
ええもん見せてもらった。
席はセンターの最前列で臨場感たっぷりだったけど、引きで見たらもっと幻想的で美しかっただろうな。
最後の大富豪同心はテレビの設定、ストーリーをそのまま使ったみたい。
卯之吉が彼にそっくりな将軍の弟の幸千代と入れ替わって、そこに許嫁が訪ねて来てピンチ!という回の話でした。
清少将を巳之助さんが演ってみえたんだけど、もう清少将は彼しかいないよね。
再現率も高くて、めっちゃニンだった。(笑
あとは皆んなが一所懸命ふざけてて(特に笑三郎さん!)、観てる方も楽しくなる演目だったのよ。
後ろのおばあちゃん2人が茶の間のようにお喋りをしながら観てて、イラッとしつつも「さぞ楽しいだろうな」と思っちゃった。
本音は私もやりたいと思ったのよね。
ホホホ。
応援上演じゃないけど、昔の芝居小屋のように上演中お喋りお弁当OKの日があっても楽しいだろうなぁ。
「そういう砕けた観劇もいいじゃないの?」と思えた演目でした。
太鼓持ちの銀八は右近さんだったんだけど、「コレ、猿之助さんだったらなぁ」とちょっと思ったことは内緒。
最後は中途半端な感じで「続き」で終わって、テレビのエンディングのダンスを皆んなで踊ってたの。
↑一緒に踊りたかった!
皆さんキレキレッだったよ。
面白いラストだったわね。
お客さん、皆んな幸せな気持ちで帰れたんじゃないのかな。
幸四郎さんは弥次喜多の代わりにしたかったのかも。
ふふふ、続きは納涼歌舞伎だったりして。
何にしても続きを楽しみにしてる〜。


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浅草歌舞伎に行って来たなり〜







埼玉の道路陥没、えらいことになってますね。
トラックの運転手の方、何とか助けられないもんかしら。
時間だけがどんどん経って、ご家族はお辛いよね。

さて、先日の観劇の記録を忘れないうちに残しておきたいと思います。
↑知らんおばちゃん、ずっと写真撮っててどいてくれなかった。
まずは初日に昼夜通しで観た「浅草歌舞伎」
世代交代の1年目。
橋之助さんが座頭になって、鶴松さん・莟玉さん・鷹之資さん・玉太郎さん・染五郎さん・左近さんの7人の公演でした。
えらく若返りましたな。
染五郎さんと左近さんは10代というから、松也さんの半分の年齢やん。(笑
お年玉のご挨拶は鶴松さんで、勘三郎さんへの感謝と、自分が参加出来ると思ってなかったとおっしゃってたな。
昼の部の演目は、「絵本太功記」と仮名手本忠臣蔵の「道行旅路の花聟」
「絵本太功記」は夜キャストを替えて上演されました。
面白い試みだと思うけど、私はどうにもこの絵本太功記が好きになれんのです。
昼は武智光秀を染五郎さん、十次郎を鷹之資さん、初菊を玉太郎さん、佐藤正清を左近さん、操を鶴松さん、真柴久吉を莟玉さんが演ってました。
だいたい、久吉と間違って竹槍で母親を刺す?
着物着てんのに、竹槍が貫通する?んで死ぬ?
んなバカなやで。(笑
光秀ダサいしさぁ、旅の坊主に扮する久吉も怪しさ満点やん。
↑染五郎さんの光秀はサイコパス味もあってニンだと思った。
眠気を誘うんだよねー。
必死で我慢してたら、頭が痛くなったよ。
唯一、十次郎と初菊の恋は微笑ましくていい。
鷹之資さんの十次郎、まっすぐでよかった。
席は最前列の下手側通路でした。
片方に人がいないだけでストレスが随分違うのね?
花道も見やすいし、ええ席でした。
二幕目は「道行旅路の花聟」という舞踊劇。
勘平が職務を怠っておかると密会してたばっかりに、主人が殺傷事件を起こしちゃったんだよねー。
主人は切腹、お家断絶となったわけだからさぁ、ここはあんたも切腹のところやんな。
それをお軽が上手いこと言うて、里に連れて行くんだよね。
とんだあばずれだよ。(笑
つうか、結局、悲劇に巻き込まれんねんから、潔く切腹しておいたらよかったんちゃうんかーい!
おかる役の莟玉さんは美しかったし、橋之助さんの他人の意見に流されやすい弱い勘平も“らしくて”よかった。

夜は「春調娘七種」「絵本太功記」「棒しばり」
お年玉のご挨拶は、玉太郎さんで浅草グルメについて話してみえました。
去年のお兄さん達に比べたら、トークはまだまだね。(笑
「春調娘七種」は曽我十郎五郎と静御前が春に七草にちなんだ踊りを披露し合う舞踊劇。
まぁ、コレはただただ美しかったわね。
夜の絵本太功記」は光秀を橋之助さん、十次郎を鶴松さん、初菊を左近さん、佐藤正清を鶴松さん、操を莟玉さん、久吉を染五郎さんが演ってみえました。
橋之助さんが光秀?と私の中でイメージじゃなかったんだけど、狂気の部分も上手く表現してたと思う。
初菊は断然左近さんの方が好きだったな。
↑熟すだけで精一杯でカクンカクンした所作になっちゃうみたい。
ふふふ、美しいものが好き。
最後の演目「棒しばり」
これはねぇ、若い人がやる方がスピードもパワーもあっていいよね。
席は最前列のど真ん中。
汗がかかるんじゃないかと思うほど間近で、ええもん観せてもらいました。
↑ 鷹之資さんは一度も扇を取れなかったけど。(笑
所作台の振動まで伝わって来たよ。
迫力あったなぁ。
2人の滑稽な踊り、観てる者も楽しい気持ちになったわ。
特に染五郎さんのアホ顔は秀逸だったよ。
役の幅を広げて吸収して、どんどん引き出しを増やす時期なんだろうね。
この1年ほどの成長は、目を見張るものがあるわ。
先月のシュテンも本当によかったもんなぁ。
ええねぇ、多少拙くても若い人の一所懸命はそれだけで尊いね。
おばちゃん、少し元気がもらえたよ。
寿命が30分くらい延びた気がする。
ハハハ。


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お腹いっぱいの3日間なり〜







また新幹線の中です。
一昨日から東京に来てました。
めっちゃ晴れてて、富士山の全体が見えてキレイだったー。
まずは浅草へ。
浅草歌舞伎観るために来たんだけど、とりあえずお参りだけしなくちゃいけないかなぁと思って仲見世に突撃した。(笑
午前中だったこともあり、割合空いてたのかな。
恐々行ったんだけど、思ったより大丈夫だったわ。
夜、じゃんぼおかんと合流することになっていたので、「亀十」のどら焼きを買って行ってやろうと思ったのに臨時休業でした。
残念。
昼の部と夜の部の間が1時間ほどしかないんだけど、「完全入れ替え制だから一旦外に出ろ」と言われたの。
↑去年までロビーにいてもよかった。
ええーっ!?座らせてよ。
浅草の街は混んでて、ちょっとお茶をするのも難儀だしねぇ。
この中途半端な時間をどう潰せばいいのよ。
困ったー。
悩んだ挙げ句、久しぶりに合羽橋まで行ってみることにしたの。
ま、1時間じゃお買い物は無理ね。
お菓子の袋なんかを買うのが精一杯だった。
あー、消化不良だわ。
今度時間を取ってゆっくり来ようと思う。
無事昼夜の演目も眠らずに観られて(怪しい?)、急いで銀座のホテルへ。
チェックインをしてたらちょうどじゃんぼおかんも来て、グッドタイミングだった。
今回のホテル遊びは2泊にしたのよ。
まぁ、お互いいろいろあって、めっちゃ疲れてたからええデトックスになったわ。
さすがに2晩喋り倒したら、少しは気が晴れるよね。(笑
解決するわけでもないし、またすぐに現実に引き戻されはするんだけど、キレイ事だけじゃない本音を聞いてもらえて楽になったよ。
肯定も否定もして欲しくない、ただ聞いて欲しいだけのときってあるじゃない?
そういうときだったのよね。
じゃんぼおかんの存在がありがたかった。
お部屋に荷物を置いて、さぁ、夕飯を食べに行こう。
泣いたり笑ったり忙しく、台湾料理をお腹いっぱい食べた。
本当に気持ち悪くなるくらい。
ホテルに帰る途中どこからかカレーの匂いがして来て、その匂いに「ウエッ」ってなって吐きそうになったもの。(笑
あんなにお腹いっぱいになったの、何年かぶりよ。
アラ還のおばはんらが何してんねーん!
ハハハ。

昨日のランチは豪華ランチブッフェに行って、またお腹がはち切れるまで食べた。
そんなはち切れるほど食べてないのに、ヤキが回ったよ。
ランチのあとは三越バレンタインの催事を見たかったのに、ホテルに戻ってゴロゴロしちゃった。
1時間ほど休んだあと、1人で歌舞伎座へ。
↑その間、じゃんぼおかんは六本木に図録を買いに行ってくれた。
熊谷陣屋で記憶を失いそうになりつつ楽しく観て、ホテルに戻ってじゃんぼおかんが三越で買って来てくれたお寿司やらお惣菜で夕飯。
外で美味しいご飯も好きだけど、気兼ねなく食べられるお部屋ご飯も好き。
食後はまたどうでもええ話をループしながら喋り倒したー。
ったく、どんだけ喋ったら気が済むねん。(笑
お陰ですっと睡眠に入っていけて、気が付いたら朝の6時だった。
久しぶりに一度も目を覚さずに6時間くらい眠れたわ。
あー、すっきり。

今日は私が新国立劇場のお芝居を観るため12時頃に銀座を出る必要があったから、早めに「添好運」でランチ。
ここでもまたお腹がはち切れるほど食べたー。
この3日で何回目のお腹いっぱいだろ。
おばはん達、お転婆さんやわ。(笑
ついでに日比谷のシャンテで「Patchi」のチョコレートも買えてめっちゃ嬉しい。
じゃんぼおかんとは駅で別れて、1人新国立劇場へ。
初めて行く劇場でドキドキしたけど、乗り換えもスムーズで迷わず行くことが出来た。
今回の上京で、一番よかったのが新国立劇場のだったんだけど、残念なことに手拭いをGETできなかったのよ。
隣りの席の外人が2つも取って、分けてくれなかったのよね。
ったく、作法を知らんのかい!
「1つちょうだい」と言いたかったけど、さすがに言えなかったわ。
あー、悔し。
ま、厄を外人さんがもろてくれたと思うことにする!
ちゃう、ちゃーう。
ハハハ。


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顔見世に行って来たなり〜







今日は久しぶりに散歩に行って来ました。
寒くて外に出るのは嫌だったけど、歩き始めたらええ気晴らしになったわ。
ねぇやんは緊急用じゃない個室に移って、ほぼ心配はないのね。
ただ私はあの事故がトリガーになったようで、ザワザワが止まらなくなってしまってねぇ。
ちょっと困ってる。
気持ちを上手く切り替えなきゃね。
ふぅ〜。

先週、南座に行った話でも思い出しますかね。
夜の部だけ観る予定だったので、お昼頃に京都に着くように出ました。
まずは腹ごしらえ。
どこも混んでるので、伊勢丹の地下の「やま六」のイートインで銀だら定食を食べました。
だし巻き玉子、きのこといくらのマリネ、鰤の南蛮漬け、きゅうりとエノキと昆布のお浸し(みたいなもんだったかなぁ)と赤だし。
1人で食べるにはちょうどいい雰囲気のお店で、待たずに食べられました。
銀だらの西京漬も好みの味だったし、期待してなかった鰤の南蛮漬けがすこぶる美味しかった。
今度、また1人で来ることがあったら寄ろうと思う。
歩いて高島屋まで行って買い物をして、少し時間があったので八坂さんにも行って来た。
ねぇやんの回復を祈って、徳を積むために外国人カッポーに声を掛けて写真を撮ってやりまくった。(笑
何ポイントか溜まったと思う。
溜まらへん、溜まらへん。
ハハハ。
四条大橋のところにあると知っていたけど、初めて阿国の写真も撮ったよ。
軽ーく観光した感じになったかな。
迷いながら、こんなときにもやって来た顔見世。
↑チケットが高額で買うときにもめっちゃ悩んだ。
竹馬もありましたよ
あー、これを見ると「顔見世に来た〜」と思うね。
愛之助さんのは片付けられてたのか、見当たらなかったわ。
演目は「元禄忠臣蔵」「色彩間苅豆」「曽我綉俠御所染」「越後獅子」の4演目。
元禄忠臣蔵は最後の一日の話で、討ち入りの詳細を仙石伯耆守に報告するんだけどさぁ。
大石内蔵助の仁左衛門さんのセリフがものすごいセリフ量なのよ。
80歳超えてあれがスラスラ出てくるって!?
どんな脳をしてるんだろ。
大石主税を鷹之資さんがやってて、これまたいいのよ。
最後は親子の情愛にもらい泣きしちゃった。
仙石伯耆守の梅玉さんも穏やかで、それでいて威厳があって見事な配役だったと思う。
笑三郎さんが珍しく立役をやってみえて、意外に良くてびっくりした。
立役でもお美しかったよ。
いやー、しみじみええ演目で、好きだわ。
もうこれだけ観て帰ってもいいとさえ思った。
セコイから最後まで観たけど。
席は最前列だったから、空けるわけにいかないしね。(笑
次は「かさね」
愛之助さんの休演で萬太郎さんが与右衛門をやっていたの。
かさねは萬寿さん。
なんだろう、萬太郎さんが気の毒だった。
色悪をやる人じゃないし、全然ニンじゃない。
以前、幸四郎さんと猿之助さんで観たことがあって、私の中では2人がベストなのよ。
萬太郎さんを観てるのがちょっと辛かったな。
仁左衛門さんは無理でも隼人さんはダメだったのかなぁ。
いやいや、隼人さんは次の「曽我綉俠御所染」の主役じゃん。
この曽我綉俠御所染というのが、鞘当てと伊勢音頭?封印切り?を合わせたようなまぁまぁ胸糞の悪い話だったわ。
仁左衛門さんの監修らしいんだけど、隼人さんは仁左衛門さんをまんま写したみたいでした。
お弁当は、顔見世の時に食べる和久傳の鯛ちらし。
野菜の炊いたんも本当に美味しかった。
もうこれは間違いないわ。
ちょっと贅沢だけど、止められない。
最後の演目は越後獅子。
鴈治郎さんと鷹之資さんと萬太郎さんだったんだけど、鴈治郎さん若い人と同じように踊ってみえた。
あの体でびっくりしちゃう。
一歯下駄で軽やかにタップダンスを踊るのよ。
心臓発作を起こさないか心配しちゃった。
ハハハ。
最後は新体操のリボンのように布を波に見立てて、美しく幻想的に幕が下りた。
めっちゃ楽しい気持ちになって、やっぱり無理してでも行ってよかった〜。
一生忘れない顔見世になったと思う。


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観劇のハシゴをして来たなり〜







また新幹線の中です。
昨日は歌舞伎座で一部と三部観て、今日は新橋演舞場で「朧の森に棲む鬼」を観て来ました。
昨日の一部の「あらしのよるに」の劇中で、國矢改め精四郎さん襲名披露口上に泣いた〜。
ええスピーチだったのよ。
また獅童さんが劇中感極まってセリフが詰まるところがあったんだけど、そこにももらい泣きよ。
↑勘三郎さんの命日で彼の言葉とシンクロするセリフだった。
つい「自分、どうかしてる」と突っ込んじゃった。
こんなに感動するとは思っていなかったので、びっくりしたよ。
三部は三部で、「天守物語」はとんでもな演目でびっくり。
初めて観たんだけど、奇想天外なストーリーだったのよ。
50歳差カッポーのまぁ美しいこと!
とんでもな話だったけど、嫌いじゃなかった。(笑
むしろ好きでした。
そして、今日。
新橋演舞場は満員御礼でした。
幸四郎さんのサイコパスぶりもサイコーだったし、染五郎さんも素敵でした。
いつの間にかあんな美しい殺陣が出来るようになってたのね?
思わず「染五郎さんやるじゃん!」と声に出しそうになったよ。
金太郎時代から知ってるおばちゃんは感慨深かったわ。
右近さんはめっちゃ美味しい役だったー。
面白かったなぁ。
休憩を挟んで4時間、あっという間だった。
時間があれば、幸四郎ライでもう1回観たいくらい。
しかし、今回は奮発して3回観てどれも外れがなくて、本当にええもん観たって感じ。
詳細はまた後日にしますが、充実して2日間でした。


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中村隼人丈を見に行ったなり〜







今日はマリ造と巡業を観に豊橋の芸術劇場まで行って来ました。
いや、中村隼人さんを観に。(笑
「良席が取れたら行こう」言うてたんですけど、思いがけず最前列センターが取れたのよ。
張り切って行って来た〜!
なんと!ご挨拶では撮影可能だったの。
しかも前半は舞台を降りてのご挨拶で、私たちの50cm先に隼人さんがいらしたのよぉぉ。
おばちゃん、めっちゃ照れたわ。
おばちゃんなんか見てない、見てない!
言うて、へっぽこカメラマンのわしら、致命的に才能もセンスもないのよね。
今日はマリ造の方が上手く撮れてたけど、近い近い。
近すぎてピントが合い辛かったの。
まぁ、言い訳ですけど。(笑
ハハハ。
演目は「引窓」「身替座禅」
「引窓」は笑う話じゃないのに、どうやらマリ造の笑いのツボを大いに刺激したようでねぇ。
オカンが長五郎のホクロを「死んだおとんの形見をよう取らん。忍びない」言うて、嫁にカミソリを渡すシーンでずっと笑ってた。
わかるよ、「自分が怖くて出来んのに、何を嫁にさせようとしとんねん」と思ったんでしょ?
わかるけど、笑い過ぎやって。(笑
しかもそのあと、例の与兵衛が投げたおひねりでホクロが取れるシーンよ。
止まらんようになってた。
引窓は喜劇じゃありませんって。
でも、皆んな笑ってた。
一斉に心の中で突っ込んでたと思う。
ハハハ。
そして、いくら前髪を落としてホクロを取っても、でっかい体なんやからすぐに長五郎ってバレるって。
しかも、殺したのは1人や2人やなくて4人って!?
同情の余地なんかあらへんで。
と毎回お約束の突っ込み。
おかんの心情に思いを馳せて泣いて、でもあのシーン笑って(笑っちゃいけない)と忙しかった人も多いんじゃないかな。
ハイ、わたくしもつい笑ってしまう無粋者です。
二幕目の「身替座禅」は玉の井を錦之助さんが演ってみえたのよ。
イケおぢが玉の井?
「化粧一つで醜女になるものねー」と思ってたんだけど、やっぱり鴈治郎はんの玉の井を見てしまうとね。
今、鴈治郎はん玉の井に勝てる人はいないんじゃないかな。(笑
隼人右京はひたすら可愛かったわ。
きっと仁左衛門さんに教えてもらったのね。
セリフの間とか表情の作り方がめっちゃ仁左衛門っぽかった。
近いうちに、右京と言えば隼人みたいになるんでしょうね。
そのうち吉田屋の伊左衛門とかも演っちゃったりするのかなぁ
色男、楽しみだな。
それにしても着実に世代交代が行われてるのね。
数年前には危なっかしいく見てた若手が、今、立派に座頭を務めてるのよ。
こうやって役者の成長をじっくり見られるのも歌舞伎のいいところ。
演目もよかったし舞台も低くてめっちゃ見やすかったし、豊橋まで行ってよかったわ〜。

終わって、マリ造「お茶でもしとこ」言うて、豊橋では有名なケーキ屋「マッターホーン」に行ったのよ。
私達の前に1組待ってて、その人が案内されて「次だ!」と思ったところに電話が鳴った。
ママから「もうすぐハイウエイオアシスに着く」と。
もうすぐって!?
実は今晩ウチに泊まることになってて、夕方ハイウエイオアシスでピックアップする予定だったのよ。
今、3時20分だよ。
どこが夕方なの?
あなたの地方では夕方なの?
「慌てなくてもいいよ」ってさぁ、だったら、夕方まで連絡しないでくれる?(笑
お茶はキャンセルして、大急ぎでこちらに戻って来ましたよ。
ママをピックアップして、10kg以上あるリンゴの箱を運んで腕と腰が死んだ。
いつまで振り回されるんだ?私。
やれやれ。


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錦秋十月大歌舞伎を観に行ったなり〜







今月は2日に分けて歌舞伎を観てきました。
まずは夜の部。
演目は「婦系図」「源氏物語」
婦系図は新派の作品で仁左衛門さんと玉三郎さん、源氏物語は六条御息所が玉三郎さんで光源氏が染五郎さんだったのよ。
まぁ、これは客が入りますよね。
珍しく早い時期に売り切れになってましたわ。
私の席はセンターの最前列。
婦系図はねぇ、なんだろ、やっぱり時代に合わないよね。
仁左衛門さん・早瀬主税は玉三郎さん・元芸者のお蔦と同棲してるんだけど、彌十郎さん・師匠に内緒にしてるの。
それが師匠にバレて、「自分と女とどちらを選ぶ?」と迫られて師匠を選んじゃう。
掏摸だった自分を一角の人間にしてくれた師匠にや奥さんに恩はあるだろうけど、「しょうもない選択させんな」と怒るところだろうが。
お蔦に別れを告げてるのに、「今日は一緒に帰ろう」だってよ。
つまり最後の夜を過ごそうってことでしょ?
ええーっ!?あんた、厚かましいなぁ。
とにかく早瀬、お前が悪いよ。
もっと強くなれつうの。
なんだろうなぁ、これが世話物とかの衣装や頭ならまだ物語として入り込めるのよ。
短い髪にセリフは現代語、リアル過ぎて胸糞が悪い。
私の中で、ただのクズ男とそんなクズを好きになった愚かな女の話になっちゃってねー。
変な笑いが出ちゃったよ。
隣りのおばちゃんは純愛?悲恋?、と受け取ったようで玉三郎さんの健気な姿に涙してた。
私が汚れちまってるのか。
ハハハ。
源氏物語は六条の御息所がひたすら面倒臭い女で怖かった。
セットは紗の御簾をいくつか並べて、手前と奥が(透けて)見えて2つの空間が舞台上に存在するような感じにしてあったの。
美しかったし、効果的だったと思う。
染五郎さんも玉三郎さんも50歳以上差があるように見えなくてねー。
2人共美しかった。
これはストーリーもわかりやすいし、外国のお客さん(結構いた)は楽しめたんじゃないかな。
六条の御息所の巻きを持って来たのは成功だったと思う。

翌日昼の部を観ました。
演目は「俊寛」「音菊曽我彩」「権三と助十」
朝から俊寛はヘビーだよね。
去年仁左衛門さんの俊寛を観てるんだけど、ちっちゃくて生や都に未練がましい俊寛だったのよね。
それはそれでリアルだったんだけど、吉右衛門さんのどこか達観したような潔さのある俊寛の方が私にはぴったり来ての。
↑吉右衛門さんで観てるし、芝翫さんでも観てる。
もう観られないと思ってたんだけど、菊之助さんがびっくりするほど吉右衛門さんだったの。
もちろん迷いや未練もあるんだけど、プライドのある俊寛でした。
格好よかったわ〜。
仁左衛門さん俊寛より好きだった。
吉太朗さんの強くて弁えてる田舎娘の千鳥もよかったなぁ。
ガサツ過ぎず、前に前に来ない感じがよかった。
ただー、目の前に崖が現れるからさぁ、最前列で観るもんじゃないんだよね。(笑
ま、二幕目の曽我ものの舞踊劇は眼福だったけど。
左近さんの化粧坂少将に見惚れて、魁春さんの大磯の虎に突っ込む。
あんたら、どう見ても同僚に見えへんやん。
心の中で朝比奈に「あんた誰?」とやってたら巳之助さんだったり、眞秀さんに「可愛い〜」と忙しかったわ。
最後はクララ菊五郎さんが立った!」
と私的には盛り沢山だった。
権三と助十は、駕籠舁の獅童さんと松緑さんと長屋の人が繰り広げる喜劇。
父親が強盗殺人を犯したとして審議中に牢で病死した聞き、大坂からやって来た左近さん・彦三郎。
「父がそんなことをするはずがない。せめて汚名を晴らしたい」と歌六さん・大家に相談。
それを聞いて、権三と助十は「犯人を見たかも」と吉之丞・左官屋勘太郎を告発する。
勘太郎は一旦釈放されるが、それは証拠固めのためであったと。
無事証拠も発見されて勘太郎はお縄に。
大岡越前は彦三郎の父の冤罪を疑っていて、本当は生きているのに病死にして真犯人を泳がせていたのだった。
めでたしめでたし、で幕。
松緑さんも獅童さんも楽しそうに演ってみえたよ。
どうやら左近さんはゲラらしく、笑っちゃいけないところで笑ってイジられてました。
アレ、絶対に誰かに仕掛けられてるよね。(笑
その雰囲気も含めて、ほっこりええ演目でした。


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あらしのよるにを観たなり〜







今日から10月ですかー。
32度だってよ。
いつまで夏が続くねん。
しかし、今年もあと3ヶ月かいな。
朝からホテル花水木の年末年始の電話予約に参戦したんだけど、今年も5分であえなく敗退。
一生勝てる気がしないわ。
年末年始温泉でゆっくり、なんて夢のまた夢なんかなぁ。
あーあ。

さて、先週の京都から1週間、あっちゅう間やね。
忘れないうちに記録だけ残しておこかな。
絵本の「あらしのよるに」を元にした演目。
DVDで観たことはあったんだけど、生の舞台は初めて。
嵐の夜に偶然会って一夜を過ごした狼のかぶと山羊のめい
ヨセフの友になっちゃった。
本能(山羊が食べたい狼)との葛藤と狼の権力闘争も交えつつ、最後まで友情を貫くかぶめい
不幸な最後にならなくてええ話で終わってよかった〜。
初演はめい松也さんが演ってみえたんだけど今回は壱太郎さんだったの。
こんなことを言うとなんだけど、壱太郎さんの方がぴったり来るんじゃないかな。
だって、健気でめちゃくちゃ可愛らしかったんだもん。
たぶん人柄がそのまま出てる感じ。
純粋過ぎて危なげな感じも。
12月に歌舞伎座でもやるんだけど、めい菊之助さんが演るの。
↑歌舞伎座でも観るつもり。
ちと董が立ちすぎてやしやんせんかねぇ。(笑
壱太郎さんがすごくよかったから、歌舞伎座でもやってもらいたかったなぁ。
席はまたセンターブロックの最前列。
客席降りもあったし、南座は舞台がめっちゃ近いので臨場感たっぷりよ。
獅童さんが目の前にいるやん。
近くに座ってた子供をいじってたわ。
特別思い入れがあって、大事にして来た作品というのがめっちゃ伝わって来た。
普段見られない囃子方とのアドリブのかけ合いもあったりして、これも楽しかったー。
何より、イケおぢ錦之助さんが悪い狼役ってのもよかったなぁ。
ズルくて器がちっちゃくて、山羊に耳を食いちぎられる間抜けさも意外にハマってた。
歌舞伎座では松緑さんがやられるらしいので、それは楽しみ。
さすがに再演だけあってこなれてて、ストーリーにも破綻がなくて演目として完成度が高かったの。
面白いとは思ってたけど、想像以上にクオリティーが高いのに驚いたわ。
「12月に歌舞伎座で観るしなぁ」と迷ってたんだけど、思い切って行って正解だったよ。
壱太郎・めいが見られただけでもチケットと新幹線代の元が取れた感じ。(笑
大好きな作品でした。


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七月大歌舞伎昼の部@松竹座なり〜







昨日は大阪松竹座に行っておりました。
暑くて溶けそうでしたわ。
「仁左衛門さんのすし屋は最後かも」と夜の部を取って、どうせ大阪まで行くんだしと昼の部も取ってしまったのよね。
アホだった。
昼夜合わせて8時間、新幹線往復2時間半、10時間以上座ってたやないかーい!
腰とお尻が壊れた。
きっと仁左衛門さんはまた権太やるよね。(笑
昼の部は「小さん金五郎」「藤娘」「俄獅子」「恋女房染分手綱」
料理屋の兄ちゃんがいて絵看板が撮れなかったわ。
ハハハ。
小さん金五郎は上方のコメディー、コテコテの世話物でした。
金五郎を鴈治郎はんがやっていたんだけど、もうね、私の大好物。
隼人さんも勘当されて太鼓持ちになって2人の女性から言い寄られる色男を、彌十郎さんは甲斐性のある旦那をやってみえた。
扇雀さんはピエロ役、松竹座新喜劇でこの人の合図でずっこける人みたいなポジションだった。
うん?わからない?(笑
最後は鴈治郎はんと孝太郎さん、吉太朗さんと隼人さん、壱太郎さんと彌十郎の3カップルが出来てめでたしめでたし。
扇雀さんだけが1人余って、キーッと。
とにかく楽しい演目でした。
菊之助さんの藤娘はまぁ美しいよね。
でも、私、藤娘は30年前に観た玉三郎さんのが一番なんだ。
俄獅子は芸者と鳶の粋な舞踊劇でした。
今年は夏の松竹座でも萬屋さんの襲名披露をやってたの。
新しい祝幕だったよ。
この祝幕の作者も千住博さんだそうです。
三幕目は「恋女房染分手綱」の話は辛気臭くて嫌な話なのよ。
由留木・皇女調姫の乳母の重の井は家老の息子と恋仲になって身籠って、不義の中が知れれば両親に罪が及ぶと密かに三吉を産むの。
重の井の父は、娘の助命を嘆願して切腹。
それを不憫に思った由留木の殿様が重の井を調姫の乳母に取り立てた。
そこに偶然三吉が姫の遊び相手と呼び入れられてしまうのよ。
本来なら、侍として育ったはずの三吉は馬子になってる。
夫も行方不明、自分だけが何不自由なく暮らしてる。
重の井、罪悪感で一杯だったでしょうね。
でも、ここで母親だと名乗れば調姫と三吉は乳兄妹がバレてしまう。
重の井は断腸の思いでこの場から去れと言う。
うむ、面倒くさいのう。
結婚で東に下る調姫がいよいよ出発のとき、何も知らない近習がめでたい門出を祝い三吉に馬子唄を歌わせる。
泣き声で馬子唄を唄い切った三吉は、重の井を見返り見返り去って行く。
ちゅうお涙頂戴な話で、何度も記憶が飛びそうになったわ。
席は最前列だったのに、何度かカックンとなってた。
演者の人にバレバレだったんじゃないかな。
お恥ずかしい。
それにしても、三吉役の新梅枝君、半端ないセリフ量だったの。
まだ9歳であのセリフ量、素直にすごいと思う。
お弁当は新大阪で買ったとん蝶。
前から気になっていたんだよね。
好きなやつだったんだけど、2つ同じものを食べるのはキツかった。
念願叶って、なのに飽きるとか言うなってな。
ハハハ。


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七月大歌舞伎@歌舞伎座を観たなり〜







歌舞伎座に行ったのは先週?先々週?
もう10日も経ってるよ。
時間が過ぎるのが本当に早い。
どうしよう、忘れちゃってるよ。
一応、演目名だけでも残しておこうかな。
夜の部の「裏表太閤記」だけ見たの。
猿翁さんが43年前に上演して再演がなかった演目らしいんだけど、かなりアレンジされているらしくほぼ新作と思っていいらしい。
だけど、この題材、再演されなかったのはまぁそうだろうなという感じ。(笑
宙乗りあり、本水&大立ち回りあり、激しいダンスあり、とストーリーをほぼ無視したケレン味満載のthe澤瀉屋の演目でした。
コレ、猿之助さんでやることが決まってたんじゃないのかなぁ。
それを幸四郎さんが代わって、演出主演をやってる気がする。
なんだろ、幸四郎さんじゃ、ちょっと違うんだよなぁ。
↑幸四郎さん、大好きなんだけどね。
やっぱり澤瀉屋の演目なんだよねー。
私は基本楽しいが正義だと思ってるんだけど、それにしてもストーリーが陳腐過ぎた。(笑
なんで信長の息子・信忠と光秀の妹・お通は、天狗に襲われてるねん?
なんで突然天狗?なんで天狗?
鈴木親子、忠義を示すために父親を殺すって?
なんやねん、その唐突な展開。
一応古典気も入れておこかって?
いらん、いらん。
秀吉が夢で孫悟空になってるって?
あまりにベタ過ぎやん。
宙乗り入れたいだけかいな。
つうか、太閤記やのに、秀吉の出番少な過ぎちゃうか?(笑
ただ、5人三番叟は本当に見応えがあったよ。
巳之助さん、松也さん、右近さんの踊り、素敵だったー。
あれだけをずっと見ていたいとさえ思った。
高いチケット代払った価値はあったね。
席はまた最前列でした。
目の前で客席降りしてくれた青虎さんが芝居してくれるし、本水でお水がかかる席でサイコーだったんだけどね。
一所懸命顔をカバーしてたら、服がずぶ濡れになってた。
なんでやねん。
ウロが回ってるわ〜。
ハハハ。
まぁ、とにかくストーリーは突っ込みどころ満載でしたな。
猿之助さんがやってたら、どうなってたのかなぁ。
きっともっと面白くしてくれてたんじゃないか、と思った夜でした。


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歌舞伎町歌舞伎を観てきたなり〜







また新幹線の中です。
今日は新宿の「THEATER MILANO-Za」の歌舞伎町大歌舞伎を観に来ました。
と言うても、1人で来れないので観劇友・ケリーさんに連れて来てもらいましたの。
ホホホ。
本来なら今日は歌舞伎座とハシゴをする予定だったんだけど、まだ本調子じゃなかったので歌舞伎座は諦めました。
「無理だと思うけど定価で売れたら」と定価以下での救済掲示板サイトに売りに出したら、定価での買い手が現れたの。
確かに良席ではあったけど、一等席を定価で引き取ってもらえるなんて奇跡よ。
もうこれは休めってことだったのよね。(笑
演目は「正札附根元草摺」「流星」「福叶神恋噺」
コラボの飲み物も買いました。
ボトルホルダーも付いて1000円かな。
↑散歩用の水筒にしようと思う。
私は福叶神恋噺をイメージしたローズレモネード×花氷で、さっぱり爽やかな飲み物でした。
まず正札附根元草摺は、曽我五郎が工藤祐経を討ちに行こうとするのを朝比奈の妹舞鶴が止めるという舞踊劇。
舞鶴は力強い女の設定なんだけど、鶴松さんは可憐で可愛らしいの。
後半色仕掛けも入ってくるにしても、最初から最後までイチャイチャしてるように見えたわ。
ただ若々しくて力強い五郎、虎之介さんぴったりだったと思う。
流星は以前観たことがあると思うんだけど、記録に残ってないや。
確か種之助さんで観た気がする。浅草か?
ストーリーは一年に一度の逢瀬を楽しんでる牽牛と織女のところに、流星が注進にやって来るのね。
雷夫婦の喧嘩のあらましを清元に合わせて流星が面白おかしく踊る、とまぁこんな話よ。
私は勘九郎さんの踊りが大好きなの。
なんだろう、ガンガン力強い身体能力だけが頼みみたいなキレのある踊りなんだよね。
観たあと、「ええもん見た〜!」って、気になる。
牽牛と織女はお坊ちゃん2人がやっていたんだけど、長三郎さん可愛らしいねぇ。
ここのお坊ちゃん達は、子供らしいところを残してるのがいい!
子役でめっちゃ上手いのも興醒めするんだよね、私。
席はセンターの最前列でした。
舞台が低くて、足元も見切れないしめっちゃ見やすかった。
が、椅子はねぇ、最後尻が痛くなったわ。
福叶神恋噺の途中、舞台下から勘九郎さんが出て来る仕掛けのためか、前のスペースが減ってた気がする。
↑勘九郎さんの登場時に龍角散の匂いが充満してた。
幕間にはケリーさんに頂いた「BRETONNE」のフィナンシェ。
前にも頂いて私がめっちゃ好きなやつ。
バターの香りはもちろん、外側がカリカリなのもいいのよね。
昨夜から何も食べてなかったので沁みた〜。
いつもありがとうございます。
二幕目の福叶神恋噺は、落語の貧乏神を元にしてるのね。
私、枝雀さんのこの噺が大好きで何度も聞いて、ストーリーはバッチリ入ってたの。
中村屋さんがどう料理するのか興味津々でした。
元の落語はもっと貧乏神は搾取されて面白可笑しい話なんだけど、なんだろう、loveが前面に来てた気がする。(笑
しかし、世話もののダメ男(魚屋宗五郎とか文七元結の長兵衛とか)って憎めないんだよね。
それをまた虎之介さんが愛嬌たっぷりに演じるものだから、おばちゃん許すってなっちゃったわ。
ま、私の許しなんか必要ないんだけど。(笑
七之助さんの貧乏神は、ちとソツがなさすぎたんだよね。
なんつうか、もう少し健気な感じが欲しかった。
ま、でも最後はハッピーエンド、何も残らないけどめっちゃ楽しい芝居でした。
一瞬「歌舞伎座を残すべきだったか」と思ったけど、やっぱり歌舞伎町歌舞伎を残して正解だったな。
おまけに観劇友と一緒だったしね。
いい気分転換になった〜。


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ヤマトタケルを観て来ましたなり〜







今日はママとママの友達と御園座に行って来ました。
いつぶりだろ。
近いのに遠い劇場だわ。(笑
演目は「ヤマトタケル」
2月に「隼人タケル」で観たんだけど、記録に残してないや。
今回は團子タケル。
美しいタケルだったわ〜。
去年の5月に期せずして明治座で主役の代役をやることになって丸1年、こんなに成長するもんなのね。
席は最上手の最前列でした。
こんな席しか取れなくてモヤモヤしてたんだけど、前のスペースはセンターブロックより広くて開放感があるのよ。
しかも最前列は3席しかないから、プライベート感半端ない。
若干上手奥が見切れてたかもだけど全然気にならない。
悪くないじゃん。
おばあちゃん達も楽しそうに観てました。
ストーリーは...
謀反を企む双子の兄大碓命を誤って手にかけた弟小碓命は、事情を知らぬ父帝の怒りを買うのね。
大碓命と小碓命を團子さんが2役、早替わりは見事だった。
澤瀉屋のお家芸よね。
お仕置きとして、帝は小碓命に大和に従わない熊襲を討って来いと命令する。
大碓命の妻・橘姫は小碓命を夫のかたきと襲いかかるんだけど、何故か恋仲になるのよ。
なんでやねん。
小碓命は熊襲の首領のタケル兄弟を討ち果たして、その勇気を称えた熊襲タケルから「ヤマトタケル」の名を与えられるの。
それもなんでやねん。
自分を殺す人間になんで自分の名前やんねん。
つうか、タケル兄弟が猿弥さんと歌之助さんって!?
どんだけ歳の差があるねん。
猿弥さんのタコの衣装と歌之助さんのカニ衣装が素敵でねぇ。
めっちゃよく出来てるのよ。
しかし、あんなに大勢の敵を1人で?
ありえへんわ〜。
熊襲を倒して褒めてもらえるかと思って、大和にウキウキで帰るタケル。
でも、今度は蝦夷征伐を命じられるの。
つまりは大和にいるなってことなのね。
妹乙姫を海に生贄しながら、蝦夷までも手に入れる。
ヤマトタケル、どんだけ出来るやつやねん。(笑
が、途中尾張の国に寄って、みやず姫を妃にして草薙の剣を渡しちゃうの。
なんでそんな大事なもんを妾にやんねん。
いやいや、その前に兄嫁を正妻にして、その妹を妾にした上生贄に捧げちゃうってさぁ。
ろくでもない男やで。
ま、そんな調子こきには天罰が下るわな。
大和に戻る途中に今度は伊吹山の山神退治を命じられて、「楽勝楽勝」言うて能天気に戦いを挑むのよ。
あんた、草薙の剣、妾にやってあらへんねんで。
当然やわな。
案の定、深い傷を負って死んじゃうの。
でもって、ワカタケルが次期帝になることを約束されて、タケヒコ・福之助さんとヘタルベ・歌之助さんがサポートを約束すると。
いやいや、いつの間に子供が産まれてんねーん!
ワカタケルって。(笑
最後にヤマトタケルが小林幸子さんになって、もとい!白鳥になって飛び立つ。
いろいろカット出来そうな場面があるものの、衣装は舞台装置もめっちゃ豪華で立ち回りも面白かった。
2月に観たばかりなのに、主役が変わるとこんなに印象が違うものになるのかー。
私は隼人タケルの方が好きだった、というオチだけど。
ハハハ。
おばあちゃん達は思いの外喜んでたし、連れて来てよかったわ。
私自身もええ気晴らしになったしね。


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