カウンターサービスが終了してしまいました。

何か違う企画でうき特製のお菓子をお送りします♪



今日は新橋演舞場にいましたなり〜







新幹線の中です。
今日はここに来ていました。
刀剣乱舞歌舞伎。
ゲームもしたことなくて、いや、実は漫画が原作だと思ってた。
ストーリーもわからなくて、とりあえずイヤフォンガイドを借りてみたけど、必要なかったみたい。
↑途中から外してた。
シンプルなストーリーで、歌舞伎らしい演目でしたわ。
三越でお弁当とデザートを買ってから乗り込みましたよ。
開演が12時で、幕間が13時20分だったから席に着いてまずは小腹を満たしました。
左はマリ造のマンゴーゼリーで、私は右のマンゴームース。
まぁまぁええ値段だったけど(笑、値段だけはありました。
美味しかったなぁ。
さ、これでお腹が鳴らずに済む。
しかしまぁ、昨夜また眠れなかったから眠くてねぇ。
一幕目は何度も気を失いそうになったよ。
幕間が待ち遠しかったー。
お弁当は鈴並の銀だら弁当。
鈴並の銀だらはいつ食べても美味しいのう。
うん?眠いのにお腹一杯にして大丈夫か?
心配したけど、二幕目はちゃんと起きてました。
カーテンコールでは、下手くそ選手権にエントリー出来そうな写真しか撮れず。
最前列にいたのに何をやってんねーん!
いやいや、あっちもこっちも目移りしちゃってー。
結局、何を撮ってるの?ってものにしかならなかったわ。(笑
そんなもんよね。
マリ造の推しはちょいとマシでした。
たぶん、めっちゃちっちゃいと思うんだけど、舞台では大きく見えるのよね。
今日も格好よかった。

歌舞伎の後は、友に銀座まで出て来てもらって、マリ造と3人で桃のかき氷を食べました。
今日の桃は白鳳。
ちょうどええ甘さとちょうどええ量でした。
氷って、量によっては拷問になるじゃん?
ちょうどええ量って、大事よね。
マリ造とは銀座で別れて、友と少しお買い物をしながら歩いて東京駅へ。
↑新幹線の中で再び合流。
お嬢さんも合流して、大丸のレストラン街でご飯を食べたんだけど写真は撮り忘れた。
京風のちらし寿司を食べたんだけどなぁ。
お喋りに夢中になって忘れちゃったよ。(笑
八重洲地下のゴンチャでお嬢さんにお茶をご馳走になって、お別れしてきました。
毎度分刻みのスケジュールよのう。
ハハハ。
今日も長い一日が終わりそうです。


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七月大歌舞伎@松竹座を観たなり〜







今日も暑かったねー。
何だろ、以前ほどエアコンも快適ではなくてねぇ。
レッグウォーマーとカーディガンはデフォルトよ。
体の芯が冷える気がするの。
ったく、先週劇場の冷房にヤラれてから、まだ調子が戻ってないしね。
やれやれよ。

さて、忘れないうちに先週の記録ね。
まずは昼の部「吉例寿曽我」「京鹿子娘道成寺」「沼津」
最初の曽我ものの中の「曽我の石段」
工藤祐経の家臣近江小藤太・隼人さんと八幡三郎・虎之介さんが、謀反の企みが書かれた巻物を奪い合い大立廻り。
初めて見たかも。
様式美だあね。
場面が変わって、いつもの寸劇があっての名乗りのやつ。
うん?苦手?
ハイ、苦手です。
工藤祐経が彌十郎さん、十郎が千之助さん、五郎が染五郎さん。
彌十郎さんが悪い工藤祐経をやってて、案外しっくり来たわ。
いつもの工藤祐経は、ものすごく物分かりが良くて品のええ人で描かれるじゃん?
私、あれに違和感があったんだよね。
しかし、染五郎さんの五郎、まだ早かったんじゃないかなぁ。
何だろ、微妙な年齢なのね。
成駒屋兄弟を見てると、数年でグッ成長するものなのかな。
次は菊之助さんの道成寺。
そらまぁ、美しかったわよ。
ただ、どうにも彼の真面目さが退屈なんだよね。
何度か記憶を失っちゃったよ。
なのに、所化さんが投げてくれた手拭いだけはちゃっかりもらって来たと。
厚かましいよね。(笑
昼の部の最後は沼津。
初めて観たよ。
呉服屋十兵衛の扇雀さん、沼津の外れで荷物を雲助の平作・鴈治郎はんに持ってもらうことになるのね。
途中で平作の娘・孝太郎さんに出会って、十兵衛は一目惚れする。
下心もあって平作の家に泊めてもらうことにするのね。
で、ひょんなことから、十兵衛は平作の養子に出した実の息子だということが判明。
そして、何でか娘婿の仇が十兵衛ということも発覚するの。
何?何?そんなことある!?
ほんでもって、丸く収めるために平作が切腹。
何でやねーん!
とまぁ、こんな話。
歌舞伎ちゅや歌舞伎やけど、ったく、強引すぎるで。
席は最前列。
前夜ほぼ徹夜でところどころ記憶が飛んでるはずなのに、結構覚えてましたな。(笑
最前列で寝るなってね。
ハハハ。

続いて夜の部も観ました。
演目は「俊寛」「吉原狐」
俊寛は仁左衛門さん、丹波少将成経は幸四郎さん、丹左衛門尉基康は菊之助さん、千鳥が千之助さん。
仁左衛門さんの俊寛も切なくてよかったんだけど、何だろ、私の中では俊寛は吉右衛門さんなんだよね。
千之助さんの千鳥はとても可愛らしくて健気だったなぁ。
席は夜の部も最前列でした。
徐々に目が覚めて来ましたよ。
初めて観た「吉原狐」はめっちゃ面白い演目だったわ。
おきち・米吉さんは惚れっぽくて、おっちょこちょいで思い込みの激しい芸者。
彼女が繰り広げるドタバタセリフ劇とでも言えばいいかなぁ。
大したストーリーがあるわけじゃないけど、先輩芸者の孝太郎さんとの丁々発止のやり取りが見ものだった。
とにかく米吉さんがいい。
口跡もいいし、勘も良くて見てて気持ちいい。
そして、何より美しい。
この日は吉弥さんから始まって伝染したように皆さん噛み噛みだったんだけど、それもまた可笑しかったわ。
楽しい演目だったよ。
また歌舞伎座で再演をして欲しいなぁ。
途中睡魔に襲われて大変だったけど、案外記憶に残ってて自分でもびっくり。
来年はもう少し余裕を持って観れたらいいなぁ。


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松竹座に行って来たなり〜







また新幹線の中です。
今日は大阪道頓堀、松竹座です。
なんでしょうね、遠征の前の晩は眠れなくてねぇ。
遠足の前日かよ!小学生かよ。
寝ようと思えば思うほど焦って眠れなくなって、朝を迎えるというね。
なんだろう、めっちゃ楽しみにしてるのに、芝居中に居眠りしなきゃいけないなんて。
つまんなくないの。
単純に寝不足で眠い。
楽しみにしすぎてるのかなぁ。
あーあ。
行きは名古屋からのぞみに乗り換えたので、かったいアイス。
期間限定です。
って!朝っぱらアイス食ってんじゃねーよってね。(笑
帰りはオールこだまだからさぁ、朝しかチャンスがなかったのよ。
子供かよ!
ハハハ。
高島屋でお弁当を仕入れてから行きましたよ。
但馬牛のすき焼き弁当みたいなやつ。
ちょっと味が濃かったように思う。
いつも大阪では下鴨茶寮のお弁当を買ってた記憶があるんだけど、みつけられなかったんだよね。
↑調べたら、やっぱり撤退してたみたい。
お弁当食べたら、睡魔もピークに達してねぇ。
食べたらあかんとわかってたんだけど、お腹も空いていたのよ。
菊之助さんの道成寺は白目を剥いていたと思う。(笑
すまん。
それなのに、手拭いはちゃっかりGETしてたという。
私の方に飛んで来た手拭いを右隣りの人に取られて、意気消沈してたらまた私に向けて投げてくれました。
見たら、センターブロックの最前列の人はほぼGET出来たみたい。
誰も遠くには投げなかったわ。
私が言うのも変だけど、もっとやる気を出してよね。(笑
しかし、劇場内が激サムでねー。
寒さのあまり頭が痛くなるほど。
昼と夜の間に道頓堀川沿いの星乃珈琲店に入って、プリンを食べて温かいコーヒーを飲んだの。
コーヒーとプリンで950円税込。
チェーン店とは言え、難波のど真ん中でこの値段。
大阪はほんまにええところですな。
でも、星野さんもめっちゃ冷房が効いてて、避難場所じゃなかったわ。
コレ、夜の部もこのままだと絶対に具合が悪くなる。
我慢してないでカーディガンか何か羽織るものを、さっさと買った方がいいわ。
と戎橋の先にあるH&Mに飛び込んで、どうでもいいようなカーディガンを買いましたよ。
どうでもいいカーディガンでしょ?(笑
1500円よ。
一時凌ぎには充分でしょ?
いやいや、助かりました。
言うて、私いう人は、このどうでもいいカーディガンを何十年も持ち続けるんだよねー。
ホホホ。
なんとか全記憶を失くすことなく、終演まで観ることが出来ました。
↑以前海老蔵さんの舞台を全寝したことがある。
ときどき失くすくらいで済んでよかったわ。
って!ときどきは失くしてたんかーい!
夕飯は新大阪まで戻ってから、551で海鮮焼きそばを食べました。
私、店内で食べたことがなくて、ずっと食べたかったの。
期待が大き過ぎたのかな。
体調の悪い時に食べるものじゃなかったね。(笑
食べてる間にtake outも頼めたので、並ばなくて済むのは時間的に助かったな。
ふぅ〜。
長い長い1日のゴールが見えて来ました。
前日に何とか眠れる方法を探さないと、ええ加減辛いわ。


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6月大歌舞伎を観に行ったなり〜







先週の観劇から1週間、今思い返しても、よく行って帰って来れたなぁと。
火事場のバカ力って、ほんまにあるもんねー。
って!そこまでして観たかったんかーい!

記録だけ残しておきますね。
夜の部の演目は義経千本桜「木の実・小金吾討死」「すし屋」「川連法眼館」
小金吾討死はねー、あのロープのシーンは記憶にあるけど、ストーリーは全然思い出せん。
「観たことあるんか?」と調べたら、「2011年2月御園座」、七之助さんで観てたみたい。
今回の小金吾は千之助さんだったの。
私ね、千之助さんを同年代の役者さんと比べて見劣りするなぁと思ってたのね。失礼!
だけど、びっくりするくらい上手くなってたのよ。
どういうこと!?と思っちゃった。
一所懸命、忠義を尽くそうとしてる若武士を見事に演じてた。
人って、一気に成長する時期があるのねー。
今の彼のニンだったと思う。
次は仁左衛門さんのいがみの権太。
これのためだけに無理して出て来た、と言ってもいいくらい楽しみにしていました。
席も張り切って最前列を取りましたよ。
権太が関西弁を喋ってるのを初めて観たわ。
いろいろ型があるもんなのね。
70を超えた仁左衛門さんが権太、諸肌を脱いだ時とかの肌の質感以外は権太に見えました。(笑
めっちゃ上手い、文句なく上手い。
上手いけど、権太に関しては私は獅童さんの権太の方が好き。
仁左衛門さんは隙がなさすぎるんだよね。
親に褒めてもらいたくて愛してもらいたくて、不器用な形でしか表せないアカンタレ獅童権太。
獅童権太の方が原寸大の権太で、魅力的だった。
心に訴えかけて来るものがあったんだよね。
上手い下手じゃない、面白いもんだね。
そして、今まで「なんで突然権太の妻子が現れるねーん!」と思ってたんだけどさぁ。
今回、直前の小金吾討死の幕があったから合点がいったよ。
あー、そういうことだったかー。
って、12年前も小金吾と権太をセットで観てるってな。
もう、ほんと記憶なんてあてになんないねー。
最近は“そのとき”だけ楽しめばええかと思ってる。
ハハハ。
そして、四の切、松緑さんの狐忠信。
音羽屋の型らしいんだけど、なんと申していいのかなぁ。
↑去年国立で見た菊之助さん狐も音羽屋だよね?おかしいなぁ。
うーーーーん、面白くない。
ケレン味の全くない、なんだろ、ただただ狐の心情に重きを置いた四の切でしたな。
何より重そうなのがね。
やっぱり、もう少しお体を絞られた方が...。
何度か記憶を失いそうになっちゃった。
ごめんなさい、私はやっぱり澤瀉屋型が好き。


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市川猿之助奮闘歌舞伎公演に行って来たなり〜







今日は完全休養日。
あれもこれもしなきゃいけないことはあるけど、洗濯と掃除だけして1日ボーッとしておりました。
昨日のことを改めて考えると、私のところにやって来たチケットは運命だったのかなぁ。
大袈裟だって!
明治座のHPでも私がチケットを取ったあのとき以外、昼の部の空席見てないもの。
↑助平心を出してもっと良席がないかパトロールしてた。
行かねばならない公演だったのかもしれないな。
だから!大袈裟だって。
昼の演目は、「不死鳥よ 波濤を越えて―平家物語異聞―」
猿翁さんは男宝塚、レビューっぽくしたかったのね?
よく出来た構成で、目でも耳でも楽しめる作品だと思う。
ストーリは團子知盛が例の瀕死の状態で登場して碇の場面もあるんだけど、その後も生きてるって設定なの。
恋人の若狭・壱太郎さんと楊乾竜・中村隼人さんの手配で宋に逃げようとするんだけど、船は女人禁制だと。
若狭は足手纏いになると崖から身を投げちゃうのね。
場面は俊寛のパロディーだと思うんだけど、そこで知盛が「生きろーっ!」と慟哭、正に慟哭するのよ。
これが現実とシンクロして涙腺崩壊よ。
そうよ、生き残ってしまったんだから、生きなきゃしょうがないのよ。
一幕目終了。
もう既に化粧がドロだったよ。
席は9列目の上手。
私、上手があまり好きじゃないんだよねー。
って!とちり席が取れたんだから贅沢言うなってね。
二幕目。
若狭を失った知盛は宋に向かうんだけど、手前の金国で足止めをくらってしまう。
金国のお姫様紫蘭(壱太郎二役)は知盛に一目惚れして迫るが、若狭との誓いを守ると知盛に振られるの。
根に持った紫蘭は、国の転覆を狙う宰相・武完(下村青さん)と手を組んじゃう。
下村さん、歌はめっちゃ上手いけどめっちゃ悪い奴。
武完は金国を自分のものにするため、国王衛紹王・米吉さんまでも亡きものにしようとするのよ。
いやいや、こんなに美しい王を殺したらあかんって!
知盛は武完を討ち果たすんだけど、それは宋のメンツを潰すことになると楊乾竜に自分を殺すように頼む。
自分の命が誰かのためになったのなら幸せだ、みたいなことを言って死んでいくのよぉぉ。
もう涙涙よ。
で、最後は知盛の魂が飛んで行く体で、紙飛行機が飛んで来て團子さんが宙乗り。
見守る鴈治郎はんが良くてねー。
あの3頭身えべっさん顔に癒されました。
だって、テーマもテーマだったしねぇ。
↑意味が変わってしまったよね。
何度「生きろ」「死んでも生き続ける」を聞いたか。
いつもなら、私「ったく、猿之助さんはメッセージ性のあるものを作りたくてしょうがないのね」
と言ってるところよ。(笑
今までの彼の作品全てが伏線だったの?
決まったことだったの?
と思ったり...切ないのう。
とにかく團子さんは100%以上の実力を出して頑張ってた。
セリフがそう多くもなく出ずっぱりでもなく、こういう特殊な演目だったことも幸いだったね。
猿之助さんとは比べられないけど、今の彼の実力からしたら充分過ぎる出来だと思う。
立派だった。
最後團子さんが飛んで行く姿(まぁ、美しい!)を見て、「この先、この青年はど真ん中に立つことはないのかー」
と暗澹たる気持ちになったよ。
家に戻って、にその話をしてたら、「こんなことってそうそうあることじゃないじゃん?すごいチャンスなんだよ。彼は持ってる」
と言うてた。
そうだといいなぁ。
確かにこの経験は大きいもんね。
もちろん、猿之助さんのこともまだ諦めていないけど、この青年の未来が少しでも明るいものになることを祈るよ。

明治座の緞帳はデジタルらしく、明治座の前身「喜昇座」や当時の街並みを描いてるんだって。
面白かったのは、昨日は雨が降ってたから緞帳の中の街も雨が降ってた。
夜の部の演目は「三代猿之助四十八撰の内『御贔屓繫馬』」ね。
滝夜叉姫(男寅さん)は、千年生きる女郎蜘蛛の生き血を注ぐと死者も生き返らせる秘術で兄良門(隼人さん)を生き返らせる。
炎と煙に包まれた隼人さんが宙乗りで飛んで行く、で一幕目が幕。
ええーっ!?こんなに早く宙乗りやっちゃう?
この演出は、ただ飛びたかっただけなんだろか。(笑
衣装は炎が赤く光って煙が出る仕掛け。
なかなか迫力があったな。
席は8列目の花道横。
ここは花道が低くて、本当に横を歩いてるようよ。
めっちゃ近かった。
ストーリーはなんだかあってないような、最後までよくわからん話だったわ。
だって、良門を逃すためためとは言え、代わりに自分の首を差し出す桔梗の前。
いやいや、あんたいくらなんでもそれ、無理ありますやん。
女のあんたの首見て誰が良門と思うねん!
ええーっ!?不憫に思って受け入れる?
ないわ〜。
誰々、実は誰々、多すぎるねん。
あんたは源氏?平家?どっちの味方?
誰が誰だかわからんようになる。
頭の中の相関図がおかしくなるわ。
もう目の前の派手な立ち回りだけを見るわ。
早替えだけのショートバーションの「蜘蛛の絲宿直噺 」は、2020年11月に猿之助さんで観てるのよ。
まだ記憶に新しいから、つい比べちゃって。
猿之助さんでもキツかった童女役、隼人さんじゃやっぱりごっつ過ぎよね。(笑
欄間から飛び出て来るところは、高身長が生きてて格好よかった。
笑也さん笑三郎さんビューティーペア女房は、相変わらず美しかったなぁ。
成駒屋の兄弟もすごーくよかった。
福之助さんがメキメキ上手くなってるのは知ってたけど、何?歌之助さんもやるじゃん。
成長ぶりにびっくりしたよ。
隼人さんは、浅草や南座の花形と違って脇がしっかりしてるから、安心して観ていられたなぁ。
ただあまり器用ではないのね?
大化けするタイプではないみたい。
代役としては充分だったと思うけど、こなすだけじゃなくて半歩先を期待しちゃってた。
この状況で、そういう見方は酷だわね。
皆さん、本当によく踏ん張ってらしたと思う。
私ですらショックだったし思うことは一杯あるのに、舞台に立つ方達の思いはいかばかりか。
いつか「あのときは大変だったねー」と言える日が来ますように。
ほとんどのことは時間が何とかしてくれるよね。


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明治座に行って来たなり〜







また新幹線の中です。
今日はここです。
1人で明治座に行くのは初めてだったので、東京駅からタクシーで行こうと思っていたんですよ。
なのに雨じゃん、しかも寒いじゃん。
八重洲口のタクシー乗り場に行列が出来てたら嫌だなぁ、改札を出てから総武線まで歩くとめっちゃ時間のロスじゃん。
頑張って、電車を乗り継いで行くことにしました。
普段、車で生活してる人間にはおっきい駅の乗り換えって、ハードルが高いんだよねー。
ドキドキしながらも、間違えもせずロスもなく明治座に着くことが出来ました。
無事に着いただけで1日の任務を完了した気分よ。
ハハハ。
まずは昼の部ね、一幕目から涙腺崩壊よ。
團子さん、本当によくやってた。
ちゃんとお金を取れるレベルでしたよ。
しかし、明治座は歌舞伎座よりカジュアルなのかなぁ。
歌舞伎座の客も決してお行儀がいいとは言えないけど、随分客層が違ってたわ。
私の前2列がおばあちゃんの10人以上のグループで、お喋りはもちろん前の椅子に顔乗せて見てたりとやりたい放題。
極め付けは大詰めの家来達がそれぞれ順番にええこと言うて行く場面で、1人のおばあちゃんが立って出て行ったの。
ええーっ!?おばあちゃん、今立つ?
オイオイ、少しは屈むとかせえへんかー?
ご丁寧に普通の音量でお仲間に挨拶して出て行ったの。
こんなのあり!?
ぶっ飛んでるよね。
舞台上から見えてるはずだから、役者さんがお気の毒でした。
いつもの私ならキーッとなるところだけど、今日は許すよ。(笑
お昼は食堂に行こうかとも思ったんだけど、忙しないので自分のペースで食べられるお弁当を買いました。
事前に調べてて、皆さんが食べてて美味しそうに見えた深川弁当にしました。
本場だもんね。
中身はこんなの。
特に感想なし。
量が少なかったのかなぁ、5時くらいにはお腹が空いてたわ。
昼の部が終わって夜の部まで時間があったので、柳屋の鯛焼きを買って、ついでに「志乃多寿司総本店」で助六を仕入れました。
甘酒横丁をウロウロしたいところだったけど、何しろまぁまぁな量の雨が降ってたんだよね。
気持ちが折れたわ。(笑
私、真性の雨女らしいわ。
夜の部は花道横のいい席だったのでワクワクしてたら、私の左隣り一つ空いての席のおばあちゃんがこれまた喋る喋る。
嫌な予感しかしない。
私のリュックを見て、「それイッセイミヤケのでしょ?10万はするよね?」
いきなり見ず知らずの人に持ってるもんの値段を聞く?
思わず笑っちゃったわ。
「もう何年も前に買ったものなんですよ。確か10万はしなかったと思います」
おばあちゃん、お友達に「アレ、イッセイミヤケのなのよ。『10万はしなかった』言うてるから、10万近くはしたんだよ」
おばあちゃん、おばあちゃん!
このおばあちゃん、はっきり言ってウザかったんだけど、なんだろう、自分のペースに持っていくのがめっちゃ上手い人だったの。
途中から入って来て私の隣りに座った現役アイドルの子に、名前やら仕事内容やら聞き出してたもん。
なかなかやり手なおばあちゃんだった。
そして、おばあちゃんに飴ちゃん2個もらった。
最初勧められて、「いらん」言うたら、「これめっちゃ美味しいねんで」「食べ始めると止まらんのよ」と何回ブツブツ言ってんの。
もうわかりましたよ。
貰えばいいんでしょ。
「そこまでおっしゃるなら頂きます」
ったく、何でも思い通りにするのう。(笑
おばあちゃんは他にもおもろいこと言うててねぇ。
「大衆演劇だとお捻りを首にぶら下げに行くでしょ?ここはどうやって渡すの?」
知らん、知らーん。
とりあえず、ここでは首にぶら下げに行ったらあかんと思うで。
ったく、今日はなんて日だったんだー?
最近お年寄りに話しかけられることもなかったんだけど、久しぶりにお年寄りが寄って来てもええオーラが出てたんやろか。
そんなオーラ、あまり出したくないわ〜。
ハハハ。
劇場から真っ直ぐ東京駅に向かって、夕飯は新幹線の中で食べました。
甘酒横丁で買ったお寿司と東京駅で買ったツナのサラダと、しらすとシソのサラダ。
野菜が全然取れてなかったのと、気持ちタンパク質補給。
ふぅ〜。
長い一日だった。
今夜は興奮して眠れないかもなぁ。


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團菊祭を観てなり〜







昨日、明治座の戻りチケットをGETできました。
暑かったのでお昼に冷やしうどんを食べに行って、席に着いた途端「チケット戻ってるかもよ?」と言うので、HPを覗いたら!
ありました、ありました!
超良席とはいかないけどまぁまぁだったので、その場で購入。
どんだけ欲張りなんだって。
へへへ、ついでに夜の部も取っちゃった。
うどん屋のカウンターで隣りにがいて、「イケイケGOGO」が出てたからね。(笑
しかしなんですわ、先週ぷぅさんと歌舞伎座で観劇したばかりだったのに、たった1週間で景色がまるで変わっちゃった。
こんな形で2週続けて上京することになるとはねぇ。
一座の最後の公演にならないことを心から願うよ。
いつかまた彼の芝居を観られる日が来るよね?

さて、先週の團菊祭の観劇の記録だけ残しておきますね。
まずは昼の部は、「寿曽我対面」「若き日の信長」「音菊眞秀若武者」の三演目。
私ね、曽我対面の何がええかわかんなかったのよ。
大向こうが点呼した後、柄の悪い兄弟がいきなり現れて因縁をつける。
また物のわかったら風のおっちゃんが「今はちょっと重要な役に就いてるさかい、任務が解かれたらそのときに来い」
言うて逃げるてしさぁ。
「何?ちっとも格好良くないんですけどー」と思ってたの。
それが今回は睡魔にも襲われず集中して見られたんだよね。
たぶん十郎の右近さんと五郎の松也さんが型じゃなくて、それぞれの気持ち、心情を優先したように見えたからかな。
美しい型というより、兄弟の悔しさがヒシヒシと伝わったもの。
やっぱり勢いがある若い人がやるべき役よね。
しかし、大磯の虎が魁春さんって!?
確か十郎の恋人だったよね?
それはないわ〜。
あ、そうそう。
工藤役の梅玉さんが立ち上がる時、ちょっとよろめいていたんだよねー。
考えてみたら後期高齢者だものねぇ。
團十郎襲名の巡業は勘弁してやって欲しいなぁ。
二幕目は、若き日の信長。
團十郎さん、変な間のセリフは気になるけど、声も出てたし思った程悪くなかった。
うん?2列目だったから聞き取れるのは当たり前?(笑
シュッとして姿はええよね、見惚れたよ。
ただ、この話はつまんない。
子役の子達がみんな上手かったのが印象に残ってる。
三幕目は、音菊眞秀若武者は初代尾上真秀さんのための新作。
祝幕はCHANELだって。
舞踊あり立ち回りあり、早替えあり、と演目のアソート?
お披露目に相応しかったんじゃないかな。
十二世市川團十郎十年祭で、ロビーに写真がありました。
もう10年ですか、早いなぁ。
まだ生きてらしたら、歌舞伎界は全く違うものになっていたんでしょうね。

夜の部は「宮島のだんまり」「達陀」「髪結新三」
昼のついでに取ったんだけど、夜の方が断然良かった。
まず宮島のだんまりね、私、だんまりもあまり好きじゃなかったの。
だって、暗闇で相手が見えない体で、探り合って触れたら驚いてみたいなの、観てて楽しい?
「まどろっこしいわ!」と思ってたんだよねー。
それがこの日は「絵」として面白かったよ。
で、次は評判が良くて楽しみにしてた「達陀」
評判通りでした。
席は最前列のど真ん中だったの。
絶対に引きで見た方がいい演目よ。
最初から全体を観るを諦めて、松緑さんを中心に上手側の右近さん鷹之資さんを見ていました。
全体は観られなくても、息遣いと迫力はやはり前方の特権。
歌舞伎を見てて何が不満かって、シンクロの意識が薄いところだったの。
この人達、鼻っから揃えようとか気持ちがないんだと思ってたのよ。
いやー、これは素晴らしい群舞でした。
ご年配の方は大変だったと思う。
観終わったあと、しばらくボーッとしちゃった。
東京に住んでて幕見があったたら、何度も通ってしまいそうな演目でした。
そして、髪結新三。
これはあまり評価が良くなくて期待してなかったの。
小悪党なんて菊之助さんのニンじゃないよねー。
と思ってたんだけど、意外に良かったのよ。
菊之助さん、ときどきものすごい狡い顔をしてた。
娘のお熊役が児太郎さんだったんだけど、彼のゴツさが気になって気になってしょうがなかったわ。
助けを待たなくても、自分で押入れを蹴破って出てくるんじゃないかと思ったよ。
ハハハ。
ストーリーは...
恋仲の材木屋の娘のと番頭、娘に持参金付きの婿養子の縁談話が持ち上がる。
髪結の新三が自分の家に2人を匿ってやると騙して娘を拐うの。
世話役の彦三郎さん(任侠?)が来て、10両で娘を解放するよう提案するんだけど100両持って来いと追い返す。
次に大家が来て解決に乗り出すんだけど、この大家も強欲なのよ。
30両で手を打ったのはいいんだけど、半分を大家に持っていかれた上に滞納分の家賃まで回収されるの。
欲をかいたために、大家に身代金を値切られて大した儲けにならなかったと。
ちゃんちゃん、で終わるのかと思ったら、世話役と討ち合いにあるって?
うん?突然「本日はこれまで」
なんじゃ〜!!
この後どうなるのぉぉ。
中途半端な気持ちで劇場を後にしなきゃいけないのね?(笑
でも、この日は今まで好きじゃないと思ってた演目を、最初から最後まで集中して観られたのよ。
昼夜連続で観てお尻と腰はヤラれたけど、流石の團菊祭は豪華で大満足の観劇でした。


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またまた歌舞伎座に来てましたなり〜







新幹線の中です。
のぞみに乗ったので、お約束のかったいアイス。
↑いつも乗るこだまは車内販売がない。
嬉しがりでしょ?
バニラとイチゴとキャラメルアーモンドプラリネがあったので、キャラメルアーモンドプラリネにしたのよ。
400円也だったんだけど、ちょっと気になって他のアイスの値段も聞いてみた。
バニラは340円でイチゴは370円だって。
イチゴにすればよかったかなぁ。(笑
うん?節約をするところが違う?
ハハハ。

なんで新幹線?
ハイ、またここに来てました。
今日はブログ友のぷぅさんさんと昼の部を一緒に観たの。
東京駅で待ち合わせて銀座までめっちゃ喋りながら歩いて、三越でめっちゃ喋りながら弁当を選んで...
充分時間はあったはずなのに、トイレに行って席に座ったら開演5分前だった。
なんでやねん。
悩みに悩んで選んだ弁当は、久しぶりの弁松さん。
あー、関東の味だわ〜。
幕間ももちろんめっちゃ喋るよね。
夜の部は1人で観る予定だったので、昼の部終わって1時間弱、隣りのプロントでめっちゃ喋って、それでも喋り足りなくて。(笑
「今度はもっと時間取るー!」言うて別れました。
お名残惜しかったわ〜。
夜の部は期待以上めっちゃよかったんだけど、さすがに8時間半座ってるのは腰とお尻がやられたわ。
往復の新幹線合わせたら、一日の半分、いやそれ以上を座ってることになるやん。
キッツー。
やっぱり昼夜通しは無理があるね。
って!当たり前や〜!


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シネマ歌舞伎を観に行ったなり〜







今日は、マリ造とシネマ歌舞伎「籠釣瓶花街酔醒」を観に行ってきました。
だいたいのストーリーは知っていたけど、観るのは初めて。
切なかったわ〜。
あばた顔の田舎商人次郎左衛門(勘三郎さん)は、花魁八ッ橋(玉三郎さん)に一目惚れして遊郭に通って、身請けの話までつけてたのよ。
それなのに、八ッ橋には栄之丞という恋人(仁左衛門さん)がいるの。
栄之丞は身請けの話を聞きつけて、自分を選ぶか、身請けの話を破談にするかどちらかにしろと八ッ橋に迫るの。
恋人として当たり前だよね。
八ッ橋は栄之丞を選んで、次郎左衛門の酒席、しかも商売仲間のいる前で次郎左衛門に破談を申し出るのよ。
商売仲間はここぞとばかりに次郎左衛門を嘲笑うの。
使用人は次郎左衛門の代わりに怒るんだけど、それをも次郎左衛門は諌めるのよ。
もう泣けるよね。
同じ列で観てたおばちゃんは鼻をグズグズさせてた。
泣いてるんか!?
八ッ橋の同僚九重(魁春さん)が優しくていいのよ。
なんで九重にせえへんかった、次郎左衛門。
次郎左衛門は大きな騒ぎも起こさず大人しく田舎に帰って行ったの。
出来た人間やなぁ、そこがまた切ないわ。
4か月後、再び遊郭に現れた次郎左衛門。
八ッ橋とはただの客としてまた最初からやり直そう、と彼女を部屋に呼び出すのよ。
なんて健気な...
なわけないよな。
復讐に来たのよね。
あーあ、次郎左衛門は八ッ橋と女中を斬っちゃった。
ここで内に秘めた憎しみをググーッと吐き出したように勘三郎さんが見得をして幕、だった。
次郎左衛門はちっとも悪くないよ。
何もかも八ッ橋が悪いよね。
二股も悪いし、皆んながいる前で破談を宣言しなくてもよかったじゃん?
誇りを傷つけちゃ絶対にダメよ。
配慮がなさ過ぎる。
しかし、切ない話だけどよく出来た話でもあったわ。
勘三郎さん、やっぱりいいよねー。
13年前の映像で、あんなにお元気で動いているのが不思議でさぁ。
マリ造「勘三郎さんがいないことと、亀蔵さんや彌十郎さんが今と全然変わらないことが、うん?うん?頭がバグるとなるわ」
と言ってた。
時間軸がズレるというか、時系列がぐちゃぐちゃになってくるというかー。
確かにバグる。
勘三郎さんだけじゃなくて、我當さんも自分の足で歩いてセリフをおっしゃってる。
ちゃんと聞き取れる。
13年前には我當さんが舞台に立ってて、秀太郎さんも勘三郎さんも生きてらしたのよ。
たった13年前よ、なのにずーーーっと前の気がする。
勘三郎さんの舞台、もっと観たかったなぁ。
なんだろ、映像はありがたいけど、いつまでも歳を取らない人と会うという点ではとても混乱するものね。

映画の後はランチなんだけどさぁ。
行こうと思ってたビストロに電話を掛けたら、留守電になっててどうやら定休日。
ならば、先日行ったばかりだけど、イタリアンにしますか。
あれーっ!ここも臨時休業やないですか。
しょうがない少し戻って、大学の近所のラーメン屋に行きますか。
キャーッ、戸が閉まってる。
なんの貼り紙もなく、人気もない。
おまけに券売機が開いてる。
なんだろ、潰れたのか?
しかし、潰れてないのだとしたら、無休のはずなのに不定休が多すぎないか?
と言うたところで開くわけでもないので、元禄かその隣りの喫茶店はどうだ?
いやーん、喫茶店の方は定休日だった。
なんと!本日休業4店目じゃん。
悉くツイてないのう。
ハイ、結局、元禄で味噌煮込みうどんを食べることになりました。
もちろんご飯も食べました。
って!またW炭水化物かよ。
くーっ、お腹いっぱい。
しかし、ここまで振られ続けると、とりあえずお昼ご飯にありつけてありがたいねー。
家に戻って、休憩のあと朝出来なかった散歩にマリ造と出ました。
途中、こんな花が咲いていたのよ。
ポピーと思ったら、コレ、月見草だって。
月見草って、イメージじゃないことない?(笑
私、お花、全然知らんわ。
恥ずかしいわ〜。


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鳳凰祭四月大歌舞伎昼の部を観たなり〜







今日は雨が降ってたので散歩は中止。
気が付いたら夕方になってたわ。
1日何をやってたんやろ。

さて、先日の観劇の記録の続きね。
2日目は昼の部の「新・陰陽師」
「2013年9月」に観た新作歌舞伎だったんだけどさぁ、コレがまぁ!つまんなかったのよ。
あれはさすがにだったのかなぁ(笑、猿之助さん脚本演出で焼き直したのよ。
どう変化したのか見たくて、チケットを買いました。
前作の方は、たぶん夢枕獏さんの原作(読んだことない)に忠実やったんちゃうかなぁ。
全く別物になってました。
前回との共通は、「安倍晴明が主役とちゃうんかい!」でした。
そして、「主役は興世王(右近さん)ちゃうんか?」は同じ(前回は愛之助さん)だったね。
滝夜叉姫の壱太郎さんが準主役というところだったのかな。
晴明役の隼人さんは、まぁ美しゅうございましたな。
たぶん存在だけすればよかったんだよね?(笑
ど真ん中の最前列にいたので、そら眼福でしたよ。
ストーリーはねぇ、あってないようなものになってた。
愛とか登場人物の心情の描写とかをバッサリ切っちゃって、ただただエンターテイメント。
思い切ったことしたねー。(笑
将門が興世王に操られて闇に堕ちていく場面とか、滝夜叉姫の生い立ちなんかもバッサリよ。
お陰で将門が子供を食らうグロテスクな場面を見なくて済んだわ。
↑前回の将門は海老蔵さんで、今回は巳之助さん。
将門の首が喋ったりとかは、面白い演出だったね。
面白い演出と言えば、狐が10人くらいの子役だったのもよかったな。
花道での右近さんと壱太郎さんの引っ込みも秀逸だった。
2人共上手くなったよねぇ。
もちろん鷹之資さんの見せ場も用意されてて、「やっぱりいいわ〜」と見入っちゃった。
そして、何よりよかったのがアクションチーム(と思われる)の百足退治での派手な立ち回り。
迫力もあったし、手数が所謂歌舞伎の立ち回りよりあって最初から最後まで楽しく観られたよ。
ほら、型ってのがあるから予想出来たりして、途中で飽きたりすることがあるからさぁ、新鮮だった。
猿之助さんの宙乗りはどっちでもええし(笑、源博雅は勘九郎さんの方が好きだけど、The澤瀉屋で楽しかったわ。


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鳳凰祭四月大歌舞伎夜の部を観たなり〜







朝、出勤すると一緒に出て散歩をしようと思ったんだけど、雨がポツリポツリと来たので4分の1ほどで帰ってきました。
結果大した雨じゃなかったから、いつものコースを歩けばよかった。
しかし、ここのところ低気圧性頭痛つうの?、天気が悪くなるとほぼ100%なんだよね。
薬で何とかしてるけど、かなんなぁ。

さて、先日の観劇の記録をしときますね。
まずは夜の部を先に観たんですよ。
演目は「与話情浮名横櫛 」「連獅子」
切られ与三郎は「2022年6月」に観るはずだったんだけど、仁左衛門さんの帯状疱疹で中止になったのよ。
前代未聞、チケット発売後に演目自体が 「ふるあめりかに袖はぬらさじ」 」に変更になったというね。(笑
なので、私自身も今回仁左衛門さん与三郎のリベンジよ。
今回も開けて3日で、仁左衛門さんの体調不良で3日が休演になってさぁ、「いよいよ縁がないのかも」と思っちゃってたよ。
ハイ、無事に幕が開きました。
あれ?こんなあっさりした話だったっけ?
もっとこう与三郎がお富に対して恨みや憎しみ、どす黒いものを抱いていなかったっけ?
お富ももっと悪い女やなかったっけ?
何?何?ちょっと混乱してきた。
ああ、コクーン歌舞伎の「切られ与三」とごちゃ混ぜになってる。
あれは与三郎とお富が再会してからの話もあったんだった。
それで今回観てて「なんや淡白な話やなぁ」と思ったんや。
「与話情浮名横櫛 」自体は、「2013年10月」に名古屋でお富・福助さんと与三郎・芝翫さん(当時橋之助)で観てる。
ああ、そうや、客席降りがあったわ。
「突然お兄さんが出現して、お金もろて2人で感謝して幕、って!ないで〜!」と思ったんやった。
そうや、そうや、消化不良や言うてたわ。(笑
いくら仁左衛門さん玉三郎さんのコンビでも、七之助さんのコクーン歌舞伎の方が断然好きや。
↑仁左衛門さんは声に張りがなかったように思う。
席は下手側の最前列。
「連獅子」を観るにはいい席だったなぁ。
仔獅子役の左近くんが真ん前で観られたのよ。
私の中で左近くんは「ちっちゃい子」だったんだけど(失礼!)、なんのなんの動きにキレがあるじゃん。
おまけに一つ一つとても丁寧に舞うし動くじゃない。
また松緑さんがねー、良い手本になろうとしてて、持てる技を惜しみなく息子のために全部出そうとなさってた気がする。
彼を見てて「不器用な愛の表現をするなぁ」と思ってたんだけど、息子への愛が溢れてたよ。
親獅子の心情と完全にリンクしてたね。
まぁ、見事な連獅子だった。
客席の拍手もまた凄くて、四方から振動が来て歌舞伎座自体がゴゴーッと唸ってる感じだったのよ。
あんな拍手、初めて聞いたかも。
鼓膜が破れるかと思ったほど。
新しい歌舞伎座10周年、緞帳も新しくなってました。
それまで歌舞伎は御園座で年に2回観てただけだったのに、本格的に遠征してまで観るようになったんだよねー。
私の人生の第5章くらいの始まりだったかなぁ。


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陽春花形歌舞伎を観に行ったなり〜







明日からお天気がくずれるのかな、頭がめっちゃ痛いの。
午後中唸ってました。
さっさと薬を飲めってな。
ふぅ〜。
仁左衛門さんが体調不良で、今日から7日まで歌舞伎座の夜の部は休演だって。
↑与三郎の代役は他の方で出来そうだけど?
私の観劇日までに復帰なさるといいなぁ。
って!心配ちゃうんかーい!

さて、先日の御園座の記録を残しておきます。
夜の部、演目は「怪談乳房榎」
落語や伯山さんの講談では聴いたことはあったんだけど、歌舞伎は初めてで随分イメージが違った。
何だろ、講談ではもっとおどろおどろした話だったのよ。
伯山さんがそのように語ったからかなぁ。(笑
ストーリーは...
絵師の菱川重信の妻・お関に惚れてしまった磯貝浪江という浪人。
実はこの浪江という男、お関の伯父が仕えた谷家の金蔵から二千両奪った人物なのよ。
それなのに重信の弟子になって「関係を持たないと子供を殺す」と脅しお関を自分のものにしちゃう。
邪魔になった恩師を殺して、その上下男の正助に「子供を滝壺に捨てて来い」と命じるの。
正助は抵抗するんだけど、首に刀を当てたれて渋々滝壺に行き子供を投げ入れてしまう。
この場面から本水だったの。
前から3列目までがビニールの水避けが配られててさぁ、めっちゃ羨ましかったー。
私達の席は6列目センターブロック上手寄り。
舞台全体が見えていい席だったけど、私も水をかぶりたかったよ。
って!嬉しがりがよ。
ハハハ。
滝壺に放り込んだ直後子供を抱いた重信が滝から現れて、正助に「子供を育てろ、自分の恨みを晴らせ」と言い残して消える。
んなことを頼まれてもなぁ。
男手一つで他人の子供のを育てるのがいかに大変か、簡単に言うなって。(笑
つうか、浪江の悪仲間の三次が浪江の命令で襲って来てんのに、この窮地をどないするねん!
そこはそれ、あわやという時に人魂が浮かび上がって三次は滝壺に落ちていく。
8年後、注連縄を巻いて奉られている榎に浪江がやって来る。
浪江はお関と結婚して子供にも恵まれてるのね。
お関の乳房に腫れ物が出来て、榎から滴る水飲むと効くというのでその榎の乳をもらいに来たのよ。
↑講談ではお関も悪いやつだった気がする。
夫としてはええやつやん。(笑
んでもって、浪江が話かけた榎のそばで遊んでた子供が実は実は重信の子供であった。
といかにも歌舞伎的な展開。
そして、どこからか二千両の行方と浪江を追ってた侍が現れて、仇討ちの助太刀する。
重信の子供は正助の介添えで、無事に親の仇を刺し殺す。
正助は約束を果たせたと合掌、で幕。
まぁ、ストーリーはこんなところなんだけど、重信、正助、三次の三役を勘九郎さんが次々と早替わりで演じていくのよ。
それがまぁ、どこで入れ替わったかわからないほどのスピードで見事だった。
さすがに本水の辺りは厳しかったけど、花道での早替わりはまーったくわからなかったわ。
歌舞伎と言うより、イリュージョンを見ているみたいな感じと言えばいいかなぁ。
めっちゃ楽しかったー!
私、勘九郎さんの身体能力を存分に生かしたこういう演目、大好物なのよ。
11年前の襲名披露の勘九郎さんの狐忠信が、今も私の狐忠信の不動のNo.1。
彼が動けるうちにまた観たいなぁ。
昼の部のお染の七役も観たいんだけど、webでは良席の戻りチケットが出ないのよね。
「窓口ならあるかも」聞いてみたらあったんだけど、ちょうど上京する日と重なっててダメだった。
あー、戻らないかなぁ。


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ナミダドロップスを観て来たなり〜







今日は猿之助と愉快な仲間たちの「ナミダドロップス」マリ造と観に行ってきました。
と前に少しだけ腹ごしらえ。
公演は11時半からだったんだけど、客席でお弁当を食べちゃいけなかったのよ。
芝居は2時間半、終わるのが2時過ぎるじゃん。
お腹空くじゃーん。
おまけに会場はまぁまぁ不便なところにあるから車で行くんだけど、駐車場には限りがあるんだよねー。
というわけで、早めに行って車を停めて、事前に何かお腹に入れておくことにしました。
近くにあったちょっと小洒落たcafeに入ってみた。
お姉さんが1人で1枚ずつガレット焼いて、1人で運んでのお店でめーっちゃ時間が掛かるんだよね。
時間潰しにはよかったけど、普段の私なら怒ってるな。(笑
コーヒーとハムと玉子のガレット、まぁまぁ美味しかったよ。
パンパンにはならなかったけど、お腹が落ち着いたので行きますか。
初めて行きました岡崎市民会館。
ええホールですなぁ。
家からは40分くらいで車で行くには便利だったわ。
席は4列目上手端っこ。
ピアの先行でええ席がなくて、一般発売でローソンチケットを覗いたらこの席があったので買ったの。
↑良席がなかったらまぁいいかと思ってた。
ストーリーは鶴屋南北の「金幣猿島郡」とヴィクトル・ユーゴーの「ノートルダム・ド・パリ」の元にしたらしい。
南北はどこ?だったけど、清姫かー。
なんだろ、話自体は嫌いじゃなかったけど、大学の演劇サークルの雰囲気と言えばいいかなぁ。
ちょっと恥ずかしくなってモゾモゾしたわ。
最後鐘楼が焼けたところで終わっておけばいいのに、変なメッセージ性の強い芝居が始まってねー。
困ってしまった。
多様性やLGBTまではいいとして、戦争反対まで持って来られるとなぁ、ちょっと興醒めしちゃった。
澤瀉屋さんの社会的使命でもあるのかなぁ。
下村青さんは男前で素敵な声でキャーッでしたし、松雪さんもお綺麗でした。
我らの市川翔三さんはすっかり大人の男性になってました。
何はともあれ、大千穐楽に立ち会えてよかったです。
カーテンコールの時には、「岡崎に来てくれてありがとう」と横断幕かかりました。

帰りに星野珈琲に寄って、お茶をしてまたいつものどうでもいい話をしとりました。
昭和プリンを食べちゃいました。
案外好きなプリンでした。
追いカラメルソースがあったのも嬉しかったな。


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三月花形歌舞伎を観たなり〜







ファイナルファンタジー歌舞伎を観たいんだけど、客席が360度回転するステージアラウンド劇場で躊躇していたんです。
絶対酔う自信がある。
よく見てるTwitterの歌舞伎おばちゃんが「三半規管が弱い」言うてて、その人が大丈夫だったらチケットを取ろうと思ってたの。
が、その人もヤバくなりかけたみたいで、やっぱり行けないなぁと。
実際、気分が悪くなって退場する人もいるみたい。
あーあ、行きたかったのになぁ。
観たくても観られないものもあるのよねー。
残念。

さて、先日の南座の花形歌舞伎の記録を残しておきますね。
今回は米吉さんと橋之助さんがファイナルファンタジーで抜けて、莟玉さんと千之助さんと鷹之資さんが新たに参加。
↑隼人さんは巌流島か?
キャストの発表があったとき、正直「地味なメンバーやな」と思ったのよ。
が、蓋を開けてみたら、このメンバーとてもいいじゃない。
壱太郎さんと右近さんがお兄さんでリーダーシップを発揮して、弟分の3人が素直に一所懸命付いていってる感じ?
どう言えばいいかなぁ、船頭は少ない方がいいということもある。
意見をぶつけ合うこともいいけど、今回のような企画には強烈なリーダーがいる方がいい。
何となくそんな気がしたよ。
演目は忠臣蔵。
まずは解説があって、その後「仮名手本忠臣蔵の5段目と6段目」、そして、11段目までを舞踊と立ち回りの新作・「忠臣いろは絵姿」
そう、一日で忠臣蔵を全部やっちゃおうという趣向。
このアイデアはとてもいいと思う。
昼夜同じ演目で、壱太郎さんと右近さんがWキャスト。
私達が見たのはBプログラムで、壱太郎さんが解説で早野勘平を右近さん。
壱太郎さんが4段目までをスライドを使って、わかりやすくちゃちゃーと説明してくれました。
ややっこしい人間関係をいい感じに省いたのはいいね。
そして、5段目と6段目、右近さんの勘平いいじゃない!
右近さんめっちゃ男前に見えたの。
役者絵まんまよ。
勘平もなんだろ、若くて愚かで等身大なの。
どんなに殺されてもしょうがない悪いやつでも、例え事故であっても撃っちゃったら過失致死だかんね。(笑
窃盗犯には違いないからね、と突っ込みながらも、勘平の一途さがヒシヒシ伝わって来た。
私が見た勘平の中で一番好きだったな。
↑仁左衛門さんの勘平も観たこともある。
壱太郎さん(上方型)も観たくなったわ。
席は1列目のセンター。
南座の席は本当に狭いの。
前後もだけど幅も狭いのよね。
足元が見切れてしまうんだけど、この開放感には代えられない。
「忠臣いろは絵姿」はまずは7段目から10段目を舞踊で表現していくんだけど、これがめっちゃ楽しく出てるの。
こちらも自然にリズムを取ったりしちゃう。
ええ振り付けだったなぁ。
11段目はいよいよ高師直邸での立ち回りなんだけど、この構成はニクいねー。
誰のアイデアかわかんないけど上手いと思う。
忠臣蔵を全段観た気分になったもん。
それにしても、立ち回りの鷹之資さんはワイルドで凛々しかったなぁ。
↑マリ造に「ウチの鷹之資さん精悍だったでしょ?」言われた。
最後はすごい量の紙吹雪がドサッと降って来て、ムチウチにならないか心配になったよ。
私の鞄にも入ってたみたいで、家に持って帰って来てしまったわ。
若い人の一所懸命さは見てて気持ちがいいもんねー。
ええもん観せてもらいました。
南座の花形歌舞伎は3回目だけど、今年が一番だった。
鷹之資さんにもう少しええ役がついてたらパーフェクトだったな。
そこは来年に期待か。


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京都に行って来ましたなり〜







今日は京都に行ってきました。
めっちゃええ天気で暖かくて、鴨川の河原もカッポーで一杯でした。
何故に京都?
ふふふ、もちろん目的は南座です。
ちょっと面白い趣向の演目で、めっちゃよかったー!

とその前に「フォションホテル」でアフターヌーンティー。
芝居のチケットが取れた時点で予約しときました。
映えますでしょ?
なかなかクセの強い給仕のおっちゃんがいてねぇ。
変なリズムをつけてメニューの説明をされて、最後に「bon appétit」言われてしもうて。
あー、あかんやつやー。
マリ造と思わず顔を見合わせちゃった。
聞いてるこっちが恥ずかしいわ。
私らこの手の人が苦手やねん。
↑ディズニーのキャスト呼ばれる妙にテンションが高い人達とか。
きっと話し掛けるなオーラを出してたと思う。
おっちゃんもプロやから察して、私達には構わずにいてくれたのは助かった。(笑
他のテーブルでは長々と講釈垂れたり、感想を強要したりと割とやりたい放題だった。
ハハハ。
さすがにフランスから空輸してるマカロンは美味しかった。
市販のマカロンを初めて美味しいと思ったよ。
それぞれ凝ったお菓子やスナックでどれもよく出来てた。
このあまおうのムースにライチが入ってるこれが一番好きでした。
私、イチゴのムースが好きなんだよね。
一口で終わっちゃったよ。
もう少し食べたかったな。
スコーンはプレーンと桜でした。
マリ造の好みに近いものだったようです。
でも、3cmほどのもので、ちょっとちっちゃかったわ。
飲み物はどれも飲み放題だったので、柑橘系のものとローズの紅茶と白桃のジュースをお願いしました。
↑ジュースはストレートもので、とても美味しかった。
お腹タプタプになったわ。
当たり前だっつうの。(笑
パフェはイチゴ。
メレンゲ、イチゴのシャーベット、パイが湿気った感じのもの、ピスタチオなんかがあって、全部一緒に食べろって。
確かに一緒に食べたら美味しかったけど、メレンゲと泡のクリームをいっしょに食べるのは至難の業だった。
ちっちゃいものが一杯で「こんなんで満腹になるの?」と思ったけど、さすがに2時間かけて食べるとお腹一杯になるね。
給仕のおっちゃんは嫌だったけど、お菓子もお茶もどれも美味しかったし楽しかったわ〜。
おばちゃん2人で2時間も時間を持て余すんじゃないかと思ったんだけど、あと1時間くらいはいられそうだった。
あかんがな。(笑
しかし、あんなにお腹一杯だったのに、夕方にはお腹が空いてねー。
もしかして、量は大して食べてなかった!?
6時前にあった幕間にお弁当を食べちゃった。
筍ご飯に桜もち、春満載のお弁当でした。
今日は芝居も食事も大当たりだったー。
ええ一日やったなぁ。


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