カウンターサービスが終了してしまいました。

何か違う企画でうき特製のお菓子をお送りします♪



南座顔見世に行って来たなり〜







昨日は東寺、三十三間堂、六波羅蜜寺と回って、さすがに疲れちゃいました。
全身にサロンパスを貼って寝て、今日は何とか起きております。
年末年始に向けて忙しくなるので、南座の記録だけ残しておきます。
今年もやってきましたよ。
客席は狭いし音響もよくないんだけど、南座の顔見世は特別です。
鴨川沿いの南座を見るだけでテンションが上がる。
今年も来られてよかったー。
一部の一幕目の演目は、「晒三番叟」「曽根崎心中」
藤十郎さんの3回忌追善でもありました。
晒三番叟は如月姫・壱太郎さん、結城三郎貞光・鷹之資さん、佐々木小太郎行氏・虎之介さんだったのね。
マリ造が鷹之資さんの舞踊観たがってたんだけど、ちょうど彼の立ち位置が下手側だったのよ。
席が花道横最前列だったものだから、かぶりつきよ。
両手を胸に当てて拝むように見てた。(笑
彼の踊りは本当にいい!
三社祭みたいな演目だったら、もう少し彼の演目を堪能出来たのに残念。
残念とか言うな。
でも、花道で壱太郎さんが晒しを新体操のリボンみたく振ってくれる場面では、晒しがマリ造に届きそうでねー。
キャーッだったわ。
↑もちろん声を出していない。
年の瀬に祈りの舞踊、今年の業を洗い流してもらったようよ。
意味がある演目だったのよね。
二幕目は曽根崎心中。
扇雀も鴈治郎さんもいいし、亀鶴さんの九平次もちゃんと嫌な奴でいいの。
鴈治郎さん徳兵衛が縁の下にいて、縁側にいる扇雀さんお初の足に頬擦りするあの場面。
めっちゃエロい。
ちゃんとエロい。
兄弟だってわかってても、ちゃんと男女に見える。
最後は冤罪が晴れて心中することなかったやん、急いで物事を決めたらあかんなんだけどさぁ。
封印切とかに比べて、曽根崎心中はラストシーンがドラマチックでいいのよね。
19歳と25歳の若いカップルが愛を貫いたと思える。
藤十郎さんの3回忌に南座で曽根崎心中を観る、観劇道楽者の見本なり。(笑

二部は「三人吉三巴白浪」の大川端庚申塚の場と「身替座禅」
三人吉三は面白い話なんだけど、3人の吉三対面の場だけなんてつまんないんだよね。
お坊吉三の隼人さんはいいとして、お嬢が孝太郎さん?和尚吉三が芝翫さん?
もっと若い美しい人達がよかったなぁ。
おいおい!
夜鷹おとせ役のりき彌さんはめっちゃ緊張していたようで、心の中で「ファイト!」と声掛けしといた。(笑
↑秀太郎さんのお弟子で名題昇進披露舞台だった。
席はセンターブロック花道通路側3列目、実質2列目。
前のおばちゃんの頭がめっちゃ大きくて、隼人さんと被って見えなくて困ったわ。
ま、二部に仁左衛門さんがちゃんと見えたから許す。(笑
仁左衛門さんの身替座禅を観るのは、3回目くらいかなぁ、なんであんなに可愛いの?
玉の井にお願いする愛らしい顔、却下されて心底がっかりする顔。
もうね、表情が20代の男性なのよ。
キュンキュンしちゃう。
ときどき、自分に「77歳おじいちゃんやで!」と突っ込みを入れちゃってた。
ハハハ。
千枝千之助さん、小枝莟玉さん、どちらも可愛らしかったしねー。
玉の井を鴈治郎はんが演って下すったら...なぁ。
皆まで言うなかな。
まぁ、それにしても、今年最後、見納めが南座の仁左衛門さんでよかったー。
来年は少しペースを抑えたいんだけど、どうなりますか。
無理無理。
ふふふ、年末年始、しばらくええ嫁、ええ娘の小芝居の演者に徹しますわ。


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新版伊達の十役を観てきたなり〜







紅白の観覧の抽選、外れました。
東京で年越しをしようと思ったのに残念。
気持ちを切り替えて、録画してあった「中村仲蔵」を前編後編通しで見ておりました。
勘九郎さん、格好良かったなぁ。
最後、皆んなええ人になってハッピーエンドなのもよかった。

さて、忘れないうちに先日の歌舞伎座の記録を。
演目は「新版 伊達の十役」
伊達家のお家騒動を十役早変わりで描いたものをアレンジした新版なんだって。
先代萩は何度も観たことがあるけど、猿翁さんが作った伊達の十役を観たことがないんだよねー。
オリジナルを知らないのに、新版を観てええんか?(笑
序幕でさすがに飯炊きまではなかったけど、先代萩をちゃんと演ってた。
ストーリーに影響のないカットだったな。
この話があまり好きではない私にはちょうどいい長さだったかも。
巳之助さんの八汐もちゃんと嫌らしかった。
栄御前の中車さんは...うーーん、しょうがないね。
なんだろ、もう少し腹の中が見えない感じと重さが欲しかったかなぁ。
精一杯頑張ってみえたとは思うけど、時間が必要なこともあるよね。
それにしても、猿之助さん、悔しいけど上手いよねー。
我が子を主人の身代わりにさせて殺されてしまう何ともな政岡の親心、ググッと迫って来る。
観てるこっちが苦しくなったよ。
猿之助さん、痩せたのかなぁ、めっちゃ美しかった。
大詰めは次々と猿之助さんの8役早変わり。
↑序幕で政岡と二木弾正の2役で合計10役。
最初は「どこで入れ替わった?」と観てたけど、途中から「すごいすごい」と楽しむことにした。(笑
やってることはすごいとわかるんだけど、何故だか飽きて来るのも事実なんだよね。
こんなん言うたら怒られるんやろなぁ。
失礼!
玉太郎さん扮するネズミが踊って可愛らしかったし、猿之助さんの踊りはやっぱりええ。
ストーリーテラー的に出て来た猿弥さんと弘太郎さんも、いつもの感じで笑いを持っていってた。(笑
もうね、100%澤瀉屋さんよ。
澤瀉屋さんの技術と芸を堪能しました。
チケットが売れるはずよね。
席は2日前まで粘って、5列目のセンター。
最近ギリギリまで戻りの席を出さないのよね。
ハラハラしたわ。
でも、やっぱり良席で観ると集中しやすいから、ギリギリまで攻めちゃうのよね。
欲深い女。

今年頑張って見まくったお陰で、来年は松竹の歌舞伎会のゴールド会員になれたの。
少し取りやすくなるかなぁ。
記念品として、手帳とエコバッグマスクストラップが送られてきたよ。
いらーん!
その歌舞伎会つうのがね、買ったチケットの枚数で平会員と特別会員とゴールド会員に分かれるのよ。
で、それぞれ販売日が1日ずつ前倒しになると。
わかりやすい階級の付け方だけど、枚数だけでなくて金額も考慮して欲しいわ〜。
だって、三等席の人の5倍も払ってんのに1枚は1枚かい!
モヤモヤするんだよね。(笑


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11月歌舞伎座の三部を観て来たなり〜







今日から12月かぁ。
目眩は少しずつ治まって来てはいるけど、完全には治まらないわ〜。
今年中に治るといいんだけどー。
55歳の冬、なかなかキツイ。

さて、中村吉右衛門さんの訃報が入ってきました。
ただでさえ寒くて何となく寂しい気分なのに、このニュースは堪える。
3月に倒れられて、9月も秀山祭ではなくなっていたから、「あかんかも」とは思ってたけど現実になるとねー。
去年の9月に「引窓」を観たのが最後だったよ。
寂しいなぁ。
これからは大幹部中心に観ていかなきゃね。
うーん、若手の成長見届けたいしー。
って!破産するわ!

先週の歌舞伎座の三部の記録残しておきます。
12月は忠臣蔵なんだけど、今のスタイルだと上演が難しい。
出来上がってるものをただ短くするような、中途半端なことはしたくなかったんでしょうね。
ということで、いろいろぶった切って繋げて新作っぽくした作品だった。
「花競忠臣顔見勢」
序幕
第一場 鶴ヶ岡八幡社頭の場
第二場 桃井館奥書院の場
第三場 稲瀬川々端の場
第四場 芸州侯下屋敷の場
第五場 同 門外の場
大詰
第一場 槌谷邸奥座敷の場
第二場 高家奥庭泉水の場
第三場 元の槌谷邸の場
第四場 花水橋引揚げの場

こんな感じにね。
敢えて5,6,7段には触らないという。(笑
私は2016年に国立劇場の3ヶ月掛けての「仮名手本忠臣蔵 完全通し上演」を観てるのね。
だから「ああ、あれとこれを使うのね」と面白く観たんだけど、全段観てない人は消化不良だったかも。
だって、葉泉院が主役の場なんて、ぶっちゃけどうでもいい場面じゃん?
そうなのよ、若手に割り当てて、それぞれの場で主役になるように作ってあった。
由良之助(歌昇)が主役じゃないのよ。(笑
稲瀬川々端の場の主役だった赤垣源蔵役の福之助さんがとっても良くてねー。
もうね、「ご立派になられてー」と泣きそうだった。
これから彼の活躍を見続けたいと思ったよ。
きっとお兄さんより重宝される役者になる。
槌谷邸奥座敷の場の槌谷主税役の隼人さんとお園役の新悟さんの恋の行方も気になった。(笑
猿弥さんはいつも通りのお役で、一服の清涼剤だったし。
最後の場、鷹之資さんも初々しい力弥で、小浪(米吉)との儚い夫婦の対面にグッと来ましたよ。
そして、若い人達が一所懸命やってる姿がね、なによりいいのよ。
本物の汗に涙、本当に感動したわ。
脇に回ると言ってた猿之助さんと幸四郎さんは、結局オイシイところは持っていってたのもいい。
私は好きな作品だったわ。
良席が出なくて最後まで粘った甲斐がありました。
前日の夕方まで粘って、8列目のセンターをgetしましたの。
一旦ポチ負けて一時はもうあかんかと思ったんだけど、相手が放出したところをすかさずポチりました。
↑時間を稼ぐために放出ポチを繰り返してたと思われる。
舞台全体を見るのには、とちり席はいいのよね。
幕が閉まってカーテンコールを期待して客席はずっと拍手をしてたんだけど、出てこられなかったわ。
若手を労う意味でも、goを出してあげればよかったのに。

あ、今回二部の曽我対面は三津五郎さんの七回忌追善狂言だったの。
私、彼の最後の歌舞伎座舞台、2014年4月の「壽靱猿」観てるんだよね。
巳之助さんと楽しげに踊ってみえた。
膵臓がんの手術から復帰舞台だったから、客席はものすごい拍手でねー。
彼が花道から登場して来ただけで泣いてる客も結構いて、めっちゃ覚えてる。
踊りはもちろん、いちいちの所作がスマートで格好いい人だったなぁ。
あー、やっぱり観たいものは観ておかなきゃダメね。
感動と思い出はプライスレスだもの。
今日はより一層感じます。


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赤坂大歌舞伎を観たなり〜







今朝は目覚ましが鳴るまで眠れたせいか、目眩も起きぬけの数分だけで済みました。
徐々に戻っていってるのかなぁ。
そうあって欲しいわ〜。

さて、記憶があるうちに先週の「赤坂大歌舞伎」の記録を残しておきます。
演目は「廓噺山名屋浦里」「越後獅子」「宵赤坂俄廓景色」
廓噺山名屋浦里はタモリさん原案の笑福亭鶴瓶さんが落語になさったお話で、DVDでは観たことがあったの。
めっちゃ温かいええ話なのよ。
観たくて戻りの良席を待ってたんだけど、松竹のサイトではなかなか出なくてねー。
ふと見たぴあで見つけた5列目。
ドブ席だと思ってたんだけど、脇花道だったから花横の席だったの。
おまけに実質4列目よ。
なんでこんな席が2週間前に普通に残ってたんだろ。
ま、ラッキーでしたなぁ。
あのとき、ぴあを覗いた自分を褒めたいね。
ストーリーは...
江戸留守居役として単身赴任してる酒井(勘九郎)は、真面目だけが取り柄の田舎侍。
他の藩の留守居役に情報交換と称し酒席に呼ばれるんだけど、馴染めないでいるのね。
つうか、「お金ももったいないし、ウチで会議をやろうよ」とか言っちゃう無粋な人なのよ。
他の藩の人達はもちろん快く思ってないの。
意地悪で、「次回は第二の夫人(遊女)を連れて来る会にする」言われてしまう。
酒井はロクな女性を連れて来れないと思われたのね。
バカにされて悔しいじゃん?
おまけに主君の悪口を言われて、酒井はついその話に乗っちゃうの。
さぁ、どうする?
直後にたまたまお茶屋で見かけた花魁の浦里(七之助)を連れて行こう思い立つの。
オイオイ!あんた、お店にも行ったことないのに、いきなりNO. 1を指名するなんて無茶やで。
が、この話はファンタジーなんだよね。(笑
置き屋に行って主人(扇雀)に懇願してるときに、話を聞いていた浦里が現れてー。
浦里がお国言葉で生い立ちを話し始めて、酒井に協力すると。
ええっ!?そんなに上手いこといってええんかい!
出て来る人、他の藩の留守居役以外はみんなええ人なのよ。
酒井は集まりに浦里を連れて行って、他の藩の留守居役の人に一目置かれる。
なんて単純な話なんだろ。(笑
最後は浦里の花魁道中で幕。
ね、ほぼ花道かぶりつきの席でしょ?
まぁ、そりゃあ、花魁道中の七之助さんキレイだったわよ。
ため息が出るくらい。
絶対、私のことを見てたわ。
見てない!見てない!
ハハハ。
お国言葉で生い立ちを話すところなんかはグッと来たし、ほんまに七之助さんいいよねー。
勘九郎さん、なんで無骨な田舎者があんなに似合うんだろう。(笑
私、なんだかんだ言って、中村兄弟好きなんだよね。
↑後援会に入ろうか悩んでる。
DVD(初演)では友蔵を駿河太郎さんがやってたんだけど、今回は虎之介さんがやってたの。
もうこれが軽くてキュートでいいのよ。
お父さんの扇雀さんも置き屋の主人の世故に長けた人役でピッタリだったし、親子で大活躍。
亀蔵さんは期待を裏切らない役だったし、短くなったのはちょっと不満だけどええ舞台でしたな。
やっぱりハッピーエンドはええねぇ。
次の「越後獅子」は勘九郎君1人で踊ってました。
彼は上手いねー。
私、彼はあの年頃の中で一番だと思ってる。
真面目に一杯お稽古してるんだろうなぁ。
最後の「宵赤坂俄廓景色」は、“お祭り”みたいなもんね。
花道に鳶と芸者が並んで見得を切って行くみたいな、ね。
長三郎君のこまっしゃくれた見得も可愛らしい。
彼の子供子供した愛嬌、お兄ちゃんにはないものなんだよね。
これも花道横の席にはご馳走だったわ〜。
最後、中央で長三郎君のハリポッター風の宙乗りで幕。
↑actシアターはハリポッター専用劇場になるらしい。
なんだろ、めっちゃ感動する演目じゃなかったけど、気持ちがほっこりしたわ。
今、観てよかったなぁ。


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十月大歌舞伎を観ましたなり〜







忘れないうちに昨日の記録を残しておきます。
大井川?富士山がとってもキレイに見えました。
薄手のコートを着て行ったんだけど、いらないくらい暖かかったよ。
東京駅と歌舞伎座、往復はタクシーだったんだから、コートはいらなかったよね。
歌舞伎座の三部と国立が観たかったんだけど、友とランチを挟むと国立はちと時間的に厳しい。
梅玉さんの福岡貢を見てみたい気持ちもあるけど、伊勢音頭はモヤモヤする演目なんだよね。
だいたい、名刀となまくら刀の違いもわからんあんた、アホやで。
んでもって悪い奴を殺すのは仕方ないにしても、皆殺しってさぁ、あんまりやで。
なんだよねー。
というわけで、国立劇場は諦めて、歌舞伎座の三部と併せて一部も観ることにしました。
だって、せっかく上京したのに、三部だけ観て帰るのももったいない気がするじゃない?(笑
いやいや、三部だけ観て帰れってね。
ハハハ。
一部は「天竺徳兵衛新噺」「仔獅子」
天竺徳兵衛新噺は、 妻とその愛人に殺された小平次が化けて、早替わりや宙乗りの演出を交えて仕返しをする話。
南北ものにしてはモヤモヤ感の少なくて、怪談ものなのにどこか可笑しくてクスッとする。
小平次が沼に沈められる時に手で何かを掴んでたら、女房が指一本ずつ切り落とす場面なんかもあるのよ。
↑切った指から血が滴り落ちるとい細かさ。
それなのに、ときどきクスッと出る不思議な演目でした。
ただ、ブログ友ケリーさんもおっしゃってたけど、猿之助さんの早替わり者には少々食指気味。
そりゃ見れば、澤瀉屋の早替わりは見事だし面白いですよ。
面白いけど、もうそろそろこれで客を呼ぶのは止めて欲しいなぁ。
温かい世話ものでもいいし、豪華な古典でもいい、芝居をじっくり観たいよ。
客は簡単に戻らないし難しいところで、松竹が猿之助さんで凌ごうとしてるのもわからなくはないけど安易だよね。
席は5列目のセンターブロック下手通路側。
通路を挟むから花道も見やすいんだよね。
ギリギリまで待ってよかったわ。
二幕目の仔獅子は、祭りで賑わう吉原で鳶役の松也さんと芸者役の笑也さんと新悟さんが華やかに踊る舞踊劇でした。
これは皆さんお美しくてうっとりよ。
笑也さんに見惚れちゃった。
美しい無敵よ。(笑
つくづく私は美しいものが好きなんだと思ったわ。

三部は「松竹梅湯島掛額」「喜撰」
松竹梅湯島掛額は「2019年1月」に紅長・猿之助さん、お七・七之助さんで観てるのよね。
紅長は絶対菊五郎さんの方がニンだと思ったんだ。
↑猿之助さんも悪くないんだけど、豪胆さが足りない。
やっぱりこういう役をやらせたら、菊五郎さんの右に出る者はいないよね。
隼人さんをいじりまくって、爆笑をかっさらってました。(笑
次回があるかわかんないから飛んできたよ。
おいおい、勝手に殺すなって。
ハハハ。
この演目は前半の喜劇と後半の悲劇、観てる方は感情の切り替えが難しい。
↑花道の揚げ幕も関所代わりの木戸に変わってます。
冷静に見てると、後半は「いくら好きな人のためでもあかんやろー、やめとき」とつい突っ込んじゃう。
ただ頭のおかしい女やで。(笑
でも、私はこの人形振りが大好き。
前回の七之助さんは、カクカクしてて本当の人形のようでそれは素敵だったの。
今回の右近さんはまだまだなんだけど、なんだろ、熱意?一所懸命さが伝わって来て胸を打つの。
こういうのは上手い下手じゃないんだよね。
息をするのも忘れるくらい見入っちゃった。
もう二度と見られない今の彼のお七を観られて、本当によかった。
席は一部と同じ席だったの。
誰が確保してた席だったんだろ。(笑
喜撰は名僧喜撰(芝翫さん)が茶店のお姉さんを口説いたり、お弟子さん達踊ったりする舞踊劇。
滑稽で軽くオシャレな舞踊劇だと思うんだけど、集中出来なくてねー。
終演が8時で8時27分の新幹線に乗りたかったから、ソワソワしてたの。
↑タクシーが捕まれば楽勝なのにね。
もったいから最後まで見たけど、二幕目を観ずに帰るってのもあったな。
集中出来ないなら、観ても同じだったじゃん。
観ずに帰る勇気も持と。
何はともあれ、「行ってこい」と背中を押してくれたに感謝よ。
押さなきゃ、いつまでも「観たかった」と煩いからやん。
ハハハ。


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GOEMONを観てきましたなり〜







先日の観劇の記録を少しだけ残しておきます。
今、番付(関西では筋書をこう言う)を見返してたら、こんな場面あったっけ?となってます。
もうね、恐ろしいほどの衰えよ。
うん?寝てただけハハハ。
7月以来の松竹座。
外観はめっちゃ素敵なのに、客席に着くまでの動線が好きじゃないのよね。
客席は3階なのにトイレが2階とか、1人用エスカレーターとか本当に不便。
火事が起こったら、うまく逃げる自信がないで。
人をなぎ倒して逃げそうなタイプに見えるでしょ?
案外ドンくさいのよね。(笑
さて、席は2列目、実質最前列のセンター。
良席も良席、絶対に寝られない席じゃーん。
ものすごいプレッシャーよ。
演目は「GOEMON」
フラメンコと歌舞伎の融合ですってよ。
2011年のシスティーナ歌舞伎での初演から、今回が5回目らしいです。
私は初めて観ました。
システィーナは遠いし、フラメンコと歌舞伎のコラボなんて今まで興味がなかったんだよねー。
松竹座は近いし、百聞は一見にしかずと思ってtryしてみた。
↑マリ造も誘ったけど、「興味ない」とあっさり断られた。
通常の黒御簾にカルテッドがいました。
2階建てになってて、上が義太夫の席。
邦楽ではなく、いきなり四重奏で始まります。
いつもと違う雰囲気でワクワクしたー!
客席もいつもとはちょっと違う。
愛之助さんのご贔屓さんは元々独特なんだけど、今井翼さんのファンもも加わって平均年齢が低い。(笑
ストーリーはスペイン人の神父!(今井翼)と明智光秀の側近の娘が恋をして、石川五右衛門(愛之助)が生まれる。
他の話では五右衛門は秀吉の隠し子やったり、いろいろ忙しい人やね。
秀吉によって両親と引き離される五右衛門。
↑父はスパインに強制送還、母は妾にされそうになり自害。
10年後、明智光秀の仇を晴らそうと秀吉の住む聚楽第に忍び込んでたら、伊賀での修行友・雲隠才蔵(今井翼)と再会。
五右衛門よ、なんで伊賀で修行してたんやー!
忍者になるつもりやったんかーい!
つう突っ込みはナシやで。(笑
そもそも、今更おじいちゃんの主君の仇討ちって!?
いきなりの展開で頭が混乱したわ。
まぁ、とにかく捕らえられそうなところを才蔵に助けてもらったんや。
↑翼君、カルデロン(神父)より才蔵の方が格好良かった。
その間に阿国(壱太郎)が絡んで来たり、阿国チームと若いアイドルチームのダンス対決が始まったりと。
雑な話も交えつつ、「ここで?」とフラメンコが入ったりするのよ。
そして、楼門五三桐の山門の場とか、歌舞伎のパロディーがところどころ入ったりしてました。
あっちもこっちも立てたら、こうなるんやなーと。
たぶんシスティーナの雰囲気だと、この和洋折衷、ショーを楽しめるんだと思う。
ラストは秀吉なんか相手にしててもしゃーない、お父ちゃんに会いにスペインに行こうと鷹で行っちゃうねん。
おーい!
無事お父ちゃんと会えて、ちゃんちゃん。
何度か睡魔に襲われたけど、面白いもんを見せてもらいましたわ。
しかし、11時から幕間25分を入れて2時40分に終演、お弁当が食べられないのは辛い。
この芝居は客席と舞台の一体感が肝なのに、宙乗りも客席の上を飛べないし、大向こうもナシというのもなぁ。
楽しさ何割減だと思うよ。
何の規制もなく、以前のスタイルで芝居を観たいなぁ。


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八月納涼歌舞伎の記録なり〜







わたくし、今日もテレビの番をしとりました。
外に出たいなぁ。
つい歌舞伎座の三部の戻りチケットのパトロールをやっちゃってます。
良席はなかなか出ないねー。
出たら行くんかい!
千穐楽近くなら、とまだ希望を捨ててません。(笑
ギブスが取れて行けることになっても、とにかくチケットがないと観られないもんね。
ちゃうちゃーう!

うん?そういや、先月の歌舞伎の記録がまだだったじゃん。
言うても、もうほとんど忘れてるがな。
せめて演目だけでも残しておきますか。
一部の「加賀見山再岩藤」の序幕と大詰。
猿之助さんがコロナに罹って初日から休演してて、20日から復帰なさったの。
運良く?猿之助版の初日だったのよね。
ふふ、私は巳之助岩藤でもよかったかなぁ。
六役早替わりなんだけど、元の役に戻ったりするから着替え自体は十数回?
私は仕掛けを集中して見てると全体が観れないから、素直に「すごっ」と見ることにしています。
↑手品もネタに興味がなく、目の前のものを楽しむ派、
さすがに猿之助さん、上手いよね。
「いつの間に?」の連続だし、岩藤もゾッとするほど怖い。
しかし、時間的制約があるとは言え、ストーリーをバッサリ切り過ぎよ。
あらすじを知らないと厳しいんじゃないかな。
早替わりを単純に楽しむ演目だったのかなぁ。
大詰で突然花道に雀右衛門さんの尾上が出て来て、思わず「あんた誰?」と声に出そうになったわ。
花道横の席だったから、声に出してたら大変なことになってたで。
私こそ、「あんた誰?」になるところやった。
ハハハ。
久しぶりの花道横の座席、私やっぱりここ好きだわ〜。
まぁ、それにしても、大事なお家の家宝をなくさないで下さいよ。
香炉に軸に刀にって、皆さん、失くしすぎだって。

二部も続けて観る予定だったので、文明堂cafeでランチ。
ナポリタンにしてみた。
が、コレ、酸っぱい。
頬っぺたがキューっとなったわ。
コーヒーとサラダが付いて1200円は、場所柄的にお値打ちなんだと思う。
部と部の間に1人で入るには、ちょうどいい距離と明るさと居心地なんだよね。

さ、二部。
一幕目は「真景累ヶ淵」
鶴松さんが新吉を演るというので、ご祝儀的に観ようと思ってチケットを取ったの。
いわゆる怪談なんだけど、落語が元になってるから怖い中にも可笑し味があるのね。
鶴松さん、新吉のちっちゃい感じもよく出てたし、はまり役だと思うわ。
んでもって、老いの悲しみとかホロリとするところもありーので、私の好きな演目だった。
席は7列目のセンター。
7列目からちょっと勾配がつくので、前の人の頭が気にならずいい感じに舞台全体が見られると思った。
4列目までが取れなかったら、7列を取ると覚えておく。
↑5,6列目は前が気になるんだよね。
二幕目は「仇ゆめ」
「名古屋 平成中村座」で観てるんだよね。
狐が傾城に恋して踊りの師匠さんに化けて、踊りの稽古をつけて傾城にプロポーズするもバレると。
置き屋の主人、踊りの師匠さん傾城は面白半分で狐を捕らえて、狐を殺しちゃうのよ。
酷いでしょ?
話だけ聞いてると残酷な話なんだけど、勘九郎さん扮する狐と傾城七之助さんがコミカルに踊って可笑しい舞踊劇なの。
このなんともな感じがまた歌舞伎。
私は全然大丈夫、伊勢音頭の方がよっぽど嫌。
気楽に観られた楽しい二部でしたな。

さ、三部。
一幕目は「義賢最期」
浅草歌舞伎の松也さんで観てるんだよね。
前にも思ったけど、何だろ、立ち回りが長い。(笑
戸板倒しと仏倒れを観たら、もう飽きちゃってー。
義賢、あんた、どんだけ刺されたら死ぬねん。
もう不死身やで。
怖いわ!と突っ込んでおりました。
二幕目は「伊達競曲輪鞘當」「三社祭」
鞘当ては、いわゆる対面ものね、
隼人さんと歌昇さんの男前2人が1人の女性をめぐって一悶着起こしてんのに、仲裁されたら「また今度」って!
ええーっ、決着つけろや。
敵討ちがかかってるんやったら尚更やで。
私ゃ、めっちゃ消化不良よ。
様式美を見るんか知らんけど、細切れの面白さがわからん。
コロナになって時間的制約があるんかもしれんけど、この手の演目はお腹一杯よ。
通し狂言が観たいわ。
席は5列目の花道横。
七三でこちらを見られると、思わず両手グーで口の前で合わせてしまう。
私を見てるよね?
おばちゃん、おばちゃん!
この日の席は全部当たりだった。
戻りを粘った甲斐があったー。
ふふふ、どんどん欲張りになります。
「三社祭」は、善が團子さんで悪が染五郎さん。
私は團子さん推し。(笑
去年の秋に国立劇場で鷹之資さんと千之助さんで観たのね。
やっぱり鷹之資さんのを観ちゃうとねー。
團子さんも染五郎さんも手足が長くて細いから、どうしてもカクカク動く感じになっちゃう。
もう少し柔らかく踊れるようになるといいねー。
おばちゃん、あなた達の成長が楽しみよ。
毎日の散歩のお陰か、三部制のお陰か、以前の二部通しより体力的に楽だったわ〜。
というわけで、久しぶりに歌舞伎座に篭っておりました。


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まだ言うかぁぁ?なり〜







今回の怪我のことで一番残念だったのが、コレなんです。
超歌舞伎の初日のチケット。
3列目(実質2列)のセンターブロックの良席。
ああ、無理じゃん、行けないじゃん。
車で行く?
京都まで行けたとして、駐車場から劇場までは?
車椅子を借りて、に押して行ってもらう?
そこまでは頼めない。
無理じゃん、無理じゃん。
ああ、諦めます。
誰か代わりに行ってくれぬか。
友に声を掛けるも、日にちも迫ってるし平日だしねー、誰も行ける人はいない。
無料で定価以下の譲渡サイトに出そうとしたら、
「それは怪しいから止めた方がいい。裏があると思われる」
と反対されましてー。
13000円のところ5000円に値下げして出したら、引き受けてくれる方が現れました。
空席にするには目立つ席だったのよ。
初日でもあるし、舞台上から見たらあまり気持ちのええもんじゃないもんね。
紙屑にならなくて本当によかったー。
なんだけど、昨日から家の中を歩けるようになってみると、「もしかせんでも行けた?」と思ったりしてー。
何度も言うけど無理だって!
懲りないよねー。
ハハハ。
今回は大向う付きサイリウムが売ってんだって。
大きな声を出す大向うが禁止になったから、ならばとサイリウムから「萬屋」とか出せばいいかとなったみたい。
ちょっとどんなものか見てみたいでしょ?(笑
いやいや、静養してなさいって。
まぁ、考えてみたら、しばらく家でおとなしくしておれ、ということなんだよね。
ったく、よく出来てるよ。

そんでもって一番困ってるのが、ギブスの中が痒いこと。
痒い、痒い。
搔きたいけど、ウチにはギブスに入れるちょうどええもんがないのよ。
で、朝、ムラカミーチェ「洗濯をしたろ」と来たときにその話をしたら、ええもんを持って来てくれました。
↑もちろん洗濯は自分で出来るので断ったけどね。
孫の手ならぬワニの手ですな。
私は覚えてないんだけど、ららぽーとで私に(!)勧められて買ったらしい。
ふふふ、無責任よのう。
まぁ、コレが誠に具合がええ。
ムラカミーチェ、グッジョブよ。
皮膚を傷つけるからほんまは掻いたらあかんらしいんやけど、背に腹はかえられぬよね。(笑
しばらく借りておくことにしました。
主治医に電話して2週間後の予約を取ったので、とりあえず2週間お世話になりますわ。
2週間後一旦外してレントゲンを撮るんだって。
巻き直すんかなぁ。
良くなってたら無罪放免かなぁ。
仁左衛門さんと玉三郎の四谷怪談がどーしても観たいんだ。
2週間でギブスが取れたら間に合うよね?
って!あんた、まだ言うかぁぁ〜。


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生きてますよなり〜







今朝、ブログ友・ぷぅさんから「2日もブログ更新されてないけど、何かあった?」
とメッセージが入りました。
ごめーん、金曜から気晴らしにここに行ってました。
ご時世もあるし、記録に残すかどうか迷ってたのよ。
これでも日頃は真面目にやってるし、出来うる感染対策はしてるつもりだけど、それを言うのもダサい。
もちろん100%感染しない対策なんてないしね。
「私は私」とイキってても、事情を知らん人に頓珍漢なことを言われたら凹むことは凹むの。(笑
気にはなるよ。
ふふふ、ちっちゃいよね。
ただ、ここは私の記録の場なのに、わざと省くのもまた違う気がするのよ。
答えはまだ出てないけど、10年後読み返すために少しずつ残しておこうと今は思っています。
皆様、温かく見守って下さいませ。
ホホホ。
実はぷぅさんにもめっちゃ会いたかったのね。
観劇を誘おうか迷ったんだけど、今、お気楽に誘える雰囲気じゃないじゃない?
さすがに私も人を巻き込むのは憚られる。(笑
「お会いしたかったんだけど、連絡し辛くてー」言うてたら、「連絡してもらっても会えなかったんだ」と。
なぬ?何かあった?
入院しているそうです。
「ええーっ!?コケて骨でも折った?」と聞いたら、ビンゴだって。
ごめん、笑っちゃいけないけど、笑っちゃった。
失礼!
階段で転倒して足首の脱臼骨折で、1日に入院5日に手術、明日退院だって。
えらいことの災難やったねー。
そういや、歌舞伎友のケリーさんも昨夏転んで腱を傷めて手術なさってたなぁ。
偶然じゃなくて、こういうことが始まるお年頃なのかも。
他人事じゃない。
「ええ休養になったじゃん」とは言うたものの、シャレにならんよね。
急がば回れ、焦らずゆっくり治してね。

さて、一昨日歌舞伎座で一部から三部まで観て、昨日は国立演芸場で落語や講談を聞いてきました。
↑歌舞伎の話はまた後日。
国立演芸場に行ったのは初めてよ。
国立劇場の裏にあったわ。
この会ね、神田伯山さんが出演なさるから、めっちゃ激しいチケット争奪戦が行われたの。(笑
販売開始1分で売り切れ。
もちろん勝った。
客数は半数と聞いていたんだけど、何故か前列が一杯で半分から後ろの席に客を入れてないの。
なんでだ?
先に前列を売って後ろも売るつもりだったけど、緊急事態宣言の影響で止めたとか?
後ろに人がいないのに、前だけ密ってのも変でしょ?
仲入り後は係の人に言って、後ろの席に移動しましたよ。
アコーディオン漫謡に興味津々だったんだけど、傘回しの翁家社中に変更になってました。
まぁ、コレがすごいけど地味なのよ。(笑
口に咥えた棒の上で土瓶を回すなんてすごいけど、それがどうした?だしねー。
ハハハ。
しかし、めっちゃ楽しみにしてた伯山さんで記憶を失いそうになって、落語でめっちゃ聞き入ってしまったわ。
なんでやねん。
面白かったなぁ。
娯楽ってこんなことを言うんだろうなぁ。
演芸会の後は、一緒に行ったちー太郎さんと国立劇場前のベンチで暑い中1時間ほどお喋りしました。
あー、こんな普通のことがとても特別なこと。
泣きそうだったわ。
付き合ってくれた友、心配して下すった方、ありがとう。
世界中の知らん人にまで感謝って感じ。(笑
私、もう少し頑張るよ。


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七月大歌舞伎を観て来たなり〜







昨日の観劇記録だけ少し残しておきますね。
夜の部の演目は「双蝶々曲輪日記 引窓」「恋飛脚大和往来 新口村」
↑昼の伊勢音頭は苦手な演目なのでパスした。
引窓は簡単に言えば、瞼の母和解版?
ちゃうちゃーう。
相撲取りの濡髪長五郎が侍を殺して逃げる途中に実母に会いにくると。
これが、ちょうど母の再婚先の継子の与兵衛が郷代官に任命された日なんだなぁ。
与兵衛の初仕事は長五郎を捕らえること。
母は実子を思い、継子を思い、揺れるんだな。
結局、継子が実子を逃すんだけど、舞台装置の引窓を上手く絡めてドラマチックな場面になってるの。
去年の9月に長五郎・吉右衛門さん、与兵衛・菊之助さんで観たんだよね。
親子で兄弟かよ!と思ったんだった。(笑
ハハハ。
今回も仁左衛門さんの与兵衛はねぇ、うーーん、大人過ぎるかな。
私は疲れからか、記憶を失いそうになったわ。
途中、びっくりしたのが、後ろの人が大号泣しててねー。
結構な音量で鼻を啜って、泣きじゃくってるの。
そら、ええ話やと思うけど、そないに泣くような話か?
つうか、その泣き声、うるさいわ!
言えるわけもなく、眠気が吹っ飛びました、
うん?却ってよかった?
ふふふ、そうかもね。

席は3列目のセンターブロックの通路側。
実質2列目ね。
実は最前列をカートに入れるタイミングで逃してたのよね。
前の人見て、「あー、この人が私の席を奪ったんか」と思ってました。(笑
↑2幕目で女性から男性へ人が変わった!セコっ。

二幕目は新口村
封印切のその後ね。
忠兵衛は梅川を連れての逃亡中、最後のつもりで実父に会いに行くの。
そこで実父は継父に遠慮しながら罪人の息子逃す、というだけの話ね。
うん?昨日はそんな話ばっかりやな。
葛藤の場面にはお腹一杯だったわ。
この演目の面白いところは、忠兵衛と実父を同じ役者が演じるところなのよ。
替え玉を使うんだけど、どこで入れ替わったとか、客に替え玉を正面から見せないところがいいの。
だけど、昨日は鴈治郎はんそっくりの替え玉がまんま出て来てたんだよね。
途中から最後まで入れ替わったままだった。
たぶん3,4回観てるけど、初めてのような気がする。
いや、違う、お父さんの藤十郎さんで観たかも。
これは藤十郎さんバージョン?
どこで入れ替わったんだかわかんないところがいいのになぁ、残念。
鴈治郎さんは濃厚接触者認定されて休演してて、12日から復帰なさったの。
間に合ってよかったわ〜。
私、ギリギリのところでトラブルを避けられてんだよね。
5月のコクーンもギリギリで幕が開いたし、松本も最終的に電車は動いたし。
今年の私は持ってるのかも。


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2年ぶりに大阪に行きましたなり〜







今日はここに行ってきました。
夜の部だけを観る予定だったので、のんびり近鉄の「ひのとり」に乗って行きましたよ。
赤い車体でなかなかかっちょよかったわ。
写真を撮ってる人、多数。(笑
せっかくなので、プレミアムシートとやらを予約してみた。
まだ新しいせいかなぁ、革張りのシートの匂いがちと気になりますな。
が、前後のスペースもあったし、座り心地もいい。
リクライニングも後ろの人に迷惑が掛からないシェル型になってました。
カーテンも自動だったし、シートの腰の部分にはヒーターまであるみたい(未体験)。
何気に前の席にあったフック。
そうなのよ、カバンをヒョイとかけられるフックって便利なんだよね。
普通料金にプラス900円、名鉄と合わせたら、新幹線と比べて1000円ちょっとの節約。
時間は倍以上。
微妙と言えば微妙かのう。
お昼は名古屋駅で買った「千寿」の天むす。
つい買ってしまっちゃうんだよ。
電車の中で美味しいもんを食べるのは楽しいしね。

難波に着いて、高島屋で必要な買い物を済ませてちょいと休憩。
↑芝居後ピックアップするからと預かってもらった。
松竹座の近くに氷を食べられる店がないか検索して、ヒットした「BONNEJOURNÉE」というお店に行ってみたの。
氷が食べたい季節だよねー。
桃の氷、ヨーグルトスプーマー掛け。
一番下に紅茶のゼリーと桃がいて、その上にヒラヒラの氷に練乳と桃の果汁。
もう少し桃の果汁が欲しいところだけど、あっさりしてて私が求めていた氷に近い氷でした。
しかし、どういう縁だったんだろう、
だって、1人で路面店に入ること自体が珍しいのよ。
そのくらい氷が食べたかったんだね。(笑
隠れ家的かき氷屋いうのも変だけど、「ほんまにここ?」という場所にあったしね。
引き戸を開けて入ったら、店内はブルーを基調にしたオシャレ空間。
「ほんまにかき氷屋?」というくらいオシャレ。
客も私1人で、気兼ねなく一気に頂きましたわ。
ここならまた1人で入れると思う。

芝居を観た後、買ったものをピックアップして、新大阪に着いたのが7時40分くらいだったかなぁ。
新大阪のレストラン街で食べて帰ろうと思ってたのに、いや、蓬莱で餡かけ焼きそばを食べようと思ってたのに!
既にオーダーストップになってました。
いや、どのお店も既にオーダーストップ。
うん?これが噂の夕飯難民ってやつですか?
しょうがない、お弁当を買って新幹線の中で食べますか。
いやいや、甘いがな。
皆んな、考えることは一緒よ。
駅弁も売り切れになってるやーん。
なんでデパ地下で仕入れておかなかったんだ?自分。
今更言うてもぉぉ。
しょうがないので、551蓬莱で粽を買って当面凌いでおきました。
さすがに豚まんは車内で食べられないからね。(笑
しかし、昼も夜もご飯を固めたやつって!?
ふふふ、こういう日だったのね。


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桜姫東文章の配信を観たなり〜







今日はマリ造「桜姫東文章 下の巻」の配信を観ておりました。
↑映像は4月の上の巻ね。めっちゃエロいよ。(笑
私、6月の初めに観てんだよね。
でも、幕が開いてからすぐの記憶がなかったわ。
マリ造「これはどういう意味?」聞かれても、全くの初見やがな。
おい、おーい!
なんで仁玉の一世一代の演目に寝るかなぁ。
ハハハ。
配信のええところは、お喋りをしながら観られるところね。
ただでさえ、突っ込みどころ満載の演目だからさぁ。
首に包丁刺さってんのに動き回るって。
南北先生、やっぱり無茶ですよ。
いやいや、我が子まで殺すことないやん。
家来は、結局何したんや?
揃って無能なんか?
いやいやいや、その前に姫が女郎になってんのに、お家復興出来るなんておかしいですって。
2人して「どないやねん!」と突っ込みながら楽しく観とりました。
ここのところ1人観劇が多いから、誰かと感想を言い合うとか、突っ込み合うとか出来なくて寂しかったの。
誰かと観るのもええもんよね。

お昼は、マリ造にゴチになりました。
ガレットが食べたかったんだけど、お店が定休日でした。
私とマリ造の組み合わせ、行きたい店の定休日遭遇率が高くないか?
うん?火曜日と水曜日によく会ってるからか?
うぬぬ。
というわけで、「元禄」の大海老入り味噌煮込みうどん。
奢りなのでいつもの素味噌煮込みうどんではなく、大海老入りにしました。(笑
おーい!


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まつもと大歌舞伎に行って来たなり〜







昨日は松本に「夏祭浪花鑑」を観に行ってきました。
まぁ、大変でした。
8時過ぎの新幹線に乗って名古屋へ、名古屋から9時のしなのに乗り換える予定だったんですね。
三河安城で乗り換えのことを駅員に尋ねたら、
「中央線が止まってる。詳しくは名古屋で聞け」
と言われたんですよ。
ええーっ!?
うそーん、めっちゃ困るやん。
新幹線の中で検索したら、落石があったらしい。
名古屋駅に着いたら乗る予定の9時のしなのの運休が決まってて、10時以降の予定は未定だと。
どうする?バスで行く?
調べるも、一番早いバスに乗っても50分ほどの遅刻。
2時間の芝居の半分が観られないなんて、この線はナシだな。
新幹線で東京まで出て、新宿からあずさで行っても同じような感じ。
あー、もっと早く知っていれば、車だったら間に合ったかもしれないのになぁ。
と言うても、今更しょうがない。
うむむ。
このまま再開を待つ他ないみたい。
幸い、11時のしなのに乗れば、10分ほどの遅刻で済む。
2時間の間に復旧するか。
ダメなら諦めて、名古屋で美味いもんでも食べて帰ろ。
腹を括って待つことにしました。
割合あっさりしてた自分に驚いたわ。(笑
9時半頃、運行再開予定が出ました。
どうやら、行けるようです。
9時の切符を10時に振り替えてもらって、1時間半ほどのドタバタが終了。
あーよかった、よかった。
しかし、落石警報が鳴っての点検だったらしいんだけど、その後の報告がないんだよね。
なんだったんだろうね。
無事、動き出したのはいいんだけど、揺れのことをすっかり忘れていたの。
めっちゃ酔って、吐き気の上に軽い目眩の発作まで。
塩尻から松本までの20分くらい、永遠に感じたよ。
ふぅ〜。

12時過ぎに松本に着いたはいいけど、お昼をゆっくり食べる時間はない。
そういや、前回来たとき、ホームに立ち食い蕎麦屋があった。
ええ匂いがして食べたかったんだよね。
お店に行ってイライラして出て来るのを待って、慌てて食べるくらいなら立ち食い蕎麦の方がいいかも。
はい、山菜蕎麦にしました。
注文してから食べ終わるまで10分も掛からなかったんじゃないかな。
めっちゃ美味しいか聞かれたらNO言うけど、500円でこれなら十分です。
つうか、ありがとうでした!
我ながら良い選択。
余裕で会場に着きました。
3年ぶりかなぁ。
まつもと大歌舞伎は街中で作る公演。
あちこちに幟やポスターが貼ってあります。
いつもならお練りもあるんだけど、今回はなかったんだろうなぁ。
今回は特別(?)茅の輪くぐりがありました。
神輿に縁日もあって、すっかり夏、夏祭りでした。
始まる前からワクワクよ。
席は6列センター上手寄りだったんだけど、実質4列でとっても観やすかったー。
傾斜もあって(階段)、足元のスペースも広くていいのよ。
↑前回は椅子を外して座布団席だったの。
やっぱり椅子の方がいいよねー。
お芝居はコクーンと少し違うところもあったけど、私、このくらいの長さの方がダレなくていいなぁ。
勘太郎君も黒子で登場して、私の隣りのおばちゃんは芝居中でも、「可愛い〜!」と叫んでました。
おーい、それ、コロナやのうてもあかんことやぞ。
心底楽しそうではあったけど、迷惑やったわ。(笑
これも地方公演ならではの楽しみ方かもね。
あー、一時はどうなるかと思ったけど、来られて本当によかったわ〜。
特別席のお土産はマスクでした。
これかー。
前回は与三郎人形と七之助さんの手拭いだったんだよね。
団七&徳兵衛人形が欲しかったなぁ。

帰りに松本城にちょっとだけ寄って来ました。
中には入らず写真だけ。
こじんまりしたお城だけど、美しいお城だね。
次回来る時はちゃんと時間を作ります。(笑

帰りはちゃんと酔い止めを買って、飲んでからしなのに乗り込みました。
ふふふ、そりゃ、行きにあんなに苦しい思いをしてんだから、学習しますよね。
名古屋に着いたのは7時過ぎで、新幹線の時間まで30分ほどあったのよ。
なのでー。
駅のホームのきしめん。
↑家に帰る頃には緊急事態宣言でお店が閉まってる。
噂には聞いてましたが、初めて食べましたよ。
きつねきしめん、430円。
昼夜合わせて千円切っとるんかい!
つうか、食べ鉄かよ。
ハハハ。


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歌舞伎三昧なり〜







昨日は怒涛の歌舞伎デーでございました。
先ずは国立劇場。
良席が出たら、ブログ友・かりっとさん「一緒に観よう」と言ってたんですけど、団体で押さえてるらしくなかなか出なくてねー。
↑鑑賞教室なので、学生のために席を押さえてあるのかなぁ。
諦めかけていたんですけど、6月になった途端ドカーッと席が戻って来ました。
なんと、最前列です。
演目は種之助さんによる軽い解説と、松緑さん「文七元結」
松緑さんの世話物、いいよねー。
長兵衛を嫌味なく自然に、演じられていました。
ほんまにこんなお人好しおるんちゃうかと思ったほど。(笑
扇雀さんとの丁々発止のやり取りもサイコー!
誰も傷付かずハッピーなー結末、今観たい演目だったわ〜。
歌舞伎を初めてご覧になったかりっとさんも楽しめたようでよかった。
ただ幕間が20分しかないのは忙しなかったよ。
東京駅で買って行ったおばちゃんお勧めのお店一番人気のシャケ弁。
コストパフォーマンスもいいし美味しかったんだけど、何しろ20分しかないからさぁ。
めっちゃ焦って詰め込んだって感じ。(笑
終わってからゆっくり食べられたらよかったんだけど、14時から歌舞伎座の予定が入っていたのでかりっとさんを巻き込んじゃった。
申し訳なかったわ。
かりっとさんが用意して下さったデザートも当然食べられず。
お土産に持たせてくれたので、ホテルで美味しく頂きました。
ごちそうさま。

急いでタクシーで歌舞伎座まで移動。
早く着きすぎちゃったよ。(笑
待ちに待った「桜姫東文章下の巻」
売店でポスターを買うかどうするか迷って、飾るところがないので諦めました。
欲しかったなぁ。
とりあえず、ポストカードで妥協。
帰ったら、ええフォトスタンドを探しますわ。
せっかくなのでマリ造の分も買うてやりました。
喜ぶでしょう。(笑
4月の続きです。
直前に千之助さんが休演になったので、演出が変更されたみたい。
代役ナシで出演部分がカットになった模様。
↑姫の弟役で最後の幕の出演だったと思われる。
席は先月に引き続き花外の4列目。
一列独り占めでストレスは少ないんだけど、4月に3列目のセンターで観たから差がめっちゃ気になったわ。
そのせいか、集中出来なくて途中で何度か記憶を失いそうになったの。
あんなに観たかったのに、どうした?自分。
疲れてたのかなぁ。
玉三郎さんは本当にお美しくて、仁左衛門さんは悪くて格好いいのよ。
ああ、それなのにって感じ。
間を置かずに、やっぱり通しで観たかったよね。

さ、最後は歌舞伎座の三部。
二部のチケットを取ってから、戻りの良席を待とうと思ってたの。
ギリギリまで待てず、7列目のセンター。
後でどんどん良席が出て大後悔よ。
でも、前に大きな人がいなくて案外見やすかったし、全体が見回せていいのよね。
とちり席とはよく言ったもんだ。
一幕目は「京人形」
白鸚さん演じる左甚五郎が自分の作った人形と面白おかしく踊る楽しい舞踊劇でした。
初めて観たんだけど、好きだわ。
また染五郎さんの初女形が美しいの!
こりゃ、ケリーさん「絶対に観てね」と言わなきゃいけないと思ったの。
幕間に何気に前の方を見てたら、ウイリアムモリスのプリント柄のマスクをしてたお嬢さんがいたんです。
「センスいいなぁ」と見てたのよ。
うん?もしかせんでも、私が作ったマスクじゃない?
自分が作ったマスクをセンスいいって言っちゃうんだー。(笑
ハハハ。
ええーっ!?ケリーさんとお嬢さん?
なんという偶然でしょう。
打ち合わせた訳じゃなかったのに、しかもあの広い客席の中で見つけられるなんてー。
びっくりしたわ。
「ご挨拶だけ」と声を掛けたんだけど、また注意されちゃって。(笑
ロビーに出てLINEで会話をしましたよ。
やれやれ。
いつになったら普通のことが普通に出来るのか。
二幕目は「日蓮」
新作歌舞伎で時間がない中よく出来てたと思うけど、私、こういう説教くさいものが好きじゃないのよね、
ハハハ。
笑三郎さんの演技はさすがだったし、猿弥さんはどんなときも猿弥さんだったし、右近さんも可愛かったよ。
隼人さんの坊主姿も美しかった。
沢瀉屋さんの皆さんが勢揃いなのも嬉しかったわ。
↑私の好きな市川翔三さんも美しい町娘で出てらした。
出演者も結構多くて、少しずつ以前の舞台が戻って来てるのかなぁ。
何はともあれ、今は予定通り開幕して観劇出来たことが幸せでした、


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歌舞伎座からコクーンへなり〜







今日もここに来ました。
コクーン歌舞伎が14時からだったので、歌舞伎座の一部を観れるか?と思いチケットを取りました。
無茶なスケジュールを組むなぁ。
演目は「三人吉三」「土蜘」
「三人吉三」は良く出来た話だし、右近さんがお嬢、隼人さんがお坊、巳之助さんが和尚とフレッシュな配役。
私、楽しみにしていました。
でも、前日に上演時間が時間を見たら、正味30分だったの。
うん?そんな短い演目じゃなかったよね?
???と思ってたんだけど、「大川端庚申塚の場」だけだったのね。
よく読めってな。(笑
なんつうの?曽我対面みたいな自己紹介もん?
それに出会いを加えただけの場?
うーーーん、皆さんお美しいけど、めーちゃ消化不良。
がっつり通しで観たかったなぁ。
残念。
次は「土蜘」
松羽目物は眠くなっちゃうんだよねー。(笑
寺嶋眞秀君のお陰で眠らずに済んだけど、前半はかなりヤバかった。
眞秀君は可愛い上に上手なのよ。
このまま歌舞伎を続けて欲しいわ〜。
後シテになってからはうんとテンポが良くなって、面白かったわ。
幕間に、ちょうどこの日に観劇してたケリーさんとロビーで一言二言交わしてたら、注意されちゃった。
ソーシャルディスタンスを取ってたんだけどなー。
もちろん文句も言わずに(笑)すぐに解散して、トイレに行って席に戻りましたよ。
寂しい、寂しいのう。
席は花外、所謂ドブ席。
前回の緊急事態宣言中に取った席だったの。
万が一再開になったとしても、12日からだから良席を探すのは難しいだろうと思ったのよ。
8日に再開の発表があって、良席が戻ってるかなぁとサイトを見たら戻ってました。
なんで見るかなー。
ああああ、もう少し待てばよかった!?
いやいや、私、花外の席嫌いじゃないじゃない。
花道に立ってる役者さんも(裏側だけど)近いしね。
そして、間引き席で人口密度がめっちゃ低いのがいい!
花外の偶数列は、一席だけなの。
一列独り占め。
周りに人がいないって、本当にストレスないよ。
何より人が少ないから規制退場もスムーズ。
快適でした。
実は今日は終わったらすぐに劇場を出たかったから、退場になるべく時間を取られたくなかったの。
歌舞伎座が11時から始まって終演が13時、渋谷に移動して14時からコクーン歌舞伎というスケジュールだったのよ。
無茶やって!(笑
銀座線で渋谷までは行ける。
果たして、私は渋谷駅抜けられるのか。
時間もないし、めっちゃ不安やん。
渋谷なんて、1人で行ったことないで、たぶん。
と大騒ぎをしてたら、友のお嬢さんが「うっさんを銀座線の渋谷駅からのコクーンまで連れていってやる」
と言ってくれたの。
ええ、送り届けてもらいました。(笑
子供かよ!
ほんまに渋谷駅からコクーンまで送り届けてもらっただけで、お嬢さんとはたった20分ほどでさよならよ。
あー、もう!夏物の服の1枚でも買うてやりたかったわ。
時間もなかったけど、世間にビビってる自分も情けない。
ふぅ〜。

浪花鑑はねー、嫌な話で好きじゃなかったんだけど、舅殺し後の話が来ると後味がグッと良くなる。
前回の切られ与三を観て、「串田さんの演出はオシャレにしようとして却ってダサいものになってる。古い」
みたいなことを言ってたんだけど、この演出は面白いよ。
確か浪花鑑がコクーン歌舞伎の第一作だったんだよね?
当たって、以後続いてるのがわかる。
渋谷を使った意味もあるし、セットもなるほどねーだった。
チケットが取れたらもう一度観たいくらい。
まぁ、それにしても松也さんがいいのよ。
女方もいいし、本当に器用。
長三郎君も相変わらず子供らしくて眞秀くんとは別の意味で可愛いかった。
浪花鑑は小劇場向きの芝居なのね。
↑お嬢さんにコクーン歌舞伎は小劇場歌舞伎と説明した。
嫌いな演目じゃなくなったよ。
席はF列のセンターブロックの下手通路側。
階段になってるから、案外後ろでも見えるんじゃないかな。
A列の前に2列あるんだけど、ちょうど3列目に当たるA列が凹む感じになるから見にくいはず。
A列は避けた方がいいように思う。
前後の間隔が狭いのも辛いけど、幸い私の隣は空席にしてあったので助かったわ。
この座席に慣れると、コロナ後が辛くなりそう。
今みたいな贅沢な席の使い方、快適なんだよねー。
席だけはこのままがいいなぁ、なんて思っちゃう。
わがままよのう。
ハハハ。
もうね、カーテンコールで勘九郎さんが「中止になって、再開して...よくぞ来て下すった」
みたいな挨拶をなさっていたんだけど、不覚にも泣きそうになったよ。
演る方も観る方も、皆さん、それぞれ葛藤があってここにいる。
勘九郎さんが「どこにも寄らずにまっすぐ家に帰って下さい」とおっしゃってましたので、言いつけ通りにしました。
歌舞伎座からコクーン、お昼も食べずに移動して、友とも会わず夕方の新幹線で帰って来ましたよ。


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