カウンターサービスが終了してしまいました。

何か違う企画でうき特製のお菓子をお送りします♪



歌舞伎座に来ていますなり〜







今日はまたここに来ています。
東京駅から歩いてたら、消防車に追い抜かれて歌舞伎座の前で停まったの。
何?何?
主役入れ替えでも幕を開けるのに、ボヤがあったとかナシよ。
めっちゃドキドキして行ったんだけど、何事もなくお客さんを入れていました。
↑消防車の理由はわからず。
ホッ。
着いてLINEを確認したら、歌舞伎座友のケリーさんから三部の代役情報が入っててー。
一部は主役と準主役が休演で、当初の配役とはほぼ違ってますやん!だったのよ。
加えて、三部も?
染五郎さんがコロナに感染して休演、幸四郎さんも濃厚接触者で休演ですって?
團子さんは前日に休演が決まってたから、何?何?また主役と準主役が休演?
配役を見たら、弥次さんが青虎さん?梵太郎を猿弥さん?政之助が隼人さん?オリビアが笑三郎さん?お夏が笑也さん?
先月感染した猿之助さんだけが残ったのね。(笑
もう何がなんだかわかんないけど、ちょっと面白そうじゃん。
たぶん違った演目になると思うんだけどこれも歌舞伎観劇の醍醐味ね。
一部の中村兄弟は、さすがで代役を感じさせなかったよ。
ええもん観せてもらいました。

一部が終わって、じゃんぼおかんと待ち合わせてお昼は涼麺。
急に冷やし中華が食べたくなったのよ。
歌舞伎座の近くのラーメン屋で食べたんだけど、私が思ってた冷やし中華とはちょっと違った。(笑
麺がシコシコで八角の効いたタレでした。
決して不味くはないけど、マヨネーズの載った冷やし中華を欲してたのだ。
ハハハ。
三越で夕飯を仕入れて、どこにも寄らずホテルにチェックイン。
三部の時間までホテルでゴロゴロお喋りよ。
あー、至福の時だわ〜。
3時間ほどお喋りして、開場の時間に私だけ歌舞伎座へ。
じゃんぼおかんは、その間お風呂に入ったりしてまったりしてもらってた。

三部はねぇ、もう猿弥さんが出て来ただけで大爆笑よ。
感想は後日にしますが、めっちゃ楽しかった!
猿之助さんは予定されていないカーテンコールに応じないで有名なんだけど、最後に出て来てご挨拶なさいました。
こんな状況で幕を開ける方も開ける方だけど、観に来る方も観に来る方も。(笑
酔狂だよ。
終わって速攻でホテルに戻って、さぁ夕飯。
ここのところの常宿のアゴーラのスイートは、広いしめっちゃ快適でねー。
せっかく東京に来てるのに美味しいもん食べに行かない?
それがねー、ここなら、誰に気兼ねなくお喋りしながらご飯が食べられるのよ。
今はそれが何よりのご馳走。
楽しいわ〜。
やっぱり歌舞伎観劇も友とのホテル遊びも止められない。
ええ夏休みになりました。


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歌舞伎座、七月大歌舞伎観たなり〜







今日もはお仕事。
例年の奈良京都古美術研修の代わりの座学です。
準備に徹夜、いや、正確には書斎で寝てしまって出来ずだったそうで。
授業は午後からなのに、午前中から出て行きました。
明日は明日で、午前中に会議が入ってるみたい。
大丈夫なんかのう。
もう若くないんだから、断れるものは断っていかないと体がもたないよね。
ま、言うても、ハラハラしながら見てるしかないんだけれども。

さて、先日の歌舞伎座の記録だけまとめておきます。
今月は一部猿之助さん、二部海老蔵さん、三部菊之助さん、中堅がそれぞれ得意の演目を演る月だったみたい。
↑松緑さんは国立劇場。
私は「2012年6月」に海老蔵さんの夏祭浪花鑑を観て、彼の夏祭浪花鑑はもうええかなと思ったの。(笑
なので、一部と三部を観劇。
一部はショートカットした「當世流小栗判官」の通し狂言。
なんか既視感があると思ったら、「OGURI」の配信を観てたからか。
↑20年3月に南座のチケットを持ってたけど休演になった。
ただショートカットしたとは言え(猿翁さん)オリジナル、私はこっちの方が好きやわ。
単純に小栗判官と照手姫のバカップルを描いてて、OGURIのような説教臭さがなくてよかった。
一幕目の小栗判官が荒馬を宥めたり、将棋盤に立たせたりする場面は生で見ると面白いものなのねー。
人が入ってる馬がほんまの馬に見えたよ。
なんだろ、お弟子さんにやらせておけ、の役じゃないよね。
かなりのクオリティーを求められる仕事だと思う。
席は2列目のセンターブロックの下手寄りだったから、細かい馬の動きまで見られましたよ。
二幕目は漁師の浪七に床下に匿ってもらってた照手姫が、悪い奴らに捕まりそうになるドタバタ幕。
矢橋の橋蔵役の巳之助さんの独壇場よ。
橋蔵は乞食だったのかなぁ、とにかく身なりは汚いの。
その男が悪い奴らから代官に祭り上げられて、可笑しなセリフ劇を繰り広げるのよ。
めっちゃ笑ったわ。
喜劇かと思ったら、浪七夫婦は命をかけて照手姫逃すというシリアスな展開へ。
目まぐるしいのう。
三幕目、逃げた照手姫は、人買いに売られそうなったところを商家の奥さんに助けられると。
そして、なんと!助けてもらった商家の奥さんは、照手姫の乳母であったのだー。
そんな偶然ある?(笑
そんでもって、商家の娘は小栗判官のフィアンセ!?
あれよあれよという間に、娘が母に殺されて小栗判官はその呪いで足が動かなくなっちゃうの。
↑母に判官を諦めろ言われてんのに娘は聞かなかった。
何?何?この展開。
近松門左衛門さんやのう。(笑
判官は照手姫に熊野まで引っ張って行ってもらって、遊行上人のところで呪いを解いてもらう、
そして、悪い奴らをやっつけて、照手姫と馬に乗って飛んでいくーで幕。
前が見えなくなるくらい花吹雪が舞台上に落ちて来て、私の髪にも鞄の中にも紙吹雪。
それにしても、遊行上人の弟子を寺嶋真秀君がやってて、これがまぁ可愛らしいの!
↑幕間にしのぶさんがロビーにいらした。
坊主って、色気があるよね。
って!子役に色気を感じてどうする?
ハハハ。
しかし、なんだろ、私、猿之助さんと笑也さん(照手姫)のカップルを直視出来ないの。
私の目が邪なんだと思うけど、妙にエロいのよね。
そういや、三国志の時も、見てるこっちが恥ずかしくなったっけ。(笑
今回はナウシカがメインで小栗判官がオマケだったんだけど、こっちの方が出来がよかったよ。
面白かったなぁ。
よく出来たエンターテイメントでした。

三部はナウシカね。
「2019年12月」に新橋演舞場で前後編(8時間以上)通しで観てるの。
昼夜1日がかりよ。
シンドかった思い出しか残ってない。(笑
タペストリーは、歌舞伎座仕様に新しく作ったみたい。
前回、クシャナを七之助さんがやられてて、これがまぁ美しいしカリスマ性があったの。
主役はクシャナか?と思ったくらい。
今回クシャナを菊之助さんが演ると聞いて、「クシャナの方がオイシイと思ったね?」
と意地悪な見方をしちゃった。
そのくらい前回はナウシカの存在感がなかった。
で、「今回はクシャナで主役になれたか?」と聞かれたら、これがまた違ったんだよね。
菊之助さんのニンは、やっぱりナウシカだ。
クシャナに主役を取られてもいいじゃない、菊之助さんはナウシカを演って欲しいなぁ。
私の中ではクシャナ七之助、一択だわ。
米吉さんのナウシカは、本当に可愛らしい。
可愛らしいけど、これまた違和感が...
私、米吉さん大好きなのよ。
大好きなんだけど、今回のナウシカは彼一人だけ妙に大袈裟で浮いてたと思う。
そりゃあ、大きなお役で張り切ってみえたんだろうけど、もう少し肩の力を抜いて周囲の人と空気感を合わせて欲しい。
あと今回はユパ役が彌十郎さんだったんだけど、私は松也さんユパの方が好き。
↑たぶん原作のイメージは彌十郎さんの方が近い。
あ、前回は菊之助さんの怪我で見られなかったメーヴェの宙乗りが見られたよ。
やっぱり、あれは歌舞伎向きでええですな。
お坊ちゃんはキリッとして見違える程上手くなってるし、お嬢さんはめっちゃ可愛らしかったよ。
お嬢さんは美人さんになるんじゃないかな。
席は2列目のセンターでした。
きっと「そこのオバハン達、寝るな」と思われたわね。
ホホホ。
全体的にはねぇ、短くなってスッキリしたかと言えば、ちょっと違ったな。
消化不良の方が大きかったわ。
久しぶりに本水も見たかったなぁ。


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松竹座に行って来たなり〜







昨日の参院選の投票率は52%だって?
50%割れは辛うじて避けられた、前回より上がったって。
んな低レベルで喜んでええんやろか。
やれやれ。

さて、金曜日に行った松竹座の記録だけしときます。
去年の10月以来か。
↑愛之助さんと今井翼さんの「GOEMON」だったか。
歌舞伎を観るのは1年ぶり。
昼の部は「八重桐廓噺」「浮かれ心中」
八重桐廓噺は、なんちゅうか、痴話喧嘩の話かと思いきや、突然仇モンに変わって、ええーっ!?て終わる話なの。
わからん?そうだよねー。(笑
近松門左衛門さん、いつもながらめちゃくちゃや。
私は何回か観てて、「2012年10月」の勘九郎さんの襲名披露でも観てます。
ラストに旦那が自害して、自身の臓物を女房に口に含ませて息途絶えるという場面があるのね。
なかなかリアルな臓物が小道具で出てくるんだけど、今回は臓物がなかったの。
グロいから止めたのかなぁ。
時代と共に変化していくのはしょうがないんだろうけど、忖度して自らが表現を狭めていくのは寂しいのう。
席はセンターブロックの3列目の下手寄り。
「浮かれ心中」はほんまにどうでもええ話でした。(笑
売れない絵草子作家の大店の若旦那・栄次郎(勘九郎)が話題作りのために結婚したり、警察に捕まったり。
挙げ句、花魁との偽装無理心中を思いついちゃうの。
偽装心中の当日、偽装と聞かされていなかった花魁の愛人が栄次郎と花魁を刺しちゃった。
で、栄次郎だけ死んじゃうと。
最後は勘九郎さんがネズミに乗って宙乗りで去って行く。
もうね、歌舞伎というより、吉本新喜劇のようよ。
勘九郎さんも幸四郎さんも全力でふざけてんの。
なーんにも考えず、ただ笑っていられます。
面白かったなぁ。

夜の部は「 堀川波の鼓」「祇園恋づくし」
堀川波の鼓は、「2019年12月」に南座の顔見世で観ています。
そのときは寝取られ夫に仁左衛門さん、間男に梅玉さんだったの。
事故と言ってもいい一度の不倫を犯した妻が自殺する、つう胸糞悪い話なのよ。
今回も仁左衛門さんの予定だったんだけど、休演なさったので代役は勘九郎さん。
間男には隼人さん。
うーーーん、コレはねぇ、ちょっと違う。
私、勘九郎さん大好きだけど、コレはニンじゃない。
まぁ、話自体が好きじゃないからね。
ただ、席は最前列だったので、寝ずに済みました。(笑
二幕目の「祇園恋づくし」も喜劇。
鴈治郎さんが夫と妻を2役早替わりして、幸四郎さんが江戸からの客人と芸者の2役を早替わり。
ストーリーは、隙あらば浮気しようとする旦那の鴈治郎はんと、それを阻止しようする妻の鴈治郎はん。
そこに姪の純愛が絡まってというところかしら。
どちらにしても大したストーリーではない。(笑
鴈治郎はんと幸四郎さんの早替わりがただただ面白い。
ドタバタ劇で、こっちはドリフのようだったね。
何だろ、幸四郎さんは関西にふざけに来てるのかなぁ。
振り切ってたよ。
あー、可笑しかった。
歌舞伎好きの人は「こんなん歌舞伎ちゃう」と言うと思うけど、私は今こういうものが観たかった。
一度も睡魔に襲われることなく、久しぶりの昼夜通しで楽しめましたよ。
鴈治郎はん、勘九郎さん、幸四郎さん、ありがとう。


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松竹座行って、ツイてない話なり〜







今、新幹線の中です。
今日はいろいろあったようですね。
私はここに来ていました。
松竹座で昼と夜の部を観る予定だったの。
昼の部の開演が12時だったから、早めに出て早めのお昼を食べようと思ってたのね。
11時開店の「はり重」のカレーショップの方で、コールビーフ丼なるものを食べようとワクワク行ったのよ。
が!お店に着いたら、開店時間の上に紙が貼ってあって11時半〜になってるじゃありませんか。
そんなぁ〜。
めっちゃ楽しみにしてたのにぃぃ。
と言うてもお店を開けてもらえる訳でもなく...
気を取り直して、「今井」でキツネうどんを食べようと思ったのよ。
そしたら!今井さんもはり重さんと同じ、開店時間を変更してたー!
ヒドイ。
こんなんだったら、高島屋の地下のイートインで穴子丼を食べてくればよかったよぉ。
暑い中戻るのもなんだし、時間もあまりない。
というわけで、せっかく大阪に来てるのにドトールでアボカドサーモンサンド。
何してんねーん!
嫌になっちゃう。

まぁ、お昼のお芝居はサイコーに面白くて、気分は少しだけ浮上したわ。
お時間がある方は是非是非!
夜の部まで1時間半ほど時間がある。
のええ傘を買おうと、心斎橋にある「ウォーターフロント」という傘専門店に行ったのよ。
↑たぶん自由が丘にあるお店と同じね。
そしたら!ここは潰れてたー。
暑い中、心斎橋まで歩いたのにぃぃ。
もう今日はとことんツイてないね。
デパートも見て回ったけど、そもそも種類がないし、結局は傘はゲット出来ず。
言うてたら夜の部までの時間が1時間を切ってるじゃない。
終演が8時だから、なんとかここで小腹を満たしたい。
ハイ、はり重をリベンジしましたよ。
70g〜あって、私は100gを選択。
プラス50円で赤だしから冷たいオニオンスープに変更出来るというので、お願いしました。
↑赤だしはわかめが入ってる確率が高いので。
税込で1810円だったかな。
やっすいよねー。
なんだかんだ言うて、やっぱり大阪は安くて美味しい街ですよ。
好きなしっとりしたローストビーフでした。
たぶんリピートすると思う。

夜の部の「堀川波の鼓」は相変わらず嫌な話だったけど、「祇園恋づくし」はこれまた面白おかしい演目で笑ったわ〜。
強行軍だったけど来てよかった。
帰りの新幹線は時間に余裕があったので、551蓬莱に寄ってに焼売を買って、車内で食べる粽を買おうと思ったの。
思ってたのに!温かいものは売り切れだって。
↑家で蒸し直すものは買った。
今日は本当にツイてない。
仕方がないので、スタバのフラペチーノでお茶を濁しています。
美しいオチやったなぁ。(笑
ちゃんちゃん。


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六月大歌舞伎を観たなり〜







今日も暑かったねぇ。
昨日の御園座の公演中止のニュースを聞いて、そういや、私、未だ「交通費返せ」の中止に遭ってない。
2020年の3月から6月まで10枚のチケットが幻になったけど、あれは公演全体が中止になったもんだもんなぁ。
運が良いことだったのねー。
もし席に着いて中止の発表があったら、暴れる気がするわ。(笑
あきません、あきません!
ハハハ。
そういや、6月の歌舞伎座の記録、まだだったよ。
もうすっかり忘れてるがなー!
ふふふ、演目と配役くらい記録しときますかね。
一部と三部を観ました。
一部は「菅原伝授手習鑑 車引」「猪八戒」
車引は梅王丸が巳之助さん、桜丸が壱太郎さん、杉王丸が男寅さん。
男寅さんは数日前までお休みになってて、代役は青虎さんだったんだよね。
男寅さん、まだ本調子じゃなかったのかなぁ。
舞台上で並ぶから、どうしても比べて観ちゃうよね。
ちょっと見劣りする感じになっちゃってた。
ま、若手、誰もが通る道なんでしょうね。
巳之助さんはすっかりご立派なられて、堂々とした梅王丸だったー。
あー、通し狂言で観たいなぁ。
2015年3月に菅丞相・仁左衛門さんで観たんだけど、それ以来かかってないんじゃないかしら。
仁左衛門さんがお元気なうちにもう一度観たい。
二幕目は「猪八戒」
席は2列目のセンターブロックの通路側だったんだけど、めっちゃ睡魔と戦ってしまった。
なんだろ、猿之助さんと猿弥さんの掛け合いもコミカルで、楽しい舞踊劇だったのよ。
↑95年ぶりだかの貴重な演目だったらしい。
お2人共めっちゃ激しく踊ってんのに、何度か記憶が飛びそうになったの。
後半、笑也さんと笑三郎さん、お姉様方が登場した辺りから覚醒したのよ。
まぁ、目が覚めるほどお美しかったのね。
最後のアクション部は、素晴らしかった。
あれはもっと観たかったわ。

三部は「ふるあめりかに袖はぬらさじ」
仁左衛門さんと玉三郎さんの切られ与三郎を観るつもりだったのに、仁左衛門さんの休演で演目まで変わっちゃった。
もうなんでやねんってな。(笑
払い戻しも可だったんだけど、一部のチケットも持ってたんだよね。
上京するならついでに観ようかと。
おまけに合わせて行こうと思って取った演芸会のチケットは、プラチナチケットだったんだよ。
無駄に出来なかったのだ。
せこいよね。
ハハハ。
席は1列目のど真ん中。
ストーリーはねぇ。
幕末の横浜の遊郭で遊女亀遊と通訳の藤吉が恋をするんだけど、亀遊はアメリカ人の客にみそめられちゃうの。
それを藤吉が通訳したもんだから、亀遊は彼との恋に絶望して自殺しちゃう。
ここまではめっちゃ早い展開。
もうちょっといちゃいちゃというか、恋する2人を見ていたかった。
で、何故だか亀遊の死は、”万金を積まれてもアメリカ人への身請けを断り自害した攘夷女郎”と伝わっていくのよ。
でもって、同じ遊郭にいた芸者お園が、その話を三味線片手に亀遊の物語の語り部となっていっちゃうの。
お園はとってもええ人なんだけど、ちょいと調子に乗りやすいのね。
ま、バレるよね。
可笑しくて悲しいのう、ちゃんちゃんというお話。
亀遊を河合雪之丞さん(春猿さん)、藤吉を福之助さん、お園を玉三郎さん。
雪之丞さんは相変わらずお美しかったけど、やっぱり年取ったなぁ。
福之助さんは、とってもとっても頑張ってた。
なんだろ、今の彼くらいの上手さがちょうどいい役なのよ。
あまり上手すぎると白けちゃうと思う。
ナイーブで誠実な青年、ぴったりだったわね。
あ、そういや、遊郭の主人役を鴈治郎はんがやってたのよ〜。
これもよかった!
調子のええ主人役って、当たり役よね。
玉ノ井と遊廓の主人は彼のものよ。(笑
そうそう。
玉三郎さんは時々セリフが出てこないとか、噛んだりとかあったんだけど、ワザとなのかなぁ。
何回もやってらっしゃる役だろうけど、膨大なセリフ量だからねぇ、どうなんだろう。
それから喜多村緑郎さん、たぶん初めて見たと思うんだけど、やっぱり華があった。
声もいいし、色気もあったわ。
魅力的な人なんだと思う。
迷ったけど、もう歌舞伎座ではかからないでしょうし、今観てよかったわ。


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團菊祭に行って来たなり〜







忘れないうちに今月の観劇の記録だけしときますね。
3年ぶり?團菊祭。
というても、私は海老蔵さんにも菊之助さんにも興味がないので、三部だけ観ました。
「暫」は観たことないから観たいけどねぇ。
演目は「市野原のだんまり」「弁天娘女男白浪」
市野原は鈴ヶ森みたいなもんやね。
梅玉さんは素敵だったし、隼人さんも莟玉さんも美しかったわねー。
美しい所作を見る演目で、充分楽しませてもらったわ。
続いて、右近さんが弁天小僧の弁天娘女男白浪。
やっぱり若い人の弁天小僧はええねー。
脱いだときの肌の張りが違うもん。
おかしい?
だってさぁ、やっぱり弛んだ肌弁天小僧って、興醒めする。
センターブロックの最前列のだったので、光る汗や震える手まで見えてドキドキしたわ。
私、右近さんの顔はイマイチ好みじゃないけど、彼の一所懸命さは大好きなのよ。
つい応援したくなる。
あまり器用じゃなさそうなんだけど、いつも全力でお芝居に向き合ってる感じがするのよ。
巳之助さんの南郷力丸さんとの掛け合いも息があってた。
二幕目の「稲瀬川勢揃いの場」はそりゃあ美しかったよ。
忠信利平に隼人さん、赤星十三郎に米吉さん、日本駄右衞門に彦三郎さん。
役者絵まんまだったよ。
眼福って、ああいうことを言うんだと思う。
この演目は断然若手がいい。
鳶頭に橋之助さん、若旦那が福之助さんだったんだけど、反対の方がお互いニンだったんじゃないかなぁ。
それでも橋之助さんのいなせな鳶頭に見えた。(笑
ああ、屋根の上の立ち回りも観たかったなぁ。
がっつり観たかったのに残念。
なんかさぁ、こう自己紹介もんの演目を毎回組み合わせられると、飽きて来るよね。
市野原が15分、休憩30分、弁天小僧が1時間15分。
コロナ禍前の半分の時間よ。
↑チケットは2000円安いだけ。
めっちゃ物足りない。
いつになったら、通し狂言が観られるのかなぁ。


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陽春花形歌舞伎に行って来たなり〜







さっき録画してあった「国宝へようこそ」録画を見てたの。
そしたら、の研究者仲間のサトミーナ旦はん「日月山水下図屏風」の解説をしてたー!
初めて動いてる旦はんを見たよ。
あんな優しい顔して俺様やねんなぁ。
って!肝心の屏風はちゃんと見てたんかいってな。(笑
ハハハ。

さて、忘れないうちに昨日の観劇の記録ね。
莟玉さんの襲名の挨拶が立ってました。
どうせなら口上もやっちゃったらよかったのにね。
御曹司じゃないとダメなのかなぁ。
今回は筋書がなくて、無料でパンフレットみたいなもんが置いてあって自由にお持ち下さいだったの。
聞いた話だと、今日の昼の部でなくなったらしい。
以後配布されないんだって。
モヤモヤするよねー。
何部も持ち帰った人がいたと思うよ。
無料で配布するなら、一人一人に渡さないとダメよね。
つうか、写真入りを有料で作ってくれよ。
相変わらずの御園座クオリティーだなぁ。
席の間隔も広いし、座り心地もいいのよ。
劇場のスタッフも感じがいいのに、ほんまに惜しいわ。
秋に来れるかなぁ。
演目は、昼夜同じで、「相生獅子」「雪」「身替座禅」
間に萬太郎さんによる歌舞伎のみかた」がありました。
常磐津と長唄の違いを教えてもらって、「ほーっ」となっちゃったよ。
今更?(笑
長唄は唄う、常磐津は唄うんじゃなくて語るんだって。
と聞いても、「常磐津、リズムつけてやん、唄うとどこがちゃうの?」だけどね。(笑
↑「うたう」歌うなのか、唄うなのか、謡うなのか。
あとは三味線の竿の太さも違うらしい。
ええ勉強になりました。
って!今更。
「相生獅子」を見るのは初めてかなぁ。
前半の部分だけ南座で見た気もするが定かではない。
ま、女性に獅子の精が乗り移るから、連獅子なんかに比べて毛振はソフトよね。
物足りないといえば物足りない。
「雪」は、一世を風靡した芸妓がかっての恋人を思い出して踊る寂しい舞踊だった。
まぁ、菊之助さんお美しいこと!
衣裳も総疋田で素晴らしかったの。
切なさとかもっと伝わって来るとよかったんだけど...ね。
席は4列目(実質3列目)のセンターで着物の柄までちゃんと見えました。
ほんまに溜め息もんだったわ〜。
そして、メインの身替座禅。
玉の井は彦三郎さんだったんだけど、ちゃうねん、ちゃうねん、もっと醜女やないとあかんねん。
醜女やないとこの話は成立せんやん。
彦三郎さんは美しすぎるし、声も良すぎる。
私の中の玉の井No. 1は、鴈治郎はんよ。
菊之助さんも真面目な右京って、あかんやん。
後半ちょっと助平な顔を覗かせたけど、消化不良やわ。
私の中で右京=仁左衛門さんになってるから、なかなか上書きが出来ませなんだ。
菊之助さん、お美しいし、修行もちゃんとなさってると思うんだけど、なんだろ、面白味に欠けるんだよ。
私、どうにも唆られないんだよね。
しかし、コロナ禍になってから、身替座禅がやたらとかかるんだよね。
私が初めて観たのは2019年やで。
それまで観たことなかったのに、ここ3年弱で5回目。
コロナ禍で時間的にもいいし、無邪気で楽しい演目やから選ばれ易いんかな。
大好きな演目やけど、もうそろそろお腹一杯やわ。


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歌舞伎座一部から国立劇場へなり〜







今日は滝沢歌舞伎のチケットを取るために、一日電話に張り付いておりました。
「せっかく松竹の上位ランク会員になったんだし、権利を使わなきゃ」と思ったのが運の尽き。
まぁ、掛からんもんやねぇ。
↑去年は5分ほどで繋がったと思う。
朝10時から途中昼食と休憩を挟みながら、ゆるゆると16時過ぎまで。
どんだけ暇やねん。
ああいうものって、止めどきがわかんないよね。(笑
「あと1回だけ」と延々やっちゃう。
結果、チケットをGETしたんだけど、アホよのう。

さて、先週の本命の歌舞伎の記録残しておきますね。
まずは歌舞伎座の「新三国志」
三国志はとぉぉぉい昔に読んだんだけど、ほぼ記憶に残ってなかったんだよね。
観てて少しだけ思い出して来たわ。
あんなに夢中で読んでも、コレだもの。
トホホよね。
席は花道横ブロックの最前列。
センターブロックにすればよかったなぁ。
最前列の通路側って、花道横の旨味がないんだよね。
一回しか観られないから、どうしても貪欲になっちゃうの。
もっと大らかに観られないもんかしら。
お話は随分端折って端折って、伝えたいことだけをギュッと詰め込んだ感じ?
スピード感があって私は嫌じゃなかったわ。
ただねー、劉備(笑也)が女性で、関羽(猿之助)のラブロマンスはなぁ。
手を握り合うシーンなんか、妙に生々しくて見てる方が恥ずかしくなっちゃうんだよ。
おっさん同士が何やっとんねん!と。(笑
私の目が嫌らしい?
ハハハ。
それにしても、なんだろ、猿之助さんはどうしてもメッセージ性込めたいのね?
今回は「夢見る力」だそうです。
中途半端な上演時間で無理矢理そういうものを押し込めると、白けちゃうんだよね。
美しい、楽しいじゃいけないのかなぁ。
初演の時の衣装を使ってたそうで、そらまぁ豪華でしたよ。
それぞれの軍を色分けして、端役の人まで凝った衣装で眼福だったー。
予算がふんだんにあったのねー。 
黻(前掛け)のパッチワークのディテールまでわかって、最前列に座った甲斐があったよ。
あー、美しい。
美しい言えば、笑也さんも右近さんも美しかった。
↑翔三さんも相変わらず美女でした。
諸葛孔明のイメージは青虎さんじゃなかったけど、司馬懿は笑三郎さんぴったりだったよ。
笑三郎さん、ご本人は緑がお好きみたいだけど、なんであんなに紫がお似合いになるんだろ。
あ、團子さんもすっかり大人になってて、関平を爽やかに演ってみえました。
立派と言えば、やはり福之助さん。
見る度に成長してる。
気持ちがええねー。
しばらく彼の成長を追えると思うと楽しみよ。
最後は猿之助さんの宙乗りで〆だったんだけど、桃の花びらがガサーッと降ってたみたい。
何もかも派手でしたなぁ。
こんな時期だからこそ、この派手さと美しさがよかったわ〜。

一転、国立劇場はコテコテの古典、「盛綱陣屋」
熊谷陣屋に先代萩、寺子屋に並ぶ子供が忠義のために死ぬ嫌な話よ。
菊之助さん、地味だけど、時々吉右衛門さん風味が顔を出すのよね。
「あれ?」と何度か思った。
しかし、今回「この話の主役って、子役の小四郎だったっけ?」と思っちゃった。
丑之助さんが上手いからなのか、菊之助さん存在感が薄いからなのか。
↑急に上手くなったのよね。
祖母微妙役の上村吉弥もよかったなぁ。
うん、なんだろ、期待してなかったんだけど、この座組とてもいい。
この演目にこんなに入り込んだのは初めてかも。
ええ意味で客席は緊張に包まれてて、皆同じところ響いてみたいな、一体感もあった。
私は泣かなかったけど、客席は鼻をすする音が響いてた。
あー、無理してハシゴしてよかった。
どうでもいい話、莟玉さんはちょっと丸くなり過ぎじゃないかしら。(笑
席は2列目センターブロック。
ここももう少し真ん中を取ればよかったなぁ。
とまた欲深いことを言うてます。
そうそう。
この日は社会人のための夕方からのスケジュールだったのね。
無料でリーフレット配布と菊之助さんのブロマイドプレゼント抽選会があったの。
私、こういうものにあまり当たらないから期待してなかったんだけど、当たっちゃった。
あら、珍しい。
当たると嬉しいんだけど、こんなところで運を使いたくなかったなぁ。
今日の滝沢歌舞伎の電話に運を使いたかったー!
って!そこかい!
ハハハ。


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またまたまた観てましたなり〜







帰りの新幹線の中です。
夕飯は、久しぶりのアメリカンのサンドイッチです。
何年ぶりだろ。
いつの間にか、500円が700円になってました。
そして、いつの間にかこの量は絶対無理な体になってました。
歳を取るって切ないのう。

何をしに来たかって?
もちろん、ここです。
一部の「新三国志」を観ておこうと思ったの。
夢見る力とか、愛と友情の熱い物語なんて、ちょっと私の苦手なやつと思ってたんだけど、衣装だけでも観る価値があったわ。
ステキだったー。
詳しい感想はまた後日にしますが、想像していた以上によかったよ。

お昼はちー太郎さんと約束してたんだけど、終演時間が1時40分と微妙な時間でねー。
通しでやってる三越のレストラン街で待ち合わせ。
そんなに大きく外すこともないし、食べたいものが選べるでしょ?
と言うわけで、中華にしました。
一応、気仙沼産のフカヒレの姿煮らしいんだけど、微妙だったわ。
私が知ってるフカヒレじゃなかった。
あー、台湾に行きたい。
天香樓のフカヒレが食べたい。
って!値段的に文句は言えないんだけどね。(笑
小籠包。
コレが案外美味しかったの。
小籠包と言えば薄い薄い皮のやつだと思うけど、このちょっと厚めのやつもモチモチしてイケたよ。
これはこれでかなり好きかも。
冷めづらいしね。
揚げ餡かけ焼きそば。
うむむ。
フカヒレと同じスープを使ってるんだな。
美味しい不味いの前に、味に飽きる。
チャーハンにすればよかったな。
ま、ちー太郎さんとのお喋りが一番のご馳走だったけどね。
お互いの近況報告をダダーッと一気に喋ったよ。(笑
三越の中のボンボヌールに場所を変えてデザート。
イチゴのショートケーキ。
コレ、めっちゃ出来がいい!
コーヒーも美味しかったし、ラデュレの半額でこのクオリティー。
次回はアフタヌーンティーに挑戦してみる。
↑皆さん召し上がってて美味しそうだった。
2時間ほどの短い逢瀬は終わり、私は1人バスで国立劇場へ。
ゴリゴリの古典だし、嫌なお話なのよねー。
と思ってたんだけど、なかなか緊張感のある舞台で、息をするのを忘れるくらい最後まで見入っちゃった。
今日は2演目共、寝ることなく楽しめました、
当たり前じゃ〜。
ハハハ。


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三月花形歌舞伎を観に行ったなり〜







昨夜、時々覗いてる歌舞伎おばちゃんのTwitter(フォローはしてない)が俄かにきな臭くなっててねー。
海老蔵さんが彼女のアカウント名も隠さず(オイ!)晒していたのよ。
「大丈夫なんか?」思ってたら、海老蔵さんが「法的(民事)措置を取る」って。
あーあ。
おばちゃん、海老蔵さんのことが大好きなんか(笑、彼のことを定期的に話題にしてたんだよね。
おばちゃんに意地悪心がなかったか聞かれたらNOと思うけど、苦言を呈してるつもりやったと思う。
おばちゃんは歌舞伎をよく観てる人で、言うてることもあながち間違ってはなかったんだよね。
ま、それでもしつこかったのは事実。
ただ、誹謗中傷とはちょっと違うかなとも思ってたの。
↑だから民事でいくことにしたんかな。
ま、彼がおばちゃんの言葉に傷つくと言うのなら、それはSNSハラスメントとかになるのかなぁ。
うーーーん、表現の自由との兼ね合い、難しい。
私?これからも自分のお金で観たものは、素直に感じたことを書いていくつもりです。

さて、こんな話題の後になんだけど(笑、昨日の記録を残しておきますね。
演目は「番町皿屋敷」「芋掘長者」
番町皿屋敷はwキャストで、午前は播磨・隼人さん、お菊・壱太郎さん。
↑午後は播磨・橋之助さん、お菊・米吉さん。
今年も演目の前にご挨拶があって、午前の部は橋之助さん米吉さんコンビが挨拶をしてくれました。
私、デジカメ持って行ったのに、どれもボケてた。
何故か、隣りの隣りの着物のおばちゃんの襟元にピンとが合ってたよ。(笑
とことん才能がないわ。
席も悪かったんだよなぁ。
1列目だったんだけど、センターブロックの上手寄りだったから花道まで距離があったのよ。
来年の花形歌舞伎は、忘れずに下手を取るように。
まぁそれにしても、南座ってば、目一杯入れると狭さを余計感じるの。
素敵な劇場なんだけど、前後の間隔の狭さはなんとかならんのかしら。
膝の血管と止まるで。
足元が見切れるのはわかってるんだけど、最前列の解放感を考えると迷わず最前列を取ってしまいます。
目の前で播磨・隼人さんが涙を流すんだよ。
もうね、贔屓じゃなくともウルウルしちゃうよ。
またツーッとキレイに泣くのよ。
番町皿屋敷の話は、アホな女と単純な男の話で好きやないんですけど、2019年より隼人さんグッと良くなってました。
前回は男前という印象しかなかったんだよねー。
何ちゅうのかな、色気が加わった。
何より播磨になりきろうとしてた。
彼は仁左衛門さんの播磨を目指してんのかなぁ。
↑仁左衛門に習ったのかしら。
ときどき仁左衛門さんっぽく感じたわ。
ふふふ、気のせい?
壱太郎さんは思った通り。
相手のことを信じられず愛を試してしまう弱い女お菊、壱太郎さん合ってるのよね。
ちょっと恨みがましいところも良い。
しかし、自分の愛を信じてもらえなかったからとは言え、播磨さん、家宝の皿を4枚も割る?
皿の数が愛の証?
いやいや、愚かやで。
殺した後にお菊を井戸に投げ入れる?
ないわ〜。
ほんでもって町人の半グレとの喧嘩に出掛けるで幕?
ええーっ!?どこにも筋が通ってないやーん。
隣りの隣りの着物のおばちゃんの号泣しとるやーん。
あんたが感動してるこの男、恋人の死体を井戸に投げ捨てたサイコパスやでー!
と冷静な私がめっちゃ突っ込んでたわ。
ハハハ。
筋書を買ったら、おまけに「三月花形歌舞伎」入りの紺のマスクが付いていましたよ。
紺のマスクなんてしないくせに、何気に嬉しい。(笑
二幕目は「芋掘長者」
私、巳之助さんの芋掘長者も2019年の浅草で観てるのよね。
これは楽しい舞踊劇。
巳之助さん、期待を裏切らないね。
つい可笑しくて笑っちゃう。
何にも考えずに感じて楽しむ、こういう演目いいよね。
あー、楽しかった!
3月の花形歌舞伎、12月の顔見世同様私の中で恒例になりそうだわ。
ただ、上演時間が2時間半というのは物足りない。
がっつり観たー!が欲しいなぁ。


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歌舞伎座からコクーンのハシゴ観劇なり〜







東京から戻ってからもう1週間以上経つんやなぁ。
1週間前とはまるで変わってしまった我が左足。
折れてはなさそうなんだけど、痛いんだよねー。
なんであそこであんなに走ってしまったのか。
って!開演時間が迫ってたからやーん。
のぞみの最終に乗るためやーん。
結局芝居には間に合わなかったし、ああ、悔やまれる。

さて、そこまでして観たかった(!)歌舞伎の観劇記録を残しておきます。
アホかー!
仁左衛門さんの一世一代の知盛の二部を観るためにやって来ました。
張り切って席取りに挑みましたよ。
一旦最前列の席をカートに入れたのに、負けてしまったー。
センターブロック上手寄りの2列目。
まぁ、充分と言えばじ充分じゃん。
知盛はやや上手側で進むから、仁左衛門さん見るにはええ席でした。
仁左衛門さん、本当にお美しかった。
何度も目が合って困ったよ。
合ってない、合ってない。
ハハハ。
私、「2019年松竹座」で仁左衛門さんの知盛を観てるんだけど、その時はニンじゃないと思ったの。
何だろ、迫力が足りない?
仁左衛門さんええ男過ぎて、知盛じゃないと思ったのよね。
相変わらず好きやない話やったけど、今回の迫力たるや。
もう言葉に出来へんわ。
渾身の演技ってああいうことを言うんじゃないかな。
ほんまに(海に飛び込んで)死んじゃったんじゃないかと思ったよ。
前後左右、皆さん、鼻グズグズ言わせて泣いてました。
うん、わかる。
客席の緊張もすごかった。
途中から、「もうこれ以上はあかんで。危険やから止めよ」と声を掛けそうになったよ。
命懸けの知盛なんやから、声掛けたらあかんでー!(笑
いやー、変に体に力が入ってたせいか、観終わったあと体がバキバキやったわ。
はぁ〜、ええもん観た。
あ、知盛の前に「春調娘七種」があったのよ。
忘れたらあかんがなー!
所謂曽我もの。
工藤祐経の館に来た五郎・萬太郎と十郎・梅枝兄弟が千之助静御前に諌められて、何故か踊るという変な舞踊劇。
ストーリーは関係ないねーん。
私は永遠に曽我ものに「なんでやねん!」と突っ込み続ける気がする。(笑

東銀座から渋谷への移動時間40分、結局、5分ほど遅刻した「天日坊」
これが運が悪いことに、席が左バルコニー席の2番目だったんだよね。
前後の幅がめっちゃ狭いのに、2番目だったから隣りの人の足を踏む勢いで移動して席に着きました。
↑実際は踏んでないが、めっちゃ迷惑だった。
視界はめっちゃええんだけど、前後が狭い、狭すぎる。
斜めに席が置かれてるから角にあたる1番目以外は、足を置いたら動かせないのよ。
途中で膝が痛くなって困ったわ。
舞台は近いし、隣りは生のバンドでええ席っぽいんだけど、あの前後の間隔はなぁ。
お芝居の方は、もうね、私の好みドンピシャでした。
ストーリーは天一坊を鎌倉に落とし込んで、ひょんなことから悪に手を染めた主人公が自分を見失うという話。
悪いことをすればバレるし報いは必ず受ける、とありきたりではあるんだけど、エネルギッシュに仕上げてありました。
普段なら「説教くさいわ!」になるところを、箱型の大道具やジャズの生演奏でオシャレ舞台にしてた。
勘九郎さんの運動神経が遺憾なく発揮された立ち回り、七之助さんのしなやかな美しさ。
ええなぁ。
私、悪い顔の勘九郎さんも好きなんだよね。
クドカンのセリフも、衣装もめっちゃセンスがいい。
扇雀さんと亀蔵さんはさすがに上手いし、全体を締めてくれるよねー。
私、市村萬次郎さんの声が好きなの。
↑阿弖流爲の御霊御前もすごくよかった。
劇場の音響と相性がよかったのかなぁ、ゾクゾクしたよ。
国立劇場で聞く声とは全く違ったわ。
あー、面白かった。
ただ残念だったのは、1人観劇だったこと。
誰かと一緒に観て、感想を言い合いたかったなぁ。


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どうかしてるでなり〜







今日はまたここに来てました。
昨日、豊橋だったのに?
もう、どうかしてるでしょ?
先にこちらを入れたんだけど、すっかり忘れてたの。
と言っても、豊橋は1日だけだったからね、しょうがないよね。
しょうがなくないのは、今日は歌舞伎座だけじゃなかったのよ。
歌舞伎座の二部を観て、コクーンに移動して天日坊を観るスケジュールを組んでたの。
楽勝のはずだったんだけど、終演時間を見てびっくり。
いつもだと各部2時間くらいなのに、今月に限って2時間半って!?
銀座から渋谷への移動時間、40分しかなかったの。
鬼門の渋谷駅を抜けなきゃなんないのよ。
どう考えても、無理じゃーん。
ハイ、無理でした。
5分ほど遅刻。
↑どうせなので、トイレに寄ったりしてた。(笑
終演後もダッシュで渋谷駅からの山手線、品川駅を駆け抜け最終ののぞみに間に合いました。
一日中走ってた気がするわ。
遅い夕飯を食べ、お約束のアイスクリームも食べてええ感じ。
何とか今日中に帰れそうです。


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里見八犬伝を観て来たなり〜







朝、に開口一番「めっちゃ顔が浮腫んでるでー!」言われました。
何やろ、10時過ぎてチョコレートを食べたのがあかんかったか。
それとも、かりんとう?
って!あんた、夜遅くにそんなに食べてるんかーい!
ホホホ。

さて、先週の国立劇場の記録も少しだけ残しておきます。
当初、日帰りで国立劇場と歌舞伎座とハシゴをするつもりだったんです。
歌舞伎座の発売日の方が後だったから、先に歌舞伎座を取ってから国立劇場を取ろうと思ってたの。
最近国立劇場はガラガラだし楽勝だと思ってたんだよねー。
発売開始日の当日覗くだけ覗いたら、センターブロックの1列目からあったから安心してたんですよ。
歌舞伎座は希望通りええ席取れて、気分よく国立劇場の空席を見たら!
ええっー!?
10列以降の席しかないじゃん。
前日のええ席はどこに行ったん!?
嘘でしょ。
「ま、そのうち戻りが出るでしょ」なんて気楽に構えてたんだけど、まぁ出ないのよ。
焦ったわ〜。
正月に菊五郎劇団が観られないなんて、新年が来た気がしないじゃない。
あ、皆さん同じだったのか。(笑
1週間ほど前に6列目のセンターが戻って、やれやれよ。
発売日当日に最前列を取るべきだったなぁ。
国立劇場舞台まで距離があるんだよね。
あー、後悔先に立たず。
今年は筋書きに手拭いの当たり券も入ってなかったし、ツイてなかった。
が、演目自体はとてもよかったー。
里見八犬伝って、よく出来たええ話なのよね。
上演時間の関係か、随分ぶった切ったみたいだけど。
菊五郎さんの登場なんかに「あんた誰?」とかなっちゃうんだけど、そこはまぁ歌舞伎。(笑
通しでよくまとめてあったと思う。
歌舞伎友・ケリーさんもおっしゃってたけど、松緑さんと息子の左近さんの引っ込みがいいのよ。
左近さん、真面目に精進なさってる。
松緑さんが左近さんを見る目がね、優しくそしてハラハラが入り混じっててねぇ。
もうね、なんとも言えなかったわ。
菊之助さんはこの世のものとは思えないほど美しいし、屋根の上で松緑さんとの立ち回りも派手ででいい。
大薩摩も聞けて、全身で歌舞伎を観たって感じ。
今回、菊五郎さんや時蔵さんが一歩下がって、若手にバトンを渡した感じがしたわ。
左團次さんもなんとかお元気だったけど、そろそろ世代交代が始ってるのかなぁ。
きっと、あとで懐かしく思う公演になると思うわ。
今年も菊五郎劇団を観ることが出来てよかったー。
に感謝ね。
とたまに白々しく出してみる。
ハハハ。


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友とその息子と歌舞伎観劇なり〜







何やらバタバタしてたらもう1週間やー。
今日は大寒やてー。
早いわ、早すぎるわ。

さて、忘れないうちに先週のお芝居の記録を。
まずは歌舞伎座からね。
夏くらいからかなぁ、じゃんぼおかんの息子じゃんぼ君から「歌舞伎を観てみたい」と聞いてたのね。
ただ、高いチケットだもの、寝る演目はもったいない。
↑何度観ても寝ちゃう演目って、あるのよねー。(笑
せっかくだから楽しんで欲しいじゃない?
初めて観ても楽しめる演目、出来れば舞台や衣装が華やかな古典がいい。
でも、これというものが出てこなくてねー。
焦ってました。
だって、出来れば学生のうちに観て欲しいじゃない。
そしたら、出ました義経千本桜、四ノ切!
猿之助さんが怪我をして以来初めての四ノ切、おまけにコロナ禍になってから初の宙乗りというじゃない。
これは観るしかないよねー!
が、この公演のチケット購入は、まだゴールド会員資格(今年から得た)が適用されなくてねぇ。
1日遅れの購入になるワンランク下(特別会員)の会員資格しかなかったのよ。
「こりゃ、戻りを待つしかないのかなぁ」とダメ元で発売日にサイトを覗いたのよ。
うん?希望の日に、6列目の花道横の席があるじゃない。
しかも並びであるじゃないですかー!
大袈裟だけど、奇跡よ。
猿之助さんの公演でこんな席、戻りならあるけど、特別会員の発売日に見たことない。
誰かが私達に用意してくれた席だったのかなぁ。(笑
んでもって、一幕目の「岩戸の景清」は、浅草のメンバー(若くて美しい兄ちゃん達)の演目やん。
たぶん、自己紹介系の演目やんねー。
こりゃこれで楽しめるで。
何や、このお膳立て。
じゃんぼ君のために用意された席に、演目やでー。
わたくし、始まる前から興奮しとりました。(笑
ハハハ。
席に着いて、じゃんぼおかんに(上手側の客席を指して)
「ほら、前の方の席に座ってる人がごっつい双眼鏡持ってるやろ?アレは何なんやろね?いつも不思議なんだ」
言うて、彼女の手元を見たら!
うん?あんたも持って来たんかーい!
ここにもおったわ。
役者の毛穴まで見るそうです。
ハハハ。
一幕目の景清は、ちょうど鎌倉の13人もあって、義時が小栗旬さんで種之助さん、時政は彌十郎さんで巳之助さんか。
と変換したりして楽しかった。
最後、景清役の松也さんが花道で立ち回りをしたり、飛び六方をしながら捌けて行ったの。
手を伸ばせば届きそうでねー。
松也さんが肩でゼエゼエ息をしているのも聞こえて来て、すごい迫力だった。
何だろ、そんなに感動する演目じゃないはずなんだけど、スドーンと来たわ。
彼ら若い人達が100%以上の力を出し切って、大袈裟だけど、この一瞬に命をかけてるようだった。
隣りを見たら、じゃんぼおかんがウルッとしててびっくり。
若い人達の一所懸命は美しいねぇ。
思いの外、感動しちゃった。
二幕目は「義経千本桜 川連法眼館の場」
もうこれは安定よね。
私は勘九郎さんの狐忠信が大好きで不動のNO.1なんだけど、猿之助さんの狐の細やかな演技はさすがよね。
いちいちが可愛らしい仕草で、本物の小狐がそこにいるようだった。
あちこち移動して意外なところから出てきたり、欄干でうさぎ飛びしたり、いつ見てもワクワクする演出。
ただ、いつも思うんだけど、「出があるよ〜」で階段から出ずに、たまには本当に鳥屋口から出たらいいのにね。
面白いと思うんだけどなぁ。(笑
しかしまぁ、40代後半のおっちゃんの運動能力には驚くわ。
おっちゃん言うなって!
ハハハ。
最後は久しぶりの宙乗り。
私達の頭上を猿之助さんが飛んで行きました。
派手でええねー。
やっぱり四ノ切には宙乗りがなくっちゃね。
花道に残った花びら。
彼女達と一緒に観劇出来て、本当に楽しかった。
やっぱり感想を言い合いたいもんね。
何より、じゃんぼ君じゃんぼおかんに退屈だと思われなかったようでよかったわ。(笑
客席でお喋りしたりお弁当を食べたり出来たら、もっと楽しかったのにねぇ。
それはとても残念。
気軽に友達と観劇出来る日がまた戻って来るのかなぁ。
戻って来て欲しいなぁ。


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また歌舞伎ホテル遊びになり〜







また東京に来ています。
まずは東京駅のおにぎり屋さんで早目の昼食。
って!10時半じゃ朝ご飯か。
近大マグロのお店に行こうと思っていたのに、あまりに駅が寒すぎた。
冷えたマグロなんか食べられません。(笑
じゃ、マンゴーツリーか?とも思ったが、タイ料理の気分の時間じゃなかった。
芝居中お腹が鳴らない程度にお腹を満たしたい。
おにぎりがちょうどよかったかも。
その後は国立劇場へ。
芝居は12時からだったんだけど、11時15分に開場になって無料休憩所も開放されるらしい。
つうことは、弁当食べてええってこと?
幕間が1時20分〜だったから「キツいなぁ」と思ったけど、お弁当を買って先に食べちゃうってのもアリね。
覚えておこう。

3時半に芝居が終わって、と国立劇場で待ち合わせて、タクシーでペニンシュラホテルへ。
今月は日帰りにしようと思ってたんだけど、急遽とええホテルに泊まろう企画が持ち上がってー。
一昨日予約しました。
ホテル遊びは心の栄養剤。
って!歌舞伎にホテル遊びにって、どんだけ栄養が必要やねん。(笑
ハハハ。
今回はじゃんぼおかんとその息子・じゃんぼ君とも歌舞伎座でお芝居を観ることになっていたの。
なので、じゃんぼおかんとまたホテルで合流してお部屋で夕飯。
じゃんぼおかん「絶対に文句は言いません」言うて、添好運でtakeoutをしてもらいました。
↑電車の中で注文してピックアップして来てくれた。
どれも当たりだったし、量もちょうどよかった。
何より誰に気兼ねすることなくお喋り出来るのがいい。
もうこの気楽さを知ったら、外で食べられないよ。
あー、美味しくて楽しい時間だったー!
あ、ペニンシュラブティックで美味しい美味しいマンゴープリンも買って来てくれたのに、写真を撮り忘れたよ。
きっとじゃんぼおかんがupしてくれるはず。(笑

じゃんぼ君とようやく歌舞伎座で合流して、一緒にお芝居を観てきました。
↑オバハン達の相手をさせるわけにはいかないので現地集合。
私とじゃんぼ君
彼に掲載許可は取っていません。(笑
腕を組んだりして、恋人同士みたいじゃない?
彼も大人になりました。
私が腕を組んでもあからさまに嫌な顔はしません。
ちゃんとええ子に育ってるやん。
ええ思い出になったわ〜。
お芝居も良かったし、幸せな気分で眠れそうや。
ありがと。


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