みなよか日記

NPO法人UDくまもとが発信するユニバーサルな観光情報です。
写真の無断転用は厳禁です。必ずご連絡下さい。

牛深 グラスボート

2009-09-24 14:26:19 | 牛深
さて、皆さんに朗報です。つい最近まで運航休止になっていた牛深のグラスボートですが、復活しました。
今回は、運航に携わるみなさんの御好意で、運航準備中のグラスボートの取材をする事が出来ました。


海彩館から整備されたデッキを通って、グラスボートの発着場まで行きます。この道のりも気持ちいいですよ。距離はさほどありません。
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発着場には切符売り場にもスロープがあり、親切なスタッフの方が笑顔で迎えて下さいます。

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浮き桟橋なので、潮の加減にかかわらずスロープで降りれます。ここまでまったく問題ありません。

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グラスボートはかわいいピンクの船です。見るからに楽しそうですね。
乗り込みにもスロープがありますので、なんの問題もなく乗り込めました。これはうれしいですね。
今回は介助用車いすでも乗り降りができるのか実証するために、市販の車いすを持ってきていただいて実験しました。
十分乗り降りできる幅だということがわかります。
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このときに、車いすの押し方や、降りる際、後ろ向きで降ろす方法などの講習を簡単ですが行いました。熱心に聞いてくださいましたので、きっとみなさんのお手伝いをしていただけると思いますよ。

さて、船の上はすごしやすいデッキになっています。見晴らしもいいし、車いすのまま船べりで眺めを楽しむことも出来ます。

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外側の柵の部分には、小さな子供の転落防止に透明なアクリル板を貼ってあるのですが、これが車いすにとってもちょうどいい安全柵にもなっています。おかげですぐ下の海も眺めることができますよ。
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このグラスボートは船の下にガラス張りの客室があって、海の底の景色を楽しむことができます。残念ながら下に降りるには狭くて急な階段しかありませんので、車いすユーザーはデッキで風景を楽しみましょう。
今後の計画では、夕日を眺めるサンセットクルーズの予定もあるそうですから、それこそデッキが特等席になりますね。

乗り降りに不安もありませんし、牛深の美しい風景を海から眺めるのもいいでしょう。なにより船がかわいいのがいいですね。
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これから様々なイベントを考えていかれるようですので、出かける前には問い合わせをしてみるといいでしょう。
団体で利用する場合は、事前に連絡をされておくと、より安心です。乗船場のすぐ横に、多目的トイレがあります。広くて清潔なトイレですので、安心して利用されて下さい。
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車いすからの移乗がありませんから、比較的上半身が不安定な方も楽しめるかもしれません。ご自身の状態に合わせて楽しんでみてください。


<お問い合わせ>
【出航時刻】(所要時間~80分・出航10分前より乗船開始)

1便 午前9時15分   2便 午前10時55分

3便 午後1時15分   4便 午後2時55分

※ 気象等の条件や船舶検査により欠航する事があります。


【乗船料】1名(定員60名)

大人:2.000円  小中学生:1.000円 

幼児:200円  2歳以下無料

※ 各種割引制度あります、お問合せ下さい。


【出航場所】

牛深港 (天草市牛深町瀬崎2286番地)

駐車場は切符売り場横にあります。普通乗用車のみ。

ホームページ  http://www.haiya.info/kaityukouen.html
 

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牛深 砂月海岸

2009-09-24 12:00:51 | 牛深
つづいて、牛深砂月海岸を紹介します。
ここは個人的にも大好きな場所なんです。

駐車場からすぐにスロープがあります。
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スロープを登ると素晴らしい眺めが待っていますよ!
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美しい砂浜。おだやかな波。水平線を望む海・・・・・言うことないです。

この海岸は、砂浜までスロープがあるのが嬉しいですよね。

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この海岸のもう一つの特徴は、砂浜から海面までの距離が短い事。これならスロープをおりたら、車いすからビニールシートに乗って引っ張ってもらうと、すぐに海水浴が楽しめます。これって意外と重要なことなんです。
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この素晴らしい風景を乱す男が一人・・・・・
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そうでした。今回は男二人旅・・・・。
だからはしゃぐのはやめて下さい・・・これじゃあなんだかおかしな関係に見えるって・・・・
砂浜に文字を書くなって・・・・
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今、僕は猛烈に心が痛いです。誰か彼を止めて下さい・・・・

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さて、砂浜の文字はすぐに波で消えますのでいいとして、もうすぐ事務局長が「つかまえてごら~ん!」などといいそうですので、取材に戻りました。

砂浜に沿って歩道が作られています。夕暮れの散策にもいいでしょう。スロープは折り返して傾斜を緩めてありますので、一人でも問題なく登る事ができます。
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ご覧の通り、心癒される素晴らしい場所です。車などの町の喧騒が聞こえてこないので、ただただ、波の音が静かに響きます。
是非、おススメしたいのですが、唯一の難点は、多目的トイレがないことです。
一般の更衣室とトイレはあるのですが、車いすユーザーが使えるレベルではありません。
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今回の取材で、観光協会の方にも提案しています。多目的トイレと更衣室。欲を言えばビーチ用の車いすを1台だけでも準備していただければ、県内有数の障がい者にやさしい海水浴場としてご紹介できるのですが。

事前にトイレの準備を済ませて、比較的短時間楽しむ分には問題ないと思います。
海水浴に限らず、眺めや雰囲気を楽しむだけでも十分な場所ですので、牛深に足を運んだ際には是非行っていただきたいです。
静かに波の音に耳を傾けていると、なんだか眠くなりますよ。
癒し効果抜群の砂月海岸を、みなさんも楽しんでください。


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牛深 うしぶか公園

2009-09-24 11:20:13 | 牛深
引き続き、牛深市内の観光スポットをご紹介します。

牛深は、海と山の町です。眺めのいい公園がありますよ。
「うしぶか公園は、山の中腹にあり、貯水池のあとを日本庭園に整備された公園です。デイサービスでも遊びに来られるくらいですから、車いすでも安心して楽しめます。
道の途中からは、素晴らしい眺めが望めます。
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海の色が違いますよね。晴れ晴れとした気持にさせてくれます。

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公園の駐車場は広々としていて、置く場所に困るようなことはないでしょう。車を置くとすぐ横が日本庭園です。他にもアスレチックの整備もされていて、子供たちの元気な声が聞こえていました。家族連れでも楽しめますよ。

庭園の入口です。歩道へ登るのに15cm程度の段差があります。介助者といっしょなら問題ないレベルですね。ここを上がれば、あとは心配ありません。
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入口にある大きな東屋には大きなベンチがあって、ゆったりと過ごせるようになっています。移乗が出来る方はベンチでのんびりするのもいいですよ。

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さて、日本庭園ですが、大きな池を中心に歩道が整備されていて、過ごしやすい静かな庭園でした。

大きな噴水には虹がかかります。
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池には、コイや亀、アヒルまでいますよ。人懐っこいアヒルが走ってきました!


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歩道は石畳ですが、平らになっているのでキャスターが響くこともなくスムーズです。
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一部階段がありますので、全体をU字型に散策することになりますが、さほど気になりません。幅もゆったりとスロープが作られています。

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公園駐車場には多目的トイレが新設されています。このトイレは素晴らしいですよ。
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中はとってもおしゃれで、しかも設備が充実しています。明るくて、なんだか楽しい雰囲気ですよね。赤いタイルがポイントです。
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オストメイト対応の設備もばっちり。

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チェンジングボードに姿見も!

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こんな風に、トイレが清潔で明るいと安心ですね。せっかくの日本庭園ですからのんびり過ごしたいものです。トイレが充実しているのは大切ですね。
観光のメインになる場所ではありませんが、ゆったりと過ごせる素敵な場所です。コイやアヒルのためにパンの耳でも持っていくと、楽しいですよ。

時間がある時には足を運んでみてください。道の途中の眺めは絶景です。秋には紅葉も期待できそうでした。出かけられた方は写真を送ってくださいね。ブログでも紹介しますよ。

<お問い合わせ>
住所:天草市牛深町
電話番号:0969-73-2111(天草市牛深支所・総務振興課)
FAX番号:0969-73-2139
 

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牛深 うしぶか海彩館

2009-09-24 10:02:16 | 牛深
さて、いよいよ牛深に到着。

牛深市内で、最初の見どころになるのは、うしぶか海彩館です。フェリー乗り場に隣接していているので、場所も分かりやすいですよ。
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この施設は、かつお船などの復元船をはじめとした牛深の漁業、漁法、漁師の生活や牛深の古代から近現代までの足跡を紹介する施設です。館内にはレストランや天草の特産品を販売する物産館もあります。施設はバリアフリーですので、安心してたのしめますよ。

一階部分は回遊型のいけすがあり、鯛などの魚が元気に泳いでいます。なんとここからお魚をすくって、そのまま調理していただくことも出来るんです。
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手の届くところに魚たちが泳いでいますので、見ているだけでも楽しいです。
また、様々な海産物がお土産として売られています。こちらも海の街ならでは。売店はいくつかに分かれていますが、全て車いすで入る事が出来ます。

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2階へは、スロープで上がれます。傾斜はさほど急ではありませんが、介助者と一緒のほうが安心です。
さて、2階部分は雰囲気が変わって、牛深の漁師さんたちが使っていた漁船の展示がされています。もちろんここもバリアフリーですので、気持のいい海風に吹かれながら当時の木造船を間近に見ることが出来ました。

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隣接する、漁業史資料館もおススメです。一見地味ですが、資料は見ごたえのあるものばかりです。
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やはり、生活に密着した歴史というのは、当時を想像しやすいんですよね。当時の漁具は機械化されていないだけに、さまざまな工夫が施されており、感心させられることしきりです。

施設の周辺はデッキで整備されており、青く澄み切った海を眺めることが出来る絶好のスポットです。

ハイヤ大橋は、下から見るのが肝心です。竜が飛ぶように見えるんですよね。
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そんなことをしているうちに、お昼どき。せっかくですので海彩館の中にある「海のレストラン あおさ」でお食事することにしました。
僕は、おススメの「生さんまの塩焼き定食」を。
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事務局長は、またも油もの。オリジナルメニュー「おい丼」・・・・・魚の照り焼き丼ですね。衣をつけて揚げた魚に照り焼きソースがかかっています。これはおいしかったですよ!

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施設には、多目的トイレが複数準備されています。古い規格のものではありますが、広さも十分で利用するのに問題はないようです。
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牛深の観光は、まずはここから。お土産もそろいますし、車いすで安心して食事が出来ることもいいですね。
牛深の魅力が凝縮された施設です。
資料は見ごたえがあるものばかりですから、時間に余裕を持って楽しんでください。

<お問い合わせ>

■ 営業時間 ■     

 
   売    店
・・・・・・
AM09:00~PM6:00 
 
   海のレストラン
・・・・・・
AM11:00~PM9:00(第三火曜日休み)
     漁師村
・・・・・・
AM08:30~PM6:00(第三火曜日休み)
 
   喫茶ハイヤ
・・・・・・ AM08:30~PM6:00(毎週火曜日休み)
    休館日 ・・・第3火曜日


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牛深道中 下田温泉

2009-09-22 15:32:26 | 牛深
続いて、下田温泉を紹介します。

下田温泉は、熊本市内から天主堂をめぐりながら牛深へ入る時に、重要なポイントとなる温泉地です。
最近、観光案内所と多目的トイレができましたので、宿泊、食事と合わせてご紹介します。

下田温泉は富岡と牛深の中間にあり、宿泊など観光の拠点としても重要です。観光案内所は大きな下田橋を渡って左折すると道沿いにあります。
広い障がい者専用駐車場もあり、トイレ休憩などにはもってこいです。
 
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案内のカウンターには親切な係りの方がおられます。付近の道に不安がある時は是非お尋ねください。丁寧に教えてくださいますよ。
多目的トイレは、設備も充実していて、とても清潔で使いやすいトイレです。富岡ビジターセンターに立ち寄らない場合は、ここで準備を整えて下さい。途中の道沿いにもトイレがありますが、多目的トイレは閉鎖していたりすることがあります。

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最近の温泉地の定番、あし湯もありました。ご夫人方が団らん中。
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さて、お昼もずいぶん過ぎていて腹ペコだった僕らは、案内の方にお食事スポットを聞きました。すぐ近くの温泉センターを紹介して頂き、早速伺うことにしました。

温泉センターは案内所のある道をそのまま直進。すぐにわかりました。駐車場も広く、館内はバリアフリーです。入口右側にスロープがありますので、そこから入ると左手にレストランがあります。

せっかく天草に来ているのですから、海のものを。
事務局長は、案の定油もの。止めるのも聞かず、天丼です。
エビが大きいこと!サクサクのぷりぷりです。
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僕は、海鮮丼。贅沢ですねえ。わさびと芽カブを和えたものを醤油と一緒に混ぜ込みます。刺身とハマチの漬けが乗っていてどちらも美味!
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多目的トイレもあり、安心して食事する事ができます。ただし、少人数で調理されていますので団体で伺う時は必ず事前に連絡をされておいて下さい。テーブル席なので、車いすのまま食事が楽しめます。

温泉センターの先には「さくら公園」という美しい小さな公園もあります。名前の通り、桜の木が多い公園ですから春には立ち寄りたい場所ですね。公園には多目的トイレがあり、オストメイトの設備もあります。清潔で使いやすいトイレでした。
 
下田温泉での宿泊は、望洋閣がおススメです。付近では一番安心して宿泊できる旅館だと思います。
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突然お伺いしたにも関わらず、とても親切に案内して頂けました。
洋室はバリアフリーに近い作りで、車いすでの移動にも問題ありません。多目的トイレは、2階と1階に設置されていますので、そちらを利用するといいでしょう。

Youshitsu


せっかくの温泉地です。是非温泉を利用して下さい。浴場まで車いすを乗り入れることが出来ますので介助者同伴で利用して下さい。
広い脱衣所です。入口に15cm程度の段差があります。ここは介助者といっしょならあまり心配ないでしょう。
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浴場の入口に2段の段差があります。高さはありませんので、後ろ向きにゆっくり降ろしてもらうといいですね。簡易スロープの設置を提案しています。この段差が解消されるともっと使いやすい浴室になりますね。

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さて、浴槽は広々としていて気持よさそうな温泉です。
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洗い場のスペースも広いので、車いすごと乗り入れても他の利用者へ気兼ねする事もないでしょう。
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スタッフの方々がとても親切で、笑顔で対応していただけますので、それだけでも安心して楽しめます。事前にご自身の体の状態を伝えておくといいかもしれません。

ちなみに、この旅館には白いイノシシがいます。迷い込んできたときからエサをやっていたところ、そのまま居ついてしまい、飼うことになったとのことでしたが、1000頭に1頭しかいない珍しいイノシシです。大きくなりすぎてオリから出られなくなったというオチまでついていますが、愛嬌たっぷりで可愛いですよ。

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熊本市内から牛深までの道中の紹介はここまでです。トイレなどの休憩は、道の駅宇土、道の駅有明、富岡ビジターセンターもしくは、下田温泉観光案内所といったところでしょう。
大江、崎津の天主堂をゆっくり楽しむなら、下田温泉の多目的トイレが最後になると思いますので、しっかり準備を整えて観光してください。

距離のある道のりですが、その分楽しいスポットもたくさんあります。朝、少し早めに出発して宿泊を前提に楽しむことをおススメします。一つ一つのスポットをゆったりと楽しんだ方が喜びが多いという感想を持ちました。寄り道や、グルメを楽しみながら、家族や仲間とにぎやかに道中を過ごして下さい。

<お問い合わせ>

下田温泉センター白鷺館(食事をしたところです)

【料 金】温泉センター入館料 大人500円
     小・中学生400円、3歳以上200円
     公衆浴場入館料 大人200円
     小・中学生100円、幼児は無料
【駐車場】50台無料
【休館日】毎月第4木曜日(家族風呂除く)
【営業時間】公衆浴場 9:00~22:00 温泉センター 9:00~21:00
【お問い合せ】TEL0969-42-3375

ジャルディンマール 望洋閣

天草下田温泉 国際観光旅館
ジャルディンマール 望洋閣
熊本県天草市天草町下田北1201
TEL0969-42-3111 FAX0969-42-3932



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