また悩ませた？！

クリスマスギフトのオーダーで作りました。
ホワイトゴールドのリング、表面にムーンストーンとブルームーンとブルトパーズがついてます。

ご注文の時期がクリスマスに押し迫っていたこともあり、
材料の発注先も石留の職人さんも、皆さんに「急ぎなんですけど。。。」と
ジュエリー業界全体が忙しいこの時期に、なんて困ったオーナーでしょうと
ためいきつかせたのもしかりなのですが、
一番困ったのが、やはり『でじたる屋』でした。


いつも私の作品撮影をお願いしているでじの旦那に
「いまから16時半までに、撮ってね。」と昼過ぎに物を持ち込みました。
当日仕上がりの注文が嫌がられていることも重々承知で、さらにはこの形状が、悩ませた。

このリング、外側も内側も凸面。さらに前面鏡面磨き。
周りのもの、みーんな写り込みます。
でじの旦那曰く、「とにかく床面が大きく写りこみ、
側面（壁や撮影用の囲い）との境目が、輪っかみたいにはっきりと入り込む。」んだそうだ。

結果、左の撮影状況にプラス床面に黒い紙をひき、右のような写真にたどりついたそうな。
それ以外にも、照明のあてる方法や撮影時のたくさんのテクニックを駆使しており、
それを私におしげもなく伝授してくれようとするのだが、
私としては、自分が撮影のためにそこまでの情熱をもてないと言うのが正直なところ。
だって、同じことしても、たとえ私がすっごい性能のよいカメラを買ったとしても
自分のほしい画像を客観的に作りこむことはできないのです。

きっと、私が、自分で撮影をしてくれたなら、ちょっとは楽になれるのに。。。
そんなでじの旦那の心の声を、いつも聞こえない振りしてます、ごめんなさい。